その中で人気を集めているのが、会社に縛られず自分の好きな時に好きなだけ働けるフリーランス。
特にITエンジニアやWeb系クリエイターなどは自身の技術を報酬に転換しやすく、また需要もあるため、フリーランスにシフトしやすい職種と言えます。
とはいえ、会社を辞めてフリーランスに転身することを考えると、「収入は安定するのか」「スキルは足りているのか」などの不安から一歩を踏み出せない人もいるでしょう。実際に「フリーランスエンジニアになったことを後悔している」という話を聞き、躊躇している人もいるのではないでしょうか。
今回は、フリーランスエンジニアが後悔すると言われている理由とそれを防ぐための対策を紹介します。
フリーランスエンジニアになって後悔したことは?
フリーランスになったITエンジニアが、独立した後に後悔を感じる場合とはどういった瞬間なのでしょうか。多くのフリーランスエンジニアが挙げた理由について見ていきましょう。
収入が不安定になった
会社員と違って、フリーランスに固定給はありません。頑張って働けば働いた分だけ収入に反映されモチベーションにつながりやすい反面、仕事がなければ収入はゼロというシビアな世界です。
体調不良など不測の事態によって働けなくなった時の保障もありません。
いざという時に生計を立てられるようにしておくためにも、ある程度の貯蓄を持っておく、フリーランス向けの保険に加入しておくなどの対策が必要です。
想定以上に実力が不足していた
特に20代~30代の若手フリーランスに多いのが、実力不足による後悔です。若手で会社員時代にもそこまで実績を積めていない場合、高いスキルや経験値を求められるクライアントからは敬遠され、単価の低い案件しか受けられないことも。
勢いでフリーランスエンジニアになることには、大きなリスクが伴います。
まずは副業として仕事を請け負ったり、フリーランス向けエージェントサービスに登録したりして、自身のスキル価値を理解しておきましょう。
確定申告・業務委託契約などの事務手続きが煩雑に感じる
会社員時代はすべて会社がやってくれていた年末調整や契約関係の事務手続きも、フリーランスになるとすべて自分で対応しなければなりません。事務処理を苦手とする人にとっては、なかなか苦痛に感じてしまうのではないでしょうか。
受注を獲得するための営業業務や、クライアントへの請求といった経理業務も同様です。
フリーランスになると、事業にまつわる全ての業務を担わなければならないことを覚えておきましょう。
この部分はフリーランスエージェントに依頼すれば解決することが可能です。
後悔しない/悲惨な末路にならないフリーランスエンジニアの特徴
ただ一方で、フリーランスエンジニアになったことに満足している人がいるのも事実です。後悔をしないフリーランスエンジニアには、どんな特徴があるのでしょうか。
フリーランスエンジニアになった後のイメージを具体的に描いている
後悔をしていないフリーランスエンジニアには、会社員時代からフリーランスになった後のイメージを具体的に描けている人が多いです。自分の市場価値を冷静に分析し、スキルアップを図る・貯金をしておく・人脈を築いておくなど、フリーランス転身後に向けた地盤固めをしておくことが大切です。
地に足をつけてフリーランスになった後のイメージをしておくと、ギャップに悩まされることなく良いスタートが切れるのではないでしょうか。
参考:エンジニア独立
エンジニア仲間が豊富
フリーランスはすべてを自分1人でこなさなければならず、孤独との闘いです。そんな中で小さなことでも相談したり悩みを聞いてもらったりできる相手がいる人は、気持ちを健全に保つことができるでしょう。
また、納期が間に合わないなどピンチの時に助け合えるという意味でも、同業種の仲間は大きな力になってくれます。
繋がりを提供してくれるフリーランスエージェントもあります。
フリーランスエージェントおすすめ一覧【2024年最新版比較】
この記事では、おすすめのフリーランスエージェントを分かりやすく一覧で比較しています。週3日〜稼働、リモートワークなど、自由な働き方を実現。利用者別のおすすめやフリーランスエージェントを使うメリット・デメリット、よくある質問もまとめました。
この記事をcoeteco.jp で読む >収入見込みが立った上でフリーランスに転身している
フリーランスに転身する前に自分の市場価値を割り出し、請け負える案件数と収入見込みを立てておくようにしましょう。ある程度の収入見込みが立った上でフリーランスに転身した人は、フリーランスになってから金銭面で悩むことはありません。
生活基盤となる収入面での不安や心配がないことは、想像以上に大きいはずです。フリーランスエージェントの利用で単価の6割保障などのサービスもあるので、気になる方は相談してみるといいでしょう。
「フリーランスエンジニアになることはハードルが高い」と感じる人もいるでしょう。実際にフリーランスエンジニアを経験すると、デメリットが多く語られるケースもあります。この記事では、フリーランスエンジニアやめとけと言われる現実や不向きな人の特徴を解説します。
この記事をcoeteco.jp で読む >会社員からフリーランスエンジニアに転身する時に後悔を防ぐ対策法
このように会社員からフリーランスエンジニアに転身する人の中には、後悔する人としない人がいることが分かりました。では、フリーランスエンジニア転身後に後悔しないためには、どのような対策をすれば良いのでしょうか。
収入見込みを立てておく
所属している会社から独立する形でフリーランスエンジニアになった人の中には、後悔する人が少ないと言います。それは、元の会社が顧客となることで安定して案件供給を受けられ、収入の見込みもある程度立つためです。
そのような形でフリーランスエンジニアになれる人は多くはないかもしれませんが、フリーランスになる前に少しずつ副業で受け持ちの案件を増やしておく、クライアントにつながる人脈を作るなど、安定した収入を見込める基盤を作っておくと良いでしょう。
会社員との違いを理解しておく
会社員の延長のような気持ちでフリーランスになる人は、社会人時代とのギャップに後悔することが多いでしょう。そうならないように、フリーランスと会社員との違いについてしっかり理解を深めておく必要があります。
フリーランスのデメリットについても理解しておく
フリーランスになる前は良い面ばかり目につき、「早くフリーランスになりたい」と気持ちばかりが先行しがち。しかし、まずは落ち着いてフリーランスに転身するにあたり発生し得るデメリットについても理解しておきましょう。フリーランスのデメリットは、主に次の通りです。
- 収入が不安定
- 保険や税金は自己負担
- 本業以外の仕事が多い
- 社会的信用が低い
- 人との交流が減り孤独を感じやすい
自由や型にはまらない働き方を得られる一方で、全て自己責任となります。これまで会社が負担してくれていた福利厚生やメンバーと分担してきた事務業務・経理業務・営業業務などもすべて自分で担わなければなりません。
このようなリスクを踏まえ、改めてフリーランスエンジニアの道を選択すべきか一考した上でフリーランスに転身することをおすすめします。
稼げるフリーランスエンジニアになるには?この記事では、ITフリーランスエンジニアの年収・案件相場や独学・未経験からのなり方、在宅勤務のしやすさ、準委任契約(SES)と請負契約の違いなど、気になる情報をわかりやすくお伝えします。
この記事をcoeteco.jp で読む >悲惨な末路を避けたいフリーランスエンジニアにおすすめのエージェント
フリーランスエンジニアが安定して案件を獲得するには、フリーランスエージェントを活用するとよいでしょう。ここではおすすめのエージェントを紹介します。レバテックフリーランス
![](https://static.coeteco.jp/coeteco/image/upload/c_limit,f_auto,q_auto,w_1400/v1/cs-product/froala/qAMXzeiY4NoqtYbrAkHKdQ.png)
これまでのマッチング実績から、エンドクライアントとの直接案件が多く、高単価の案件が豊富にそろっているのも特徴といえます。企業担当者が現場に足しげく通っており、現場のニーズを的確に把握しているため、相性のよい案件へ参画しやすいでしょう。
案件開始後に、困ったことや不安なことを相談できるフォロー体制も充実しています。
年代:40代 職業:個人事業主・フリーランス 業界:IT・メディア 職種:エンジニア・プログラマー
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未経験におすすめ
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経験者(実務経験あり)におすすめ
他社同業企業様と変わらない部分もあるので今後はその辺りの改善も考慮していただけると尚利用者も増えるのではと思われます。 ...続きを読む
フリーランスを始める方、または余り営業力が無いフリーランスの方々は企業様とのネットワークがないためご支援頂けると大変助かります。
投稿日:2023/11/30(木) 14:56
テックストック
![](https://static.coeteco.jp/coeteco/image/upload/c_limit,f_auto,q_auto,w_1400/v1/cs-product/froala/mJhuqntAYAuMecETinI8LQ.png)
紹介される案件は、リモート案件が72%以上、週5日業務可能な案件が90%以上、さらに月80万円以上の案件も60%以上となっており、フリーランスエンジニアとして高い報酬やキャリアを目指す人におすすめです。
サポート体制も充実しており、月末締翌月15日払いの業界最速水準の支払いサイトでエンジニアの生活をフォローしています。また会員限定のフリーランス向け福利厚生サービスを受けることも可能になっています。
年代:50代男性 職業:経営者・役員 業界:IT・メディア 職種:エンジニア・プログラマー
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経験者(実務経験あり)におすすめ
自分から担当者へ正確な情報を伝えなければ良い結果を得ることはできない。当方は50代で紹介頂ける案件も少ないなか期待に応えてくれるのはありがたい。 ...続きを読む
自分を売り込む営業を代行してもらえること。技術者の業務経歴はあるものの営業は経験が無いため補ってもらえるところが良い。
投稿日:2023/12/01(金) 17:30
※ITエンジニア経験3~5年以上、かつ週4以上稼働可能な方が主な対象となります。
Midworks
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サポートが充実しているのも特徴。Midworksの利用期間中は月70,000円を上限に保険料を50%負担してくれますし、仕事が途切れたときには審査に通過すると60%までの報酬保障を受けられます。その他にも、上限30,000円までの交通費支給や、無料で使える福利厚生サービスやクラウド会計ソフトなどを利用可能です。
キャリア面談実施後に案件の紹介を受けることで、スキルを活かし年収アップを実現しているフリーランスもいるエージェントです。
Midworks(ミッドワークス)の評判・口コミ、利用の流れ、特徴などがバッチリ!フリーランス・転職・副業サービスで自分に合ったキャリアを選択しましょう!
この記事をcoeteco.jp で読む >※週3~週5、フル稼働可能(1日8時間以上)の案件がメインとなっており、実務経験2年以上の方が主な対象となります。
フューチャリズム
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IT業界動向をしっかりと把握したコーディネーターが在籍しており、エンジニアとしてのスキルセットやフレームワーク単位、開発ジャンルや希望する年齢層、クライアントの性質など、細かいレベルで提案してもらうことが可能です。現場レベルの細かな要望があれば、面談の際に伝えておきましょう。
相談から業務開始後までトータルサポートする体制が整っているので、フリーランスになったばかりで不安に感じている人も安心して任せられます。
フューチャリズムの評判・口コミ、利用の流れ、特徴などがバッチリ!フリーランス・転職・副業サービスで自分に合ったキャリアを選択しましょう!
この記事をcoeteco.jp で読む >※案件は週4日以上(基本週5日)のものが多数となっています。
ココナラテックエージェント
![](https://static.coeteco.jp/coeteco/image/upload/c_limit,f_auto,q_auto,w_1400/v1/cs-product/froala/rcnw6ng6G4ATvqBzA_-Atg.png)
初めてフリーランスとして働く場合にも、サポート体制が充実しており安心です。交渉や契約などの事務手続きや、稼働中のトラブル防止にも尽力しています。
ココナラクラブオフという福利厚生プランも利用可能。最大90%オフになるパッケージツアーや、最大75%オフで利用できるレジャー施設などが用意されており、プライベートの充実度アップもかないます。
※週3日以下の案件はハイスキルが求められます。
フリーランスエンジニアの末路や後悔するのかまとめ
今回はフリーランスエンジニアに転身したものの後悔している、というケースをその理由別に分け、またそうならないための対策などを解説しました。自由に憧れてフリーランスを目指す人が多い世の中ですが、行動を起こす前に一度冷静にフリーランスのデメリットにも目を向けることが大切です。
さらに後悔しないための基盤を作っておくことで、思い描く働き方を実現させることができるでしょう。