(取材)デジタルハリウッドロボティクスアカデミー卒業生インタビュー|デジハリ全コースをコンプリート!コースごとの違いや特徴、魅力とは

超一流のプロからの指導で、妥協しない姿勢を学んだ。 デジタルハリウッドロボティクスアカデミー 卒業生インタビュー 二等国家ライセンスコース 一等国家ライセンスコース 空撮映像クリエイターコース
デジタルハリウッドロボティクスアカデミーは、2015年11月にJUIDA認定スクール第1号として開校し、国家資格に対応しているドローンスクール。

Webデザインや動画制作クリエイターを養成する「デジタルハリウッド」で培った教育ノウハウを活かし、質の高い独自カリキュラムとオリジナル教材によって、国家ライセンス取得と実践的なスキル習得を目指せます

指導に当たるのは、さまざまな現場経験と実績を持つプロ講師。一人ひとりの状態やレベルに合わせたきめ細やかなサポートを提供してくれるのはもちろん、失敗に対しても前向きで建設的なアプローチを取った指導が魅力です。また受講者にはeラーニング教材と自宅学習用ミニドローンが提供され、授業を効率よく効果的に進められます。

今回は、そんなデジタルハリウッドロボティクスアカデミーで二等国家ライセンスコース一等国家ライセンスコース、さらに空撮映像クリエイターコースを受講し卒業された山本順二さんにインタビュー。全コースをコンプリートしたからこそ見えた各コースの特徴や感想、今後の抱負について伺いました。

デジタルハリウッドロボティクスアカデミーについての基本情報(料金、コース、資格)

スクール名 デジタルハリウッドロボティクスアカデミー
取得可能な資格
  • 二等無人航空機操縦士
  • 一等無人航空機操縦士
※学科試験は指定試験期間で別途受験が必要となります。
開講中のコース
  • (初心者向け)ドローン専攻二等無人航空機操縦士コース
  • (経験者向け)ドローン専攻二等無人航空機操縦士コース
  • (経験者向け)ドローン専攻一等無人航空機操縦士コース
初期費用
(入会金やドローンの購入費用等)
なし
受講料 (初心者向け)ドローン専攻二等無人航空機操縦士コース 250,800円(税込)
(経験者向け)ドローン専攻二等無人航空機操縦士コース 99,000円(税込)
(経験者向け)ドローン専攻一等無人航空機操縦士コース 330,000円(税込)
運営会社 デジタルハリウッド株式会社

音楽、映像、登山、それぞれの趣味がドローンで繋がった

―まずお仕事や趣味について、どのようなご経験をされてきたのか教えて下さい。

私はメーカーで40年以上勤務してきました。最初は営業系、それからサービス系へと異動し、年を重ねるにつれてより会社の内部に関わる仕事を担うようになりました。マーケティングや商品企画、情報部門を経験したほか、海外駐在経験もあります。いろいろな仕事を経験し、見るべきものは一通り見たかなという感じです。

趣味は、登山や音楽制作、映像制作などです。学生の時にアコースティックギターから始めてエレキをやったり、小さなバンドをやってみたり。「下手でもいいので、何か作ってみたい」というモチベーションが強く、音楽だったり映像だったり、好きなものを中心に取り組んできました。

―とても幅広いご経験をお持ちかと思いますが、ドローンをやってみようと思われたきっかけを教えて下さい。

ドローンに興味を持ったのは20年ほど前です。まだ今ほどポピュラーではありませんでしたが、個人でも買おうと思えば買えるくらいには普及してきた時期で、「ドローンって面白そうだな」「飛ばしてみたいな」と感じました。

その時点ではとくにアクションを起こすことはしなかったのですが、最近になって興味が蘇り、どこかで学ぼうと考えました。それでネット検索を経て、デジタルハリウッドさんを見つけました。


―ドローンのどういった部分に魅力を感じたのでしょうか?

きっかけは、モノが飛ぶって楽しそうだな、という憧れみたいなものです。なおかつドローンは、音楽や映像や登山など、これまでバラバラにやってきた趣味をうまく繋げてくれると知りました。たとえば、「ドローンなら上からの映像が撮れるな」「映像に自分の音楽をくっつけたら良さそうだな」というふうに。登山もそうで、「ドローンで山の上からの景色を撮れば驚くような映像が出来上がるぞ」などと考えました。

まず道具としてのドローンに魅力を感じ、のちに映像や音楽といった、自分が元々持っていた「何か作りたい」という動機につながっていったのです。

受講生の意向を尊重し、話しやすい雰囲気を作ってくれる


―さまざまなドローンスクールがある中で、デジタルハリウッドロボティクスアカデミーを選んだ理由について教えて下さい。

正直なことをいえば、「ネットで検索したら一番上に出てきたから」というのが大きな理由です(笑)。ただし入会を決めたのは、無料カウンセリングで「とにかく話しましょうよ」とアプローチしてきてくれたことです。

お話したのはマネージャーの笹野さんでした。「山本さんは、なぜドローンを学びたいんですか?」とフランクに問いかけてくださったことで、私のモチベーションを言語化するきっかけになりました。

そのあとは御茶ノ水のキャンパスに集合し、インストラクターの田口先生とお会いしました。私を含め4人くらいの受講生が集いましたが、お互い初対面で、話しかけるきっかけもなく、シーンとしていました。そこへ先生が入ってこられて、「まあ打ち解けましょうよ」と固まった空気をほぐしてくれました。

話してみると、それぞれが異なるバックグラウンドや目的を持っていたのですが、先生が私たちのことをものすごく尊重してくれたのも嬉しかったです。「どういうことに興味があるの?」「どういうことが好きなの?」「そういうことをやっているんですね」のように、それぞれの話を引き出してくれて、リラックスできました。

先生方の「絶対に妥協しない」姿勢に感動


―初めに二等のコースを受講されたときは、知らないことばかりだったかと思いますが、指導はどうでしたか?

ルールを教えてくれるのはもちろん、「なぜこのようなルールがあるのか」を詳細に教えていただけたのが良かったです。

たとえば飛行前点検にしても、ただ手順を覚えるように言われるのではなく、「なぜそういう手順になっているのか」を説明してもらいました。知識を定着させる上で、とても効果的な指導だったと思います。

ドローンにはリスクがつきものなので、先生方の授業には妥協がありませんでした。「大体でいいよ」とオマケしてくれることは一切なく、「しっかりしないと駄目だからね!」と、良い意味で厳しく指導されました。

たとえば雨が降ってきたときなども、1滴、2滴で練習は中止になります。夜間飛行についても、そろそろ暗くなってきたかなというタイミングで、先生が「日の入りは何時?」と質問してくる。私が「えーと、7時です」と答えたら、「山本さん、7時2分ですよ!」と指摘されました(笑)。2分くらいいいじゃん、となあなあにしないんです。

これはほんの一例で、先生方の一挙手一投足が常に厳密さを備えていました。航空機を操縦することの責任と、それを支える知識・責任感・スキルを叩き込まれました。


―実際にコースを受講してみて、楽しかったところや充実感を得られたところを教えて下さい。

デジハリで学ばれている生徒さんと先生方は、立場は違えど協力関係という雰囲気が気持ちよかったですね。たとえば誰かが試験に落ちてしまうと、まわりにいる生徒も本気で悔しがる。逆にうまくいくと、「良かったですね!」と讃えあう空気があって、とても温かかったです。

ドローンを飛ばすこと自体も楽しいし、「みんなでやっている感」も得られる。これはデジハリの大きな魅力でした。

学科のeラーニングと自宅用ミニドローンもフル活用

―デジハリといえば、学科をeラーニングで学べるのも特徴ですね。

はい。eラーニングの内容は非常に充実していて、かなり役に立ちました。eラーニングで知識を充填すると、「ぜひ実地でやってみたい」という気持ちが湧いてきます。そして実践後には、「さっきのところをeラーニングで復習しておこう」と考える。日々のなかで、良いサイクルが生まれました。

―ミニドローンでの練習はいかがでしたか?

スクールから「とにかく毎日5分は練習するように」と言われていましたので、自分なりに取り組みました。ドローンを飛ばすことを習慣化するのが大事だと言うことですね。

最初にミニドローンを見たときは、機体が小さいので、「こんなもので練習になるのかな?」と思いました(笑)。ところがいざ操縦してみると、あちこちにぶつかってプロペラが折れてしまい、一筋縄では行かないと分かりました。

それでも、自宅と学校で練習しているうちに、ミニドローンだけでなく難しい機体も飛ばせるようになりましたし、GPSを切っても機体を安定させられるようになりました。練習によってスキルが身についた実感を得られたのは、かなり楽しい経験でした。

国家ライセンス試験は「しんどかった」!?


―そんななかで、二等ライセンスのみならず一等ライセンスも取得されました。試験に関してはいかがでしたか。

実地とペーパーがあるのですが、ペーパーはもうとにかく努力するしかないので、ひたすら勉強しました。たとえば車で仕事へ行くときにも、呪文のように試験内容を唱えて練習しましたね(笑)。

実地の試験は、絶対に妥協が許されないですから、やっぱり緊張しました。そして緊張すると、覚えてきたことが吹き飛んでしまう。そのせいで一発クリアとはならず、何回か試験に落ちてしまいました。飛行点検とか、カーブや蛇行など……。バッテリーの装着が甘く、モーターが回らなかったこともあります。でも、そうやって失敗したことは一生忘れないので、良い経験になりました。

試験に落ちたときは、落ちたこと自体ももちろん、「せっかく教えていただいたのに、期待に応えられなかったな」という申し訳なさを抱きました。「みんなで一緒にがんばっていこう」というデジハリの雰囲気があったからこそ、次はちゃんとやらなきゃ!と本気になれました。

空撮映像クリエイターコースはアウトプットを学ぶ場所


―国家ライセンス取得後には、空撮映像クリエイターコースも受講されたそうですね。

一等ライセンスを取得し、頭がホットなうちに卒業生向けの案内メールをいただいたのがきっかけでした。国家ライセンスを取得するまでは、技量と知識をインプットしてきたわけですが、次はそれをアウトプットしましょうと。学費は決して安くありませんでしたが、しっかり取り組んでみようと決意しました。

―空撮映像クリエイターコースでは、どのような内容を学んだのでしょうか。

入学当初はなにか、ツールの使い方を学ぶコースなのかなというイメージを持っていましたが、実際の授業はそれよりもずっと高度でした。叩き込まれたのは、「何かを作る時、そこには必ず意図がある。その意図を果たすためにメディアを作るんだ」という姿勢です。「映像を通して、あなたは何が言いたいんですか」ということを、インストラクターの田口先生、佐々木先生から一貫して指導されました。

先生方曰く、伝えたいメッセージが定まっていれば、どんな表現でも試みて良いのだと。たとえば画をひっくり返してもいいし、色を変えてみてもいいんです。作る前に意図や目的を考えるというのは、目から鱗でした。

更にびっくりしたのが、それだけ考えさせておいて、いざ作品について説明しようとすると「説明は聞きません」と言われるんです(笑)。「口で説明しなきゃいけないのは、メディアで充分に表現できていないからですよね」と。言われることに一本筋が通っていて、クリエイターとしてのマインドを育ててもらえました。

―指導に当たった先生方についても、感想をお聞かせいただけますか。

とにかく徹底的にサポートしてくれるし、自ら手本を示せる高度な実力をお持ちの先生方です。どの指導にも説得力があるので、教えていただいていると、あっという間に時間が過ぎていきました。

生徒同士で話し合うことも多く、それも刺激になりました。たくさんの人に作品を見ていただくと、自分が思っていたのと全く違う反応があったり、意外な見方を発見できたりと、すごく勉強になりました。こういうふうに横方向のコミュニケーションを取りながら進められたのも、デジハリの魅力でしたね。

自分らしさを表現していきたい


―たくさんのスキルを身につけた今、「今後こういうことをやってみたい」という展望があれば教えて下さい。

せっかくスクールで学んだので、やっぱり映像を作っていきたいですね。デジハリでの学びを経て、ドローンありきで映像を考えるのではなく、意図や目的、撮りたいものをベースに、1つの選択肢としてドローンを捉えるべきだと理解できました。ただ、ここからは数を作ってみないと自分らしい表現に辿り着けないので、自然や建物、日常の風景などから撮り始めて、「どういうものを作りたいのか」「どういうものを見せたいのか」というテーマ、あるいは得意分野を自分の中に作りたいと思います。

作品が溜まってきたら、Webサイトなんかも立ち上げてみたいですね。どれだけの人の目に留まるかは分かりませんが、やっぱり見られることが大事だと思うので。ドローンを学び始めたきっかけである、自分を表現したい」という欲求を実現していけたら嬉しいですね。

―では最後に、これからデジハリに入学しようか悩んでいる方に向けて、大先輩として応援メッセージをお願いします!

デジハリは協力し合いながら成長していける学校です。指導してくださる先生方は、超一流のプロです。そして、先生やスタッフの方々も含め、学校全体に「高め合っていきましょう!」という雰囲気が流れている、たいへん魅力的なスクールです。

受講生はみなさん初心者です。いま現在とくにスキルがなくても、「やってみよう!」と思うなら、ぜひチャレンジしてください。私なんか、この年になっても「やって良かった」と思っているんですから。30代、40代、50代の方でも、時間の許す限り、ご自身の可能性を探ってみてはいかがでしょうか。
ライターコメント
ライターコメント

山本さんの謙虚ながらも前向きな姿勢、そして強い学習意欲と意志を感じられるインタビューでした。

同時に、デジタルハリウッドロボティクスアカデミーの全コースを網羅し、内側からじっくりと見たからこそ得られる生きた情報、学校・先生方の特徴、魅力がたくさん詰まっていましたね。

これからドローンスクールで学ぼうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!

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