高卒におすすめの仕事先は？就職しやすい職業と採用をつかむポイント

高卒の就職先におすすめの職業

高卒で就職先を選ぶ際は、学歴に関わらず活躍できる業界・職種を探すのがおすすめです。

介護業界

介護職では体力を必要とするため、学歴より体力がある人や、若手人材が求められる傾向があります。また、人手不足が深刻であり未経験でも採用されやすいので、高卒であっても就職できる可能性は十分あります。

「資格が必要なのでは？」と思っている人もいるかもしれませんが、無資格でも応募可能です。働きながら資格取得ができる制度もあり、スキルアップが目指せます。
参考：介護士転職エージェント
参考：介護士転職サイト

飲食業界

飲食業界も、高卒から就職しやすい業界といえます。「バイト先でそのまま正社員として採用された」「店長になった」という話を聞いたことのある人もいるのではないでしょうか。

調理スキルや接客スキルは、日常生活や転職にも活かせます。また、多くのお客様と関わることで人脈が広がるため、希望次第では将来独立も夢ではなくなるかもしれません。

一般事務職

一般事務職では、データ入力をはじめ、書類作成や来客対応など社内に関する事務を担います。事務スキルは必要なものの、専門的な知識が求められるわけではないので、高卒でもチャレンジしやすい職業です。

Excel、Word、PowerPointといったパソコンスキルが身につくと、その後のキャリアの助けにもなります。

営業職

実は、営業職も学歴や経験不問の求人が珍しくありません。保険や不動産業界などでは、成果や売上に応じてお金が支払われる「歩合制」が取り入れられていることも多く、収入を増やせる可能性があります。

たとえば、「固定給＋歩合制」の給与形態の場合、給与がゼロになることもなく、成果によっては固定給＋αの収入が得られます。「頑張り次第で給与が増える」のは、魅力といえるでしょう。
参考：営業職に強い転職エージェント

ITエンジニア

ITエンジニアとは、情報技術に関わる技術者の総称です。システムエンジニアやプログラマー、社内システム（社内SE）、プロジェクトリーダーなどさまざまな職種があります。

「エンジニア＝理系」のイメージがありがちですが、文系からITエンジニアになる人も少なくありません。また、ITエンジニアも人手不足が叫ばれており、学歴よりポテンシャルを重視して採用している企業もあります。

独学やプログラミングスクールに通うなど、なんらかの方法で必要な知識を身につける必要がありますが、一生もののスキルを身につけられるでしょう。

高卒の就職先の探し方

就職先はハローワークや求人サイト、就職・転職エージェントなどから探せます。おすすめは就職エージェントの利用です。担当者がついて就職のサポートをしてもらえるからです。

就職エージェントでは、自分の希望に合った求人を紹介してもらえたり、履歴書の添削、面接対策をしてもらえたりします。なかには、研修に参加して修了すると書類選考なしで面接できるところもあります。
参考：高卒に強い転職エージェント

既卒やフリーター向けの就職エージェントは複数あるので、自分に合いそうなエージェントを探して相談してみましょう。
参考：既卒向け就職エージェント
参考：既卒向け就活サイト
参考：フリーター向け就職エージェントおすすめ！転職を目指す

高卒で採用をつかむポイント

高卒では、意欲や熱意、人柄が重視されやすい傾向があります。やる気や将来性をアピールしましょう。

意欲をアピールする

面接前に、企業の業務内容などを調べて「ここで働きたい」という意欲をアピールしましょう。

高卒の場合、知識やスキル、経験を武器としてアピールするのは難しいものです。だからこそ企業側も、学歴や経験値ではなく、人柄や熱意を重視して採用の判断をしています。

まずは、応募する会社の理念や事業内容、仕事内容を知り、面接での質問に自信をもって答えられるようにしましょう。

調べるなかで、企業のどの部分に魅力を感じ、自分の目標とどう一致しているのかを明確にするのも大切です。「だからここで働きたい」という思いを伝えることで、好印象につながるでしょう。

将来性をアピールする

企業のなかには「伸びしろ」に重点をおいて採用の判断をしているところもあります。

たとえば、A会社の事務職からB会社の事務職、C会社の事務職へと転職している場合、「事務職の経験者」であり、即戦力として活躍できるでしょう。その反面、これまでのやり方が凝り固まっていやすく、企業側が「やりにくい」と感じるケースがあります。

ベテランより「若さ」が伸びしろとして求められることがあるので、「将来会社で活躍してくれそう」と思ってもらえるよう、アピールしていきましょう。

基本的なマナーと身だしなみを意識する

学歴や経歴、年齢や雇用形態を問わず、面接で重要になるのがビジネスマナーと身だしなみです。「人の第一印象は3秒で決まる」といわれており、第一印象で採用が左右されるといっても過言ではありません。

第一印象は、「目から入る情報」が大半を占めるともいえるので、部屋に入る前にはノックをする、身だしなみを整える、相手の目を見て話す、などを心がけて採用担当者から好印象をもってもらえるようにしましょう。

まとめ

高卒であっても、就職できる職業は複数あります。

学歴より人柄を重視する企業や、成長を期待する企業、人手が足りなくて困っている企業があるので、「高卒だから就職は難しい」と諦めてしまわず、前向きに行動していきましょう。

学歴に自信がなかったり、面接に不安があったりする場合は、就職エージェントに相談してみるのもおすすめです。二人三脚でサポートしてもらえるので、不安な気持ちも軽くなるでしょう。