Laravelでフリーランスは可能？案件や求人・平均単価も解説

フリーランスLaravelエンジニアは稼げる？案件相場・平均単価を解説

昨今の需要の高さも相まってエンジニアは高年収の職種として知られていますが、フリーランスLaravelエンジニアも例外ではありません。あらゆるエージェントの案件をまとめるフリーランス向け案件サイト「フリーランススタート」のデータによれば、Laravelのフリーランス案件の平均月額単価は68.6万円となっています。最高で160万円の案件も出回っているようです。

案件やスキル等によって波はあれど、年収に換算すると800万円以上。フリーランスは各種税金等も自分で支払わなければいけないため単純に比較はできませんが、令和4年度における日本の平均年収が458万円であることを踏まえると、フリーランスLaravelエンジニアは十分稼げる職種と言えるでしょう。

そもそもLaravelとは？

Laravelは、WebサイトやWebアプリの開発に用いられるプログラミング言語「PHP」のフレームワークの一つです。フレームワークはよく使われる機能があらかじめまとめられた枠組みのことを指し、PHPを使った開発の効率化に、Laravelは広く活用されています。

PHPのフレームワークにもたくさんの種類がありますが、その中でもLaravelはシェア率が最も高く世界的に人気。WordPress向けレンタルサーバー会社「Kinsta」が公開しているデータによれば、検索上位1万記事（サイト）のうち約4.6％でLavavelが用いられているそうです。他の人気フレームワークでも0.4～2％程度であることを考えると、いかにLaravelの需要が高いかが分かります。

参照：Kinsta｜PHP市場シェア

2011年にリリースされた比較的新しいフレームワークでありながら「PHPフレームワークならLaravel」とも言えるほど、既に代表的な存在となっています。

Laravelで作られたサービスの一例

一般的なWebサイトから動的なWebアプリケーションまで、手広くこなすことができるLaravel。実際にどんなものが作れるのか理解してもらうために、Laravelで構築されているサービスの一例をご紹介します。

• ぐるなび
• おとなびダイニング
• 時事通信ニュース
• AI自動翻訳サービス ヤラクゼン　etc…

Laravelは後発のフレームワークということもあり、あまり名の知れていない新しい企業やサービスを中心に利用されている形です。一方で、大手グルメサイト「ぐるなび」やその派生である「おとなびダイニング」等、有名企業にも少しずつ注目され始めています。PHPおよびLaravelで開発されたサービスが今後ますます登場することは容易に想像できるでしょう。

Laravelでフリーランスになるメリット・デメリット

需要が高く高収入も狙えるLaravelフリーランスエンジニアですが、数ある言語・フレームワークの中からLaravelを選ぶのにはどのようなメリットがあるでしょうか。デメリットと合わせてまとめてみました。


特に大きな魅力としては、先にも述べた「需要の高さ」が挙げられるでしょう。Googleトレンドを見てみても、リリースされた2011年以降、右肩上がりで検索需要は伸び続けています。Laravelを用いた開発案件がどんどん増えており、仕事に困りにくいという点は、Laravelでフリーランスになるメリットと言えるでしょう。

一方、Laravelは拡張性に富んでいて非常に多彩ではあるものの、小規模開発ではあまり用いられないというデメリットもあります。その機能の豊富さから、処理速度が遅めであることが主な理由です。Laravelでフリーランスになった場合、大規模な開発案件を中心に参画していくことになりやすいという点は、留意しておいた方がいいかもしれません。

また、柔軟性が高く自由に開発していけるフレームワークであるため、既にある程度出来上がったプロジェクトに後から参画する際、キャッチアップが大変になってしまうことも珍しくありません。このようなデメリットもよく加味したうえで、Laravelでフリーランスになるべきかをよく検討してみてください。

Laravel案件が探せるフリーランスエージェント

ここでは、Laravel案件が探せるフリーランスエージェントをご紹介します。

レバテックフリーランス

出典：レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、「ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1」「フリーランスエージェント業界認知度No.1 」を獲得した実績のあるフリーランスエージェント。IT特化で約20年サービスを提供しており、累計登録者数は45万人を突破しています。

人気の秘密は、業界最大級の案件数。企業からの直請け案件が多いため、高単価案件を探しやすいでしょう。平均年収は876万円、リモート求人が占める割合は75％です。最短即日に案件提案してくれるため、年収アップを目指す方だけでなくお急ぎの方にも向いています。

技術や市場動向に詳しい専門性の高いアドバイザーが在籍しており、キャリアに関する相談も可能です。企業との条件交渉や面倒な契約関連のサポートも受けられるため、自ら営業活動を行う必要はありません。
参考：レバテックフリーランスの評判

TechStock

出典：TechStock

高単価案件にこだわりたい方には、TechStockがおすすめです。平均単価が高く、月収80万円をこえる案件も多数用意されているため、魅力的な案件の中から自分にマッチする案件を見つけられるでしょう。週5日以上稼働可能な案件やリモート案件も豊富に揃っており、しっかり働きたい方や柔軟に働きたい方にもおすすめのフリーランスエージェントといえます。

最短1日で案件紹介してくれるスピーディーさや、業界最速水準の支払いサイトも魅力的です。フリーランスは、案件が途切れると収入が途絶えてしまいます。TechStockは、スピーディーなだけでなく何度でも案件紹介を無料で行ってくれるため、案件が途切れる不安やリスクを軽減できるでしょう。

フリーランスには難しいキャリア・スキルアップも可能。チャレンジ案件に挑戦したりキャリアカウンセリングを受けたりできるため、キャリアに悩んでいる方は無料で相談だけでもしてはいかがでしょうか。
参考：TechStockの評判

ランサーズエージェント

出典：ランサーズエージェント

ランサーズエージェントは、直請け案件をメインに扱っているフリーランスエージェントです。リモート案件が全体の85％を占めているため、柔軟に働きたい方にもおすすめ。週3日かつ1日8時間以上稼働できる案件が多く、しっかり働きたい方にも向いています。高単価案件が多い分、スキルが求められ、以下の言語・FWで経験年数3年以上のものが1つ以上ある方が対象です。

Java・PHP・Python・Ruby・Go・Scala・JavaScript・Swift ・Objective-C・Kotlin・ Unity ・C#・C++ ・R・TypeScript・Stylus・ESLint・Vuex・Rust ・Dart

利用者満足度の高さも、ランサーズエージェントの魅力の一つ。案件紹介だけでなく、参画後も報酬交渉や事務作業代行などの丁寧なフォローアップを行うことで、高水準の満足度をキープしています。運営会社は、大手クラウドソーシングサービス「Lancers」を提供するランサーズ株式会社なので、初めてフリーランスエージェントを利用する方でも安心です。取引企業は、独自の審査基準を設けて優良な企業のみを厳選しています。
参考：ランサーズエージェントの評判

Xhours

出典：Xhours

Xhoursは、案件を検索したり、希望条件を登録することでスカウトを受けられたりするサイトです。

エンドや受託会社、SES企業など、全国300社以上のフリーランスエンジニア向け案件が用意されており、その数は業界最大級レベル。選択肢が多いため、マッチする案件を探しやすいでしょう。

企業の担当者と直接連絡を取ることができ、スムーズにやり取りできるのもXhoursの特徴です。現在稼働中の人でも、企業担当者とのカジュアルな面談を通じて次の仕事に繋げられます。今すぐ案件に応募する気がない人も、スカウト機能を活用することで、自分の市場価値を知ることが可能です。

参考：Xhoursの口コミ・評判

Laravelフリーランスエンジニアまとめ

当記事では「Laravelでフリーランスになりたい」と考えている人に向けて、Laravelのそもそもの概要やできることをはじめ、気になる収入事情やLaravelを選ぶメリット・デメリットについてまで、詳細に解説してきました。

まだまだ日本では知名度の低いLaravelではありますが、Web開発者の間では特に人気の高いフレームワークとして着実に需要を高めています。プログラミング言語「PHP」の知識を活かして仕事の幅を広げていきたいなら、Laravelの習得に励んでまず損はないでしょう。

各種案件サイトを見てもLaravel案件は増えてきており、今後さらなる需要が生まれることはほぼ確実です。将来性のあるフリーランスエンジニアになりたい方に、Laravelは非常におすすめのフレームワークと言えます。