ドローンレースとは?レーシングドローンが持つ性能も解説
世界中で盛り上がりをみせている、ドローンレース。賞金総額1億円ほどのレースが開催されるなど、ドローン操縦士から大きな注目を集めています。ドローンレースで使用されているのは、高機能を有するレーシングドローンです。
この記事では、日本で開催されているドローンレースの種類やおすすめのレーシングドローンについて紹介します。
ドローンレースの種類は?
ドローンレースは、チーム戦でタイムを競うものや個人戦などがあります。それぞれのレースでルールが異なるため、出場する前には詳細なルールを確認しておくことが重要です。大会によっては年齢制限がなく、15歳の少年が優勝したドローンレースもあります。レースによっては、自作ドローンを使用して参加する操縦士もいます。
ドローンレースの種類
ドローンレースには、主に以下のような種類があります。- 目視ドローンレース
- FPVドローンレース
- マイクロドローンレース
目視ドローンレースもドローン初心者が参加しやすく、飛行させるための免許は必要ありません。反対に難易度が高いのは、FPV(目視外)ドローンレースです。FPVドローンレースでは、アマチュア無線免許や陸上特殊無線技士の資格を必要とします。FPVゴーグルからドローン目線の映像を確認し、ドローンを正確に操作する必要があります。
日本国内でメジャーなドローンレース
日本国内でドローンレースを主催しているのは、主に以下の3つです。- 一般社団法人日本ドローンレース協会(JDRA)
- JDL
- Drone Impact Challenge実行委員会
レーシングドローンの特徴
レーシングドローンと通常の空撮を楽しむためのドローンには、性能に大きな違いがあります。レーシングドローンに搭載していない機能は、以下の通りです。- GPS
- Wi-fi
- Bluetooth
- 磁気センサー
- 気圧センサー
- 温度センサー
- 超音波センサー
GPSを搭載していないため、レーシングドローンを手元まで確実に戻すための操縦スキルも重要になります。レースの際にはレーシングドローンと衝突しないように加速させるなど、高度な飛行テクニックが必要だといえるでしょう。
ドローンレースを開始するまでの手順
ドローンは飛行にあたり、航空法、電波法などを遵守しなければなりません。そのため、ドローンレースを開始するまでには飛行訓練、飛行許可証を取得する必要があります。ドローンレースを開始するまでの手順は、以下の通りとなります。
1.ドローンの飛行訓練が完了する
2.国交省にドローンの飛行申請を提出
3.国交省からドローンの飛行許可証を取得する
4.第4級アマチュア無線技士を取得する
5.レース用ドローンで使用する無線局を開設
6.飛行ドローンの登録(対象は100g以上のドローン)
ドローンの飛行訓練、飛行申請までのステップを踏むには、講習を受けることで飛行訓練が完了するようなドローンスクールに通うとスムーズです。
レーシングドローンおすすめ3選
世界で開催されたドローンレースでは、高額な費用をかけてカスタマイズを施したドローンで参加する出場者も多くいます。レースに使用される多くのドローンは、高機能でスピードを出しやすいことが魅力です。ここでは、特に人気を集めているレーシングドローン3選を解説します。DRL「RacerX」
レーシングドローンとして人気が高いのは、DRL社のRacerXです。RacerXは本体重量はわずか800gながら、レースで最高時速263kmを叩き出したことで注目を集めました。プロペラの回転速度は毎分4万6000回転といわれており、世界のドローンレースでスピードにこだわりたい操縦士から人気を得ています。Quadmovr「FPVレーシングドローン」
64枚ものプロペラを有し個性的なルックスが目を引くのは、Quadmovr社のFPVレーシングドローンです。操縦性を高めるために、4つのモーターに3つずつプロペラブレードが導入されています。モーターの高速回転時にはやや大きな音を立てる仕様であるため、飛行させる場所には配慮したいですね。DJI「DJI FPV」
日本国内でもファンが多いのは、DJI社製のDJI FPVです。高速飛行性能に安全性を兼ね備え、発進や停止もスムーズであることが特徴です。空撮をすると、より没入感のあるダイナミックな映像を撮影できます。DJI FPVには、ゴーグルや専用送信機、直感的に操作可能なモーションコントローラーもセットになっています。飛行練習をしてドローンレースに参加してみよう!
レーシングドローンを使用するドローンレースは初心者にはハードルが高いといえますが、マイクロドローンレースは誰でも気軽に参加しやすいことがメリットです。ドローンの飛行スキルや所有しているドローンに合わせて、参加するドローンレースは選ぶようにしたいですね。ドローンの楽しさや可能性を肌で感じられるドローンレースに、参加してみましょう。
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