第二新卒はいつまで?大手は無理なのか解説

第二新卒はいつまで?
転職市場の活性化は、「自身のキャリアの可能性を切り拓きたい」と考える30代のみならず、若年層にも大きな影響を与えています。
特に第二新卒と言われるステータスに該当する人の中には、数年社会を経験する中で新たな価値観や仕事観を抱いたことで、転職を検討し始める人もいるでしょう。
 
また労働人口不足の日本においては、求職者優位な売り手市場が続いています。
経験やスキルが乏しかったとしても、第二新卒の強みであるポテンシャル・意欲を示すことができれば、十分に転職成功の道筋が拓けてくるでしょう。
しかし第二新卒に該当するのはいつまでなのでしょうか?
 
そこで今回は、第二新卒はいつまでのことを言うのかを解説すると共に、データを用いながら転職市場における第二新卒の需要を紹介します。
また第二新卒におすすめの転職支援サービスも紹介しているため、転職を検討している人はぜひ参考にしてみてください。

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第二新卒はいつまで?何歳までに転職可能?

まず、第二新卒とはいつまでの人のことを指すのかを解説します。
『第二新卒』と言われるのは、高校・専門学校・大学などの教育機関を卒業し、およそ3年以内を指すケースが多いようです。
 
下記データは、株式会社リクルートキャリアが公表している『若手の中途採用・転職意識の動向』です。
企業の人事担当者に対する「『第二新卒』についてご自身の会社で何歳までと定義されていますか」という質問では、「25歳まで」と回答した人の割合は、23.4%でした。
大学卒業を目安に“25歳までの人”と定義している人事担当者が多いようです。
 
グラフィカル ユーザー インターフェイス, アプリケーション

自動的に生成された説明
引用:株式会社リクルートキャリア『若手の中途採用・転職意識の動向』
 
しかし一方で、概ね社会人経験3年以内として認識されてきた『第二新卒』という言葉ですが、第二新卒の定義は広がっており「30 歳まで」と回答した人事担当者の割合は21.3%にも上る結果となりました。
 
社会人経験3年以内と定義した場合、高校卒業からすぐに働いている人は20歳前後、大学院を卒業してから就職した人は27歳前後となります。
このように第二新卒の年齢は、卒業した教育機関によって大きな幅があります。
また企業や人事担当者によっても第二新卒はいつまでのことを言うのか定義が違うため、一概に『25歳前後』を指すのではないということを理解しておきましょう。

20代の中途採用は過去5年で2.43倍で第二新卒転職はおすすめ

第二新卒で転職に踏み切りたいと考えている人も多いかと思います。
しかし一方で、「第二新卒は転職市場においてどれくらいの需要があるのか」「スキルや経験に自信がないけれど、転職できるのか」と不安に感じる人もいるでしょう。
 
株式会社リクルートキャリアが行った『若手の中途採用・転職意識の動向調査』では、2009年度~2013年度の転職決定者平均人数を1としたとき、20代の転職は2.43倍にまで増加している様子が伺えます。
 
2009年度〜2013年度の転職決定者数の平均を1としたときに、5年後の2018年度時点で20〜24歳の転職決定者数は3.82倍に増大している。第二新卒世代(20〜24歳)の転職決定者数はここ数年で飛躍的に伸びていることが分かる。
引用:株式会社リクルートキャリア『若手の中途採用・転職意識の動向』
 
第二新卒者の転職決定者数は、過去5年で2倍超えになるほどの伸びが見られています。
特に、20代前半の増加率は著しく、3.82倍にもなりました。
本結果から、企業の第二新卒の採用意欲は旺盛であることが分かります。

転職に向けてしっかり調査・対策を行えば、転職を希望する業界・企業から内定を勝ち取ることは十分に可能と言えるでしょう。
参考:第二新卒での転職は難しい?
参考:第二新卒転職はやめとけ?

第二新卒で転職するメリット|大手は無理?

第二新卒で転職するメリットは、次の通りです。
参考:第二新卒で大手は無理?

企業風土に馴染みやすい

第二新卒の場合、前職に在籍していた期間が長くなく、また若さもあることから、企業の風土に馴染みやすい点がメリットとして挙げられます。柔軟性の高い第二新卒は、30代・40代の中途社員と比較して、早い段階で業務内容や企業方針の違いなどを受け入れ、馴染むことができるでしょう。

企業側としても早くから組織に馴染める人材は、メンバー同士の業務連携を図る上でも重宝します。第二新卒を積極的に採用している企業もあるほど。第二新卒の“企業風土に馴染みやすい”という強みは、転職活動でも優位に働くことでしょう。

ポテンシャル採用と相性がいい

厚生労働省が公表した「若年者雇用を取り巻く現状」における調査では、企業が採用選考の際に重視する項目として、第二新卒者枠は新規学卒者枠と同様に「熱意・意欲」が最も重視されていることが分かります。

引用:厚生労働省「若年者雇用を取り巻く現状」

このように第二新卒は、ポテンシャル採用と相性が良く、スキルや経験が乏しい人でも熱意や意欲をアピールできれば評価につながる場合もあります。

自分にあった職場を見つけやすい

自分にあった職場を見つけいやすい点も第二新卒で転職するメリットと言えます。

第二新卒を採用したいと考える企業は数多く、ポテンシャルが重視されるため、第二新卒転職サイトを利用すれば多少スキルや経験が乏しくても受け入れてくれる企業が見つかるでしょう。多様な選択肢の中から自分に合った職場を見つけられることもあり、ミスマッチのない転職が叶うでしょう。

第二新卒で転職するデメリット

続いて、第二新卒で転職するデメリットを紹介します。
参考:第二新卒転職はやめとけ?

応募できる求人が限られる

第二新卒の場合、経験やスキルの乏しさから応募できる求人が限られてしまうこともあるでしょう。
しかしそれは一昔前の話であり、労働力不足・採用難のこの時代においては、多くの企業が第二新卒採用に積極的になっています。

株式会社マイナビが実施した『中途採用状況調査2023年版(2022年実績)』によると、第二新卒と呼ばれる20代前半~中盤の年齢層の採用に対し、84.2%の企業が積極的に行うと回答しています。

引用:マイナビ 中途採用状況調査2023年版(2022年実績) 

このような市場背景もあり、応募できる求人が限られる可能性はあるものの、多くの企業で間口が拓けている状態であると言えるでしょう。

企業からのイメージが悪くなる恐れがある

第二新卒は、新卒入社後早いタイミングで退職を願い出ることになります。
早期離職に至った理由によっては、企業からのイメージが悪くなる恐れもあります。

退職や転職活動に取り組む理由については、面接時などで必ず触れられます。そのため、面接官を納得させられる理由を用意しておくことが大切です。

年収が下がる可能性がある

早いタイミングで転職に踏み切ると、生涯年収が下がってしまう懸念も考えられます。

しかし第二新卒である社会人1年目〜3年目までは、そこまで給料が上がることはありません。むしろ早期にキャリアアップを図れる環境に転職することで、生涯年収を高められる可能性もあります

またもともと給料が低い会社に勤めていた場合、転職後すぐに給料がアップする可能性もあります。
目先の給与はもちろんですが、生涯に渡りどのような年収軸を描いていけるのかイメージしておくようにしましょう。

第二新卒に最適な転職時期

ここでは、第二新卒に最適な転職時期を紹介します。

1月~3月から始める

年度始まりの4月入社を見据え、多くの企業では1月~3月頃に第二新卒向け求人を公開し始めます。
1年の中でも最も多くの求人情報に触れられること、また企業側も採用に積極的な姿勢を示していることから、転職活動をスムーズに進められる時期と言えます。

またこの時期に入社が決まると、4月の新卒入社社員と一緒に研修を受けられる機会も得られるでしょう。業界や業務の理解を深めた上で現場に臨める点もこの時期ならではのメリットでしょう。

7月~9月から始める

下半期入社を見据え、7月~9月頃から転職活動を始めるのも1つです。
この時期の転職は、夏のボーナスを受け取ってから転職活動に臨める利点があります。

またこの時期は、人事異動や退職によって発生した空席を補填する目的で採用が行われるケースが大半です。
1月~3月頃と比較して求人数はやや減るものの、普段募集が出ないような職種・ポジションの求人に出会えることもあります。そのため、こまめに求人情報をチェックしておくようにしましょう。

いつまでか迷っている第二新卒におすすめエージェント

初めて転職に臨む人も多い第二新卒の場合、いざ転職活動といっても何から始めたら良いのか分からない人も多いでしょう。

そのような人は、まずは転職サイトでどのような求人が掲載されているのか転職情報に触れるところから始めてみましょう。
転職サイトを活用すれば、様々な案件に目を通すことができるため、転職に向けたイメージを掴むことができるでしょう。

ここでは、コエテコが厳選した第二新卒におすすめの転職サイトをご紹介します。転職エージェントについては下記記事で紹介しています。
参考:第二新卒におすすめの転職エージェント一覧

Re就活エージェント


「Re就活エージェント」は、転職エージェント20代登録比率がNO.1な転職エージェントです。
 20代の来場者数日本一の転職イベントを開催するなど、イベントやセミナー機会を多く提供している点は、同サービスの魅力の1つ。

社会人経験の少ない第二新卒でも未経験職種へのチャレンジやキャリアチェンジを叶えられるよう、キャリアアドバイザーによる徹底的なサポートが提供されています。
社会人経験のないフリーターにも対応できるほどのサポート力を有しているため、スキルや経験に自信がない人にもおすすめです。

サービス名 Re就活エージェント
求人数 約11,000 件
面談形式 オンライン
対応地域 全国
運営会社 株式会社学情
公式HP Re就活エージェント
Re就活エージェントはこちら

ウズキャリ(UZUZ)

出典:ウズキャリ

ウズキャリは、20代の就職・転職に特化した転職エージェントです。求人は職歴・実績不問のポテンシャル採用が多い上、ウズキャリ独自の厳しい審査基準をクリアしたものに限定されています。いわゆる「ブラック企業」に当たる心配がなく、「次こそはやりがいを持って働きたい」と考える第二新卒におすすめです。

第二新卒がウズキャリを利用するメリットは、きめ細かな転職サポートを受けられる点です。ウズキャリに登録すると、まずは丁寧なキャリア面談からスタート。キャリアアドバイザーと経験や強みを棚卸しすることで、転職の方向性に迷っている第二新卒も「転職の軸」を見つけられます。

ウズキャリのキャリアアドバイザーは、ほとんどが既卒や第二新卒での就職・転職経験を持つ人です。第二新卒への理解が深く、気軽に転職中の悩みや不安を共有できます。転職活動の肝である書類審査対策・面接対策も充実しており、個人で転職活動を行うよりも高い書類審査通過率・面接通過率を実現することが可能です。

サービス名
ウズキャリ
求人数 調査中
面談形式 オンライン
対応地域 首都圏・関西圏・名古屋・福岡の求人が中心
運営会社 株式会社UZUZ
公式HP ウズキャリ

ウズキャリはこちら

ハタラクティブ


 「ハタラクティブ」は、20代未経験の転職に特化した転職サイトです。
 20代のフリーター、既卒、第二新卒を対象としているため、求人企業もポテンシャルを重視した採用を行っている点が特徴です。
 
未経験OKの求人が集約されており、その中からカウンセリングによって割り出された適性のある求人を厳選して紹介してくれます。
面接対策もしっかりしてくれるため、内定率も80.4%と高水準
 
初めての転職・未経験業界への転職であったとしても、安心して利用できるでしょう。

サービス名 ハタラクティブ
求人数 約2,800件 
面談形式 対面・オンライン
対応地域 東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、愛知、福岡
運営会社 レバレジーズ株式会社
公式HP ハタラクティブ

マイナビジョブ20's

「マイナビジョブ20's」は、20代・第二新卒に特化した転職サイト。人材業界大手のマイナビグループが運営しているだけあり、信頼度の高さは業界随一。 求人全体の70%が未経験OKのため、経験の浅い第二新卒でもキャリアチェンジを実現できる企業・求人に出会えるでしょう。
 
なお、転職後の定着率は9割を超えています。
多くの転職者が転職後の結果に満足していると言えるのではないでしょうか。

サービス名 マイナビジョブ20's
求人数 約4,000件
面談形式 対面
対応地域 全国
運営会社 株式会社マイナビワークス
公式HP マイナビジョブ20's

第二新卒はいつまで?大手は無理なのかまとめ

第二新卒とは、概ね社会人経験3年以内を指すケースが多いようです。
企業によっては、大学卒業を目安に25歳前後と定義している場合もあります。
しかし近年その定義は広がっており、20代全般を指すと定義する企業、30歳までと考える担当者も増えてきました。
 
ポテンシャルや将来性が期待できる第二新卒の需要は、転職市場において年々上昇の一途を辿っています。第二新卒の強みを理解し、しっかりと準備・対策をした上で転職活動に臨めば、十分に自分が望む転職を叶えられる年代です。
 
本記事で紹介した転職支援サービスなどを上手に活用しながら、思い描く転職成功を掴み取りましょう!

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  • WorX(ワークス) 〜32歳の方におすすめ!スキル支援とキャリア支援を両立!異業種転職に特化したエージェントで、業界・職種未経験OK

  • ハタラクティブ 完全未経験の正社員就職・転職に強い。未経験OKの求人は全体の約8割で30代前半の方まで対象!

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よくある質問

  • Q 第二新卒として転職するメリットは?
    A 第二新卒として転職するメリットは、企業が若手人材を求める傾向が強いため、柔軟なキャリアパスが築ける点です。また、入社後の教育やトレーニングが充実している場合が多く、未経験分野でも挑戦しやすい環境が整っています。さらに、第二新卒枠の募集が増えており、選択肢が広がります。具体的には、成長企業やベンチャー企業では、新しい視点や柔軟な考え方を持つ若手を積極的に採用しており、キャリアチェンジやスキルアップの機会が豊富にあります。また、同年代の同期と一緒に学べる機会が多いため、ネットワーク構築や情報共有がしやすく、スムーズなキャリアスタートが期待できます。
  • Q 既卒で転職を考える際のポイントは?
    A 既卒で転職を考える際のポイントは、自己PRを明確にすることです。既卒であることをネガティブに捉えず、これまでの経験やスキルを積極的にアピールしましょう。アルバイトやインターン経験も評価対象になるため、具体的な成果や学びを強調することが重要です。例えば、アルバイト経験で得たコミュニケーションスキルやチームワーク能力を具体的なエピソードと共にアピールすることが有効です。また、ギャップ期間中にどのように自己研鑽を積んだかを説明することで、前向きな姿勢を示すことができます。転職エージェントを活用し、プロの視点からアドバイスを受けることも成功の鍵です。
  • Q 第二新卒としての応募先企業の選び方は?
    A 第二新卒としての応募先企業の選び方は、自分のキャリアプランや価値観に合った企業を選ぶことが重要です。企業の成長性や社風、教育制度などをチェックし、長期的に成長できる環境かを確認しましょう。また、実際に働いている社員の口コミや企業の評価をリサーチすることも有効です。さらに、転職エージェントや転職サイトを通じて、リアルな職場環境やキャリアパスについて直接情報を収集することも勧められます。企業のウェブサイトやSNSも有用な情報源です。自分の強みや希望を明確にし、それに合致する企業を選ぶことで、ミスマッチを防ぎ、長期的なキャリア形成が可能となります。
  • Q 既卒でも応募できる求人の探し方は?
    A 既卒でも応募できる求人の探し方は、転職サイトやエージェントの利用が効果的です。特に既卒向けの求人を取り扱う転職サイトや、第二新卒と既卒を対象にした求人特集を活用することで、自分に適した求人情報を見つけやすくなります。定期的なチェックと転職エージェントとの連絡を怠らないようにしましょう。また、企業のキャリアフェアや説明会に参加することも有益です。これにより、直接企業担当者と話す機会が得られ、自分をアピールする場としても利用できます。既卒だからと弱気にならず、熱意や意欲を前面に出し、自分にマッチする企業を見つけることが重要です。
  • Q 第二新卒と既卒の違いは何ですか?
    A 第二新卒と既卒の違いは、一般的には卒業後の経過年数と就業経験の有無によって区別されます。第二新卒は通常、新卒で入社した企業を短期間で退職し、再び転職を目指す若手を指し、入社後3年以内の若者が多いです。一方、既卒は、卒業後すぐに就職せずに、アルバイトやインターンシップなどで経験を積みながら、正社員としての就職を目指す人々を指します。両者ともに若手のフレキシビリティや成長ポテンシャルを持っています。また、既卒者は多様な経験を持つことが多く、その経験をどのように活かせるかが重要なポイントとなります。