幼児へのそろばんの教え方 教室によって教え方は違う?自宅で教えることも可能?

幼児へのそろばんの教え方 教室によって教え方は違う?自宅で教えることも可能?
抽象的な数を「可視化」することができるため、幼児が数を理解するのにとても適しているといわれる 「そろばん」。この記事では、子どもに学ばせたいと思ったときにどのように始めたら良いのか迷う保護者に向けて、どのようなそろばん教室があるのかや、教え方に違いがあるのかどうか、自宅で教えられるのかどうかなどについて紹介します。

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幼児へのそろばんの教え方の基本

そろばんは、幼児が数の概念を身につける際におすすめの教具です。まずは、そろばんがどのようなものなのか、そろばんで数を表すにはどうすればいいのかなど、基本的なことを紹介します。

そろばんの部位を覚える

まずはそろばんの各部位の名称を覚えるところからスタートしましょう。

そろばんの周りを囲っている縁の部分のことを「枠(わく)」といいます。数字を表すのは「玉(たま)」であり、玉を上下に分けている枠のことを「梁(はり)」といいます。

玉を貫いている縦の軸は「桁(けた)」といい、13桁、23桁、27桁など、そろばんによって桁数が違います。多くのそろばん教室では23桁のものが使われています。上の 画像は11桁で表したそろばんです。

はりの上に3桁おきに書かれている黒い点を「定位点(ていいてん)」といい、一の位、千の位、百万の位など、カンマの置かれる桁を意味します。これは、そろばんでの計算を進めていくうえで重要な印です。

上下に分かれている玉は、はりの上側に1つずつある玉が、1つで5を表す「5玉」。下に4つずつある玉が、1つで1を表す「1玉」です。十の位の5玉が1つはりに寄せて下に弾かれると50を意味し、百の桁の1玉が3つはりに寄せて弾かれると300を意味します。

そろばんでの数の「数え方」を覚える

そろばんの玉を動かして、1~9の数を表してみましょう。

1の数え方
はりの下にある1玉を、ひとつだけ上にあげます。

2の数え方
1玉を2つ上にあげます。

3の数え方
1玉を3つ上にあげます。

4の数え方

1玉を4つ、すべて上にあげます。

※玉を動かすときは、ひとつずつ動かすのではなく、まとめて動かすのが基本です。最初から4つ動かす時は、一番下の1玉を弾いて合計4つの玉を一度に上へと動かしましょう。また、1玉は親指を使って上に弾き、下げる時は人差し指を使います。5玉は、上げるときも下げるときも人差し指を使いましょう。

5の数え方

1玉がすべて下がった状態で、はりの上にある5玉を下におろします。

6の数え方
5玉を下におろし、1玉をひとつ上にあげます。

7の数え方
5玉を下におろし、1玉を2つ上にあげます。

8の数え方
5玉を下におろし、1玉を3つ上にあげます。

9の数え方
5玉を下におろし、1玉をすべて上にあげます。

基本的な足し算のやり方

そろばんでの数の表し方が理解できたら、次は簡単な足し算からチャレンジしてみましょう。難しい計算をする必要はなく、指の使い方など、基本的な動きをマスターすることを重視します。 まずは簡単な計算を繰り返し、指の動きを体で覚えてしまうことをおすすめします。

例えば、「2+1」を計算してみましょう。


まずは、梁の下にある1玉を2つ上にあげて、2の状態にします。では、1を足してみましょう。


+1なので、はりの下にある1玉をひとつ、上にあげます。すると画像の状態になり、答えが3とわかります。

そろばんの教え方に「そろばん教室ごとの違い」はある?

数多くのそろばん教室がありますが、そろばん教室によって教え方に違いはあるのでしょうか。もちろん講師や教室によって指導の仕方はさまざまですが、確認したいポイントが3点あります。

①そろばんの運指(指使い)の違い

「運指」とは、そろばんの指使いのことです。玉を弾くときにどの指を使うかは、限られた時間でそろばんの玉を素早く正確に弾くために重要な要素です。

基本的なルールは下記の3つとされています。

1.1玉を上にあげるときは「親指」を使う
2.1玉を下にさげるときは「人差し指」を使う
3.5玉はあげるときもさげるときも「人差し指」を使う


一般的には、この3つのルールが、スムーズにそろばんの玉を動かせる運指だと言われています。もし、このやり方ではない運指を教えるそろばん教室があった場合は、その理由をよく確認すると良いでしょう。

両置き・片落とし・両落としの違い

​そろばんではかけ算をするときに「両置き」、「片落とし」、「両落とし」と3つのやり方があります。

両置き」は、かけ算のうち、かけられる数字と、かける数字の両方を、そろばんに一度置いてから計算をする方法です。

片落とし」は、かけ算のうち、片方の数だけをそろばん上に置き、もう一方の数字は置かずに問題を見ながら解いていく方法です。

両落とし」​は、計算開始後の答えからそろばん上に置いていく方法です。

難易度の低いのは、両置きや片落とし。小さい子向けにこれらから始めるそろばん教室もあります。両落としのほうがスピードが出るため、そろばんが上達して検定などを目指すようになると、両落としに変える必要が出てくるため、はじめから両落としで教える教室もあります。

両落としは、最初の計算を暗算で行い、その答えをそろばん上に置いていく必要があるため、小さな子には理解しにくく、教えにくさもあるため、慣れるまでに時間がかかるといわれています。

使用しているそろばんの違い

一般的には、23桁のそろばんが多くの教室で使われています。

3~17桁など、桁数の少ないそろばんもあり、持ち運びなどには便利ですが、上達して問題の難易度が上がると、桁数が足りなくなってきます。

23桁あれば、そろばん教室や学校の授業でも十分に桁数が足ります。より高いレベルを目指す際には、27桁のそろばんを使う必要が出てくるでしょう。

近年は、指で弾くそろばんではなく、「そろタッチ」のようにタブレットなどでアプリ学習をするデジタルそろばん教室​も​増えてきています。ゲームのように計算に楽しく取り組む中で、暗算の力が身につくのは魅力です。

自宅で、親が子どもにそろばんを教えることはできる?

子どもにそろばんを学ばせたいと思ったときには、教室に通うほか、自宅で保護者が教えることもできます。

自宅での学習は、そろばん教室の年齢制限よりも早いうちからそろばんを始めることができ、教室に送迎する負担を減らせるのがメリットでしょう。そろばんを学べるアプリなどもあるため、手軽にスタートできる環境が整ってきています。

ただし、「繰り上がり」や「繰り下がり」などの、子どもがつまずきやすいポイントの指導は、教室の先生の経験が必要になる点も多いでしょう。一人で計算をするよりも、友だちと競争したほうがモチベーションが高く保てる可能性もあります。

そろばん教室の月謝は、一般的に数千円~1万円に満たないほど。効率的に学びたいときには、そろばん教室に通うことをおすすめします。

そろばんが学べるおすすめの習い事教室4選

ここでは、幼児からでも学べる、おすすめのそろばん教室を紹介します。

①未来こども教室 そろばん教室


子どもたちにとって「将来本当に役立つ能力」を身につけさせることを目的に、そろばん・書道教室・プログラミング教室など、幅広い種類の教室を展開している「未来こども教室」。

年中から小学6年生までを対象とし、年中・年長には「キッズコース」が用意されています。初心者でも楽しく学べるよう、ゲーム感覚で解ける工夫や丁寧な指導を徹底しているのが特徴。そろばんの魅力を知っている先生が真摯に教えてくれます。

そろばんを通して、チャレンジ精神や課題を発見し次につなげる力、集中力、最後までやり抜く力などが身につくだけでなく、あいさつや返事といった礼儀作法も重視しています。けじめのある動作ができるよう「心の教育」も同時に指導しています。

・未来こども教室 そろばん教室
対象:年中~小学6年生
コース&料金:小学生コース(4070円/月)、キッズコース(2420円)、ほか入会金や維持費など
※詳しくは教室にお問い合わせください

②そろタッチ ウィズダムアカデミー

民間学童「ウィズダムアカデミー」の約30種類のラインナップにある「そろタッチ」は、iPadのアプリを使って「そろばん式暗算」を習得する最新の学習法です。「そろばん式暗算」を楽しみながら短期間でマスターできることで注目されています。

アプリには、歌やゲーム、ランキングなど子どもを夢中にする要素がいっぱいで、自分のペースで楽しみながら、効率的にハイレベルな暗算力を身につけられるのが魅力。教室では、アプリ上で得点を競うゲームも行なわれ、毎回とても盛り上がっています。

毎日の学習結果が翌日のランキングに掲載されます。全学習者を対象とした順位以外にも、レベル別や種目別、早朝に特化した「はやおき」などのさまざまなランキングがあり、目標を見つけ、チャレンジする習慣が身につきやすいのも特徴です。

・そろタッチ ウィズダムアカデミー
対象:年長~小学生(教室によって異なります)
コース&料金:レギュラー会員(8800円/月)、レッスン会員(9900円/月)、ほか入会金など
※詳しくは教室にお問い合わせください

③珠算教室 ウィズダムアカデミー

民間学童「ウィズダムアカデミー」に用意されている習い事の1つで、頭ではなく体を使って、スポーツ感覚で学べるそろばん教室です。少数精鋭で、生徒の能力や経験に応じて個別に指導してくれるのが特徴です。

対象は年長から小学生まで。教材は、15級から9級までは「基礎編あたらしいしゅざん(暁出版)」、8級以上は全国に普及している全国珠算教育連盟(全珠連)の検定用テキストを使用し、それぞれのペースでテキストをこなしながら1級を目指していきます。

ウィズダムアカデミーの珠算教室では、数字の感覚、そろばんの感覚を体にしみこませるために、とにかくひたすら問題を解いていくことを重視しています。先生が個別にわからないところを教えてくれるため、一人で机に向かってコツコツやり抜く力も伸ばすことができます。

・珠算教室 ウィズダムアカデミー
対象:年長~小学生
コース&料金:レギュラー会員(6600円/月)、レッスン会員(7700円/月)、ほか入会金など
※詳しくは教室にお問い合わせください

③かじつ(佳日)そろばん教室

「かじつ(佳日)そろばん教室」は、東京都杉並区にある、未就学児から中学生までを対象にした珠算塾です。本格的な指導に加え、練習結果のデータを活用した「最大効率の上達メソッド」を採り入れているのが特徴です。

練習プリントの結果を先生がデータとして入力し、間違え方のパターンも分類。集計したデータは毎月、得意・苦手な問題などがひと目で分かるように個人レポートとして発行され、保護者とも共有されます。子どもたちは、効率良く弱点を克服し、力を伸ばすことが可能です。

年齢制限はなし。入塾条件である、そろばん上段にある珠一つが5の数を表すということが理解できること、0〜9までの数字が書けること、などを満たせば、幼児でも入塾することができます。

・かじつ(佳日)そろばん教室
対象:年齢での縛りはなく、条件を満たせば何歳でも受講可能
コース&料金:8800円/週1回、1万2100円/週2回、1万4300円/週3回、ほか入会費、オプション代など
※詳しくは教室にお問い合わせください

まとめ

そろばんトップメーカー「トモエ算盤」の藤本トモエ社長によると、そろばんは数の概念を覚える時期にはじめるとよいとされ、小学1年生前後くらいまでがベストと言われています。数への苦手意識を持つ前にそろばんをはじめることで、算数が得意科目になる可能性もあります。

自宅で教えることも可能ですが、幼児でもわかりやすく教えてくれるそろばん教室も数多くあります。習い事のなかでも、月謝や道具の費用は比較的手ごろです。ぜひ子どもが楽しく数に親しめるよう、続けられそうなそろばん教室を探してみてください。

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