ドローンを点検するときのポイントを知ろう!ドローンの点検箇所とは?

ドローンを点検するときのポイントを知ろう!ドローンの点検箇所とは?
初めてドローンを購入した方は、何を点検すれば良いのかわからない場合もありますよね。ドローンを安全に飛行させるためにも、正しい点検方法を理解しておくのは重要です。

この記事では、ドローンを点検するときのポイントや点検時の注意点について解説します。

ドローンの点検方法とは?

ドローンを点検する際には、飛行点検と日常点検の2種類を行う必要があります。ここでは、ドローンの点検方法について解説します。なお、ドローンの点検をプロに依頼すると5,000~30,000円程度かかるといわれています。

飛行点検

飛行点検とは、ドローンの飛行を終えたときに行う点検を指します。飛行を終えたらすべての電源を切り、ごみの付着やネジの緩みが無いかをチェックしましょう。この際に、アンプバッテリーやモーターに異常な発熱が無いかも、併せて確認する必要があります。

バッテリーは60%程度の充電状態で保管するために、専用充電器で放電を行います。また、飛行前にもモーターの異音やプロペラのゆがみなどは必ずチェックしておきたい項目です。

日常点検

産業機の場合は、20時間ごとに日常点検を行うことが一般的です。100時間の運航を目安に、専門家によるオーバーホールが必要といわれています。モーターに異音を感じた場合は、メーカーに点検してもらう必要があります。

また、日常点検のほかにも、保管方法も気を付けたいポイントです。ドローンは保管温度が22~28℃、湿度40~50%程度で保管することが望ましいといわれています。水濡れや衝撃を避けられる場所で、専用の袋に入れることがおすすめです。

ドローンの点検項目

ここでは、ドローンの点検項目について解説します。

機体本体

ドローンの機体本体を点検する際には、プロペラやカメラは外しておきます。破損や汚れがないかをチェックしたうえで、各部を清掃します。可燃性物質を含むものは火災や故障の原因となるため、清掃する際にアルコールティッシュの使用は控えましょう。

風の強い日や砂浜でドローンを飛行させた場合、機体に土埃や砂などが付着しやすいため、飛行後は速やかに清掃しましょう。砂塵を除去する場合は、クリーニング用ブロワーやエアスプレーなどを使用することをおすすめします。汚れ落とし用のクロスも準備しておけば、手軽にメンテナンスできるでしょう。

プロペラ

プロペラにひびや傷が入っている場合は、必ず交換するようにしましょう。目視でわからない場合は、手で触ってプロペラの状態を確認することをおすすめします。スペアのプロペラを準備して、故障した際には交換できるようにしておきたいですね。

プロペラを交換する際には、すべてのプロペラを交換することが一般的です。また、プロペラガードに欠損がないかも確認しておきたいポイントです。プロペラガードが破損している場合、プロペラを巻き込んで墜落してしまう可能性も少なくありません。

カメラレンズ

カメラのレンズ部分は、マイクロファイバークロスなどの柔らかい布で拭き、こまめにメンテナンスを行うようにしましょう。クロスで拭き取ることが難しい場合は、小さなカメラをメンテナンスしやすいレンズペンを使用する方法もあります。

モーター

モーターを点検する際には、カバーを外してほこりや砂などの汚れを清掃しましょう。モーターは汚れやすい箇所であるため、飛行させるたびに清掃することをおすすめします。モーターを点検する際には、傷やへこみ、異物混入や回転動作の異常が無いかを確認する必要があります。

モーターに異常がある場合は墜落する危険性もあるため、入念にメンテナンスすることが重要です。

バッテリー

バッテリーは、60%程度の充電状態を保つことが望ましいといわれています。しばらくドローンを飛行させない場合でも、完全に放電させず1ヵ月に1度は充電を行うことをおすすめします。長期間バッテリーを使用すると膨らむことがあるため、その場合はバッテリーを廃棄する必要があります。

バッテリーを適切に扱っていない場合、破裂したり火災を引き起こしたりする可能性もあります。そのため、外傷の有無や温度の状態は必ず確認するようにしたいですね。

送信機

機体と共にメンテナンスしておきたいのは、送信機です。スマートフォンと送信機をつないで操縦する場合は、ケーブルが傷みやすいことが特徴です。ケーブルに傷みがある場合は、早めに交換する必要があります。また、スティックの状態や外傷の有無もチェックしておきたいですね。

送信機と機体のファームウェア及びアプリが最新のものであるかも、日常点検の際に確認しておきましょう。送信機も機体と同様に、長期間充電を行わないと故障の原因につながるケースがあります。そのため、送信機も1ヵ月に1度は充電しておくことが重要です。

ドローンを点検するメリット

ドローンは定期的にメンテナンスを行うことで、長持ちさせることが可能です。モーターは定期的に清掃して注油を行うことで、加熱のリスクを低減させることもできます。さらに、ドローンのパフォーマンスも向上できるため、快適に飛行できることがメリットだといえます。

ドローンの動作を確認するためにも、1週間に1度は飛行動作確認を行っておきたいですね。また、定期的に専門的なメンテナンスを受けることで、ドローンの寿命が延びやすくなります。少しでもドローンに異常を感じたら、メンテナンスをプロに依頼することをおすすめします。

それだけではなく、メンテナンスを行うことで落下や衝突などによるトラブルを防ぐこともできます。定期的にドローンのメンテナンスを行うのが難しい場合は、使用するときのみドローンをレンタルする方法もあります。

ドローンを正しく点検して事故を未然に防ごう

ドローンは精密機械であるため、こまめに点検することが重要です。点検する際には、どのような箇所を確認すれば良いのかを理解しておきたいですね。点検を正しく行うことで、ドローンを長く使えることがメリットです。

異常があるままドローンを飛行させれば、落下する可能性が少なくありません。ドローンから異音がした場合や本体が熱を持っているときは、速やかにプロのメンテナンスに依頼することをおすすめします。
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