エンジニアファクトリー｜フリーランスエンジニアになるために必要なスキルとは？高収入を得られるフリーランスエンジニアの特徴を深堀り！

フリーランスエンジニア市場の拡大と将来性

—まず、フリーランスエンジニア業界の現状と将来性について教えてください。

ITの浸透とともにリモートワークが普及し、フリーランスエンジニアが自身のスキルを直接クライアントに提供する環境が整ってきました。その結果、クライアント側からの需要も急増しています。

また、正社員雇用においてもジョブ型雇用を採用する企業が増加し、雇用形態の変化が進んでいます。日本社会全体で働き方が多様化していることから、今後フリーランスとして働く選択肢がさらに広がると予想しています。

—最近では、フリーランスエンジニアを目指す方が増えていると聞きます。その背景にはどのような要因があるのでしょうか？

働き方の大きな変化が背景にあります。リモートワークやフレックス制の普及により、時間や場所にとらわれず自由な働き方が可能になりました。さらに、副業解禁により、会社員として働きながら他企業のプロジェクトに参加することができることから、フリーランスへの第一歩も踏み出しやすくなっています。

加えて、IT業界全体で深刻な人材不足が問題となっています。ところが、企業は一定の経験やスキルを持つ即戦力を求めることが多く、その需要に応えられるのがフリーランスエンジニアというわけです。企業側のフリーランス採用への抵抗感も薄れ、フリーランスを希望する企業が増加している点も追い風になっています。

—フリーランスにとって、働きやすい環境が整いつつあるのですね。ちなみに、会社員からフリーランスへ転向する理由としては、どのようなものがありますか？

主な理由は3つあります。

1つ目は、働き方の自由度です。たとえば「地元にUターンして働きたい」「好きな場所や時間で働きたい」といった希望を持つ方が多いですね。

2つ目は収入面です。フリーランスは正社員よりも高い報酬が得られる場合が多く、経済的な魅力を感じて転向する方が増えています。

3つ目はスキルアップの可能性です。正社員の場合、将来的なキャリアの進展がある程度予測できますが、フリーランスならば自分の選択次第で新しいスキルや経験を得られます。この柔軟性がスキルアップやキャリアアップに直結すると考えられています。

収入を伸ばすために必要なスキルと条件

—フリーランスエンジニアの一般的な収入相場は、どのくらいですか？また、収入に影響する要素にはどのようなものがありますか？

フリーランスエンジニアの収入相場は、扱う言語やスキルにもよりますが、一般的には月50万円～100万円程度です。ただし、スキルや経験が豊富な方の中には、200万円以上の報酬を得ているケースもあります。

収入に影響を与える主な要素は次の3つです。
  
① 専門性の高いスキルの有無
② 実務経験とその実績の有無
③ 営業力の有無

まず、①専門性の高いスキルについてですが、まんべんなくできるエンジニアよりも、高度な専門性を持つエンジニアの方が需要が高い傾向にあります。特に、AIや機械学習、クラウド技術、IoTといったデジタル化が進む分野のスキルは、高収入に直結しやすいです。

次に、②実務経験での実績です。業界特有の業務知識や現場で培ったノウハウ、実績があることが評価アップのポイントとなります。実績がしっかりしているほど信頼性が高まり、収入アップにつながります。

そして、③営業力の有無も重要です。自分のスキルや価値を魅力的に伝えられるかどうか、自分自身をどれだけ効果的に売り込めるかが収入に直結します。

ただ、エンジニアの方には自分を表現するのが苦手な方も多いので、エージェントのサポートが大きな力となります。私たちは個々のブランディングを行い、魅力を引き出して収入アップを目指すサポートをしています。

—ちなみに、フリーランスエンジニアとして独立するには、どの程度のスキルや経験が必要ですか？

基本的には、どの分野でも2～3年程度の実務経験があると、独立のチャンスは十分にあります。フリーランスには即戦力が求められるため、スキル面での準備が必要です。

例えばプログラマーであれば、システム開発においてどれだけ効率的にコーディングできるかが重要です。一方で、マネジメント層の場合は、プロジェクト管理やチームマネジメントの経験が評価されます。また、いずれの場合でも現場の人々との円滑なコミュニケーションスキルは不可欠です。外部の人間という意識ではなく、プロジェクトメンバーの一員として取り組む姿勢が大切です。

—フリーランスエンジニアは、どんな姿勢で案件に臨むと良いでしょうか？

与えられた作業だけをこなすのではなく、プロジェクト全体の目的や意図を理解し、それに沿った形で進めることが重要です。

例えばレンガ職人の例で言えば、ただ目の前のレンガを積むのではなく、完成する建物をイメージして積むことで、より良い結果を生み出せますよね。エンジニアも同様に、プロジェクト全体を捉え、より大きな視野を持って取り組むことが成果につながると考えています。

独自案件と手厚いサポートが魅力の「エンジニアファクトリー」

—御社のサービス「エンジニアファクトリー」について詳しくお聞かせください。まず、サービスの概要を教えていただけますか？

「エンジニアファクトリー」は、アイムファクトリー株式会社が運営するフリーランスエンジニア向けの案件紹介サービスです。2008年の創業と同時にスタートし、現在は17年目を迎えました。

企業にはプロジェクトに必要な人材の紹介やノウハウ提供を行い、フリーランスの方々には案件紹介やキャリアサポートを提供しています。また、業務中の過失や事故などのトラブルに対する保険や、休業中のサポートなど、フリーランスを守るためのサービスも取り扱っているため、安心して就業いただくことができます。

利用者の年齢層は30代後半から40代が中心ですが、50代もいらっしゃいます。

—エンジニアファクトリーならではの強みとは？

最大の強みは、他のエージェントにはない独自の案件を多数保有している点です。運営開始当初からお付き合いのある大手SIerの案件をはじめ、ベンチャー企業の一般には出回らないような案件も取り扱っています。また、エンド直案件など商流が浅い案件が多いため、高単価案件を獲得したいフリーランスの方々にも適しています。

さらに、契約者一人ひとりに専任のサポーターがつく点も他社にはない強みです。専任サポーターは、就業に関するお悩みやトラブル対応だけでなく、キャリアアップやキャリアチェンジに関する相談にも対応します。案件紹介やサポートにとどまらず、生涯にわたるキャリアサポートを提供することを目指しています。

—さまざまなサポートがある中で、最もユーザー様から好評なサポートは？

多くのお声をいただきますが、特に好評なのは就業中の手厚いサポートと福利厚生です。企業様とユーザー様がいるからこそ、私たちも活動できています。そのため、案件契約後も全力でサポートする姿勢を大切にしており、それを評価していただけているのだと思います。

—御社では「エンジニアファクトリー フリーランス」のほかに、「エンジニアファクトリー エージェント」や「社内SE転職ナビ」も展開されていますね。両方を活用するユーザーもいらっしゃるのでしょうか？

はい、いらっしゃいます。正社員からフリーランスへの移行はもちろん、フリーランスから正社員への転向もサポートできるのが弊社の強みです。ユーザー様や企業様にとって最適な雇用形態を実現できるよう、さまざまな選択肢を応援できればと考えています。

—案件獲得がスムーズなエンジニアの方には、どのような特徴がありますか？

抽象的な表現になりますが、高い専門性のあるスキルがやはり決定的な要素となることが多いです。なおかつ、コミュニケーション能力も非常に重要です。とくに、企業様との限られた面談時間で、自分の実力を的確にアピールできる方は強いですね。

残念ながら、高いスキルをお持ちでも、自己アピールが苦手なばかりに、これまでなかなか受注に至らなかったという方もおられます。そこで私たちが強みや経歴の伝え方を一緒に考えた結果、1回目の面談で受注が決まったというケースも少なくないんです。このように私たちは、エンジニアの方々が自身の価値を最大限に発揮できるようサポートしています。

初めてのフリーランス挑戦を徹底サポート

—最後に、これからフリーランスを目指すエンジニアの方に向けて、メッセージをお願いします！

「エンジニアファクトリー」に登録される方は、これからフリーランスを目指す方が比較的多いです。初めてのフリーランスエージェントとして選んでいただけていることは大変嬉しいですね。

弊社は「エンジニアファクトリー フリーランス」に加え、正社員向けの転職エージェントサービスも展開していますので、「もう少し正社員としてキャリアを積むべきか」「その場合、どんな企業に転職すれば良いのか」など、ユーザー様の状況に合わせて最適なキャリアプランをご提案できるのが強みです。

私たちは、初めてフリーランスに挑戦する方にも安心して進めていただけるよう、寄り添ったサポートを心掛けています。フリーランスに興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。きっと新しい視点や可能性を見つけていただけるはずです。皆さまのご登録を心よりお待ちしております！