ドローン操縦士回転翼3級(DPA)の特徴を徹底解説!取得するメリットや対象年齢は?

ドローン操縦士回転翼3級(DPA)の特徴を徹底解説!取得するメリットや対象年齢は?
農業や測量などに従事している人のなかには、「ドローンのスキルを習得したい!」と考える人もいるでしょう。ビジネスシーンだけではなく、空撮などの趣味でドローンを飛行させたい人も、ドローンの資格を取得しておくことはメリットがあります。

この記事では、ドローン操縦士回転翼3級の特徴や受講料、取得方法などについてわかりやすく紹介します。

ドローン操縦士回転翼3級(DPA)とは?

ドローン操縦士回転翼3級は、DPA認定資格として2016年から始まりました。最短2日間で取得できるドローン資格であるため、短期間でドローン資格を取得したい人に向いています。さらに、ドローン未経験者・初心者でも取得しやすい資格として、広く知られています。

ドローン操縦士回転翼3級を保有していれば、ドローン操縦士として安全な操縦のための技能と知識を習得していることの証明となります。ドローン操縦士回転翼3級を取得したい場合は、DPA認定校を利用しましょう。DPA認定校は北海道から宮崎県まで、日本各地に開校しています。

ドローン操縦士回転翼3級の取得方法

ドローン操縦士回転翼3級を取得するためには、DPA認定校でドローン構造やドローンを安全に飛ばすための航空法などを学習する必要があります。そして、10時間以上の飛行経験を得て、実技と筆記試験に合格すると、資格申請できます。

資格申請する際には、DPAのWebサイトで「技能会員」に登録する必要があります。資格申請のための書類をアップロードする際には、ライセンスカード用写真を用意しておきましょう。写真は縦が640px・横が480px以上のものが必要で、3ヵ月以内に撮影したものを使用します。

また、本人確認書類として運転免許やパスポートなどが必要となります。申請することで、ドローン操縦士回転翼3級のDPA認定資格証明書となるライセンス証書とライセンスカードが発行されます。ライセンスの発行までには、5営業日ほど時間がかかります。

ドローン操縦士回転翼3級(DPA)を取得するメリットは?

ドローン操縦士回転翼(3級)を取得するメリットは、以下の通りです。
  • 飛行許可申請の一部を簡略化できる
  • ドローン初心者でも挑戦しやすい
  • 操縦技能と安全知識を習得できる
  • ビジネスシーンで信頼感を得られる
資格取得の最も大きなメリットは、飛行許可申請の一部を簡略化できる点が挙げられます。資格を取得することで信頼感を得られやすいため、ドローンを飛行する際に土地所有者や近隣住民などへの説明も行いやすいでしょう。

ビジネスでドローンを活用する際には「安全で確実な操縦ができる」ことの証明となり、クライアントから信頼感を得やすいことがメリットです。高い操縦スキルが認められれば、ドローンを活用するビジネスが軌道に乗る可能性もあるでしょう。
出典:DPA
なお、試験に合格すれば、「DPA資格ロゴデザイン」をダウンロードして資料や名刺に活用することができます。ロゴデザインは、DPA技能会員限定のマイページの「資格情報/DPA資格ロゴ取得」からダウンロードしましょう。

ドローン操縦士回転翼3級(DPA)の運営会社は?

ドローン操縦士回転翼3級の運営会社は、一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA)です。2016年6月15日に設立し、ドローン操縦士の技術、技量の健全な発展を図ることを目的として活動しています。

ドローン操縦士の技術認定ライセンスの発行のほかにも、ドローン操縦士の研修や会員相互の交流や親睦の発展など、幅広く事業を展開していることが特徴です。

なお、DPA認定校は、国交省認定のDPA標準カリキュラムを採用していることが特徴。全校が屋内施設を完備しているから、天候に左右されずドローン操縦を練習できることでも人気を集めています。

ドローン操縦士回転翼3級(DPA)の対象年齢は?

ドローン操縦士回転翼3級の対象年齢は、15歳以上となっています。

なお、対象年齢のほかにも以下の取得条件があります。
  • 10時間以上の飛行経験がある
  • 視力が両目で0.7以上かつ片目0.3以上である(矯正可)
  • 赤色、青色、黄色の識別ができること
  • 学科と実技試験に合格していること
  • 「安全運航管理基礎講座」を修了していること
視力や色覚などの身体要件も取得条件の対象となるため、あらかじめ理解したうえで資格受験を検討したいですね。

ドローン操縦士回転翼3級(DPA)に必要な技能・知識は?

ドローン操縦士回転翼3級を取得するためには、以下の技能・知識が必要です。
  • 小型無人航空機を安全に飛行させるために必要な基礎知識
  • 小型無人航空機を安全に操縦する基本技能
  • 航空法
  • ドローンの構造や機能
  • ホバリングからの左右移動、前後移動、前後方斜め移動
  • 四角移動、円移動、4方向ホバリング
  • 左右、対面四角移動、進行方向四角移動
  • 水平回旋、前・横・前方斜めから着陸、八の字飛行
なお、ドローン操縦士回転翼3級では、目視外飛行は含まれません。すべての技能が目視した状態で行えるため、ドローン初心者でも習得しやすいことが特徴です。

ドローン操縦士回転翼3級(DPA)の受験料は?

ドローン操縦士回転翼3級の受験料は、20~25万円ほどと言われています。認定校によって受験料は異なるため、受講前に確認しておきたいですね。

受講料以外にも、以下の費用が必要となります。
  • 技能認定料:25,000円
  • 技能会員証発行手数料:12,000円
  • ライセンスカード追記・再発行手数料:6,000円
なお、認定資格の有効期限はテスト終了日から2年間となっています。更新したい場合は、手続きを忘れないようにしましょう。更新する際には、手数料として20,000円かかります。

ドローン操縦士回転翼3級(DPA)の試験はどこで受けられる?

ドローン操縦士回転翼3級の試験は、それぞれのドローンスクールで受けられます。基本的には、講習の最終日に実技試験を受けます。講習で練習した内容と同様の操縦を行うため、難易度は高くはないと言えるでしょう。

まとめ:ドローン操縦士回転翼3級(DPA)に挑戦してみよう!

ドローン初心者にとって挑戦しやすいのが、ドローン操縦士回転翼3級です。ドローンの基礎を学びたい人や安全に操縦したい人も、資格を取得することで自信を持って操縦できるようになるでしょう。資格取得を検討しているなら、DPAの公式サイトから認定校のドローンスクールを選びたいですね。
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