この記事では、マイクロドローンの特徴やおすすめのマイクロドローン4選をわかりやすく紹介します。
マイクロドローンの特徴
マイクロドローンは、重量が100g前後のドローンを指します。機体のスペックは、プロペラ対向間が100mm程度、プロペラサイズは2インチ以下であることが特徴です。コンパクトでスピード感のある操縦ができることから、競技用ドローンとして利用されるケースが多くありました。大きなドローンでは入れない場所で利用しやすいことから、点検や災害などの現場でも幅広く活躍しています。映像の伝達速度が速いため、災害の現場で短時間で情報収集する際に役立っています。
重量が100g未満のマイクロドローンは、航空法適用外になります。つまり、100g未満のマイクロドローンは無人航空機には含まれないため、飛行許可を得る必要がありません。しかし、河川法や自然公園法などのルールは遵守する必要があります。そのため、マイクロドローンを操縦する際には、ドローンに関わる法律を理解した上で操縦することが重要です。
マイクロドローンを操縦するために必要な資格
FPVを使用したマイクロドローンを操縦するためには、アマチュア無線4級資格を取得する必要があります。さらに、FPVは5.8Ghzの電波を使用するため、無線局の開局手続きを行うことが求められます。無線局の開局申請は、3ヶ月ほど要するケースもあります。そのため、FPVが採用されているマイクロドローンを操縦したい場合は、資格の取得と無線局の開局手続きをスムーズに行うようにしましょう。
マイクロドローンを操縦するときの注意点
マイクロドローンは、一般的なドローンよりも操縦が難しいといわれています。そのため、マイクロドローンを操縦する際のポイントや注意点を理解しておきたいですね。ここでは、マイクロドローンを操縦するときの注意点を解説します。FPVの操縦方法に慣れる必要がある
マイクロドローンは、FPVゴーグルを装着してドローンを飛ばすことが一般的です。FPVとは一人称視点を意味し、ドローン視点からの景色を見ながらドローンを操縦します。FPVの映像は、送信機に取り付けたタブレットやスマートフォンなどで確認することも可能です。FPVによる操縦では、アングルやアクロ、ホライゾンといった飛行モードがあります。初心者の場合は、安定して飛行しやすいアングルモードから挑戦してみましょう。アクロモードの場合は姿勢制御やスピードコントロールはマニュアル操作となり、ホライゾンモードは角度の制限がないことが特徴です。
FPV視点に慣れるためには、目視でホバリングを安定させることがポイント。目視の操縦で安定してホバリングできるようになってから、FPVゴーグルを使用することをおすすめします。
機体のバランスが取りづらい
マイクロドローンには、気圧センサーやGPSなどが搭載されていないことが特徴です。そのため、通常のドローンよりもマイクロドローンは機体のバランスが取りづらいといわれています。空中で機体を静止できないため、操縦者がホバリングの際に微調整を行う必要があります。機体のバランスが取りづらい場合は、送信機を調整してみましょう。送信きの操作感を鈍く設定することで、機体が安定しやすくなります。
空撮には向いていない
マイクロドローンは、機体の揺れや傾きを感知するジンバルが機体に搭載されていません。カメラはドローンに固定されており、操縦が不安定な場合は映像にも乱れが生じやすくなることがデメリットです。ジンバルが搭載されていないため、風の影響で機体があおられた際に映像はブレやすくなります。しかし、操縦が安定することでアクロバティックな映像を空撮できることもマイクロドローンの魅力の1つ。アクション映画やスポーツの試合など、高速で動く対象物にも俊敏に対応できれば、迫力のある映像を撮影できるでしょう。
風が強い日は操縦しない
軽量のマイクロドローンは、「風に弱い」ことを踏まえたうえで操縦する必要があります。マイクロドローンが風にあおられた際は、風に流され機体を紛失してしまう可能性があります。そのため、屋外で飛ばす場合は、風速計を持参することをおすすめします。風速5m/s以上になると、ドローンの操縦は難しくなるといわれています。地上では風が弱い場合でも、上空では強風が吹いているケースも少なくありません。特に、山や海の近くでは天候や風の強さが変化しやすい傾向があります。風速計を利用しながら、慎重に操縦するようにしたいですね。
おすすめのマイクロドローン4選
ここでは、コエテコが厳選するおすすめマイクロドローン4選を紹介します。Happymodel Mobula6
カメラの角度が調整可能なマイクロドローンは、Happymodel Mobula6です。モーターのKV値は、19000KVと25000KVから選ぶことが可能です。重量は27gなので、風の影響を受けやすい点に注意する必要があります。飛行時間は2分ほどであるため、ドローン初心者に向いている機体だといえます。マイクロドローンで気軽に空撮できることから、趣味で空撮を行いたい方から選ばれている機体です。
Eachine UZ65 65mm 1S Whoop
重量が21.5gと軽量なのは、Eachine UZ65 65mmです。1回の飛行時間は3分程度となっていますがバッテリーは4個付属するため、連続してドローンを飛行させたい方から選ばれています。プロペラがやや大きく、マイクロドローンでもダイナミックな操縦をしやすいことが特徴です。DJI Tello
専用アプリを使用して操縦を行うのは、DJI Telloです。1m50cmほどの高さまで浮上すると、アプリから操縦できるようになります。アプリには多彩なフライトモードが搭載されているため、手軽に本格的な操縦を楽しめるのが魅力。機体には内蔵メモリが搭載されており、空撮した際にはデータをすぐにスマートフォンへ移行できます。また、DJI Telloは大手のドローンメーカーが製造しているマイクロドローンであり、安定してホバリングしやすいことがメリットです。
Holyton HT30 ドローン
プロペラガードで全体が覆われているのは、Holyton HT30ドローンです。安全性が高いことから、お子様が初めて操縦するドローンとして選ばれている傾向があります。落下や衝突にも強いため、練習用の機体としておすすめです。多少の接触には強いため、室内でのドローンの操縦練習に向いていることが特徴です。コストパフォーマンスが高い機体として、ドローン初心者から高い評価を得ています。