IT関連の職種は1つの専門に特化しているケースも多く、「他の仕事ができるのか?」と不安を感じ、悩んでいる人もいるかもしれません。
今回はIT業界からの転職を考えている人に向けて、IT業界から異業界転職の可能性やおすすめの業界、転職を成功させるためのポイントについて解説いたします。
IT業界から異業種への転職は可能なのか?
そもそも、IT業界から異業種への転職は可能なのでしょうか?その答えは「可能である」と言えるでしょう。
リクルートエージェントが公表している『転職市場の動向データ』によると、転職希望者のうち同業種に転職した人の割合が3割に留まる一方で、約7割が異業種への転職を果たしています。
また、折れ線グラフを見ると、異業種への転職割合は年々右肩上がりに増加している実態も伺えます。
![グラフ
自動的に生成された説明](https://static.coeteco.jp/coeteco/image/upload/c_limit,f_auto,q_auto,w_1400/v1/cs-product/froala/cBiY38FJOVBXJI2S6v1iJQ.jpeg)
このことから、IT業界についても異業種への転職は、“決して不可能ではない”と分かるでしょう。
「業種も職種も全く違う仕事は不安」という人には、異業種×同職種を条件に転職するのも1つです。
昨今進んでいる企業のDX化により、多くの業界・企業でデジタル技術の導入や活用に向けた変革が進んでいます。
そのため今や様々な業界でSEやエンジニアが求められており、IT業界に固執せずとも異業界で持ち前のスキルや経験を活かしていくことができるでしょう。
IT業界から異業界への転職を成功させるためのポイント
IT業界から異業界への転職は、昨今のIT人材需要や転職市場の活性化などを背景に、十分可能性が拓けていると言えます。しかし、何の準備もないまま転職活動を始めても、思うように活動が進まない場合もあるでしょう。
そこで本項目では、IT業界から異業界への転職を成功させるためのポイントについて解説します。
なぜ異業界に転職したいのかを整理する
“IT業界を飛び出して異業界を希望する理由” については、面接時に高い確率で触れられるでしょう。「なぜ将来性があると言われているIT業界ではなく、異業界に転職したいのか?」と聞かれた時、自分の言葉でしっかりと答えられるよう、転職の目的をはっきりさせておくことが大切です。
転職の目的を明確にすることで、面接時の応対はもちろん転職活動全体がスムーズに進むでしょう。
異業界でも同職種に転職するか異業種に転職するか考える
また、異業界での転職の中でもこれまでと同じSEをはじめとするIT系の職種に転職するのか、全く違った職種に転職したいのか、についても考えておきましょう。異業界でもIT系の職種に転職するのであれば、これまでの知識・スキルを活かせるでしょう。一方で異業界×異職種を条件に転職を希望する場合、全くの未経験となるため、それ相応の準備が必要になるからです。
自身の強み・スキルを棚卸しする
異業種に転職したとして、これまでの自分の経験やスキルがどのように役立てられるのか、自分の強みとするものは何なのかを時間をかけてしっかり棚卸ししましょう。一度じっくりと整理おしてみることで、IT業界以外でも強みとなる経験やスキルが見つかるかもしれません。
例えばプロジェクト管理やマネジメント経験があれば、「何人のプロジェクトをまとめ、どんな成果を上げたのか」など、具体的に説明できるようにしておくと、評価にもつながりやすくなるでしょう。自分の強みが分からない方にはキャリア相談の利用もおすすめです。
転職を希望する業界について調べる
全く未知となる業界に転職するのであれば、その業界についての知識を得ておくことも不可欠です。面接官はIT企業から異業界に転職を希望する求職者に対し、多少なりとも不安を抱いていることでしょう。希望する業界のビジネスモデルや市場動向などについて理解を深め的確な受け答えができるようにしておくことで、多少なりとも自ら業界知識・情報をキャッチアップしている旨をアピールできるでしょう。
また企業や業界調査を行うことで自身の持つイメージとのギャップが生まれにくくなり、転職失敗を防げるでしょう。
参考:転職おすすめ業界
転職エージェントを利用する
転職エージェントは自分に合った求人の提案から内定までをサポートしてくれる転職希望者の強い味方です。異業界・異職種への転職に不安を抱いている場合や初めての転職に臨む際は、ぜひ転職エージェントを利用してみましょう。
経験豊富なキャリアコンサルタントがこれまでの経験やスキル、希望条件などを細かくヒアリングし、自分に合った求人情報を紹介してくれるでしょう。
参考:エンジニア転職エージェント
IT業界から転職したい人におすすめの業界
ここでは、IT業界からの転職先としておすすめの業界を紹介します。コンサルティング
コンサルティング業界は、転職者の転職先として最も多く選ばれている業界であり、その数は年々増加傾向にあります。またIT業界からの転職におすすめの業界として挙げられる理由に、コンサルタント業務においてIT関連の知識や知見を求められる傾向が高まっていることが考えられます。
エンジニアやSEとしての経験を活かしながらも、異業界で異業種にチャレンジできる業界・職種です。
参考:コンサル業界に強い転職エージェント
ネットサービス
Web・インターネットを介したサービスを提供するネットサービス業界への転職も、IT業界からの転職者が多い業界の1つです。IT業界とは近い属性に位置する業界のため、これまで培った知識や経験を存分に活かせるでしょう。
教育・人材業界
昨今のIT人材不足によりエンジニアやIT技術者の育成と採用が急務になっていることから、教育・人材業界は人気であり狙い目の業界となっています。プログラミングスクール等での学習内容は日々変化しているため、指導担当者のみならずオンラインで学習できる映像やITを活用したコンテンツの開発・運用など、幅広い職種で人材を募集しています。
エンジニア・SEの知識を活かして、後進の育成に携わるのも選択肢の1つですよね。
また、知識・経験を活かして技術者採用をあっせんする人材会社への転職もおすすめです。
IT業界からの転職を考えている人におすすめのエージェント
ここでは、IT業界からの転職を考えている人におすすめのエージェントを3つご紹介します。気になるエージェントがあれば、ぜひ公式サイトで詳しくチェックしてみてくださいね。マイナビITエージェント
![](https://static.coeteco.jp/coeteco/image/upload/c_limit,f_auto,q_auto,w_1400/v1/cs-product/froala/_YL6BlMuGOCdji5PReN5Uw.png)
同サービスでは、ITエンジニアの年収アップ率は73.7%、転職後の定着率は97.5%という結果が出ています。
公式ホームページにはITエンジニア向けの転職お役立ちコラムや転職ノウハウも載せられているので、ぜひ参考にしてみてください。
ITエンジニア向け転職エージェント名 | マイナビITエージェント |
公開求人数 | 約18,300件(2024年3月時点) |
非公開求人数 | 約5,800件(2024年3月時点) |
対応エリア |
全国 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
マイナビITエージェントの評判・口コミ、利用の流れ、特徴などがバッチリ!フリーランス・転職・副業サービスで自分に合ったキャリアを選択しましょう!
この記事をcoeteco.jp で読む >レバテックキャリア
![](https://static.coeteco.jp/coeteco/image/upload/c_limit,f_auto,q_auto,w_1400/v1/cs-product/froala/dgIbR5XrPUz5WhNhnR3reg.png)
分野別に専門のアドバイザーが在籍しており、転職を一貫してサポート。職務経歴書の添削や模擬面接はもちろん、年収交渉や入社日の調整なども対応しています。アドバイザーとはLINEでやりとりでき、いつでも気軽に相談することが可能です。年10,000回以上の企業訪問を行っており、リアルな情報を直接収集しているため、実際の雰囲気などについても細かく聞けます。
公式ホームページでは、ITエンジニアのための年収診断が登録不要・無料で受けられますので、興味がある方はぜひお試しください。
ITエンジニア向け転職エージェント名 |
レバテックキャリア |
公開求人数 |
約25,000件(2024年3月時点) |
非公開求人数 |
調査中(2024年3月時点) |
対応エリア |
全国 |
運営会社 |
レバテック株式会社 |
参考:レバテックキャリアの評判
マイナビAGENT
![](https://static.coeteco.jp/coeteco/image/upload/c_limit,f_auto,q_auto,w_1400/v1/cs-product/froala/kojbgSZTayyGBlB3e9daQA.png)
各業界の転職事情に詳しい専任アドバイザーが在籍していることも、同エージェントの魅力の1つ。キャリアアドバイザーが、多くの求人の中から最適な求人をご提案します。応募書類の添削や企業との交渉などを代行してもらうことも可能です。キャリアアドバイザーとは別に企業の人事担当者とやり取りするアドバイザーも在籍しており、求人票には載っていないリアルな企業情報も聞けます。
ITエンジニア向け転職エージェント名 | マイナビAGENT |
公開求人数 |
約70,000件(2024年3月時点) |
非公開求人数 |
約15,000件(2024年3月時点) |
対応エリア |
全国 |
運営会社 |
株式会社マイナビ |
マイナビAGENTの評判・口コミ、利用の流れ、特徴などがバッチリ!フリーランス・転職・副業サービスで自分に合ったキャリアを選択しましょう!
この記事をcoeteco.jp で読む >IT業界からの転職まとめ
IT業界からの異業界転職は、十分に可能であることをお分かり頂けたかと思います。また異業界×異業種以外にも、異業界×同業種、などの選択肢があることも認識頂けたのではないでしょうか。とはいえ、全く異なる業界・職種に転職をしようと思った場合、業界理解が足りずなかなかうまくいかないことも。
そんな時は、転職エージェントなどプロの力を借りるのもおすすめです。
人生の転機とも言える転職、後悔のないようにぜひポイントを押さえて、ベストな転職先を見つけましょう。