(取材)ドローンスクール水戸校|マンツーマン指導で「優しく、真摯に、丁寧に」。インストラクターにインタビュー
今回取り上げるのは、茨城県水戸市の「ドローンスクール水戸校」。全天候型の練習場が整備されており、マンツーマンで丁寧な指導が受けられます。土曜・日曜や祝日でも受講できるのも、通いやすくうれしいポイントではないでしょうか。
この記事では、ドローンスクール水戸校でインストラクターを務める渡辺悠介さんに、ご経歴や指導のモットー、同スクールの特徴などをお聞きしました。

コロナ禍を機にドローンの世界へ
ーードローン歴やこれまでの経歴についてご紹介ください。大学を卒業して新卒で入社し、それからドローンを始めたのでドローン歴は4年です。実は私は、もともとドローンスクールに入社する予定ではありませんでした。20年以上続けていたレスリングの世界でコーチの道に進もうと考えており、卒業後は海外に留学する予定でした。しかし、コロナ禍で留学を断念せざるを得ない状況になり、2021年に父が経営する当スクールに入社したのです。
もともとはドローンとはかけ離れたスポーツの世界にいて、ドローンのことは右も左もわからない状態でドローンのキャリアが始まりました。幼少期にラジコンが好きだったわけでもなく、自分がこのような仕事に就くとは想像もしていませんでしたね。
しかし、「人と交わる」という自分のテーマがあり、現在インストラクターとしてドローンを通して受講生の皆さんと関われている環境がとてもありがたいと思っています。
ーードローン関連の資格・認定をお持ちであれば教えてください。
DPAのインストラクターと、UTC農業ドローンの資格を持っています。あとは、国家ライセンスの一等無人航空機操縦士を取得中です。
入社して1か月でインストラクターの資格を取らなければならず、営業時間が終わってから深夜まで練習するなど、当初はかなり練習しましたね。

モットーは「優しく、真摯に、丁寧に」
ーースクールでは、具体的にどのような業務を担当されているのでしょうか。基本的に、スクールの運営に関わる業務全般を担っています。受講生のカリキュラム対応や営業、イベント、事務など、業務の幅は広いです。社員は私1人で、ほかに業務委託で5人ほどインストラクターが所属しています。
ーー指導の際に心がけていることやモットーなどがあれば教えてください。
当スクールの指導のモットーは、「優しく、真摯に、丁寧に」です。私が自動車免許を取得した際に、講師にものすごく怒鳴られながら受講した経験があって、「自分が人に何かを教えるときは優しく教えよう」と強く思ったんです。
また、運営会社の経営方針として「利他の心」を掲げています。一人ひとりの受講生のためになにができるかを常に考えている点では、どこのスクールにも負けたくないですね。人としても会社としても、お客さまにずるいことはしたくありません。
相手の苦手なポイントを押さえてどのようにわかりやすく伝えるか、ということはいつも意識しています。レスリングをしていて人に教える機会は多かったので、その経験が活きているのではないでしょうか。
ーー初心者がドローンの知識や操縦スキルを学ぶにあたり、気を付けるべきポイントはありますか。
初心者が独学で勉強すると、インターネット上などにあるさまざまな情報から、正しいものとそうでないものを見分けることが難しいのではないかと感じます。特にドローンに関する情報は、グレーゾーンが多く変化も激しい状況です。スクールに通ってまずは正しい情報や知識を得ることで、操縦技術の向上にもつながると思います。
もちろんスクールとしても、講師が常に正しい情報を把握して受講者に提供しなければなりません。また、卒業後にドローンを使う際にも、常に最新の情報に更新するように心がけてほしいですね。そのような意識がトラブルや法律違反を回避して安全にドローンを活用することにつながるはずです。
ーーインストラクターとしてやりがいを感じるのはどのような場面ですか。
やはり受講者が合格してほっとした顔を見せてくれたり、自分が得た知識を落とし込んで受講者に理解してもらえたりする瞬間にやりがいを感じます。最後に満足して帰ってもらえるのが一番うれしいです。
当スクールはアットホームな雰囲気で会話も多く、ドローン以外のつながりができることもあります。ドローンを通して生まれた人とのつながりを次のステップに活かせることにも喜びを感じています。

ドローンは見えない景色を見せてくれる
ーースクール選びを迷われている方に向けて、ドローンスクール水戸校のおすすめポイントを教えてください。当スクールではマンツーマン方式で指導しているので、ほかの受講生の目を気にしたり比べたりすることもなく、リラックスして受講できるのではないでしょうか。講師が一人ひとりにしっかり向き合って指導できるため、合格率も約95%と高水準です。
また、土日や祝日も関係なく受講者の都合に合わせて講習を入れられるので、日程調整がしやすく通いやすいと思います。練習場も屋内・屋外で確保されていて、天候に左右されず充実した練習が可能です。
スクール選びにおいて重要なのは体験会だと思っています。普段のアットホームな雰囲気やインストラクターの教え方が伝わると思うので、まずはぜひ体験会に参加してください。
ーー卒業後に何かサポートは受けられるのでしょうか。
卒業後も、ドローンの機体購入や申請のサポートを行っているほか、キャリアやドローン活用に関する相談も受け付けています。また、今後は水戸地区でドローンフィールドの展開も検討しています。
ーー最後に、これからドローンを学ぼうと考えている読者に向けてメッセージをお願いいたします。
ドローンの世界に入ってみて、普段見えない景色を見せてくれるところがドローンの魅力だと知りました。ドローンを通して生まれた新しい人との交わりも自分にとってかけがえのないものになっています。
業務にドローンを活用すれば大幅な効率化も図れるため、これからドローンの需要はどんどん増えていくはずです。自分自身のスキルアップにもつながりますので、興味がある方はドローンにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ドローンを安全に使うためのルールは今後も厳しくなっていくと思われます。スクールで正しい知識を学び、ぜひ活用してください。

RECOMMEND
この記事を読んだ方へおすすめ-
(取材)トヤマドローンステーション|1000坪のフィールド・悪天候OKの屋内練習場が魅力!ドローンの事業活用ならここ
トヤマドローンステーションは、建設会社やドローン事業も行う企業によるドローンスクールです。初心者からでも丁寧な指導でJMAライセンスを取得でき、包括申請も込み。ドローン事業に携わるプロ...
2023.02.14|安藤さやか
-
(取材)AONEドローンスクール埼玉吉見校|受講中〜卒業後まで手厚くサポート!広い屋外練習場も魅力なスクール
AONEドローンスクール埼玉吉見校は、広々とした屋外練習場を備えたドローンスクールです。レッスンはコースによってマンツーマンまたはごく少人数制で、練習場の無料提供や各種申請手続きなどサ...
2024.12.27|安藤さやか
-
(取材)JUIDA認定高萩ユーフィールド|茨城県高萩市の広大な敷地でドローンを飛ばそう
茨城県高萩市にある「高萩ユーフィールド」は、3日間で国交省申請対応ライセンスが取得できるドローンスクールです。 もともと小中学校だった広大な敷地で周囲を気にすることなくドローン飛...
2022.12.02|佐藤 真希
-
(取材)ドローンビジネススクール神奈川校|高難易度の機体操縦と長時間の飛行訓練で確かな技術が身につく
ドローンビジネススクール神奈川校は、DPAライセンスを取得できるドローンスクールです。ドローンビジネスをしている会社が運営していて、スクールでも実務経験豊富なインストラクターから指導を...
2023.05.13|安藤さやか