転職が成功しやすい人の特徴や、転職前に行っておきたいこと、準備しておきたいことについて伺いました。
Findyの「ITスキルをGitHubで数値化」「想定年収予測機能」など、特色のある支援サービス内容についても詳しくお伺いします!
記事のダイジェスト/Findyの評判とクチコミまとめ
・GitHubを連携してスキルを数値化!自身のキャリアを振り返るきっかけにもなる
・エンジニアひとりひとりと向き合うキャリアアドバイザーが伴走する
FindyはIT/WEB系に特化した求人のみを取り扱う転職サービスです。独自に開発したAIでエンジニアのスキルと企業の求人票を解析てマッチング。GitHubの開発履歴をもとにスキルを偏差値化してくれるユニークな特色もあります。
Findyについて、ネット上の意見をもとにまとめてみました。
Findyの良いクチコミ
ネット上のFindyの良いクチコミは以下のようにまとめられます。ほかの転職エージェントと異なる点はエンジニアのスキル偏差値を出すところ。私はそれをもとに企業が興味を持ってくれたようでスムーズに転職できました(女性・年齢不明)
GitHubの連携でエンジニアのスキルを正しく評価してくれる転職サイトだと思います(男性・年齢不明)
インターネット・アカデミーの悪いクチコミ
同じく、Findyの悪いクチコミは以下のようにまとめられます。実務経験1年未満でスキル偏差値44と出ました。どこまで信用できるのか(男性・50代)それではいよいよ、Findyユーザーサクセスの北川さんにお話を伺ってみましょう!
DX推進で、大手企業もエンジニア採用を強化
—Findyは「IT・Webエンジニアに特化したエンジニア転職プラットフォーム」という、ちょっと珍しいサービスですよね。北川さんは転職の現場をよくご存知かと思いますが、エンジニア転職は増えている感覚はありますか?
はい。近年のIT人材不足やデジタル・トランスフォーメーション(DX)推進の流れ、リモートワークの普及といった働く環境の変化に伴い、エンジニア転職は増えていますね。中でも弊社サービスの場合ですと、Web向けの自社開発を希望しているエンジニアの方がメイン層で、一定程度以上のスキル・経験を持っている方に利用していただくケースが多いです。例えば、実務2〜3年以上の経験がある、複数の言語・技術でのスキルや経験を有している、といったような方にご活用いただけていますね。
Findyには、GitHub(*1)を使用してスキルを数値化するシステムがありますので、エンジニアの方にも楽しんでご利用いただけているのかなと感じます。
—一方で、クライアント企業様には、どのような会社が多いのでしょうか?
スタートアップ企業や、メガベンチャーが多いですが、最近ではDX推進の流れを受けて大手企業様にご利用いただけるケースも増えています。
ーそのような企業で求められるエンジニアとは、どのような方なのでしょうか?
エンジニアとしてのスキルが最も重要なのは前提として、コミュニケーション能力が高い方や、自走できる方が求められる傾向にあると感じます。
―なるほど。そうなると、やはり、未経験者がエンジニアに転職するのは厳しいのでしょうか?
実情をお話ししますと、弊社サービスを活用してエンジニア未経験の状態からエンジニアとして転職した方はそれほど多くありません。
ただ、エンジニアとしての経験が少ない方であったとしても、たとえば、「銀行に5年以上勤務した経験があり、その業界の業務に精通している」といった方が、スキルを身に着けて、キャリアチェンジという形でFintech系企業へ転職をしたという実例はあります。
ですから、弊社のサービスでは、経験者/未経験者の区別なく、「スキルを磨いていきたい」と考える、技術に対する学習意欲が高い方に対して前向きに転職活動をして頂けるよう、ファクトや一次情報をお伝えしています。
「エンジニアは高収入」?実際のところは
―今は、さまざまな情報が氾濫しており、中には、「エンジニア職は高年収」「ラクして1,000万稼げる」などといった極端な情報も見かけます。キャリアの専門家として、こうした情報についてどう思われますか?
実際のところ、年収が非常に高いのは、マネージャーであったり管理職であったりと、ごく一部のエンジニアに限られます。「何千万円と稼ぎ、自由な働き方ができる」という方は、決して多くはありません。その意味で、少し誇張的な表現なのかなと思いますね。
―なるほど。では、一般的なエンジニアはどのような働き方をされているのでしょうか?
一般的なエンジニアといっても、専門職であることは事実ですから、平均年収は高めだとは思います。弊社のボリュームゾーンでいくと600〜900万円くらいかなという印象ですが、年収1,000万以上という方もいらっしゃいます。
また、年収が高い方は、現場で実績を積み上げたり、自己研鑽をしてスキルアップに努めている傾向があると感じます。
―努力次第で年収が上がるチャンスがある、と。
ええ。「夢がある」といえば夢がある業界ですね。ただ、エンジニアの世界では新しい技術が次々に出てきますので、そうした技術へのキャッチアップが求められます。実力主義と考えると、タフな世界でもあります。
Findyの最大の特徴、独自のマッチングシステム
―ところで、御社のサービスは他社の転職エージェントとはだいぶ違いますね。企業から「いいね」をいただいて、マッチングすれば転職活動へと進む、と。こう言うと不適切かもしれませんが、なんだか楽しそうなシステムだなと感じました。
おっしゃる通りで、弊社のサービスの最大の特徴は、独自のマッチングシステムにあります。企業側がスキル偏差値や簡単なプロフィール情報をもとに「いいね」をし、エンジニアと企業がマッチして初めて、メッセージでのやり取りが行われるという仕組みです。
また、Findyでは、登録時にGitHubを連携していただくことで、エンジニアの方がお持ちのスキルをわかりやすく数値化しています。これをもとに「想定年収予測」が出るところも独自性が高く、エンジニアの方から好評です。
加えて、転職サービスであることを全面には出していないため、「今すぐじゃないけど、なんとなく転職を視野に入れている」という方にも気軽に登録していただけるのも強みです。ちょうど、友達に「転職しようか迷ってるんだよね」と相談するような気軽さで利用できるイメージですね。
登録しているだけで、メガベンチャーやスタートアップ、大手DX推進企業から「いいね」がくることがあり、「こんな企業が世の中にあるんだ」「こんな大企業から興味を持ってもらえるんだ」と気づく機会になります。こうした体験が、改めて自身のキャリアを振り返るきっかけになることもあるようです。
―一般的な転職エージェントよりも、かなりハードルが低いですね。あえて伺いますが、逆に、御社のサービスの弱みは?
うーん。条件や希望が定まっていて、「今すぐ転職したい!」とか、「自分から動いて会社を探し、積極的にアプローチしたい!」という方には、物足りなさを感じる場合もあるかなとは思います。なぜかというと、機能からもお分かりいただけます通り、Findyは「エンジニアが自ら企業を探す」というよりは、「エンジニアと企業のマッチングを支援する」サービスであるためです。
Findyは「もっといろいろな会社のことを知りたい」「他の会社のエンジニアはどうなんだろう?」といった情報に気軽に触れられますので、今すぐには転職を意識していなくても、自分の可能性を広げていただけるのではないかと考えております。弊社の理念としても、「なにがなんでも転職を勧める」というよりは、エンジニアにとってより良いキャリアを歩むための伴走者となり、成長のきっかけになるサービスでありたいと考えています。
(備考)エンジニアのよき伴走者「ユーザーサクセス」とは?
ユーザーサクセスは、「無理に転職は勧めない」「『エンジニアの年収の決まり方』をお伝えする等、エンジニアの方に価値ある話をご提供するよう努める」といった価値観のもと、エンジニアひとりひとりと向き合っている、弊社社内のキャリアアドバイザーのことです。私たちが大事にしているのは、以下の3点です。
- 何よりもエンジニアの方のキャリアにおける成功を優先する
- フラット・ファクトベース・俯瞰を重視した面談にする
- キャリアの方向性・年収レンジ・業界動向などエンジニアに価値ある話題にフォーカスする
本音で聞きたい!どんな人が転職しやすい?
—読者からよくリクエストがある質問なのですが、どのような方が転職成功しやすいでしょうか?
それは、一概には言いづらいところですね。もちろん、スキルや条件という要素はあるものの、タイミングと縁も大きいのではないでしょうか。とくに、タイミングは時代の流れや社会情勢によるところが大きく、自分ひとりではコントロールできないものですから、最終的にはご縁ということになると思います。
ただし、情報に触れ続けることで、タイミングを逃さないように気をつけることはできます。そのためには、弊社サービスを含むさまざまなツールを利用して、企業の情報や市場動向にアンテナを張っておくと良いでしょうし、エンジニアのコミュニティに参加しておくのも有効だと思います。
―確かに、何事もタイミングってありますよね。一方で、たとえば、「何社も選考を受けたが、内定に至らなかった」など、エンジニアの方が落ち込みがちなイベントに関しては、どのようなサポートを提供されているのでしょうか?
Findyでは、応募先の企業から面接時のフィードバックをいただいくことがあります。エンジニアの方が納得のいくキャリアを歩めるよう、改善点についても率直にお伝えして、次のチャンスを掴めるように、随時サポートしております。
それから、ご自身でもトライしていただきたいのが、「自分がどうありたいか」をなるべく明確にイメージしてみることです。
たとえば、理想を表す簡単な絵を描いてみるとよいですね。何人くらいの人がいる職場で、自分がどんな動きをして話しているのかといったことを描き、それに対してどのような感情を抱くか、具体的なイメージを作ります。
年収、社風、業務内容……転職にあたって気になる要素は多いように見えますが、本質的な「自分が何をしたいか」という思いを突き詰めると、案外、ひとつのイメージに収束するかもしれません。そのイメージを軸として意識すると、キャリアに対する考えがブレにくくなると思います。
―初めての転職で、条件や希望を絞りきれないという人も多いので、たいへん参考になるお話です。ちなみに、「絵を描く」以外にも、なにか考え方を整理する方法はありますか?
たとえば、「転職の4P」をご存知でしょうか。以下の4つを軸に、転職先を選ぶという思考の枠組みです。
- philosophy(理念、ビジョン)
- profession(事業内容、職務内容)
- people(社員、社風)
- privilege(福利厚生、人事制度)
「転職に向けての準備」と聞くと、職務経歴書の書き方や面接対策を想起する方が多いですが、それらはいわばツールであり、比較的短時間で身につけられるノウハウです。実際に転職活動をはじめてからでも、充分習得できるでしょう。
一方、より深いところにある自分の軸、ビジョンを見つめ直すには、ある程度の時間が必要です。ぜひ一度、自分自身のあり方について掘り下げていただきたいなと思います。
プログラミングスクール卒業生に向けて
―今日はたいへん勉強になりました。では、まだ経験の浅い方、たとえば、現在スクールで学んでいる方に対してのアドバイスはありますか?エンジニアの世界では、自己研鑽をし続けておられる方ほど成果を出せている傾向が見受けられます。スクールのカリキュラムや、すでに知っている分野に閉じるのではなく、新しい技術を学び続けることは、ご自身のキャリアにもプラスに働くと思います。また、転職後も、直接業務に関係がなくても、余暇の時間で新たな分野に触れておくなど、積極的にチャレンジしていくといいかもしれませんね。
―そうした学びやスキルアップをしたとして、転職の際にはどのようにアピールするとよいですか?
技術的なブログを書くとか、ポートフォリオを作っておくことをおすすめします。最近では発信している情報やGitHubをかなり深く見る企業も多いので、普段から「自分はこれができる」と発信していくことが大事ですね。READMEなどで「なぜその成果物を作ったのか?」「何を工夫したのか?」が分かると読み手は助かります。
もちろん、これ以外にも、業務で得た経験・ノウハウをブログにまとめる、個人のプロジェクトとしてアプリ開発を行う、OSS活動にコミットする、カンファレンスに登壇する……など、発信の仕方は様々です。普段から情報収集をされつつ、ご自身でも少しずつトライしていくのがいいのではないでしょうか。
縁とタイミングを掴むために、Findyを利用してみよう!
―では最後に、これから転職を検討しているエンジニアやこれからエンジニアを目指そうとしている方への応援メッセージをお願いします。
エンジニアは技術を身につけていけばいくほど、道が拓けていきます。皆様にはぜひ、Findyを上手に活用し、情報収集をしながら転職の縁とタイミングを掴んでいただけたら嬉しいですね。私もユーザーサクセスとして、皆さんを全力でサポートできればと思っています。
—ありがとうございました!
取材しました!Findy(ファインディ)とは?
エンジニア転職プラットフォームの「Findy(ファインディ)」は、IT/WEB系に特化した求人のみを取り扱う転職サービス。独自に開発したAIでエンジニアのスキルと企業の求人票を解析し、最適なマッチングを実現します。
登録は完全無料で、GitHubの開発履歴をもとにスキルを偏差値化してくれるユニークな特色も。発信力レベル機能や想定年収予測など、エンジニアの「知りたい!」を楽しく提供してくれる転職サービスです。
転職を考えている方はもちろん、「すぐには考えていないけど、市場価値を知っておきたい」といった方の登録も歓迎しているそう。もしかすると、誰もが知っている大企業や、隠れた優良ベンチャー企業などからアプローチがあるかも?ぜひお気軽に登録してみてくださいね。
発信する際には、それを見た人がどう感じるかや、守秘義務に違反していないかなどを十分に確認・検討した上で行うようにしてください。