KDDIが「Skydio X10」の米Skydioと資本業務提携を発表。国内販売のほかSkydio製品の海外展開を目指す

KDDIが「Skydio X10」の米Skydioと資本業務提携を発表。国内販売のほかSkydio製品の海外展開を目指す
KDDIは5月13日、Skyido X10を開発する米Skydioとの資本業務提携を発表しました。

今後はプライマリーパートナーとしてSkydio X10を国内販売する予定です。
さらに、海外展開も視野にいれていると発表しました。

新型ドローン「Skydio X10」とは


Skydio X10は「エッジAI」に対応した新型ドローンです。
米国では2023年12月に発売されており、すでにラスベガス都市圏警察が導入しています。

NVIDIA Jetson Orin GPUを搭載し、AIなどの処理能力が10倍に向上しました。リアルタイムで周囲をスキャンして3Dモデル生成することや暗闇での自律飛行ができるようになりました。


撮影用カメラはスマートフォンと同様に望遠、広角、超広角の3つのレンズが搭載されています。
また、サーマルカメラで温度によるインフラの異常や体温を検知可能になりました。

さらに、Skydio製ドローンとして初めて4Gおよび5Gに対応したのも新たな追加点です。
携帯基地局の電波が届く範囲であれば遠隔操作が可能になりました。

ドローン基地を全国1000カ所に設置する計画


KDDI 松田氏は日本各地にドローンポートを整備する構想を示しました。

独自の試算によれば、1000カ所を整備することで「日本どこでも10分以内にドローンで映像や写真を撮影できるようになる」とのこと。
ポートの設置箇所はTOBで子会社したローソンの屋根などを想定し、2~3年以内に構築に取り掛かることを目標としています。
特に、インフラ点検での有用性が注目されています。

また、KDDI松田氏は「日本は課題先進国」と述べたうえで、日本におけるドローン活躍ノウハウを蓄積したうえで海外展開に役立てると述べました。
Skydio製品の独占販売権を韓国、台湾、シンガポール、モンゴル、タイ、フィリピン、ベトナム、インドネシア、マレーシア、バングラデシュ、カンボジアにおいて獲得し、ドローン事業の海外展開も目指すとも発表しました。

ライターコメント

新型ドローン「Skydio X10」は、災害時やインフラ点検で活躍ができそうです。
日本は災害が多い国なので、ドローンを使って遭難者やインフラの異変を検知できる未来を期待したいですね!

KDDIの資本業務提携とともに、ドローンポートの整備の予定が発表されました。
2~3年以内に構築に取り掛かるのが目標とのことで、続報も気になります。
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