（取材）厚木ドローンスクール｜2023年2月から一等無人航空機操縦士免許・二等無人航空機操縦士免許の免許講習も開始！

厚木ドローンスクールについての基本情報（料金、コース、資格）

JUIDA認定コースからフォローアップ講習まで多彩なラインナップ

—本日はありがとうございます。まず、厚木ドローンスクールについて教えてください。

厚木ドローンスクールは、卒業生500名以上を送り出しているJUIDA認定校です。

スクールは神奈川県厚木市にあり、小田急小田原線「愛甲石田駅」から徒歩10分ほどで、講義室と屋内練習場を備えています。これに加え、厚木市内にある屋外飛行場で実技講習を行っています。

—御校では現在、何種類のコースを展開されていますか。また、それぞれのコースではどのようなことが学べるのでしょうか。

当校のメインはJUIDA認定証取得コースです。基礎講習1では操縦技能、基礎講習2では安全運行管理を学び、修了すると認定証が取得できます。このほか、業務に特化したオプションコースとして、UTC認定の農薬散布ドローン講習や空撮アプリ講習があります。

それから、第三級陸上特殊無線技士の国家資格取得コースも開催しています。個人が飛ばすようなドローンには必要ありませんが、産業用ドローンを扱うには基本的に陸上特殊無線技士の資格が必要になるためです。

これらメインのコースのほかに、フォローアップ講習も開催しています。この講習はスクール修了生向けで、実技が不安な方や、しばらくドローンに触れておらず、講師のもとで復習したい方が対象です。

また、今後は国家試験対応のコースも順次、対応していく予定です。

—スクール卒業後の講習があるのは安心ですね。講師ひとりに対して、何人の生徒さんで受講するのでしょうか？

当校の実技講習は1クラス最大5名です。そして、5名の受講者に対して最低でも講師が3名つきます。ですから、ほとんどマンツーマンに近い形で指導を行っています。

なお、座学については内容が多岐に渡るため、まずはe-ラーニングで基礎知識を学んでいただいてから、ポイントを抑えた講義を改めて行う形式（予習・復習形式）を取っています。

ちなみに、筆記試験もe-ラーニングのシステムで実施します。当校の母体はアプリ開発などを手掛ける企業ですので、こうしたシステムは非常に整っており、IDとパスワードさえあれば模擬試験を何回でも受けられるようになっています。「満点になるまで繰り返し学んでくださいね」と受講者の方にはお伝えしています。

—忙しい方にもありがたいシステムですね。厚木ドローンスクールに来られるのは、どのような方が多いですか。

ここ1～2年で非常に増えたのが、業務でドローンを使われる方の受講です。それから自治体関係や消防などの方も多いです。「橋梁点検に使いたい」「不動産業で建物を空撮したい」といったように、目的が明確な方がほとんどですね。

年齢層では20代から30代がボリュームゾーンです。一方で、新しい趣味として学びにくる60代以上の方もいます。

それから最近は、女性の受講者が増えている印象がありますね。プロボ（コントローラー兼送信機）のスティック操作はかなり繊細な動きが必要なのですが、女性の方はとてもお上手です。

大学生もときどきいらっしゃいますし、保護者のご承諾をもらった高校生も何人かいます。メインは事業関連の方々ですが、実際に当校へいらっしゃる方は年齢も幅広いですし、さまざまな目的があります。わたし達は、それぞれの目的にあわせて最適な指導をするよう心がけています。

広大なフライトスペースで実践的な実技訓練をたっぷりと！

—指導にあたっては、どのようなことにこだわられていますか。

特にこだわっている点は2つあります。

1つ目は、飛行は必ず屋外で行い、実践的な訓練を行うことです。

風の吹かない室内とは違い、屋外は風の影響があることが多く、単純にドローンを前進させるだけでもフラフラしてしまうことが珍しくありません。しかし、実際にドローンを運用するのは屋外のことが多いですから、どのような環境下でもしっかりコントロールできるよう練習を繰り返します。当校が所有する屋外飛行場はたいへん広いので、安心してドローンを飛ばしていただけますよ。

実技ではスクエア飛行や八の字飛行など国家試験に出るような飛行訓練を行っていますし、高高度で実機を飛ばし、ゴーホームモードやジオフェンス（仮想の柵を設定し、ドローンがそこから出ないようにする機能）などの練習も行います。高いレベルの操縦技術を求める方にもぴったりです。

もう1つのこだわりは、マンツーマンに近い少人数制であることです。講師が受講者の方の目的や技量に合わせて臨機応変に対応し、それぞれの性格を把握して指導いたします。

どなたにも得意不得意がありますから、その方が苦労している技能には、特に時間をかけて丁寧に指導するよう心がけています。

—他校と比較して、御校の強みはどういったところでしょうか。

やはり屋外の実技練習場ですね。天気が良ければ100メートルくらいの高度まで飛ばせます。それくらい高く飛ばすと、ドローンが目視できる範囲はどのくらいなのかを体感できます。また、空撮した画像は感動的で、受講生のモチベーションがアップすることも多いです。

それから、講義室と飛行場が厚木市内でまとまっているので、利便性が良いのも強みかなと思います。

加えて、講習の日程をご要望に合わせて設定できる点も強みですね。お仕事をしながらでも、ご都合に合わせて講習を受けられます。

スクールの連携システムを構築し社会貢献にも積極的に関与していく

―厚木ドローンスクールにおける今後の展望についてお聞かせください。

ドローンにまつわるすべての産業をすべて網羅するスクールはそう多くありません。だからこそドローンスクール間で連携し、すべての方の細かいご要望にお答えできるシステムを構築したいと思っています。それによってドローンがさまざまな分野で広がっていくことがわたし達の願いでもあります。

たとえば先日も、「大型の輸送ドローンを使って、山頂まで仕事の道具を運びたい」といったご相談がありました。こうしたご相談にも積極的に対応できるよう、産業用途に特化したスクールさんと協力体制を整えるなどして、技術はもちろん業務のノウハウも含めて指導できるようになっていきたいですね。

—スクール同士がお互いの良さを活かしていくのは素晴らしい試みです。御校は、2022年2月には伊勢原市と災害協定を締結なさるなど社会貢献活動にも携わっていらっしゃいますね。

はい、伊勢原市と災害支援活動の協定を締結いたしました。また、厚木市、愛川町、清川村、厚木警察署、（株）エーブレイン（厚木ドローンスクールの運営会社）で、災害支援に関する５社協定も結んでいます。

実際に熱海で大きな豪雨災害があった時には、わたしと他2名のパイロットもドローンによる支援活動に参加いたしました。今後も少しでも皆さまのお役に立てることがあるのなら、積極的に協力していきたいと思っています。

無料体験会も開催中。ドローンに関することは気軽にご相談ください！

— 最後に、読者に向けてメッセージをお願いいたします。

厚木ドローンスクールでは、どなたでも気軽に参加できる無料体験会を定期的に開催しています。ドローンに関することでしたら、なんでもご相談ください。国家試験の概要などについても、分かりやすくご説明いたします。

趣味目的の方でも、業務に使いたい方でもぜひ、一緒にドローンの世界に踏み出しましょう！講師全員、全力でサポートいたします！