おすすめドローンスクールまとめ|コース内容・料金・資格を比較(沖縄県)

テレビなどでよく見る空撮だけでなく、建設・設備点検や災害・救助の現場でも活躍をみせているドローン。沖縄県内でもあらゆる分野に活用の場が広がっています。

とはいえ、ドローンに触ったこともないし、どこで飛ばしていいのかもわからない……という方もいるでしょう。特に沖縄では米軍基地や自衛隊などの飛行禁止区域があるため、注意が必要です。

ドローンの操作は一見簡単そうに見えますが、法規制や墜落などリスクがつきもの。独学では不安な方のために、沖縄県内でおすすめのドローンスクールをご紹介します。

Dアカデミー沖縄那覇校

引用元:Dアカデミー沖縄那覇校


那覇市にあるDアカデミー沖縄那覇校は、JUIDAの認定スクールで国土交通省認定のライセンスが取得できます。講師1人対生徒1人のマンツーマン制で開講される講座は、わからないことも確認しやすく、自分の習熟度合いに合わせて進めてもらえます。

沖縄県では米軍基地があるので練習場所には注意が必要ですが、Dアカデミー沖縄那覇校の修了生は練習場を利用できるので、操縦に自信が持てるようになるまで練習できます。パーソナル講習やセミナーなど、フォロー講習も用意されているので、資格をとっただけにせず使える技術にしたい方におすすめのスクールです。

子ども向けコースの有無 なし
スクール所在地 〒900-0013
沖縄県那覇市牧志3-24-20 とみはらビル2F
問い合わせ先 電話番号 098-868-0160
メール 問い合わせフォーム

操縦技能+安全運航管理者講習

4日間で、操縦技能証明証と安全運航管理者証明証の2つの資格を取得できるコースです。座学がトータル10時間、実技が14時間で予定が組まれていて、他のドローンスクールと比べ、やや長めのタイムスケジュールです。

1対1のマンツーマン制でもあるので、自分のペースでじっくり学びたい方にぴったりです。グループレッスンでありがちなドローンの操作順番待ちもないので、十分な時間を練習に充てることができます。

主な対象者
費用(税込) 253,000円(税込)
期間 4日間
取得できる資格 操縦技能証明証
安全運航管理者証明証
取得できる技術 ドローンに関する法知識
ドローンの基本操縦など

操縦技能資格講習

操縦技能証明証のみを取得するコースです。3日間の講習は1日目に7時間の座学、2日めと3日めはそれぞれ7時間の実技講習です。垂直離着陸・ホバリング・水平移動はGPSあり・なしのそれぞれを訓練でき、8の字飛行や遠方飛行など時間をかけてじっくり学べます。

主な対象者
費用(税込) 220,000円(税込)
期間 3日間
取得できる資格 操縦技能証明証
取得できる技術 ドローンの基本操作・操縦など

安全運航管理者資格講習

操縦技能証明証を取得済みで、安全運航に関する資格の取得を考えている方向けのコースです。ドローンの運航にかかるリスクや対処について座学で学べます。仕事でドローンを使う方に特におすすめの資格です。

主な対象者 操縦技能証明証取得済みの方
費用(税込) 55,000円(税込)
期間 1日
取得できる資格 安全運航管理者証明証
取得できる技術 安全運航管理者の意義・無人航空機にかかわるリスク・リスクに対する対処などの知識

沖縄ドローンスクール

引用元:沖縄ドローンスクール


沖縄ドローンスクールは、自然豊かな国頭郡にあります。自動車教習所の合宿免許のようなスタイルで、JUIDAのライセンスが取得できます。受講料には宿泊費が含まれています。最短1泊2日で資格取得可能です。ドローンの資格は欲しいけれど時間があまりとれない、という方や短期間で集中したい方におすすめです。

スクールは空撮・地上撮影・動画制作なども行っているスカイキン株式会社が運営しています。ドローンの販売もしているので、機体を購入する際にも相談できます。オンライン座学講座は無料で受けられるのもポイントです。

子ども向けコースの有無 なし
スクール所在地 〒904-1201 沖縄県国頭郡金武町金武4306−2 1F
問い合わせ先 電話番号 090-7386-0409
メール skykinokinawa@gmail.com

操縦技能証明証取得コース

操縦技能証明書取得コースでは、ドローン初心者の方や未経験の方向けにドローンの基礎的な知識や基本となる操作方法を学べます。6時間の座学ではドローンに関わる法律や飛行許可申請の注意点、安全対策のとりかたなどを学びます。オンライン座学講座は無料で受講できます。

実技は約11時間割り当てられています。屋外実技は広々とした野外練習場で、豊かな自然を感じながら受講できます。雨天の場合は屋根付きピロティ-で実技指導を受けられるので安心です。

主な対象者 初心者向け
20歳以上
費用(税込) 195,800円(税込)
※宿泊なしの場合は11,000円引
期間 1泊2日
取得できる資格 操縦技能証明証
取得できる技術 基礎知識と基本的な操作

安全運航管理者証明証取得コース

安全運航管理者証明証取得コースでは、ドローンを複数管理・運営する知識、リスクアセスメントなどを学びます。資格を取得することで、安全運航管理者責任者として信頼を得ることができます。仕事で役立てたい方には特におすすめです。

主な対象者 20歳以上
JUIDA無人航空機操縦技能証明証を取得済みの方
費用(税込) 41,800円(税込)
期間 3時間
取得できる資格 安全運航管理者証明証
取得できる技術 ドローン運航の安全管理・リスクアセスメント

操縦技能証明証&安全運航管理者証明証総合取得コース

操縦技能証明証のコースに、3日目の安全運航管理者証明証の講習がセットになったコースです。2日半で2つの資格を取得できます。

操縦技能証明証取得コースと同じく、宿泊するかしないかで金額が変わります。合宿料金には1日目の昼食、夕食と2日目の昼食が含まれています。1日目の夜は懇親BBQか居酒屋・食事処での交流会が企画されているそうです。ドローンを通じた交流に興味がある方は合宿での参加をおすすめします。

主な対象者 20歳以上
費用(税込) 220,000円(税込)
※宿泊なしの場合は11,000円引
※JUIDAのライセンス申請費は別途
期間 2泊3日
取得できる資格 ・操縦技能証明証
・安全運航管理者証明証
取得できる技術 基礎知識と基本的な操作
ドローン運航の安全管理・リスクアセスメント

ドローン教習所アール沖縄校

引用元:ドローン教習所アール沖縄校


ドローン教習所アール沖縄校は、ドローン検定協会が主宰している「ドローン教習所」に属しています。先にドローン検定に合格していれば、4時間の座学が免除される特典があります。他のドローンスクールの受講料より割安感のある価格設定が魅力です。

国土交通省の認定を受けた「ドローン教習所」のドローン操縦士資格を取得できるので、飛行許可申請時に書類を簡略化できます。

子ども向けコースの有無 なし
スクール所在地 【本部】〒901-2301
沖縄県中頭郡北中城村字島袋600-8

【オフィス】〒901-2306
沖縄県中頭郡北中城村字ライカム1番地
イオンモール沖縄ライカム5F howlive内
問い合わせ先 電話番号 080-6492-5882
メール 問い合わせフォーム

ドローン検定3級取得講座

ドローン検定が実施している「3級ライセンス」を取得するためのコースです。ドローンを安全に活用するための最低限の知識が身に付けられます。ドローン検定3級の範囲になる部分を学ぶため、受講後は3級の認定書が発行されます。

主な対象者 ドローン検定未取得者でドローンの基本的なルールや知識を学びたい方
ドローン操縦士を目指し、安全な活用を考えている方
費用(税込) 19,000円(税込)
期間 座学4時間
取得できる資格 ドローン検定3級認定書
ドローン教習所「ドローン操縦士:基礎技能講習」の受講資格
取得できる技術 ドローンの安全な活用に必要な最低限の知識

ドローン操縦士:基礎技能講習

ドローン検定を取得済みの方を対象とした講習です。座学と技能過程を2日間で実施し、安全に操縦するための知識と技術を学びます。初心者の方はもちろん、飛行経歴が国土交通省への申請に必要な10時間に達していない方にもおすすめです。講習時にはドローンを無料で借りられるため、ドローンを持っていなくても手ぶらで受講できますよ。

主な対象者 ドローン検定取得者でドローンの基本的な操縦方法、ルールや技術を学びたい方
費用(税込) 69,000円(税込)
期間 2日間
取得できる資格 基礎技能ライセンス
取得できる技術 ドローン操縦の基礎知識と技能

ドローン操縦士:応用技能講習

ドローン検定「基礎技能ライセンス」取得者を対象とした応用講座です。「目視外」「夜間飛行」「物件投下」に必要な知識と技術を学べます。ドローン検定認定の応用技能ライセンスが取得でき、国土交通省への申請時に一部の書類を簡略化できます。

主な対象者 ドローン検定「基礎技能ライセンス」をお持ちの方で承認が必要となる飛行について、ルールや技術を学びたい方
費用(税込) 34,000円(税込)
期間 2日間
取得できる資格 応用技能ライセンス
取得できる技術 目視外・夜間飛行・物件投下

ドローン操縦士養成講習

「ドローン操縦士養成講習」では、コース料金ではなく授業1コマあたりでの価格設定になっています。標準受講料は、資格取得に必要な最低コマ数にかかる受講費を合計したものです。座学が計5時間、実技10時間で資格取得可能です。ドローン教習所アール沖縄校では、実技訓練10時間のうち、シュミレーター訓練が9時間です。資格取得費用をできるだけ抑えたい方におすすめです。

主な対象者 初心者の方
費用(税込) 入校金(最大) / 23,500円
座学1時限 / 5,500円
シミュレーター訓練1時限 / 5,500円
実機訓練1時限あたり / 13,200円
修了試験 / 8,800円
 
標準受講料合計(最大) 122,500円
※価格はすべて税込
期間 座学5時限
シュミレーター訓練9時限
実機訓練1時限
修了試験
取得できる資格 ドローン操縦士
(無人航空従事者基礎技能講習修了認定書)
取得できる技術 許可・承認申請に必要な最低限の操縦能力

まとめ

沖縄県のドローンスクールをご紹介しました。各スクールごとに取得できる資格・費用・日数などにかなり違いがあるので、それぞれのメリットを比較して自分に最適なスクールを選んでください。

費用の安さを重視する方はドローン教習所アール沖縄校、合宿で早く取得したい方には沖縄ドローンスクール、アフターフォローやマンツーマン講習など自分のペースで受講したい方にはDアカデミー沖縄那覇校がおすすめです。どのスクールがいいか迷う場合は、オンライン講座が無料のスクールや、体験講座があるスクールもあるので、まず試してみてくださいね。
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  • 質問 ドローンを操縦するには、資格が必要ですか?

    答え 2022年12月現在では、ドローンを飛行させるために取得が義務付けられている免許・資格はありません。(ただし、2023年には免許制度が導入される見込みです。)

    現段階では誰でも自由にドローンを飛行できますが、ドローンの大きさ、飛行禁止空域などの飛行場所によっては、飛行の際に許可承認が必要となります。資格取得に向けて勉強することにより、ドローンの飛行ルール、安全運航に必要な知識が体系的に身につき、安心して利用できるようになるでしょう。詳しくはこちらの記事をご確認ください。

  • 質問 ドローンスクールに通うメリットは?

    答え ドローンスクールに通うと、ドローンの高い操縦技能や、安全運航に必要な実技の知識が身につきます。

    ドローンスクールのなかには、操縦技術を証明するための資格が取得できるものもあり、取得によって就職、転職やビジネスなどに活かせます。また、検定に向けて勉強することにより法律、気象学、力学、物理学、専門知識など、運航に必要な知識を習得できます。さらに飛行練習が10時間以上のスクールの場合、地方航空局長や空港事務所長に飛行許可を申請する際に手続きが簡略化され、飛行許可申請の一部が免除となるなどのメリットがあります。

  • 質問 ドローンを飛ばすには、どのような許可が必要ですか?

    答え ドローンの飛行許可は、200g以上の場合は航空法が適用されるため、200g未満か、200g以上かによって事情が変わります。

    200g以上のドローンの場合は、航空法にしたがい飛行させる必要があります。具体的には、空港周辺、人口集中地区、地上150m以上の空域で飛ばすには、特別な許可が必要となります。また、仮に許可のある場合でも、緊急用務空域での飛行は規制されています。

    さらに、(A)夜間飛行、(B)目視外飛行(操縦者がドローンを目視できない状況での飛行)、(C)30m未満の飛行、(D)イベント上空飛行、(E)危険物輸送、(F)物体投下を行うには、地方航空局長の承認を受ける必要があります。

    一方で200g未満の小型ドローンには「小型無人機等飛行禁止法」が適用されるため、航空法の適用対象外ですが、国が指定した場所周辺でドローンを飛ばす場合は、事前にドローン飛行の許可を取るために警察署への通報書が必要です。

    さらに東京都では、公園条例により計81ヶ所の都立公園・庭園において200g未満のドローン飛行が禁止されているため、使用する際には市区町村の担当者に確認、許可を取らなければなりません。

  • 質問 ドローンの資格にはどのようなものがありますか?

    答え 民間によるドローンの認定資格では、ドローンや飛行に必要な法律、気象などに関する基礎知識、操縦技術、安全運航に必要な知識などを試験によって認定しています。

    ドローンの資格には、実技/座学に関するものがあり、実技では、中国のドローンメーカーによる認定資格DJI、日本全国にありもっとも古くから存在するJUIDA、JUIDAに次いで認定スクールの多いDPAの3つが主要資格です。座学では、ドローン検定がもっとも有名です。それぞれの資格を取得するためには特定のカリキュラムを修了するか、テキストを読み込んで知識を身につけ、認定試験に合格する必要があります。

  • 質問 200g未満のドローンなら、どこでも飛ばしてOKなのですか?

    答え 200g未満を含むドローンは、航空法により飛行禁止区域が定められています。200g未満のドローン飛行には、民法や道路交通法、公園条例、重要文化財保護法などの適用を受けるため、それらの法律に沿って飛行させる必要があり、どこでも飛ばすことはできません。

    ドローン飛行の際には、飛行してもよいエリアかどうか事前に確認しておく必要があります。もし、飛行禁止区域かわからない場合は、警察署へ事前に通報書を届け出ることでドローン飛行の可否が確認できますので、ぜひお試しください。

  • 質問 子どもが通えるドローンスクールはありますか?

    答え 近年では、子ども向けのドローンスクールも増えています。

    子ども向けのスクールでは、安全のために常にメガネを着用したり、ドローンの中でも小型で、ビギナーでも操縦しやすいトイドローンを利用したり、1回あたり1人のみが飛ばす(同時に何台も飛ばないようコントロールする)など、安全性への配慮が徹底されているため、安心して学ぶことができます。

    また、子ども向けのドローンスクールの中には、プログラミング授業と組み合わせて学べる「ドローンプログラミング教室」などのスクールもあります。