JAPAN DRONE LEAGUE | ハイレベルなドローンレースが楽しめる

JAPAN DRONE LEAGUE | ハイレベルなドローンレースが楽しめる
幅広いレベルの参加者が参加可能なのは、JAPAN DRONE LEAGUEです。大会前にミーティングが開催されるため、ドローンレースの雰囲気を掴んでおきたい人にとって参加しやすい大会だといえるでしょう。

この記事では、JAPAN DRONE LEAGUEの特徴や過去の大会の様子についてわかりやすく紹介します。

JAPAN DRONE LEAGUEとは?

出典:JAPAN DRONE LEAGUE

JAPAN DRONE LEAGUEは、一般社団法人ジャパンドローンリーグが主催しています。幅広い年齢層への健全な趣味・娯楽またはテクノロジー教育の一環として、ドローンに関するイベントも行っています。

大会のカテゴリーは、プロクラス・エキスパートクラス・オープンクラスの3つに分けられていることが特徴です。昇格ルールが設けられており、パイロットの操縦スキルに合わせてカテゴリーが振り分けられます。

JAPAN DRONE LEAGUEは、全国各地で7ラウンド開催されます。そのため、地方に住んでいるパイロットも参加しやすいドローンレースだといえるでしょう。

JAPAN DRONE LEAGUEの競技内容は?

JAPAN DRONE LEAGUEのレースカテゴリーは、以下のように定められています。

カテゴリー 内容
プロクラス 前年のJAPAN DRONE LEAGUEランキングで15位までの参加者
エキスパートクラス 前年のJAPAN DRONE LEAGUEランキングで16~30位までの参加者
オープンクラス 初エントリーの場合は、希望のクラスへエントリー可能(過去の実績によってはクラス変更となるケースもあり)

なお、ラウンドごとにクオリファイ・ポイントとファイナル・ポイントが配点されます。クオリファイ・ポイントとは、予選の結果に応じて1位が30点、2位が29点、3位が28点のように順位が高い参加者ほど高いポイントが付与されます。

DNS(スタート地点からフライトが出来ない場合)とDNF(フライトしたがタイムを残せない場合)には付与されるポイントは1点となります。ファイナル・ポイントは、本選の結果に応じて以下のように付与されます。

カテゴリー 1位 2位 3位
プロクラス 20点 18点 16点
エキスパートクラス 15点 13点 11点
オープンクラス 10点 8点 7点

予選は全パイロットが混在で行われ、3名同時でのレースとなります。予選結果の上位9名が本選に進出することが可能です。なお、フライングするとそのヒートは失格となるため、注意しましょう。

JAPAN DRONE LEAGUEの参加資格は?

JAPAN DRONE LEAGUEは小学生のパイロットが多数参加しており、目覚ましい活躍をみせていることが特徴です。参加費用として、レースエントリーが7,800円、ポンダーレンタルが2,000円、ポンダー購入が9,500円かかります。

指定された期日までに参加費を振り込んでいない場合には、出場不可となるケースもあるため注意が必要です。なお、見学は無料となっているため、興味がある場合には現地で観戦したいですね。

大会で使用する機体のレギュレーションは、必ず遵守する必要があります。機体のレギュレーションは、以下の通りとなっています
  • フレーム(モーター軸間):330mm以下
  • モーター(個数):8個以下
  • バッテリー(セル数):6セル以下、(総電圧):25.5V未満、(容量):4000mAh以下、(個数):1Packのみ
  • 録画カメラ:設置は任意とするが、イベントによっては義務とする
  • タイム計測(設置場所):機材設置が必須、(電源):2Sの電源で駆動させること
  • フェールセーフ:電波断後3秒以内にモーター停止すること
  • VTX(出力):200mw以下、(種類):アナログ5.8G帯を利用すること、(VTX必須):TBS unify PRO系、Rush5.8G系、(OSD):選手識別できる文字表示を強く推奨
ほかにも、ラジコン保険の加入は必須となっており、送信機は技術基準適合証明がついているものを使用する必要があります。また、大会への参加を検討している場合には、ミーティングに参加しましょう。ミーティングは参加費用3,000円で、エキスパートフライヤーによる講習会や模擬レースなどが行われます。

2022年度大会について

2022年4月16日から各地でレースが開催されるJAPAN DRONE LEAGUE 2022のスケジュールは以下の通りです。


会場 開催日
Round1
宇都宮ハミングバード
(栃木県)
4月16日、17日
Round2
三郷スカイパーク
(埼玉県)
5月14日、15日
Round3
チュプチニカ
(北海道)
6月18日、19日
Round4
こどものくに
(宮崎県)
7月23日、24日
Round5
府中市立第一中学校
(広島県)
8月20日、21日
Round6
川田公園
(愛知県)
9月17日、18日
Round7
TBD
(千葉県)
10月15日、16日

2022年度大会も競技内容やルールは例年と変わらず、各ラウンドごとに獲得した有効ポイントによって年間のリーグ優勝者やクラス毎ランキングを決定します。

また、2022年6月20日から安全確保や所有者把握を目的として無人航空機の機体登録が義務化されます。JAPAN DRONE LEAGUE 2022年度大会のRound4からレースイベントに参加するパイロットは登録された機体のみ飛行可能です。

直近の大会はどのような形式で行われた?

JAPAN DRONE LEAGUE 2021は、以下の会場で開催されました。

Round1:宇都宮ハミングバード
Round2:いわせ悠久の里
Round3:チュプチニカ
Round4:こどものくに(たいようの広場)
Round5:中止
Round6:中止
Round7:勝間ラジコン飛行場

2021年のJAPAN DRONE LEAGUEのランキングは、以下の通りです。

順位 名前
1位 上関風雅選手
2位 高野奏多選手
3位 川田和輝選手
4位 小塚研采選手
5位 矢田篤幹選手

また2020年のJAPAN DRONE LEAGUEは、新型コロナウイルスが流行した影響により、Round1~2が中止となりました。そのため、4戦分が有効ポイントとなっています。

JAPAN DRONE LEAGUEの公式サイト

ドローンのパイロットとして腕試しをしたいなら、レギュレーションをチェックしたうえで大会に参加したいですね。ミーティングでは大会のコースレイアウトが再現されており、講習に参加することも可能です。JAPAN DRONE LEAGUEの公式サイトはこちら。

JAPAN DRONE LEAGUE

2024年 Round2の募集が4月3日(水)より開始となります。 JDLでは当面の間、デジタルVTXの使用は見送りますのでご注意ください。 日本模型航空連盟より、2024年の日本代表選手の選考について下記の通り発表がありました。 https://www.f9drone-sports.com/ 2024年度F9U日本代表選手選考について

JAPAN DRONE LEAGUE

https://www.japandroneleague.com/home >


まとめ

ドローンレースのなかでも、プロのパイロットが多数参加しているのがJAPAN DRONE LEAGUEです。ハイレベルなドローンレースを間近で体験したい場合には、観戦してみても良いでしょう。

これからドローンに触れてみたい」と考えている場合には、JAPAN DRONE LEAGUEのミーティングに参加して、ドローンレースの雰囲気を掴んでみることをおすすめします。
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よくある質問

  • Q ドローンを操縦するには、資格が必要ですか?

    A 2024年現在では、ドローンを飛行させるために取得が義務付けられている免許・資格はありません。ただし、レベル4飛行(有人地帯の上空を補助者なしで目視外飛行)の際は国家資格が必要となります。

    ドローンの大きさ、飛行禁止空域などの飛行場所によっては、飛行の際に許可承認が必要となります。資格取得に向けて勉強することにより、ドローンの飛行ルール、安全運航に必要な知識が体系的に身につき、安心して利用できるようになるでしょう。詳しくはこちらの記事をご確認ください。
  • Q ドローンスクールに通うメリットは?

    A ドローンスクールに通うと、ドローンの高い操縦技能や、安全運航に必要な実技の知識が身につきます。

    ドローンスクールのなかには、操縦技術を証明するための資格が取得できるものもあり、取得によって就職、転職やビジネスなどに活かせます。また、検定に向けて勉強することにより法律、気象学、力学、物理学、専門知識など、運航に必要な知識を習得できます。さらに飛行練習が10時間以上のスクールの場合、地方航空局長や空港事務所長に飛行許可を申請する際に手続きが簡略化され、飛行許可申請の一部が免除となるなどのメリットがあります。
  • Q ドローンを飛ばすには、どのような許可が必要ですか?

    A ドローンの飛行許可は、100g以上の場合は航空法が適用されます。
    具体的には、空港周辺、人口集中地区、地上150m以上の空域で飛ばすには、特別な許可が必要となります。また、仮に許可のある場合でも、緊急用務空域での飛行は規制されています。

    さらに、(A)夜間飛行、(B)目視外飛行(操縦者がドローンを目視できない状況での飛行)、(C)30m未満の飛行、(D)イベント上空飛行、(E)危険物輸送、(F)物体投下を行うには、地方航空局長の承認を受ける必要があります。
  • Q ドローンの資格にはどのようなものがありますか?

    A 民間によるドローンの認定資格では、ドローンや飛行に必要な法律、気象などに関する基礎知識、操縦技術、安全運航に必要な知識などを試験によって認定しています。

    ドローンの資格には、実技/座学に関するものがあり、実技では、中国のドローンメーカーによる認定資格DJI、日本全国にありもっとも古くから存在するJUIDA、JUIDAに次いで認定スクールの多いDPAの3つが主要資格です。座学では、ドローン検定がもっとも有名です。それぞれの資格を取得するためには特定のカリキュラムを修了するか、テキストを読み込んで知識を身につけ、認定試験に合格する必要があります。
  • Q 100g未満のドローンなら、どこでも飛ばしてOKなのですか?

    A 100g未満を含むドローンは、航空法により飛行禁止区域が定められています。100g未満のドローン飛行には、民法や道路交通法、公園条例、重要文化財保護法などの適用を受けるため、それらの法律に沿って飛行させる必要があり、どこでも飛ばすことはできません。

    ドローン飛行の際には、飛行してもよいエリアかどうか事前に確認しておく必要があります。もし、飛行禁止区域かわからない場合は、警察署へ事前に通報書を届け出ることでドローン飛行の可否が確認できますので、ぜひお試しください。
  • Q 子どもが通えるドローンスクールはありますか?

    A 近年では、子ども向けのドローンスクールも増えています。

    子ども向けのスクールでは、安全のために常にメガネを着用したり、ドローンの中でも小型で、ビギナーでも操縦しやすいトイドローンを利用したり、1回あたり1人のみが飛ばす(同時に何台も飛ばないようコントロールする)など、安全性への配慮が徹底されているため、安心して学ぶことができます。

    また、子ども向けのドローンスクールの中には、プログラミング授業と組み合わせて学べる「ドローンプログラミング教室」などのスクールもあります。