フリーランスエンジニアの単価相場を徹底解説!手取りはどれくらい?

フリーランスエンジニアの単価相場を徹底解説!手取りはどれくらい?
フリーランスエンジニアとして働いている中で「自分の請け負っている金額は適性なのか…?」と不安に感じることもあるかと思います。十分な報酬をもらいたい一方で、あまり欲張りすぎると仕事を打ち切られかねない不安から、なかなか交渉に踏み切れない人も多いことでしょう。

この記事では、フリーランスエンジニアの単価相場を職種・経験年数・言語といった要素別に解説したうえで、手取りの目安等についてまでご紹介していきます。適切な報酬で満足度高く働くためにも、収入に悩むフリーランスエンジニアはぜひ一つの指標にしてみてください。

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フリーランスエンジニアの単価相場を要素別に解説

一口にフリーランスエンジニアと言っても、担当する仕事や持っているスキルは一人ひとり異なり、当然それぞれ得られる報酬は異なります。ここでは、フリーランスエンジニアの単価相場を「職種」「年代」「言語」の3つの要素に分けて見ていきましょう。

  • 職種別の単価相場
  • 年代・経験年数別の単価相場
  • スキル・言語別の単価相場

職種別の単価相場

エンジニアには開発系・管理系・インフラ系等、仕事内容に応じてさまざまな職種があります。ITフリーランス向け案件サイト「フリーランススタート」のデータをもとにまとめた、職種別の単価相場は以下の通り。

職種 分類 月額単価相場
プログラマー 開発系 56.5万円
アプリエンジニア 開発系 70.3万円
Webエンジニア(フロントエンド) 開発系 70.4万円
Webエンジニア(バックエンド) 開発系 74.1万円
システムエンジニア 開発系 64万円
データベースエンジニア インフラ系 68.5万円
サーバーエンジニア インフラ系 72.4万円
セキュリティエンジニア インフラ系 72.3万円
クラウドエンジニア インフラ系 79.7万円
プロジェクトマネージャー 管理系 80.3万円
ITコンサルタント 管理系 75.3万円
参照:フリーランススタート(2024年8月時点)

当然ながら、より上流職種になるほど単価も高めになる傾向です。プロジェクト全体を牽引する「プロジェクトマネージャー(PM)」や、ITを駆使して経営課題解決をサポートする「ITコンサルタント」等が代表的。定番の「プログラマ―」は未経験からでも参画しやすい下流工程であるため、単価も低めとなっています。

関連記事:ITエンジニアの種類は?職種別の特徴一覧

年代・経験年数別の単価相場

当然ながら、エンジニアとして経験を積めば積むほどできる仕事は増え、一人材として価値は高まっています。経験年数がどの程度報酬に関係していくのか、テック企業の給与データをまとめる「OpenSalary」を参考に見てみましょう。

経験年数 年収(中央値) 月収換算(年収÷12)
0(入社1年目) 540万円 45万円
1(入社2年目) 550万円 45.8万円
2(入社3年目) 650万円 54.2万円
3(入社4年目) 700万円 58.3万円
4(入社5年目) 746万円 62.2万円
5(入社6年目) 800万円 66.7万円
6(入社7年目) 900万円 75万円
7(入社8年目) 953万円 79.4万円
8(入社9年目) 1000万円 83.3万円
9(入社10年目) 995万円 82.9万円
10(入社11年目) 1000万円 83.3万円
参照:OpenSalary|経験年数別ソフトウェアエンジニア年収

入社1年目と2年目はともに550万円程度ですが、3年目に650万円と大きく上昇。そこからは経験年数が増えるにつれて年収も右肩上がりで上昇していることがわかります。入社9~10年目あたりからは、大台の年収1000万円も視野に入ってくるレベルと言えるでしょう

スキル・言語別の単価相場

数えきれないほど存在するプログラミング言語は、その一つ一つが独自の特徴を持っており、得意とする開発分野も異なっています。ニーズやトレンドによって需要も変動するため「どの言語でエンジニアになるか」も単価には大きく関係してくるのです。先ほども登場した「フリーランススタート」のデータによると、各プログラミング言語別の単価相場は以下のようになっていました。

プログラミング言語 月額単価相場
Java 65.0万円
JavaScript 70.7万円
Python 72.1万円
Ruby 75.1万円
PHP 68.1万円
Go 78.9万円
Swift 75.3万円
C# 61.5万円
C++ 62.0万円
C 56.7万円
Scala 81.1万円
参照:フリーランススタート(2024年8月時点)

長年活用されている「Java」や「JavaScript」といった言語が安定した単価を維持している一方で、後発でモダンな「Python」「Go」「Scala」等は需要の伸びと合わせて報酬も高くなっている傾向です。特に「Scala」は、人気言語「Java」の上位互換的な存在として、今高い注目を集めているところ。今市場でどんな開発スキルが求められているかを察知し、習得すべき言語を選定していけるといいかもしれません。

なお、各プログラミング言語の需要は絶えず変化しています。今は単価が高くても今後下がってしまう可能性も十分考えられるので、その点は十分ご注意ください。

フリーランスエンジニアの手取りの相場はどれくらい?

ここまで紹介してきたフリーランスエンジニアの単価相場は、諸々の支出を考慮する前の金額。全額を思うように使えるわけではなく、実際にはここから以下のような費用を支払わなければなりません。

  • 所得税
  • 住民税
  • 消費税(課税事業者のみ)
  • 国民健康保険
  • 国民年金
  • 民間保険 etc…

これらを考慮すると、フリーランスエンジニアの手取り金額は7〜8割程度が相場となるでしょう。月収80万円であれば60〜70万円、年収1000万円なら700〜800万円が手取りということになります。

会社員であれば給与から天引きされる税金関係も、フリーランスは自分で支払うことになるため、報酬振込時は一見すると手取りが多く見えてしまいがち。しかし実際には会社員以上の税金を納めなければいけないケースも少なくなく、より計画的な資金繰りは欠かせないでしょう。

まとめ

当記事では、適切な報酬額がわからず悩んでいるフリーランスエンジニアに向けて、職種別・経験年数別・言語別の単価相場を詳しく解説してきました。

「フリーランスエンジニアの単価はこれくらい」と一概に言うことは難しく、どんな役割を担当しているか、専門言語は何かといったさまざまな要因で相場は変わってきます。特に経験年数による報酬の上り幅は大きく、5年・10年と働いている人であれば年収1,000万円程度の市場価値を持っていてもおかしくはないでしょう。

クライアントと契約する際、あまりに安い希望単価を提示してしまうと「スキルがない」と判断されかねませんし、当然高くし過ぎればそもそも依頼されなくなってしまいます。本記事で紹介したような相場を参考に、適正な価格で自分を売り出すようにしたいところです。

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