IoTとは?身近な活用例から教育への影響までわかりやすく解説
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最近では、教育現場でもIoTの活用が進んでいます。
教室の環境を整えたり、学習をサポートしたりと、IoT技術は子どもたちの学びを支えています。実は、お子さまが通う学校でも、すでにIoTが使われているかもしれません。
この記事では、身近にあるIoTについて、さらに急速に広がる教育現場でのIoT活用についても具体的な事例を交えながら紹介していきます。
IoTとは……人とモノがコミュニケーションする技術!
もともと、インターネットはEメールなど「人と人」のコミュニケーションのために生まれてきました。これに対して、IoTは「人とモノ」とのコミュニケーションを図る技術です。
このとき、必要なのがWi-Fi環境。それぞれの家電(=IoT端末)をWi-Fiにつなぐことにより、操作する人がどこにいても、スマートフォンなどの指示を受け取って動くことができるのです。
スマートスピーカーもIoTの技術を使っています。
「アレクサ、テレビをつけて!」と呼びかけるだけでテレビの電源がつくのは、スマートスピーカーがターミナル(中継ポイント)となり、他の家電に命令を出しているからなのですね。
動かす人がその場にいなくても、家電や機器を操作できる。それによって我々の生活が便利になる。
それが、IoT技術だと言えるでしょう。
暮らしを便利に!IoT技術は身近で活用されている
IoT技術を活用することで、私たちの生活はより便利で安全になります。スマートフォンを使って、会社からロボット掃除機を操作したり、ペット監視用カメラの向きを調整したりと、まるで無線操縦装置のように遠隔操作が可能です。
また、Webカメラで部屋の様子を確認できるだけでなく、温度や湿度のデータも受信できるため、空調管理も簡単!エアコンもIoT化すれば、快適な環境を自動で維持できます。
さらに、IoT機器同士が通信することで、たとえば植木鉢の土の湿度を検知して自動で水やりを行うなど、人の手を介さない全自動の制御も実現できます。このように、IoT技術は私たちの暮らしを支える重要な存在として、急速に普及が進んでいます。
教育現場でも広がるIoT活用
教育現場でもIoTの活用が進んでいます。この技術を使うことで、教室の環境を快適に保ったり、子どもたちの安全を見守ったりすることができます。たとえば、教室に設置されたセンサーが温度や湿度、二酸化炭素濃度を測定し、最適な環境に自動調整。暑すぎず寒すぎない、集中して学べる空間づくりをサポートしています。もしかしたら、お子さまにICタグが配布されていませんか?学校の正門などに設置されたセンサーがICタグを感知して、保護者に「学校に今到着しましたよ」と通知してくれるシステムです。大手塾などでも安全対策のひとつとして活用されていますね。
これもIoT機器の一種なのです。
具体的な活用事例
実際の教育現場では、さまざまな形でIoTが活用されています。タブレット学習では、生徒ひとりひとりの学習進度や理解度をリアルタイムで把握できます。生徒がつまづいたり、少し学習に遅れが出ていることにいち早く気づくことができ、すぐに対応できます。IoTデバイスを通じて学習データを収集し、AIと組み合わせて個々の生徒に最適化されたカリキュラムを作成することもでき、先生の負担も減りますね。
また、オンライン授業でも活用が進んでいます。自宅にいる生徒と教室をつなぎ、体調不良で登校できない日でも授業に参加できるようになりました。
校外学習では、位置情報を使って生徒の行動を見守ることができ、グループ活動も安全に行えます。
さらに、図書室では、本のICタグ管理により、貸し出し状況が一目でわかり、読書活動の支援にも役立っています。
このように、IoT技術は子どもたちの学びをより安全で効果的なものにしており、今後さらなる活用が期待されています。教育のデジタル化が進む中、お子さまの通う学校でも、すでにこうしたIoT技術が使われているかもしれません。
実は身の回りだけでなく、学校現場でも、それから企業などビジネスシーンでも、IoT技術は広く活用されているのです。
VRやAR授業もIoT技術の活用
VR(バーチャルリアリティ)やAR(拡張現実)といったIoT技術を活用することで、より没入感のある疑似体験学習が導入されつつあります。たとえば、経済産業省の「未来の教室」プロジェクトでは、360度映像やVR技術を用いた教材を提供しており、国内外の社会課題を生徒たちが身近な問題として体感できるようになっています。エネルギー問題や地球温暖化といった環境課題を、臨場感のある映像を通して学び、その解決に向けた活発な議論を行う授業も実践されています。
デジタル教科書の普及に続き、高品質な映像やゲームに親しんでいる現代の子どもたちにとって、VRを活用した体験型の授業は、より効果的な学習手段として、今後さらに広がっていくことが期待されています。

そのうちに、「今日の社会はインドの見学です!」と、VRゴーグルをつけて、本当にインドの街並みを歩いているような体験授業も「当たり前」になっていくのかもしれません。なんだか、すごいですね!
これも、IoTのひとつなのです。
IoTのリスクは?プライバシーとセキュリティに注意!
あらゆるところで使用され、子どもと関係の深い学校や教育現場でも活用されているIoT技術ですが、注意しておきたいリスクにはどのようなものがあるのでしょうか?パスワードの管理に注意!
IoT技術は便利な一方、個人情報を奪われたり、悪意の第三者に不正利用されたりする危険性もあります。一般のパソコンやスマートフォンより、その危険性はむしろ大きいという意見もあります。
というのも、Wi-Fi環境がオンになり、ネットワークにつなぎっぱなしだからです。
家の外からでも操作できるのは、自分にとっては便利な一方、パスワードが漏れてしまうと他人からも操作されてしまいます。
すぐに破られる簡単なパスワード(「1111」「1234」など)にしてしまう、他のパスワードと同じものを使い回す……このような管理は非常に危険です。
推測されにくいパスワードに設定し、厳重に管理しましょう。
IoT機器の使用にはリスクがあることを知っておこう
IoT機器が乗っ取られ、他のシステムへの攻撃に利用される可能性や、悪意のあるソフトウェアに感染し、遠隔操作される危険性もあります。便利である一方で、デメリットやリスクがあることもしっかり把握しておきたいですね。
IoTを理解しよう:「便利」が「普通」になる未来はすぐそこ!
IoTというと、生活を便利にしたり、家電をインターネットにつなげたりするイメージが強いかもしれません。でも実は、「モノのインターネット」という意味を考えると、私たちの暮らしのいろいろな場面で使われています。今の子どもたちは、IoTに囲まれて育っているといえるでしょう。勉強の方法も、IoTによって大きく変わってきています。これからの世代は、IoTの存在を特に意識することなく、当たり前のように便利な機能を使いこなしているはずです。
日々進化するデジタルの世界について行くのは、確かに大変なことです。でも、「IoTがあって便利」という感覚が「それって普通でしょ」という時代がすぐそこまで来ています。私たち大人も、このデジタル化の流れに乗り遅れないよう、少しずつ慣れていきたいものですね。
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