(取材)ドローンチームNadeshiko|シニア・小中学生向けイベントを通じて社会貢献

(取材)ドローンチームNadeshiko|シニア・小中学生向けイベントを通じて社会貢献
愛知県豊田市を中心に、さまざまなワークショップやドローンイベントを開催している「ドローンチームNadeshiko(なでしこ)」。主に以下のような活動を行っています。
  • ドローン操縦体験
  • 小中学生向けプログラミングでドローン飛行体験
  • シニア向けドローン教室
資格を取ることよりも、みんなでコミュニケーションを取りながら「ドローンやテクノロジーに親しむきっかけや入口になってほしい」と語ってくれたのが、ドローンチームNadeshiko代表理事の汐江満理子さんです。

この記事では、ドローンチームNadeshikoのさまざまな活動や教室についてご紹介します。

ドローン 豊田市

ドローンチームNadeshiko代表理事 汐江満理子さん

ドローンチームNadeshikoについての基本情報(料金、コース、資格)

スクール名 ドローンチームNadeshio
取得可能な資格
開講中のコース
  • 子ども向けドローン×プログラミング ワークショップ 
  • 初心者・シニアのドローン教室
初期費用
(入会金やドローンの購入費用等)
なし
受講料
  • 子ども向けドローン×プログラミング ワークショップ 

2,000円〜/回
  • 初心者・シニアのドローン教室

1,200円〜/回
運営会社 一般社団法人ドローンチームNadeshiko

小中学生向けドローンイベントやシニア向けドローン教室が大人気!

ドローン スクール 愛知県

—本日はありがとうございます。まず、ドローンチームNadeshikoについて教えてください。

私たちはママが中心になって立ち上げたドローンチームです。女性を中心に徐々に仲間を増やして活動の場を広げているところです。

多くの方にドローンの体験をしてもらいたいと思い、あえてドローンスクールではなく「チーム」として活動しています。

活動のメインは、プログラミングでドローン操縦を体験してもらうお子さま向けのワークショップ開催とシニア向けのドローン教室です。

お子さま向けでは、ドローンだけでなく、スマホの使い方やリテラシーについて学び、テクノロジーの未来について考えるカリキュラムとなっています。

いっぽう、シニア向けでは介護予防の一環として、ドローン教室を開催しています。

―お子さまとシニア向けということですが、具体的な年齢層について教えていただけますか?

ワークショップは小学生と中学生を対象にしていますが、特に小学生のお子さまが多いですね。親子参加型のワークショップはとても人気があり、保護者の方とたくさん参加してくださっています。

シニア向けのドローン教室は、愛知県豊田市が官民連携で始めた介護予防プロジェクトで始めた介護予防「ずっと元気!プロジェクト」プログラムのひとつです。

介護予防プログラムなので、基本的に65歳以上の方が対象です。
先日、名古屋市で開催したイベントで出会った79歳の女性の方は、「どうしてもドローンがやりたかった」と毎月1時間以上かけて豊田市まで通って下さっています。最高88歳の男性も毎月楽しみに生き生きと通ってくださっています。

実際には親子ワークショップに参加された保護者の方、お孫さんと参加される方などもいらっしゃいますので、シニア向けとは言いつつごちゃ混ぜの年齢層で運営しています。

ドローン 教室 豊田市

年齢に関係なくドローンを通じて「テクノロジーと未来」を感じてほしい

—指導にあたっては、どのようなことにこだわられていますか。

私たちは、ドローンを介して未来につながるテクノロジーについて学んでほしいという想いを持っています。

ですから、お子さまを対象としたイベントでは、ドローン操縦だけでなく「テクノロジーで困っている人を助けることはできないか」「ドローンを活用したらどんな場面で役立つのか」といった問いを投げかけて、そこからいろいろなお話をします。

さらにプログラミングと紐付けて、お子さまには「未来につながる学び・気づき」を重視した指導をしています。

シニアの方は、介護予防的な観点と同時に、シニアライフの充実に役立つような教室を行っています。

退職されたシニア男性が「特に趣味もなく家に閉じこもりがち」というのは時々耳にします。ラジコンや機械いじりが好きな方、テクノロジーには関心があるけれどチャンスがない。そんなシニアの方々がドローンをきっかけにして、新しいコミュニティを広げられるようなお手伝いをしています。

—介護予防の点についても、詳しく教えていただけますか?

ドローン操縦は指先を使い、神経を集中させますし、深視力も必要です。さまざまな刺激を受けるので介護予防効果が期待できます。楽しみながら介護予防もできるアクティビティとして利用いただける教室を開催しています。

ドローンを飛ばすこと自体はひとりでもできるかもしれません。でも、周囲の安全に気を配ったり、まわりに声をかけたり、あるいは誰かとペアを組んで操縦したり、ドローン体験を通じてコミュニケーションが活発になるんですね。

年齢に関係なく、共通して私たちがこだわっているのは「テクノロジーと未来」「コミュニケーションの大切さ」をドローンを通じて体感していただくことです。

—他校と比較して、御校の強みはどういったところでしょうか。

今後はソーシャルスキルトレーニング(SST、人と人が関わりながら生きる社会性やスキルを身につけるトレーニング)のひとつとしても、ドローンを活用していきたいと考えています。

お子さまの未来も、介護予防も、コミュニケーションをとるのが苦手な方も含めて、ドローンを通じてサポートしていきたい。そういう意味で、いわゆるスクール運営とは違うところが特徴かなと思います。

ドローンチーム なでしこ

ドローンを活用したソーシャルスキルトレーニング

ドローン 体験 豊田市

—お話を伺っていますと社会貢献度の高い活動と感じます。今後の展望についてはいかがでしょうか?

SDGs未来都市とよた(内閣府より持続可能な開発目標達成に向けた取組を先進的に進めていく自治体)の登録団体として、今後も積極的に出張講座なども展開していく予定です。

シニアとか子どもとか、あるいは発達障害であるとか、「分けない世界」を作りたいのです。どなたにとっても心理的安全性が保たれ、楽しみに通えるような、ドローンチームNadeshikoの拠点となる場所づくりをしたいと願っています。

—素晴らしい目標ですね。

まだまだ、理想を追いかけている状態です。

道半ばですから偉そうに言えないのですが、「テクノロジーを介した場づくり」のノウハウが構築できたら他の地域の皆さんとも共有したい。プログラミングでいえばオープンソースですね。

ですから今はまず、豊田市にしっかりとした拠点を作りあげたいと思っています。

気楽に気軽にドローンを体験してください!

ドローン なでしこ 愛知

— 最後に、読者に向けて入会をおすすめするメッセージをお願いいたします。
         
私たちドローンチームNadeshikoは、テクノロジーと一般のご家庭とのハブになりたい、スキマを繋げたいという思いで活動しています。

多くの人に「ドローンを通じて未来を感じてほしい」のが私達の願い。

もちろん仕事で使うとか、本気で色々やりたいのであればライセンス取得を目的とするスクールでしっかり学ぶべきだと思います。

ドローンスクールに通うのはハードルが高い……とためらっている方こそ、まずドローンチームNadeshikoのイベントや教室で、ドローン体験を楽しんでください。

「わくわく、でも、ゆるゆる」楽しくのんびり、ドローンを体験できる機会をたくさん行っています。気軽に、手ぶらで、イベントやワークショップ、教室にぜひいらしてください。

ドローンチームNadeshikoは、行政・民間企業・学校などからご依頼をいただき、数多くの出張講座を開催しています。詳しくはお問い合わせ下さい。
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