SKY BIRD 東日本ドローン航行技術教習校卒業生インタビュー|未経験から一等ライセンス獲得!体験会で魅せられたドローンの世界
医薬品卸売業に勤める宮下裕基さんもその一人。宮下さんはSKY BIRD 東日本ドローン航行技術教習校の体験会をきっかけにドローンに魅了され、同校に入学。まったくの未経験から一等無人航空機操縦士を取得しました。
今回はそんな宮下さんに、国家ライセンス取得の経緯や受講の感想、今後の展望などをお聞きしました。
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宮下裕基さん
体験会で出会った衝撃!ドローンとは無縁の世界から資格取得を決意するまで
ーこれまでのご経歴を教えてください。私は大学を卒業して、新卒で医薬品の卸し売りの会社に入りまして、今もそこに勤めています。実はこれまでドローンやパソコン関係とは、全く無縁の世界におりました。今でこそドローン物流で医薬品を配送、といった話題も上がっていますが、それもごく最近の話ですから、自分がドローンの資格を取ることになるとは、思ってもみませんでした。
ードローンに興味を持ったきっかけは何かありますか。
ポストに入っていたドローンの体験会のチラシを見て、ドローンの資格があることを知ったことがきっかけですね。2023年の夏頃だったと思います。なんとなく気になって調べてみたところ、2022年12月から国家資格制度がスタートしたと知り、そこから少し興味が湧き始めました。
あとはドローンの資格を持っている人が周りにいなかったこともあり、シンプルに「ドローンの資格を持っていたらかっこいいな」と思ったのもきっかけのひとつです。
ーちなみに、一等無人航空機操縦士(以下、一等)の取得を決めたきっかけはありましたか?
最初は二等無人航空機操縦士(以下、二等)を取ろうと思って調べていたところ、二等の資格でも車の免許をとる程度の費用がかかることが分かりました。それなりの費用をかけて資格を取るのに、二等で妥協していいのだろうかと思っていました。
そんな中、スクールに入る前に、SKY BIRD東日本ドローン航行技術教習校(以下、SKY BIRD)さんのドローンの体験会に参加させていただきました。体験会はSKY BIRDさんの講師の杉山さんにご対応いただき、その時初めてドローンを触らせてもらいました。そしたら、非常に面白くて、自分が鳥になったような気分になり、とても感動したんです。会社に戻ってからも、「すごかった!」と周りの人にたくさん話をしてしまうほどに、魅了されてしまいましたね。絶対一等を取るぞという決意は、そこからです。
資格取得だけじゃない!プロによる実務に役立つ経験談を伝授
ー初めてドローンスクールに通い始めたと思いますが、座学で苦労した点はありましたか。入学申し込みをして、最初に教科書が届いたのですが、まずその厚さを見て度肝を抜かれてしまいましたね。学生時代に使っていた地図帳の3〜4冊分くらいの厚さの教科書が届きまして…。
中を見てみると、計算問題もありました。数学が苦手だったこともあり、計算問題を見た瞬間、ちょっと体調が悪くなるような感じがしました(笑)。大丈夫かな?と不安になりましたね。
ー座学の苦労した点を克服するにあたって、スクールや講師の方から、何かサポートはありましたか。
はい、SKY BIRDさんには、一等を持っていらっしゃる方が講師でいますので、講師の方から試験の問題の出し方などのアドバイスをいただきました。
試験の際は、現場で電卓を使えるというお話も講師の方から聞きました。そこで公式を覚えることに集中しようと切り替えることができ、効率的に試験対策ができたと感じています。
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ー実際の実技や操縦で大変だったことはありますか。
一等の試験では、ATTIモード(センサー、GPSをオフした状態)での操縦が求められるのですが、ここが最も苦労しましたね。
私がドローンを操縦するときは、右手でエレベーター(前進後退)とエルロン(左右移動)を行うのですが、ATTIモードのやりすぎで腕がつってしまったこともありました。そのときには、一度練習を抜けさせてもらって、サロンパスを腕に貼りながら飛ばしていました。ところが、終了時にサロンパスを剥がしたら、腕がサロンパスの形に日焼けしてたんですよ。今となってはいい思い出ですが、本当にそれくらい練習しないといけないほど、ATTIモードでの操縦には苦労しましたね。
私は当時、仙台にアパートを借りて2週間かけて講習を受けさせていただいたんですけども、7~8割は練習場で、1日中ATTIモードの練習をしていました。
時が経つのを忘れて、ただひらすらに練習していた感覚がありますね。休憩時間もありますが、休憩時間もいらないくらい、とにかくドローンを飛ばしたいという思いで練習していました。
技術指導はもちろんですが、良い練習方法を教えてもらえたことが嬉しかったですね。
教えていただいた中で一番コツを掴めたと実感できたのは、一等の試験項目でスクエア(四角形の軌道を描きながら飛行)、八の字(8の字を描くように飛行)、ピルエット(機体を水平方向に回転させながら同じ位置をキープする飛行)という技の練習方法です。講師の杉山さんからは、オーバルという、楕円状にドローンを何周もぐるぐると飛ばす練習方法を教えていただきました。この練習で、八の字飛行のコツを掴むことができました。
実際に検定では使わない飛ばし方ですが、オーバルを通して、指の感覚を養うことができました。
あとは講師の皆さんが、頑張る生徒を応援してくれるような雰囲気がありますね。褒め上手な方が多く、気持ちよくドローンの練習ができる環境だったのも嬉しかったです。
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ー練習場の特徴などはありますか。
まずは敷地が広いことですね。風に流されてドローンがどこかに行ってしまっても、スクールの敷地外に落ちることは、ほぼないのではないでしょうか。リカバリーが落ち着いてできる環境で、安心して飛ばせるのはメリットだと思います。
あとは、水田が多い土地でもあるので、障害物が少なく風が通りやすい特徴があります。ATTIモードだと、風に持っていかれることが多いので、ここでいい練習ができますね。
時には、風速6〜7メートルほどの強風の中で、練習したこともありました。
ー特に印象に残った授業やトレーニングはありますか。
検定項目だけではなく、実践的な注意事項を教えてもらえたことですね。例えば、道路を横切る際は、1回止まって車両の安全を確認して進むという注意点などを教わりました。
杉山さんをはじめ、講師の方々が実際ドローンでお仕事されている方というのも魅力ですね。実践的な注意事項だけではなく、実際にどのようなお仕事をされているのかというお話を聞いたり、撮影した映像を見せてもらったりしたこともあります。他にも、やりたいことに関する相談に対しても、的確にアドバイスをいただいたこともあります。
資格を取得した先のこともお話いただけたことで、取得後のイメージをよりしやすくなったと思います。実際に私も学習中に、どのように仕事で使っていくかというイメージは、杉山さんの話を聞きながらわかってきました。
また、私もこれから副業などで、ドローンを使っていきたいと考えています。卒業しても、今度は仕事の話などで色々相談できる点で助かっていますね。
初めてドローンに触れた感動を連れて、さらに世界を広げていく
ードローンに関わる業務は、これからどのように進めていきたいですか。これから副業として進めていこうと考えていますが、本業の物流でも何かチャンスがあれば活かしていきたいですね。例えば、ドローンを使って、医薬品を離島の方に届ける事業ですとか、そういったことには積極的に関わっていきたいと考えています。
ドローン物流などの人件費削減につながることは、将来的におそらく必要になってくると考えています。医薬品も、やはり遠いところに車代やガソリン代、人件費かけて持っていくよりは、ドローンで直線的に飛ばしてしまった方が効率的だという感覚は、業界の方々みなさんが共通認識として持ってらっしゃると思いますね。
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空撮に興味がありますね。私自身が趣味で写真を楽しんでいて、今いる山形県酒田市は、非常に景色がいいところで、夏場になると夕日がすごく綺麗なんです。仕事終わりに波止場に行って、そこで夕日の写真を撮って帰るということをずっとしていました。それが今はもうドローンに置き換わっているので、今後副業としても活用していきたいです。
あとは、私はバイクも趣味で、そういった車やバイクが好きな人たち向けのサービスも考えています。私もバイクに乗るときに思うのですが、バイクに乗っている自分を外から見たいという思いがあって。これは、バイクに乗る人だったらあるあるだと思います。 そこで、車やバイク好きな人たちの愛車を、ドローンで撮影するサービスを提供することは、ひとつ考えてますね。
あとは、ドローンに興味のある人たちにドローンを触ってもらって、ドローンは楽しいんだよと伝えたいです。せっかく資格も取得したので、ドローン業界を盛り上げていきたいと考えています。
資格取得後1年経過と100時間飛行を満たしていると、インストラクターにもなれます。まだ取得後1年は経過していないのですが、講師ができる資格も取りたいと思っています。
講師になれたら、自分で普及がどんどんできるので、今度は自分が教える立場になって、教えてもらったことや楽しさを広めていけたらと考えています。
ードローンを始めたい、興味がある方に向けて、一言メッセージをお願いします。
そうですね、本当に最初は軽い気持ちでもいいので、1回ドローンに触ってみることが大事かなと思います。
私は、1番最初のハードルが1番高かったです。料金や知識的なものもハードルを感じていましたが、1回それを乗り越えてしまえば、 そこから一気に世界は広がったという実感がありました。
ただ1回触ってみて、70〜80メートル上までドローンを飛ばして、上空の景色を見てもらいたいです。元々興味がある人だったら、僕も私もこんなものを撮りたい!という気持ちが、芽生えると思います。
そのため、まずはドローン触れる機会を作ることが1番いいんじゃないでしょうか。SKY BIRDさんも、無料で体験会をやっているので、そういったところに参加してもらって、触ってみると楽しめるのではないかなと思います。
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