トイドローンのなかでも、telloはプログラミングも学ぶことができ、教材としても注目を集めています。安全に飛行しやすいtelloは、プログラミングスクールで導入されているところも増えている傾向があります。
この記事では、本格的な飛行を味わえるtelloが子ども向けである理由や、機体の特徴についてわかりやすく紹介します。
telloはどんなトイドローンなの?
RYZETECH社から販売されたtelloは、ドローン業界大手のDJI社のフライトテクノロジーを採用しています。購入する前に、telloの特徴について理解しておきましょう。安価でドローン入門機として最適!
1万円前後で購入できるトイドローンのなかでも、telloは安定して飛行しやすい機体だといえるでしょう。そのため、お子様や初心者のファーストドローンとして選ばれている傾向があります。飛行時間は13分で、最大飛行距離は100mです。長い時間飛行させたいユーザーなら、予備バッテリーも購入してみると良いでしょう。Scratchが学べる
telloは、小学生向けプログラミング言語ともいえるScratchが学べます。Scratchでプログラムを実装すれば、自動飛行することも可能。離着陸や回転、移動などもスムーズに行えるようプログラミングできます。子どもが操作しやすいポイント
「世界一楽しいドローンをつくろう」を理念に掲げ開発されたtelloは、お子様でも手軽に飛ばしやすいドローンとして広まっています。この段落では、お子様が操作しやすいポイントを解説します。高い安全性
耐久性のある設計となっており、お子様が誤って操作して落下した場合でも安心です。プロペラガードが採用されており、衝突などの衝撃に強いこともメリットだといえるでしょう。しかし、風の強い屋外では飛行が不安定になりやすいため、まずは屋内で十分に飛行練習を重ねることが大切です。バッテリー残量がなくなればドローンのコントロールも失うため、飛行前には必ず充電を行いましょう。スマートフォンでアプリを利用して操作する
telloを操作するためには、スマートフォンかタブレットが必要です。操作するときには、telloアプリをインストールしましょう。直感的に利用しやすく、お子様でも飛行させやすいことが特徴。コントローラー型の操作機も販売されており、スマートフォンに装着できます。コントローラーならレバーで操作でき、ゲーム感覚でドローンを操作できます。多彩な飛行モードを楽しめる
ドローン初心者でも気軽に飛行できるよう、telloにはThrow&GoモードやBounceモードが搭載されています。Throw&Goモードでは手からトスすればその場でホバリングでき、Bounceモードでは30cm~1mの高さで上下しながら撮影可能です。トイドローンながら、宙返りなどの本格的な飛行ができることも魅力です。EIS(電子式映像ブレ補正)対応
お子様の操作が安定しない場合でも、EIS(電子式映像ブレ補正)に対応しているため滑らかな映像を撮影可能。さらに、ブレが少ない映像を撮影をしたいなら、低速モードで撮影してみましょう。 500万画素の映像を撮影できるため、SNSを利用して友人にもシェアしやすいことが特徴。しかし、上位機種のドローンと比較すると、映像にはやや粗さが目立ちます。飛行するために許可を必要としない
ドローンを飛行させる際に、200g以上の重量の場合は航空法の対象となります。telloはプロペラとバッテリーを含んでも重量は約80gであるため、ドローンを飛ばすための許可は必要ありません。しかし、トイドローンでも、公園条例や小型無人機等飛行禁止法などを順守する必要があるため、飛行時には注意が必要です。telloを操作するときの注意点
telloは飛行させるときには、音がやや大きなことがデメリットの1つとして挙げられます。そのため、飛行させる場所や時間帯などは特に注意を払いましょう。これまでに、ドローンの羽がぶつかり怪我をしてしまうなどの報告事例もあるため、高い安全性がある機体でも飛行時は細心の注意を払う必要があります。少し操作するだけでもドローンは大きく動く傾向があるため、他のドローンとは操作感が異なると感じるケースもあります。 また、撮影した映像にはノイズが入り込みやすいことも難点です。つまり、本格的な映像撮影を行いたいYouTuberには、向かないトイドローンだといえるでしょう。入門機としてtelloを購入して飛行に慣れてから、購入する機種もステップアップさせていくことがおすすめです。
Telloにはプログラミング機能搭載あり
Intelの技術を搭載したTelloには、プログラミング機能が搭載されています。Telloのプログラミング機能には子ども向けのアプリから、ソフトウェア開発キットを用いたプログラミング学習まで幅広く対応しています。ドローンプログラミングを試してみたい方にはTello(通常版)でも問題ありませんが、「がっつりプログラミングをしたい」と考えている方はプログラミング強化版の「Tello EDU」を選択するのがおすすめです。Telloを飛ばすことでプログラムが実際に動作するまでを学習できるので、子どもに楽しみながらプログラミング学習をさせたいと検討している方にもおすすめです。