(取材)デジタルハリウッドロボティクスアカデミー|1ヶ月間の受講で自立できるパイロットへ!7年間のブラッシュアップで効率的な学びを実現

(取材)デジタルハリウッドロボティクスアカデミー|1ヶ月間の受講で自立できるパイロットへ!7年間のブラッシュアップで効率的な学びを実現
座学・実技ともに都内で完結できるデジタルハリウッドロボティクスアカデミーは、クリエイター養成スクール「デジタルハリウッド」のドローンスクールです。2015年にJUIDA認定スクール第1号として開校以来、600名以上の卒業生を輩出し、現在は国家ライセンス取得コースを展開しています。

そんなデジタルハリウッドロボティクスアカデミーの魅力は、デジタルハリウッドで培った教育ノウハウと、ブラッシュアップを重ねたカリキュラムで学べること。効果的かつ効率的に学習できるこだわりの仕組みづくりがされており、わずか1ヶ月間でドローンを活用した課題解決ができる一人前のパイロットを目指せます。


さらにはセミナー開催やSNSによる情報発信、多様なイベントに参加できるコミュニティなど、卒業後のサポートも非常に充実しているのもポイントです。この記事では、デジタルハリウッドロボティクスアカデミー マネージャーの笹野 貴史さんと、主幹講師/株式会社Dron é motion 代表取締役の田口 厚講師に、スクールの特徴やこだわりについて伺いました。

(左)主幹講師/株式会社Dron é motion 代表取締役 田口 厚さん
(右)デジタルハリウッドロボティクスアカデミー マネージャー 笹野 貴史さん

デジタルハリウッドロボティクスアカデミーについての基本情報(料金、コース、資格)

スクール名 デジタルハリウッドロボティクスアカデミー
取得可能な資格
  • 二等無人航空機操縦士(※学科試験は指定試験期間で別途受験が必要となります。)
  • 一等無人航空機操縦士(2023年春以降開講予定)
開講中のコース
  • (初心者向け)ドローン専攻二等無人航空機操縦士コース
  • (経験者向け)ドローン専攻二等無人航空機操縦士コース
  • (経験者向け)ドローン専攻一等無人航空機操縦士コース(2023年春以降開講予定)
初期費用
(入会金やドローンの購入費用等)
なし
受講料 (初心者向け)ドローン専攻二等無人航空機操縦士コース
250,800円(税込)
(経験者向け)ドローン専攻二等無人航空機操縦士コース
99,000円(税込)
(経験者向け)ドローン専攻一等無人航空機操縦士コース(2023年春以降開講予定)
要お問い合わせ
運営会社 デジタルハリウッド株式会社

デジタルハリウッドで培ったノウハウを活用!2015年開校の第1号JUIDA認定スクール


—本日はありがとうございます。まず、デジタルハリウッドロボティクスアカデミーについて教えて下さい。

笹野さん:デジタルハリウッドロボティクスアカデミーは、クリエイター養成スクール「デジタルハリウッド」のドローンスクールです。

当校はJUIDAの認定スクール第1号として2015年に開校したスクールで、JUIDAのライセンスがスタートするときは、教育機関としてカリキュラムづくりなどのお手伝いもさせていただきました。ありがたいことに開校当初からこれまでに、当校のみで600名を超える方にご受講いただいております。

2023年2月からは国家ライセンスコースに専念し、現在は二等ライセンスのコースのみを展開中。一等ライセンスのコースにつきましては、2023年春から夏にかけて開講する予定です。


—二等ライセンスコースでは、どのようにして学習が進みますか。

笹野さん:まず、受講期間は比較的長めの約1ヶ月間で、そのうち4日間(週に1回/1回あたり8時間)を登校日としています。というのは、対面での授業と個人の学習を組み合わせて、効率的に高い知識や操縦技術を目指していただきたいと考えているからですね。

なおかつドローンに関する基礎知識を身につけられるe-ラーニングの映像教材や、自宅で練習できる小型ドローンをセットで提供し、授業外の時間を使ってインプット。そのうえで、登校日はアウトプットの時間として最大限活用できるようにしています。

ドローンに限った話ではなく、知識や技能を定着させるにはアウトプットが一番良い方法です。デジタルハリウッドではWebやCGの技術を教えていますが、課題提出などでアウトプットの機会を提供することにより、受講生のスキルが伸びることを実感しています。これはドローンも同じと考え、教室まで足を運んでもらうことでアウトプットに専念できる時間をとっています。

田口さん:ただ4日間のレクチャーを連続で提供してしまうと、正直なところ吸収できる内容に限界があります。そのため当校では、受講日をあえて1週間ごととし、毎週ごとに講師が現場のスキルを確認して足りないところを指導するサイクルにしています。これにより、1ヶ月間ずっと学び続ける習慣づくりが可能になるのです。


—1ヶ月かけて学べるとなると、技術もしっかり伸ばせそうですね!受講者には、どのような方が多いですか。

笹野さん:40代〜50代の男性の方が最も多いです。また全体として、デジタルハリウッドのクリエイティブな教育に魅力を感じられて来られる方も多いですね。

目的としては、まだ用途は不明確であるもののビジネスに取り入れたいという方が約半数ほどを占めます。その中には空撮などの趣味も兼ねて学びたいという方もたくさんいらっしゃり、空撮のプロである田口先生から教われて、動画制作にも強い当校に魅力を感じて来てくださるようです。

他には、現在の仕事で使っている・もしくは使う予定が決まっている方が3割、完全な趣味という方が2割くらいです。仕事関連ですと、例えばカメラマンで空撮を取り入れたい方や、建築関連や点検業務に活用したい方など、様々な目的の方がいます。


—資格取得に加えて、映像編集なども学べるのは、御校ならではの強みですね。それでいてこの受講費用となると、価格もかなり抑えられていると感じます。

田口さん:やはり、映像教材を使った効率的な運営ができていて、コストカットができているためですね。デジタルハリウッドでは2005年からe-ラーニングの自社開発をしており、それを活用した仕組みがすでに構築できているんです。他校さんよりも多くのことを学べて、しかも受講料も抑えられているので、受講者様にとってもメリットは大きいと思いますよ。

目指すのは「自ら課題解決できる人材」。教育機関ならではのアプローチで効率的・効果的に成長できる

—指導にあたっては、どのようなことにこだわられていますか。

田口さん:主体的に学んでいただくアクティブラーニングをテーマに、ドローンを使って自ら課題解決ができる人材を輩出したいと考えて取り組んでいます。

そのためには、知識を効率よく吸収し、なおかつ活用していくことが重要です。ただ指示通りにインプットしただけでは、使う場面で知識を活用できるようにはなりませんので、グループワークやシミュレーションといったアウトプットを主体とした授業設計にし、アクティブラーニングができる仕組みづくりをしているというわけです。

また、卒業後でも横のつながりを持てるコミュニティづくりも授業に組み込んでいます。たとえば操縦実習は必ずペアで行い、グループワークやシミュレーションでも、チームで協力して課題解決に取り組んでもらうなどの工夫をしています。


—ドローンは個人で飛ばすイメージを持っていましたが、コミュニケーションも重要なのですね。

田口さん:そうですね。当校にはドローンを軸にして、映像の人、分析の人、研究開発している人……というように、全く違うバックボーンを持つ人たちが集まります。それぞれの立場からドローンと掛け算をして課題解決に取り組むと、お互い大きな刺激となり、ときには新たなプロジェクトに結びつくケースもあるんです。

だからこそ、卒業後も出会いの場や学びの場を提供し続けています。例えばOJTのような形でプロジェクトに取り組んでもらったり、卒業生向けのイベントを開催したりですね。実際にここから新たな仕事を生み出し、独立された方もいるんですよ。

また、私自身も良い関係性を作るために、受講者様のことは必ず名前で呼ぶようにしています。「あなた」のような呼び方をしていると、どうしても心理的な距離が開いてしまいますから。


—お話を伺っていて、受講者様を考えられた仕組みやポイントが満載であることがわかります。

田口さん:そうですね。2015年の立ち上げ当初はe-ラーニングなどがない状態からスタートしたので、インプットに時間がかかり、なかなかアウトプットできる機会を持てませんでした。

そこから7年間ブラッシュアップを重ねて、現在の効率よく学べる仕組みを作り上げています。今後もさらにより良い仕組みを目指し、ブラッシュアップを重ねていきたいですね。

笹野さん:ドローンスクールの中には農業特化など、実務を専門的に指導するスクールも多いですが、私たちの強みは教育ノウハウを持つ教育機関であることです。

当校で実施するグループワークやシミュレーションも、受講者様のことを考えた仕組みの一つです。ドローンスクールでは資格を取得することが目的となりがちですが、本来はドローンの安全な運用方法を理解して、事故なく飛ばせるようになることが最も重要なところです。ドローンを飛ばすときのリスクを考える力を身につけていただきたいと考え、カリキュラムとして組み込んでいます。

田口さん:笹野さんのおっしゃる通り、ドローンの安全運用は本当に重要なところです。状況に合わせて適切な対処をするためには、頭の中でいつでも情報を引き出せるようにしておかなければいけません。

もちろん授業でもトラブル時の対応は学習しますが、いざ必要な場面になると、どの知識を使うべきかわからなくなることも多いんです。実際に経験しなければ、知識と結びつきません。

ですので、グループワークでは私が取り組んだ案件をテーマとして提供して、できるだけ具体的に経験いただけるようにしています。そうすることにより、学習した内容を頭の中で再構築できて、使用頻度が高い情報や、場面に応じて使う情報の優先順位も判断しやすくなります。もちろん知識も定着しやすくなりますので、結果的に試験の合格率を高められるメリットもありますね。

卒業後も情報提供や講座開催で学びを継続!つながりやドローンを飛ばす機会も提供

—そんな御校では、卒業後にどのようなサポートをされていますか。

笹野さん:卒業生を対象としたセミナーや講座開催、活躍している卒業生の紹介などを行っています。また、卒業生と一緒に小学校や中学校などで体験会を開催することもあります。

デジタルハリウッドは大学も運営しているということもあり、小学校・中学校・高校から体験会を開催したいとお声がけいただく機会も多いんです。そこで、体験会に協力してくれる卒業生を集って体験会を企画し、実施してもらいました。このように、同じ目的を持つ仲間とチームとして取り組む機会を提供しています。

このような募集は、SNSを使って行なっています。またSNSは受講者同士の関わりのプラットフォームとしても機能していて、例えば「◯◯で飛ばしますが、興味のある方は来ませんか?」というように、メンバー同士の繋がりや連絡手段にもなっています。


田口さん:ドローンへのモチベーションが下がってしまう理由として、「周囲にドローン仲間がいない」というのはよく聞く話です。デジタルハリウッドでの学びを通して、情報交換ができる仲間を作っていただけると嬉しいですね。またSNSではドローン関連の最新情報として、例えば法律関連のニュースなども発信しているため、日々忙しい方の情報収集にもお役立ていただけると思います。

また、私自身が運営するDron é motion関連のアシスタントやモニターを非公式で募集させていただくこともあります。Dron é motionではドローンをきっかけにした観光企画を実施しており、その中で撮影地をドローン撮影者に開放し、撮影者に地域を訪れてもらって宿に泊まったり食事をしたりしてもらうという取り組みをしています。

この間は熊本のサーキットで、走る車の撮影会を開催しました。車内から見える景色はGoProなどで撮影できますが、自分の走る車を撮ることはできません。その「撮ってほしい」ニーズと、卒業生の「ドローンで走る車を撮影したい」というニーズをマッチングした形です。

これに限らず今後も、「資格を持っていても、飛行許可を取るのが大変で飛ばせない」という方に向けて、ドローンを飛ばせる機会をたくさん提供したいと考えています。

個別説明会で個々の疑問・不安を解決!ぜひお気軽にご相談を!


—最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

笹野さん:デジタルハリウッドロボティクスアカデミーでは、コミュニケーションやコミュニティを重視し、クラスメイトと楽しく学ぶことができます。一方で、それぞれのモチベーションが異なることを踏まえ、説明会は個別で実施しています。

ドローンを学ぶ目的やバックボーンはさまざま。聞きたいことも一人ひとり異なるかと思います。個別の説明会ならどのようなことでも遠慮なくご質問いただけますので、疑問をすべて解消し、納得のうえでご受講いただければ幸いです。

田口さん:もしご受講いただければ、私たちが全力でご指導します。ぜひ当校にお越しください!
デジタルハリウッドロボティクスアカデミーはこちら!
まるわかりガイドでドローンを知ろう
まるわかりガイドを見る

RECOMMEND

この記事を読んだ方へおすすめ