そこでこの記事では「そもそも逆求人サイトって何?」という前提を解説したうえで、新卒での就職を目指して活動中の人におすすめの逆求人サイトを厳選してご紹介していきます。難航する就職活動を打破するための一つの手段として、本記事を参考にしてみてください。
そもそも逆求人型の就活サイトとは?
そもそも「逆求人型就活サイト」の意味ですが、大まかに言うと「企業側からスカウトを受けるタイプの就活サイト」のことを指します。通常は「求職者が求人を探して応募する」というステップであるのに対し、逆求人型は「企業が求職者を見つけてオファーを送る」という反対の流れ。スカウトを受けることで「認めてもらえた」と感じることができるため、自己肯定感を高めながら進められる就活方法として今注目を集めています。HR総研と楽天みん就が共同で実施した調査によれば、新卒生の4~5割が逆求人サイトを利用した経験があるというデータも。就活がスピーディーに進んだり、自分では気付けないような優良企業に出会えたりといった多数のメリットがあることから、活用して損はないサービスと言えるでしょう。
新卒におすすめの逆求人サイト4選
ここからは、新卒がぜひ活用したいおすすめ就活サイトを厳選してご紹介していきます。数ある中で、コエテコが特におすすめするサービスは以下4社です。OfferBox(オファーボックス)
逆求人型の就活サイトを使うなら、真っ先に検討したいサービスが「OfferBox(オファーボックス)」です。業界でも圧倒的な人気を誇り、2024年度の利用者数は24万人。2025卒の学生に関しても、既に20万人以上が登録しています。企業側からも非常に注目されているサービスで、HR総研の調査によれば「逆求人サイトのうち6年連続企業利用数No.1」とのこと。
スカウト型というと「同じような属性の就活生に一斉送信している」というイメージが持たれがち。しかしオファーボックスには一斉配信の機能がなく、オファー送信数にも限りがあるため、企業側も「ぜひうちに来てもらいたい!」と本気で思った人にだけ連絡するようになっています。逆求人サイトを使いこなすうえで重要な「自己分析」についても、独自の適性診断「AnalyzeU+」を無料で使えるオファーボックスなら安心です。
キャリアチケットスカウト
「キャリアチケットスカウト」は、人材サービス事業でさまざまな人気サービスを世に送り出している「レバレジーズグループ」の逆求人サイトです。就職活動に取り組むにあたって「自分はどんな働き方を望んでいるのか分からない…」といった悩みを抱えている人も、キャリアチケットスカウトなら大丈夫。わずか5つの質問に答えるだけで、自分の価値観・キャリアに対する考え方を明確化してくれます。学生時代力を入れてきたこと(通称:ガクチカ)を含む自己PRの作成も、フレームワークに沿って進めていけばOK。「企業に刺さる文章を書く自信がない…」という人も心配はいりません。通常であればなかなか取り入れづらい他己分析も、キャリアチケットスカウトはアプリ内から気軽に依頼することができますよ。
ABABA
就職活動の過程が評価される逆求人型サービスとして人気を集めているのが「ABABA」です。「せっかく最終面接まで行ったのに落ちてしまった…」という経験をしてしまうことも時にはあるでしょう。「これまでの努力が無駄になった」と思いがちですが、最終面接まで行った情報や書類をABABAに登録しておけば、その実績を評価した企業からスカウトが受けられるようになります。ABABAで届く求人の9割以上は、ESの提出や一次面接等の選考工程がカットされたもの。スピーディに就活を進められる点は、最終面接まで進んだことを評価してくれるABABAならではの魅力です。平均25通ものスカウトが届くので、きっと希望に合う企業が見つかるでしょう。なかなか内定がもらえなくて困っている人ほど利用していただきたいサービスです。
キミスカ
「キミスカ」は、就活生の4人に1人が登録し、毎年2万人もの学生が企業とのマッチングを成功させている、逆求人サイトの定番です。スカウトのランクが「ノーマル」「シルバー」「ゴールド」の3つに分けられているのが特徴。ランクを見れば企業側の本気度が一目瞭然なので、自分のことを高く評価してくれている企業を見つけやすくなっています。ゴールドスカウトは全体のわずか4%なので、もしもらえたらかなりラッキー。キミスカ独自の適性検査TPIが提供されており、自己分析も万全。80問とかなりボリュームのある内容ですが、累計400万件を超えるビッグデータから生成されているので、その精度は申し分ないでしょう。スカウトを待っている間は、セミナーや模擬試験などで選考対策もできますよ。
逆求人サイトのデメリットは?
プロフィールさえ充実させていれば後は待つだけという魅力満載の逆求人サイトですが、やはりデメリットも存在します。具体的には以下の通り。- プロフィールの登録に時間がかかる
- 利用している企業が限られている
- スカウトをくれた企業に好印象を抱いてしまう etc…
当然ながら、逆求人サイトをフル活用するにはプロフィール・自己PRの作成が必要不可欠。ここの完成度が高ければ高いほどスカウトを受けられる可能性は高まりますが、その準備には短くない時間が要求されます。こだわればこだわるほどスタートラインにすら立てなくなってしまうのは一つデメリットです。
そのほか、逆求人サイトに登録している企業は中小企業やベンチャー企業が中心という懸念も。知名度の高い大手企業の利用率はまだそこまで高くないため、「有名企業に就きたい」といった希望がある場合には注意が必要でしょう。
不安な方は就活エージェントの利用も検討してみてください。
まとめ
当記事では、昨今注目の就活サービス「逆求人サイト」の利用を検討している新卒の方に向けて「おすすめはどこ?」「デメリットはないの?」といった疑問を解消する内容をお送りしてきました。自分から求人探しに赴くことなく、スカウトを待つという新しい就活スタイルを提供してくれるのが「逆求人サイト」です。「自分にはスカウトなんて来ない…」と思ってしまいがちですが、ほとんどの利用者が多数のスカウトを受け取っているので、一度使ってみて損はないでしょう。
サービス選びの際には、運営会社の実績、利用者数等の指標はもちろん「自己PR文の作成を支援してくれるツールが充実しているか」という点も重視するのが大切です。魅力的な自己PRが作成できれば、優良企業からスカウトが受けられる確率もグッと上がりますよ。