(取材)デジタルハリウッドロボティクスアカデミー卒業生インタビュー|国家ライセンス取得!映像表現の幅を広げたい
同校の魅力は、教育機関としての歴史を持つデジタルハリウッドで培ったノウハウを活用し、高品質なカリキュラムの授業を受講できること。授業の場所は都内で完結しており、キャンパスの通いやすさにも定評があります。さらに授業を効率よく効果的に行う目的で、受講生にはeラーニングの映像教材と自宅学習のためのミニドローンが提供されています。
この記事では、デジタルハリウッドロボティクスアカデミーで国家ライセンスコースを学び、見事ストレートで資格取得を実現した卒業生・金子順幸さんに、スクール選びのポイントやカリキュラムの感想について伺いました。

デジタルハリウッドロボティクスアカデミーは 2022年12月に無人航空機操縦士の資格取得のための講習を行う、登録講習機関に認定されました。 現在二等無人航空機操縦士資格取得のためのコースを開講しております。
https://coeteco.jp/drone-school/schools/dhw-robotics >
デジタルハリウッドロボティクスアカデミーについての基本情報(料金、コース、資格)
スクール名 | デジタルハリウッドロボティクスアカデミー | |
取得可能な資格 |
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開講中のコース |
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初期費用 (入会金やドローンの購入費用等) |
なし | |
受講料 | (初心者向け)ドローン専攻二等無人航空機操縦士コース | 250,800円(税込) |
(経験者向け)ドローン専攻二等無人航空機操縦士コース | 99,000円(税込) | |
(経験者向け)ドローン専攻一等無人航空機操縦士コース | 330,000円(税込) | |
運営会社 | デジタルハリウッド株式会社 |
ワーキングホリデーがきっかけで映像クリエイターに転身

―金子さんのこれまでのご経歴を教えてください。
一番最初に就職したところは、不動産のデベロッパーでした。もともと学生時代に野球をやっていたので、知り合いの方がいる不動産会社に入社して、マンションを建てる仕事をしていました。
そのあとは知り合いのお医者さんに誘われて、医療施設に就職。いわゆる事務長や、経営に関わるマネジメントの仕事をするようになりました。そのなかで医療事務などの資格も取得し、施設運営や人材管理についても学ばせていただきました。
―そこから一転して映像クリエイターになろうと思ったのは、どのような心境・環境の変化があったのでしょうか?
もともと海外志向だったので、日本以外の国に行きたいと思っていて、行く機会も多かったんですね。東南アジアをバックパックで旅したこともありますし、短い期間から長い期間まで、仕事の融通がきく限りいろいろなところへ旅をしました。
そうした生活をしているうちに、海外に長期間滞在するためのビザ、いわゆるワーキングホリデービザの年齢の期限が、だいたい30歳ぐらいということを耳にしました。仕事には満足していたんですが、当時29~30歳くらいだったこともあり、「海外に長期で行ってみたいな」と。それでカナダへ行ったんです。ワーキングホリデー自体は1年でしたが、そのまま向こうで仕事を続けました。
直接的に映像をやってみようというきっかけになったのは、カナダのバンクーバーで住んでいたシェアハウスです。当時はドラマの影響でシェアハウスが流行しており、僕もそれに乗っかったというわけです(笑)。そのうち何回目かに入ったシェアハウスの住人が、みんなクリエイターだったんです。たとえば写真を撮っている方、自分でブランドを作ってやっている方、音だけ撮っているという方もいました。
後になって知ったんですが、バンクーバーは『第二のハリウッド』のような土地で、映画の撮影なんかも多く、映像関連の仕事をしている人が多かったんです。
シェアハウスでは、メンバー同士で「なにか作ろう」という話が出ることもありました。そうして仲良くなっていくうちに、「このポジションが空いているから、やってみたら?」という話をもらいました。もともとAdobeのソフト、IllustratorやPhotoshopはよく使っていて、動画の編集ソフトも触ったことがあったんです。「それならやってみようか」と、少しずつ自主制作をするようになりました。
そうこうしているうちに、ありがたい巡り合わせで、留学をサポートしている日系企業さんからお声がけをいただきました。「YouTubeチャンネルを開設し、海外で働いている日本人を紹介したい」というような企画で、動画やオープニングの映像をご依頼いただきました。この仕事が、クリエイターとしての第一歩になりました。
―ご自身の努力と、そしてご縁の力、どちらもあって実現した形ですね。その後は、いったん日本に帰ってこられたんでしょうか?
そうですね。コロナがきっかけで、3年前くらいに帰国しました。当時は留学生自体も少なくなり、日系企業さんや日本人向けの仕事が徐々に無くなっていったんです。それで日本に戻ってきて、「映像を作る以外にも、こういう仕事があるよ」と関わることになったのが、ライブ配信の事業でした。
それまではまったくライブ配信には関わることがなかったんですが、配信の中で使われる映像素材や、配信で使うオープニング映像などの制作であれば力になれるかもと。主にファッション系やギャンブル系、ゲームなど、何人かでやっているようなライブ配信現場に、業務委託で携わるようになりました。
表現の幅を広げるためにドローン資格取得を決意

―順調に仕事の幅を広げてこられた金子さんが、ドローンに関心を持たれたきっかけは。
僕は旅行が好きで、水上バイクなどを運転するための免許も保有しています。それで海に遊びにいったとき、ふと「自分から見える視点とドローンの視点、両方の映像があるともっと面白いな」と思うようになりました。
なおかつ、自分のまわりで、良い感じのバイクや車を持つ人が増えたんです。雰囲気のあるような、いわゆるハーレーやクラシックカーなどの愛好家というのでしょうか。そうした愛好家たちは、楽しく運転するだけでなく、走っている姿などをSNSで発信することを好むので、「これをドローンで撮影すれば、プロフィール動画やSNS投稿に生かしてもらえるんじゃないか」と思ったんです。
「ドローンを操縦できるようになれば、もっと撮れるものがあるんじゃないか」。そんな思いが強くなり、ドローンを学ぶことにしました。
「現在の仕事に、なにか+αしたい」という方にドローンはおすすめです。
金子さんのように、すでに映像関係のスキルをお持ちの方が、ドローンというツールを取り入れることによってさらに仕事の幅が広がる。これはひとつの理想的な形だと思いますね。
以前からデジタルハリウッドの名前を知っていたのが大きかったです。動画教材とセットでAdobeのアプリケーション「Adobe Creative Cloud(Adobe CC)」を安く購入できるプランがあって、そちらを利用していたんです。

動画教材とAdobe Creative Cloud(Adobe CC)12ヶ月版がセットになった「Adoceマスター講座」
あとは立地も大きいですね。都内にあるので、今住んでいるところから通いやすかったんです。個人で仕事をやっているので、なかなかスケジュールが読みづらいときもあるのですが、デジハリなら無理なく通えそうでした。
―ドローンスクールは短期間で資格取得を目指すところが多いですが、デジタルハリウッドは「1か月、しっかり学びましょう」という内容ですよね。
そうですね。短期間で資格が取得できるスクールも検討はしましたが、「やるからにはとことん」タイプなので、むしろデジハリは好印象でした。
カウンセリングも営業的な雰囲気ではなく、淡々と分かりやすく説明していただき、好感を持ちました。迷うところもなかったので、その場で入会を決めました。
設立30周年を迎えるデジタルハリウッドは、教育機関としての長い歴史を持っている専門スクールです。
“Entertainment. It’s Everything!”(すべてをエンタテインメントにせよ!)という強い理念のもと、幅広い教育ノウハウと品質の高いカリキュラムを提供していますので、金子さんにも安心して選んでいただけたのだと思います。
手が大きいのでドローンの操縦技術に苦戦!

―実技の授業でドローンの操縦技術を学ぶ際に、大変だったことはありますか?
僕の手がかなり大きいせいで、プロポ(コントローラー)の操作には苦労しましたね。スティックを上に動かしたつもりが、左や右に入ってしまったり、大きく動かし過ぎてしまったり。家に帰ってから小さいドローンで何度も練習しましたが、なかなか癖が取れませんでした。
ドローンはいったん大きく動き出してしまうと急には止まれず、操縦がガクガクと不安定になります。先生方からは、「とにかく小さくスムーズに」「指をガクガク動かさない」と注意され続けました。試験ではとくに心の余裕がなくなるので、入念に練習しておく必要があります。
―自宅ではどのような練習を重ねられたのでしょうか?
スキマ時間を利用して、1日に1時間は必ず練習していました。
内容はスクエア飛行など、試験に準じた内容です。壁に当たらないように注意したり、納得いく動きになるまで繰り返し練習したりしていました。
デジタルハリウッドさんからは「こういう練習をしたらいいよ」と、練習方法が書かれた紙が配られるので、それも参考にしました。できるだけ試験の環境に近づけられるように、障害物を置くなどの工夫もしましたね。
座学はeラーニングで時間を有効活用
―座学で難しかったところ、分かりづらかったところはありましたか?座学は、初めて知る内容ばかりで新鮮でした。航空法や無線の内容など、今まで触れることがない知識が多かったからこそ、eラーニングの内容がスッと入ってきました。
時間があるときは繰り返しeラーニングで映像教材を見ました。車の移動中に音声だけ聞くこともありましたね。試験当日には、実技試験の点呼の練習を、声を出しながら車中で何度も練習しました。
時間の有効活用ができるので、eラーニングという形式はありがたかったです。
金子さんが学習に成功されたのは、物事に実直に取り組む姿勢を持っておられたためだと思います。
どのような勉強でもそうですが、講師は知識を教えることはできても、スキルを与えることはできません。練習そのものは、自分で取り組むしかないんですね。
僕らにできるのはあくまでも環境を整えることだけ。最終的にはご自身の努力が欠かせないことを知っておいていただけるとうれしいです。
受講生同士が自然に繋がり、支え合う

―他の受講生との関わりはありましたか?
受講生たちとは、今でも連絡を取り合っています。デジハリの授業は土曜日と日曜日のコースに分かれているのですが、最初の集まりだけは全員が顔を合わせたんです。そこで別の曜日の方とも仲良くなり、SNSを交換しました。「ドローンを買った」とか、「機体登録はどうするの?」みたいなやりとりをしています。
―そういう支え合いができるのはいいですね。
そうですね。僕は運よく一発で資格を取得できましたが、実技で落ちてしまった方もいました。そうした方とも、「次は頑張ってください!」「取れました!」などと話していて、みんなで支え合っているなと思います。
クラス制(集合型授業)を基本としていまして、同じスキル感の同じ志を持った受講生が集まるので、コミュニティが作りやすいのも一つの特徴と言えます。
年齢やバックボーンは違っても、ドローンを学ぶことを通じて仲間意識を持ち、お互い刺激し合いながら切磋琢磨して皆さんスキルアップされています。
ドローンの資格を生かして、個人向けのPV動画を撮っていきたい
―資格を取得された今、お仕事へのドローン活用は進んでいますか?残念ながらまだ活用まではできていません。今の状態としては、自分にはどのようなドローンが合っているのかを検討している段階です。
ドローンは安くはありませんので、受講生同士のLINEグループでも相談しながら、情報を収集しています。
―まさにこれからの段階ですね。今後の展望は?
デジハリの先生から、「ドローンを仕事にするなら、人とのつながりはやっぱり大事だ」というお話がありました。ドローンの撮影技術を磨くのはもちろん、何かしらの集まりに参加して、仲間と一緒に学びたいですね。
仕事としては、やはり当初から構想していた、趣味のプロモーション映像を制作していきたいです。愛好家たちがバイクや車を運転し、景色を楽しむ姿を撮影して、「あ、俺かっこいいじゃん」「私かっこいいじゃん」と感じられるような映像をプレゼントできたら嬉しいですね。最近はSNSでも60秒程度の短い動画が多いので、チャンスはありそうです。
―最後に未来の受講生に向けて、励ましのメッセージをいただけますでしょうか?
僕は完全な初心者からドローンを学びました。それでもデジタルハリウッドさんの授業や実技はすごく丁寧で分かりやすかったので、苦なく学ぶことができました。
スキマ時間で学べるeラーニングもありがたかったですし、実技の部分では分からないところを徹底的に教えてもらえます。マンツーマンの時間が長いので、納得するまで自分の練習ができたのも嬉しかったポイントです。少しでも興味をお持ちの方は、ぜひデジハリさんでドローンにチャレンジしてみてください!

デジタルハリウッドロボティクスアカデミーでは、講師と密にコミュニケーションを取りながら、仲間と楽しく学ぶことができます。
金子さんのようにドローンを仕事に生かせるのはもちろん、国家ライセンスを取得することで、やりたいこと、できることの幅が一段と広がりますよ。
ドローンに興味のある方、「自分にできるかな?」と不安に感じている方は、ぜひお気軽に個別相談会でご相談ください!
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デジタルハリウッドロボティクスアカデミーの最近の受講生には、金子さんのようなフリーランスの方も、会社員の方もどちらも来られます。
ただ、ドローンが国家ライセンスになったことで、より「お仕事」を意識しながらドローンを学びに来る方が増えた印象です。
「ドローンで転職したい」「ドローンをフリーランスとしての仕事の軸にしたい」という相談も多く寄せられるようになりましたね。