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ブリッジエンジニアは、海外の企業に作業を委託するオフショア開発プロジェクトの中心メンバーとなり、語学力やマネジメント能力を駆使して円滑なやり取りをサポートする重要な役割を担う仕事です。今回はブリッジエンジニアの詳しい仕事内容や求められるスキル、おすすめの関連資格や年収などを解説します。
ブリッジエンジニアって、どんな仕事?
以下は、ブリッジエンジニアの概要です。職種名 | ブリッジエンジニア |
平均年収 | 700万円前後 |
概要 | 企業と海外の橋渡し役となり、語学力やマネジメント能力を活かしてオフショア開発プロジェクトをスムーズに進める仕事 |
活かせる資格 | TOEIC® Listening & Reading Test、PMP® |
では、ブリッジエンジニアの仕事内容をさらに詳しく解説していきます。
ブリッジエンジニアの仕事とは?
ブリッジエンジニアの仕事は主に海外と企業を繋ぐやり取りやサポートですが、その他にもエンジニアのスキルを活かしたさまざまな業務を行います。ここでは、ブリッジエンジニアの仕事内容を3つの特徴に絞ってご紹介します。海外へ仕事を依頼する
オフショア先の企業やエンジニアにシステム管理やソフトウェア開発などの業務を委託するため、両者の認識が合うようにプロジェクトの説明を行います。設計書や仕事の進め方など、オフショア現地のスタッフにとって必要な補足説明を行う業務も重要です。言語の違いはもちろん、日本と海外の文化の違いや時差なども配慮してミーティングや作業内容を調整する必要があります。納品物の品質チェック
オフショア先から受け取った納品物を確認し、ミスやバグが無いかを入念にチェックします。修正が必要な場合は委託先に指示をしますが、内容を正確に伝えるスキルや信頼関係を損なわないコミュニケーション能力が求められます。ブリッジエンジニアの適正な判断や対応が、納品物やオフショア開発プロジェクト全体のクオリティに大きく影響するといえるでしょう。プロジェクト全体の進捗管理
オフショア開発プロジェクトの中心メンバーとなり、プロジェクト全体の進捗をマネジメントできるスキルも必要です。海外のスタッフと円滑な連携を取るにあたって、進行中の業務の進度を把握したりオフショア先に確認を取ったりする必要があります。さらに海外だけでなく国内のエンジニアの生産性も高めるような働きかけやスケジュール管理も大切です。アクシデントや修正などにも冷静に対処できる姿勢も求められます。ブリッジエンジニアとシステムエンジニアの違い
システムエンジニアとはどう違う?
どちらもエンジニア業務の実践スキルが必要ですが、ブリッジシステムエンジニアはさらに高度なコミュニケーションスキルが求められ、海外スタッフとプロジェクトを共有したり信頼関係を維持しながら交渉を行ったりといった仕事も行います。関連記事:社内SE転職エージェントのおすすめ12選
ブリッジエンジニアの役割と業務フロー
ブリッジシステムエンジニアは国内もしくはオフショア先で国内企業と海外スタッフの橋渡しやプロジェクトの管理業務を担う仕事です。具体的な業務は配置によって異なりますが、たとえばミーティングやファシリテーションのセッティング、納品物の検収や企業同士の意思疎通のサポート、プロジェクト全体のマネジメントなどさまざまな業務を行います。
もちろんエンジニアとしての知識や実践力も必要で、海外のエンジニアに開発者の視点で指示をするスキルも大切です。
ブリッジシステムエンジニアが海外拠点の作業を支援することで国内のエンジニアに委託するよりも人件費を安く抑えることができるため、企業の成長やグローバル化にとってとても重要な存在であるといえます。
システムエンジニアの役割と業務フロー
システムエンジニアは企業がシステム開発を行う際に主に設計プロセスに関わっており、プロジェクトの上流工程を担う仕事といえます。具体的な業務フローは所属する企業によって異なりますが、クライアントの現状や要望をヒアリングしたりシステム構築の詳細設計を行ったりといった取り組みが挙げられます。
システム設計を行う際にはどのような技術を採用することで企業の要望を叶えられるかを判断する必要があるため、システム関連の高度な技術や知識が求められます。さらに企業やチームによってサーバーやネットワーク、アプリ開発など担当分野もさまざまなので、分野ごとの知識を身に着けておきます。IT業界は常に最新の情報が更新されるため、常に学ぶ姿勢も大切でしょう。
ブリッジエンジニアに必要なスキル
ブリッジエンジニアはエンジニアとしての技術だけでなく、さまざまなスキルが求められます。以下では特に大切な3つのスキルを解説します。エンジニアとしての技術力
ブリッジエンジニアはその名の通りエンジニアとしての技術力を備えていることが大前提です。システム開発やプログラミング、ソフトウェア関連の知識やセキュリティにまつわる知識などシステムエンジニアが知っておくべき高度な情報を捉えておく必要があります。システムエンジニアのキャリアを経てブリッジエンジニアに就職するという選択肢が一般的であるため、多くの方がシステム開発関連の知識を持っているでしょう。
マネジメントスキル
国内外で作業を担当するシステムエンジニアの進捗や納品物の品質などを管理することができるマネジメントスキルが求められます。納期を守るために進行中の業務について調整を行ったり生産性を高めるためにスタッフを手助けしたりといったさまざまな働きかけによって、企業にとって最大の利益が得られる状態を保守することが大切です。海外とやりとりを行うことも含め、高度なマネジメントスキルが必要でしょう。
コミュニケーションスキル
海外でスタッフと対等に話すことができる語学力やさまざまな部署の社員と円滑に意思疎通ができるコミュニケーションスキルが求められます。特にオフショア先とは信頼関係の構築度がプロジェクトの進行ペースや納品物のクオリティに大きく影響するでしょう。海外を筆頭にさまざまな企業やスタッフと協力して開発を進めていくため、他者理解や協調性といった資質も必要でしょう。
ブリッジエンジニアに求められる人物像
ブリッジエンジニアは、多数の開発メンバーを共にコミュニケーションを取る必要があります。さらに問題が発生した時には原因を追求し、積極的に動いて解決に導いていかなければなりません。ブリッジエンジニアの仕事には、コミュニケーション能力、行動力、責任感が求められるので、その資質を持っている人物が向いているといえるでしょう。また、ブリッジエンジニアは海外のスタッフとも取引を行う場面が多いので、ある程度の英語力も必須です。ブリッジエンジニアは開発者やSEからステップアップした人が多いので、目指すのであればブリッジエンジニアを目指す前に開発経験、マネジメント経験を他の仕事で積んでおくと良いでしょう。
ブリッジエンジニアにおすすめの資格
ブリッジシステムエンジニアは高度なIT技術が求められる仕事ですが、語学力やマネジメントについても学んでおく必要があります。ここでは、ブリッジシステムエンジニアで持っていると便利な資格「TOEIC® LISTENING AND READING TEST」と「PMP®」についてご紹介します。TOEIC® LISTENING AND READING TEST
ブリッジシステムエンジニアは海外の言語で意思疎通を図る機会があるので、TOEIC®を受けておくことで、テストのスコアで英語のスキルを証明することができます。語学力の高い社員はオフショア先の常勤として選抜されたり転職活動を行う際にアピールポイントになったりとさまざまな場面で有効的に作用するでしょう。PMP®
PMP®はプロジェクトマネジメントのスキルを証明する国家資格です。世界に通ずるマネジメントの能力を学ぶことができるので、ブリッジシステムエンジニアを続ける方はぜひ取得しておきたい資格でしょう。しかし受験の際には研修の受講や実務経験など条件を満たす必要があるため、キャリアアップを希望する際に受験する方が多いようです。ブリッジエンジニアの年収
ブリッジシステムエンジニアの平均年収は700万円前後です。しかし実際の年収は経歴やスキルによって大幅に異なり、若手社員であれば年収400万円以降で、キャリアを積んだ方であれば800万円程という方もいるそうです。中には30代でも700万円以上の年収という方もいるようで、一般の総合職やシステムエンジニアと比較するとかなり高水準な年収であるといえるでしょう。ブリッジシステムエンジニアは通常のシステムエンジニアの業務に加えて高いマネジメント能力や語学力、海外の方相手でも意思疎通を図ることができるコミュニケーションスキルなどが求められる仕事です。
つまりブリッジシステムエンジニアはかなり高度なIT人材であるために年収の相場が一般職よりも高いのです。さらに年収アップを目指す方は、チームのリーダーになったり大きなプロジェクトを担当したり、オフショア現地で働いたりと、スキルと経験値をアップさせることが大切でしょう。
関連記事:ITエンジニアの平均年収は?
ブリッジエンジニアのキャリアパス
ブリッジシステムエンジニアは高度なIT関連人材であるため、業務で身に着けたスキルを活かすことでさまざまなキャリアパスの方法を選択することができるでしょう。たとえばシステムエンジニアとしてシステム開発の設計に特化したり、企業のシステム導入をコンサルティングしたりすることで自分の得意分野を活かすのもいいでしょう。マネジメントスキルがあるので、企業によっては管理職に転向するという選択肢もあります。また、ブリッジシステムエンジニアは所属する企業の分野によっても業務内容が大きく異なるため、今まで取り組んだことのないジャンルの企業に転職して知見を広げる方法もキャリアアップの一つです。
さらに現在さまざまな企業でグローバル化が進んでいるなかで、海外を拠点に置いて仕事をしたいという方はブリッジシステムエンジニアとしてのスキルを活かして海外でIT関連の職業に就くという選択肢もあります。