海外転職エージェントおすすめ5選！成功させるポイントも解説

海外転職の種類

海外転職には、大きく2種類に分けられます。
それぞれ特徴や待遇面などが異なるため、自分にはどちらが向いているのか考えておく必要があります。

現地採用

現地採用は、現地企業に直接雇用されて働く働き方です。
東南アジアの求人によくあるパターンで、中には言語スキルが不要な求人もあるため、転職ハードルは比較的低い傾向にあります。

一方で、給与などの待遇面は現地基準になるため、日本にいる時よりも年収が下がるほうが多いでしょう。
とはいえ、給与に比例して物価なども安いため、現地で生活する分には不自由することはないと言えます。

海外駐在

海外駐在は、日本の企業に採用されて海外で駐在員として働く働き方です。
待遇面は日本の基準になるため極端に下がることはなく、むしろハイクラス求人と言われる部類に属するでしょう。

反面、高いスキルを求められる求人が多いため転職ハードルは高く、採用後も数年は日本で勤務することになるケースも多いようです。

海外転職を成功させるポイント

海外転職は国内での転職とは探し方や手続きも異なります。
ここでは海外転職を成功させるために準備をしておきたいことや、成功のポイントを解説します。

語学力を高めておく

働く国や地域によって求められるレベルは異なりますが、英語圏であればTOEIC850点以上のビジネスレベル、東南アジアなどではTOEIC600点以上の日常会話レベルを目安に語学力を高めておきましょう。

また中国・韓国・中南米など、英語以外の言語を使う国では、各国の言語の習得をしておく必要があります。コエテコキャリア編集部取材によると、転職前の語学力向上目的で英語コーチングスクールに通う方もいました。
参考：英語を話せるようになりたい

現地の暮らしをサーチしておく

海外で働くにあたってネックになりやすい点として、生活様式や生活環境の違いが挙げられます。

1つひとつは小さなことであったとしても、毎日の生活に関わることでもあります。
自分に合わない生活を強いられることになってしまうと、徐々にストレスが溜まってしまい海外転職を後悔してしまうことも。

そうならないために転職先として気になる国があれば、事前に物価・食事・文化・生活習慣など幅広く調べておきましょう。
一度は旅行などで訪れ、現地の様子を確認しておくこともおすすめです。

海外転職の目的を明確にしておく

海外転職には、国内での転職以上に時間やお金がかかる場合があります。
転職活動の中で疲れ挫折してしまわないために、自分の中で海外転職したい目的を明確にしておくことが大切です。

また、海外転職の理由は面接でも必ずと言っていいほど聞かれるポイントです。しっかりアピールするためにも、海外転職の目的ははっきりさせておきましょう。

海外転職で転職エージェントを利用するメリット

海外転職についてネットで調べると、日本にはたくさんの海外転職希望者に向けたエージェントがあることが分かるでしょう。

特に海外転職は自力で進めるのには限界があり、ぜひ外資系に強い転職エージェントを利用することをおすすめします。
ここでは、転職エージェントのサービスを利用するメリットを紹介します。

海外転職案件を豊富に扱っている

海外転職向けの求人や海外の情報を自分1人だけで集めるのはなかなか難しいもの。
その点、海外転職エージェントでは求人を豊富に揃えているため、希望の転職先を見つけやすい点がメリットです。

個人で探すよりも、より自分に合う仕事が見つかるでしょう。

現地のリアルな情報を教えてもらえる

海外転職エージェントの担当者は、日々移り変わる現地の情報をリアルタイムに把握しています。
よりリアルで最新の情報を教えてもらうことができるため、転職活動においては大きな助けになるでしょう。

海外転職にまつわる手続きサポートを受けられる

海外で働くためには国内での転職と違い、様々な手続きが出てきます。
海外移住までには様々な細かい手続きがあるため、それらを熟知している担当者からのサポートが受けられるとなると安心ですよね。

なお、海外転職で転職エージェントを利用した場合、下記のようなサポートを受けられます。

現地仕様の履歴書、職務経歴書の作成サポート

海外転職に臨む際は、現地仕様の履歴書・職務経歴書の作成が必須。

そもそもどのような書類に記入すべきなのか、どのような書き方が先方の興味・関心を惹くのかなど、悩む人も多いでしょう。
その点、転職エージェントのサポートがあれば、ポイントを抑えながら書類を仕上げていくことができます。

特に海外転職においては、履歴書の情報が内定承諾後のVISA取得可否にも密接に関わってきます。選考通過率の向上を狙うことはもちろん、VISA取得を確実するためにもエージェントの力を借りながら仕上げていきたいところです。

英文レジュメの作成サポート

海外に拠点を置く企業に転職を希望する場合、当然レジュメも英語で仕上げなければなりません。
また経歴を羅列するだけでは、せっかくの強みや魅力も十分にアピールすることはできないでしょう。

日本の履歴書と同様に、経験・スキルを効果的にアピールできる英語表現が不可欠です。
転職エージェントであれば、適切で効果的な英語表現をアドバイスしてくれるでしょう。

面接などの日程調整

国内の転職と同様、転職エージェントは面接などの日程調整も対応してくれます。

選考に臨む上で対応が必要となる煩雑な工程を代行してくれるため、転職活動の中でも面接対策や企業研究などのコア業務に集中できるようになるでしょう。

条件交渉の代行

給料やポジションなどの待遇面、さらには入社日など、入社にあたり譲れない条件の交渉も代行してくれます。「そもそも交渉が苦手」「英語での交渉は自信がない」という人も、転職エージェントであれば、意向を汲んだ上で交渉に臨んでくれます。

そのため、より希望に近い条件で入社できるでしょう。

労働ビザ取得のサポート

就労ビザの取得は、原則就業予定先企業が申請を行います。
しかし就業先の国や企業によっては、個人でビザの取得を行わなければならいこともあります。

初めてのことに戸惑うこともあるかもしれませんが、海外転職の支援を提供している転職エージェントであれば、ビザ取得のサポートも提供しています。国や就労ビザの種類によって必要な書類や手続きが異なるため、エージェントと共に確認しながら申請を進められる点は、安心感にもつながるでしょう。

出国前に必要な手続きのサポート

転職エージェントは、出国前に必要な手続きのサポートも提供してくれます。
例えば、1年以上日本を離れる人は地域の自治体に転出の届出をしなければなりません。また国民健康保険脱退の手続きも行う必要があるでしょう。さらに国民年金の支払いについても検討が求められます。

このように海外転職に伴い、国内で済ませておかなければならない手続きは多岐に渡ります。転職エージェントは、内定が決まった後も手続き漏れなく出国できるよう、現地での就業までサポートを提供してくれます。

海外転職で転職エージェントを利用するデメリット

続いて、海外転職で転職エージェントを利用するデメリットを紹介します。

必ず希望に沿った転職先が見つかるわけではない

転職エージェントを利用したからと言って、必ず希望に沿った転職先が見つかるわけではありません。
特に日本国内にいながら、自分のスキル・希望・英語力にマッチする海外求人を見つけ出すことは至難なこと。

まずは、そもそもの条件が無謀ではないかエージェントの担当者に確認してみましょう。
決して無理な希望・条件でなければ、タイミングが合わなかったのかもしれません。気長に希望にマッチする求人が現れるのを待つか、別の転職エージェントに登録し、少しでも得られる情報ルートを増やしてみましょう。

自分と担当の相性が悪い場合もある

転職エージェントでは、登録者1人ひとりに対して担当が付きます。

しかし転職エージェントの担当者も人であるため、考え方や転職の取り組み方が違うなどの理由から相性が悪いと感じてしまうこともあるかもしれません。
万が一担当者との相性が良くないと感じた場合は、事務局などに担当変更を相談しましょう。その際、どのような理由で交替を希望するのかを伝えることで、希望にマッチする担当者をアサインしてもらえるでしょう。

海外転職希望者におすすめの転職エージェント

では最後に、海外転職を考えている人が登録するべきおすすめ転職エージェントをご紹介します。
さまざまな特性を持つ転職エージェントがあるため、ぜひ自分に合ったエージェントを探してみてください。

マイナビAGENT

さまざまな業種の転職をサポートしているマイナビAGENTでは、国内だけでなく海外の求人情報も取り扱っています。海外転職特化型の転職エージェントではありませんが、総合型エージェントならではの多角的な視点で、海外転職をサポートしています。各業界の転職事情に詳しい専任アドバイザーが在籍しており、豊富な求人の中から最適な求人を提案してもらえるでしょう。

海外転職は国内での転職より多くの情報が必要となりますが、自分では情報収集が難しいのが現実です。しかし、同エージェントには企業の人事担当者とやり取りしているアドバイザーがいるため、求人票に載せられている必要最低限の情報はもちろん、現場の生の声も得られる可能性があります。

doda

dodaは、業界最大規模の求人数を誇る転職エージェントです。
もちろん、海外案件も取り扱っており、公式サイトには下記のような特集も組まれています。

• 【勤務地指定】海外勤務が実現する求人特集
• 海外駐在チャンスがある求人特集
• 厳選！初任地が海外の求人

さらに、現地にもスタッフが駐在している国もあり、現地情報に精通したスタッフによる転職支援を受けられることもあるでしょう。
またdodaには、女性向けやエグゼクティブ特化などの専門ページが用意されていますが、海外転職を希望する人に向けては『dodaグローバル』のページが用意されています。

現地のエリアレポートも閲覧できるため、海外転職を検討している人は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

ランスタッド

ランスタッドは、オランダを本拠地とする外資系に特化した転職エージェント。
世界39の国と地域に事業所を構えグローバルな人材サービス事業を提供しており、海外勤務にも強いです。
また、他にはない独自の求人を多く所有しているのも特徴。

海外転職に特化しているわけではないものの、英語を生かせる仕事の取り扱いが多いため、海外企業に限らず外資系企業への転職など幅広く検討したい人におすすめです。


参考：ランスタッドの評判

パソナグローバル

パソナグローバルは、人材大手のパソナが運営するグローバル求人に特化した転職エージェント。
幅広い職種や業界の求人を取り揃えており、様々な希望に寄り添うことができるのは、大手パソナならではでしょう。
経験豊富なコンサルタントが多数在籍しているので、安心して相談できます。

また、転職決定後の在留資格やビザ申請と言った就労に関する相談ができる点も大きな特徴です。
海外に行くのは初めてという人、手厚いサポートを受けたい人などには、非常におすすめです。

BRS

BRSはBilingual Recruitment Solutions（バイリンガルリクルートメントソリューションズ）の略で、人材サービス大手のパーソルキャリアが運営する、バイリンガル・マルチリンガル専門の転職エージェントです。
公開されている求人は語学力のある経験豊富なビジネスパーソン向けということもあり、ハイクラス求人がメインとなっています。条件が合えば年収アップも目指せるでしょう。

また一定の語学力を必須とするため、コンサルタントも外国人が多く、英語でのやりとりになることも。
日本語でのサポートを求める場合は、他の転職エージェントとの併用をおすすめします。

海外転職に関するよくある質問

ここでは、海外転職に関するよくある質問を紹介します。

海外転職にかかる費用は？

海外転職にかかる費用は、渡航費に加え最初の約1ヶ月分の生活費が必要となります。
少なくても50万円程度必要になると考えておきましょう。

また海外転職にかかる費用は、渡航先の国の物価によっても異なります。物価の高い国は、もっと費用がかかる可能性があるでしょう。
現地では何が起きるか分からないため、予想される費用よりも2～3割ほど余裕を持った資金を用意しておきましょう。

海外転職の面接は現地？

1次面接など、選考プロセスの中でもスタート地点の面接はWebで行われることもあるでしょう。

しかし、最終面接や役員との対談など、選考プロセスの中でも重要なフェーズに差し掛かる面接・面談は現地で行われるケースが大半です。その後、数日で合否が決まる場合が多いため、1週間前後は現地に滞在する必要があるでしょう。

効率的に転職活動を進めるためにも、可能であれば数社の面接をまとめて受けられるよう、スケジュール調整することをおすすめします。

海外転職エージェントまとめ

海外転職をしようと思ったら、まずは海外転職に強い転職エージェントへの登録をおすすめします。
自分1人で動くよりも、より効率的に自分に合った求人や現地の正しい情報を手に入れることができるはずです。

ぜひ海外転職に強い転職エージェントを活用し、理想の海外転職を実現させましょう。