フリーランスエンジニアの実態は?人口・寿命・何歳までかも解説

フリーランスエンジニアの実態は?人口・寿命・何歳までかも解説
フリーランスエンジニアには「寿命が短い」「若くないと稼げない」といったネガティブな声が多々散見されます。これからフリーランスエンジニアになろうと考えている人にとって、このような意見は「安定して稼げるだろうか」といった不安・悩みの種となることでしょう。

この記事では「フリーランスエンジニアの寿命は?」といった疑問を解消したうえで、年代別の年収状況や寿命を延ばすために出来ることについて、徹底解説していきます。

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フリーランスエンジニアの人口の実態

フリーランスエンジニアの人口は年々増加しています。

フリーランススタートが実施した「ITフリーランス人材及びITフリーランスエージェントの市場調査」によると、2021年のITフリーランス人口は23.1万人に達しており、年間15%程度のペースで増加しています。このままのペースを続ければ、2022年、ITフリーランス人口は25万人を超える見込みであると予想されています。
出典:PRTIMES

これはIT業界におけるリモートワークの普及やプロジェクト単位での仕事の増加が柔軟な働き方が広がり、フリーランスという働き方を選ぶエンジニアが増えていることを示しています。

フリーランスエンジニアの需要が高まる中で、自らのスキルを磨き、フリーランスとしての働き方について検討することは、将来に向けた有益なキャリアプランの策定に繋がるでしょう。

フリーランスエンジニアが「きつい」「やめとけ」といわれる実態を解説

ここでは、フリーランスエンジニアが「きつい」「やめとけ」といわれる実態について詳しく見ていきましょう。

収入が安定しない

フリーランスエンジニアが「きつい」「やめとけ」と言われる主な理由として、収入が安定しないということが挙げられます。フリーランスエンジニアの収入は案件の獲得状況や自身の体調に大きく左右されるため、定期的に新しい案件を確保できれば収入は増えますが、案件が途切れた場合や少なくなった場合には、収入が大幅に減少するリスクがあるのです。

さらにフリーランスエンジニアは、会社員のような有給休暇や病気休暇がないため、体調不良で仕事ができない場合には収入がゼロになる可能性もあります。長期間の病気や怪我で働けなくなれば、収入源を失い生活に大きな影響を及ぼすリスクがあることから、安定した収入を得るのが難しいと感じられてしまうのです。

社会的信用が低くなる

フリーランスエンジニアは会社員と比べて社会的信用が低いとされることが多く、「きつい」「やめとけ」と言われる主な理由の一つとなっています。

理由としては、フリーランスという働き方の収入が不安定であることや、フリーランスは雇用契約がないため、会社員のように雇用主によって身分が保証されていないことなどが挙げられます。

このためフリーランスエンジニアはクレジットカードの発行や住宅ローンの審査が通りにくい場合があり、注意が必要です。

案件の獲得には営業スキルが必要

フリーランスエンジニアとして案件を獲得するためには、技術力だけでなく営業スキルも必要です。自分自身がビジネスのすべてを担当することになるため、自らの技術力を効果的にクライアントへ伝える能力が求められます。

ポートフォリオを作成して自分の過去の成果やプロジェクトの詳細をわかりやすく示したり、プロフィールや自己紹介文で強みや専門分野を明確に伝えたりして、自分のスキルや実績を効果的にアピールすることが大切です。これにより、クライアントも求めるスキルセットを有するエンジニアを見つけやすくなります。

また、クライアントが何を求め、どのような問題を解決したいのかといったニーズを的確に把握するスキルも必要です。クライアントのニーズに応じた提案を行えれば、信頼感を得られるだけでなく、継続的な案件の獲得に繋がるでしょう。

フリーランスエンジニアはメリットも多い

ここでは、フリーランスエンジニアとして働くうえでのさまざまなメリットについて見ていきましょう。

自由な働き方が可能

フリーランスエンジニアの大きな魅力の一つは、自由な働き方ができるという点でしょう。通常の会社員とは異なり、自分のスケジュールは自由に設定ができるため、働く時間や場所を柔軟に決められます

たとえば朝型の人は朝9時からの勤務、夜型の人であれば午後からの勤務にするなど、自分に最適な時間帯に働くことが可能です。会社の固定された勤務時間に縛られることなく仕事を進められるため、効率的かつ快適に働くことができます。家庭の事情やプライベートな予定に合わせて柔軟にスケジュール調整ができるので、理想のワークライフバランスを実現できるでしょう。

働く場所を自由に選べるのも魅力です。自宅やカフェ、コワーキングスペースのほか、旅行先や海外でのリモートワークも可能で、場所に縛られない柔軟な働き方を実現できます。

自分の意思で案件を選択できる

フリーランスエンジニアの大きな魅力の一つは、自分の意思で案件を選択できるという点です。会社員の場合は上司・会社の方針に従ってプロジェクトに参加することが多いのに対し、フリーランスエンジニアは自分が本当に興味を持ち、スキルを発揮できる案件を自由に選ぶことができます

自分の得意分野や興味のある分野に特化した案件を自ら選ぶことにより、仕事に対するモチベーションを高く保ち、効率的かつ効果的にプロジェクトを進めることができます。スキルアップやキャリアの方向性に応じて新しい技術や分野に挑戦し、自己成長を図りながら収入を得ることもできるでしょう。

頑張り次第では高収入を目指せる

フリーランスエンジニアは、頑張り次第で高収入を目指せるというのも大きなメリットと言えるでしょう。会社員の場合、給与は多くの場合固定されており、昇給も年功序列や会社の評価制度に依存しますが、フリーランスエンジニアは自分のスキルや実績に応じて報酬を設定することが可能になるのです。

専門性の高いスキルや豊富な実績を持つフリーランスエンジニアであれば、高度な技術や特定の分野における深い知識を武器に、クライアントから高い評価を得られます。市場価値が高いほど高い報酬を提示されることが多く、収入を大きく伸ばすチャンスが広がるでしょう。

フリーランスエンジニアの寿命は短い?何歳まで働ける?

エンジニアは「35歳定年説」なるものがまことしやかに囁かれていますが、実際のところ本当に寿命は短いのでしょうか。その真偽について各データをもとに迫っていきましょう。

まず、日本経済再生本部が実施した「フリーランス実態調査結果」によれば、フリーランス全体のうち7割以上が40代以上のミドル・シニア世代となっていることが分かります。

年代 割合
~29歳 11%
30歳以上 17%
40歳以上 22%
50歳以上 20%
60歳以上 30%

続いて、フリーランス協会から公開されている「フリーランス白書2023」を見ると、IT・Web系職種のフリーランスとして活動している人は全体の4割以上を占めるとのデータも。


引用:フリーランス協会|フリーランス白書2023



仮にフリーランスが100人いたとすれば、単純計算で40代以上の人は約70人、そのうちフリーランスエンジニアの人数は20人弱いるということ。これらのデータから考えると、40代以上でも現役フリーランスエンジニアとして活躍している人は多数存在することが分かります

「35歳定年説」をはじめとするさまざまな噂が飛び交うフリーランスエンジニアですが、その寿命は決して短くはないでしょう、スキルと実績さえ積み上げれば、会社員以上に長く働くことも十分可能なはず。

【年代別】フリーランスエンジニアの年収

ここでは、フリーランスエンジニアの年収を各年代別に見ていきます。「年を重ねても稼げるの?」「年齢と年収は反比例になってしまうのでは?」と不安を感じている人も多いのではないでしょうか。

フリーランス向け案件紹介サービス「PE-BANK」が公開しているデータによれば、フリーランスエンジニアの年代別年収額は以下のようになっていました。

年代 平均年収
20代 約700万円
30代 約800万円
40代 約860万円
50代 約630万円

20代でも約700万円と、他業種に比べてもかなりの額を稼げていることが分かります。にもかかわらず、30代・40代と経験を重ねていくごとに年収はさらに伸びていく結果に。この点は、エンジニア向け案件紹介サービス「Relance」が実施したフリーランスエンジニアの実態調査においても、同じ傾向が見られていました。


引用:Relance|【2023年版】フリーランスエンジニア白書



一方、50代になるとやや年収も低下する様子。若手エンジニアと比較するとどうしても案件獲得のハードルが高くなってしまうことも理由の一つと考えられます。それでも会社員エンジニアの年収が約550万円であることを踏まえると、十分稼げる職種であることは間違いないでしょう。

結論、フリーランスエンジニアは「35歳定年説」どころか40代でも大きく稼げているうえ、50代・60代と年を重ねても会社員以上の年収が期待できる、非常に需要の高い仕事と言えます。
参考:フリーランスエンジニアの年収

フリーランスエンジニアが寿命を延ばすためにできること

フリーランスエンジニアの寿命がそこまで短いものではないことはここまで解説してきた通り。それでも、日々たくさんのライバルが参入してきている現状において、何となく業務にあたるのは寿命の短縮につながりかねない行為です。ここでは「フリーランスエンジニアが寿命を延ばすためにできること」について、3点ほどご紹介します。

  • フリーランスエージェントを活用する
  • マネジメントスキルを磨いて上流工程へシフトする
  • スキルを磨いて自分のビジネスを興す

フリーランスエージェントを活用する

まず第一に「寿命が短い≒仕事が獲得できない・単価が低い」ということが考えられます。そのため、出来る限り高単価の案件を効率よく獲得するために「フリーランスエージェント」を活用するのは非常におすすめです。

自分の実績や経験を登録しておけば、あとはアドバイザーから適した案件が紹介される仕組み。エージェントサービスの中には、収入が途切れないよう契約期間満了前から次の仕事を紹介してくれたり、収入保障をしてくれたりするものもあります。ぜひ効果的に活用していきましょう。

マネジメントスキルを磨いて上流工程へシフトする

年齢が上がってくると、開発スキルよりもマネジメントスキルの方が重視される傾向にあります。というのも、エンジニアは人気の職種であるため、高い開発スキルを持った若い世代が次々と参入してくるからです。

開発担当では寿命が心配という場合には、チームを管理する力やコミュニケーション能力を磨き、マネジメント側へのシフトを狙っていくといいでしょう。PM(プロジェクトマネージャー)やPL(プロジェクトリーダー)になることで、より長く生き残っていくことができるはずです。

スキルを磨いて自分のビジネスを興す

エンジニアとしてスキルと実績を積み上げた暁には、その経験を活かして自分でビジネスを興すのも一つの選択です。エンジニアから派生していけるビジネスの一例を以下にご紹介します。

  • 何らかのツールやサービスを自主開発して公開・販売する
  • 各種SNS等で情報発信し、セルフブランディングする
  • 同じ志を持つ仲間と事業を始める etc…

周りから「この人なら信用できる!」と思ってもらえるくらいの高いスキル・カリスマ性が求められるため、誰にでも出来る働き方でないことは確か。しかし、エンジニアとして活動するよりも「自分のビジネスが誰かのためになっている」と強く感じられるため、生き残る選択肢としてはもちろん、やりがいも十分と言えるでしょう。

まとめ

当記事では「フリーランスエンジニアは本当に寿命が短いの?」「将来性が心配…」と悩んでいる人に向けて、フリーランスエンジニアの実態や年収事情等について詳細に解説してきました。

エンジニアは35歳定年説が叫ばれていることもあり、年を重ねるごとに仕事がなくなる・稼げなくなるのでは不安を抱いてしまいがち。一方で、30代はもちろん40・50・60代でも働き続けているフリーランスエンジニアは多数いるため、決して寿命が短い職業ではないでしょう。

ただし、現状に甘んじて成長することをないがしろにしていると、優秀な若手にどんどん仕事を取られていってしまうことは十分考えられます。自己研鑽に励んでマネジメント職へとシフトしたり、自分だけのビジネスを興していったり…早い段階から将来のキャリアパスを明確にし、その目標に向けて行動するようにしたいところですね。

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