保育士転職サイトおすすめランキング17選！働きやすい保育施設を見つけるコツも解説

保育士向け転職サイトおすすめ17選

ここでは、保育士転職に特におすすめの転職サイトを紹介します。

関連記事：求人サイトおすすめランキング39選！正社員を目指す方向けも

保育士人材バンク｜好条件の独自求人が豊富

保育士人材バンクは、株式会社エス・エム・エスが運営する保育士転職サイトです。
 
保育士人材バンクの特徴は、信頼できるルートの独自求人が豊富な点です。

運営会社の株式会社エス・エム・エスはプライム上場企業であり、医療福祉系人材業界ではトップシェアを誇ります。

求人マッチングの質や精度が高く、労働条件や環境についてこだわりのある求職者も、納得感のある転職が可能です。
 
転職サイトは転職エージェント在籍型のため、求人紹介や転職活動サポートを受けられるのが魅力。内定獲得後は条件交渉や入社日調整まで依頼できるので、スムーズな離職・入職を実現できます。

マイナビ保育士｜マイナビだからこその好条件求人が豊富

「マイナビ保育士」は、人材大手の株式会社マイナビが運営する保育士に特化した転職サイトです。
全国約18,000件という豊富な求人数を誇り、国内全域をカバーしていることから、保育士転職を考えた際にまず登録しておきたい転職サイトと言えるでしょう。

自由に求人を検索して応募できる他、キャリアアドバイザーによる手厚いサポートを受けられる点もポイントです。

保育士バンク！｜限定の保育園情報を提供

「保育士バンク！」は、求人数約63,000件を保有し、累計40万人が利用している業界最大手の転職サイトです。
豊富な求人の中には未経験・ブランクあり・車通勤OKなど、様々な求人があり、どんな人でも希望条件に当てはまる求人を見つけられそうです。
また、新規開設園でのオープニング募集求人が多いのも特徴の1つ。

スマホから約1分で会員登録できるため、ぜひ保育士転職を検討している人は登録してみてください。

保育Fine!｜多様な働き方にマッチした求人が見つかる

「保育Fine!」は、保育士に特化した求人を扱う転職サイトです。
一般的な認可保育園などの他、小規模保育やオープニング、認定こども園など、取り扱い求人がバリエーションに富んでいる点が特徴です。

検索機能も充実しており、細かいこだわり条件で検索できるため、自分に合った求人を見つけられるでしょう。
また会員登録すると、転職に役立つ情報を配信してくれるメルマガや保育園などからのスカウトメールが届くことから、効率的に転職活動を進めたい人におすすめです。

ヒトシア保育｜キャリアアドバイザーによるきめ細かなサポート

ヒトシア保育は、株式会社ネオキャリアが運営する保育士・幼稚園教諭向け転職サイトです。求人総数は4,989件（2024年8月時点）あり、居住地や働き方を絞って検索できます。
 
ヒトシア保育の魅力は、キャリアアドバイザーによる求人紹介を受けられること。転職サポートを依頼すると、保育士・幼稚園教諭の転職に知見の深いキャリアアドバイザーが転職活動を伴走してくれます。
 
転職サポートはキャリア面談のほか、書類作成支援・求人紹介・面接対策までと幅広いのが魅力。内定獲得後は条件交渉から入職調整・各種連絡まで代行してくれるため、「現職が忙しくて転職活動に時間をかけられない……」と不安な人もスムーズな転職が可能です。 

ほいく畑｜多様な雇用形態に対応

ほいく畑は、株式会社ニッソーネットが運営する保育士・幼稚園教諭向け転職支援サービスです。求人総数は3,799件（2024年8月時点）あり、居住エリアやこだわり条件で求人を検索できます。
 
運営会社は福祉専門の人材サービス会社であるため、求人の種類は非常に多彩です。雇用形態は正社員から派遣・パートまでとさまざまある上、短時間や週3～4日OKの求人も少なくありません。フルでしっかり働きたい人・扶養内で気軽に働きたい人も、希望に合う保育士求人とマッチできます。
 
求人に応募するためには、入力フォームからのプロフィール登録が必要です。プロフィールを登録すると、専任の人材コーディネーターが求人応募から入職までをフルサポート。「情報収集だけ」の利用も可能なので、気軽に登録してみましょう。 

保育士エージェント｜フリースタッフ制度で「お試し」が可能

保育士エージェントは、株式会社トットメイトが運営する保育士特化型の転職エージェントです。栃木県・千葉県・岐阜県・静岡県・愛知県・兵庫県の保育士求人113件（2024年8月時点）について、紹介を受けられます。
 
転職サイトはキャリアアドバイザー在籍型のため、求人応募から入職までフルサポートを受けることが可能です。履歴書や職務経歴書の書き方が分からない・自己アピールの伝え方が分からない・給与や労働条件の交渉が苦手……、このような悩みを持つ人も、キャリアアドバイザーに相談すればスマートに解決できます。
 
また「自分に合った施設形態が分からない」という人は、株式会社トットメイトの短期就労を目的とした「フリースタッフ制度」を利用することが可能。実際の保育園で働いてみることで、自分に適した働き方を見つけられます。

しんぷる保育｜LINEで求人紹介を受けられる

しんぷる保育は、明光ネットワークジャパングループに属する「Simple株式会社」が運営する保育士転職サイトです。関東地方の保育求人を豊富に扱っており、保有資格やキャリア・希望する働き方にマッチした求人を探せます。
 
しんぷる保育の特徴は、保育士の希望を最優先した転職支援を受けられること。求人紹介は丁寧なヒアリングに基づいて行われ、ミスマッチな求人が紹介されることはありません。求職者に無理な転職を押し付けることもなく、満足度の高い転職を実現することが可能です。
 
求人紹介を受けたい人は、登録後にヒアリングを受けましょう。電話で希望を伝えると、条件に合う求人がLINEやSMSで紹介されます。書類添削や面接対策サポートも受けられるので、転職活動が初めての人も安心です。

保育士求人ガイド｜紹介予定派遣も選択できる

保育士求人ガイドは、株式会社アスカが運営する保育士・幼稚園教諭向けの転職サイトです。求人数は業界最大規模を誇り、「正社員」の求人は16,863件（2024年8月時点）あります。全国全てのエリアに対応しているため、居住地に近い場所で求人を探すことが可能です。
 
保育士求人ガイドが扱う求人は、施設と直接契約を結ぶ「正社員」と、派遣社員として働いた後に正社員雇用となる「紹介予定派遣」の2種類。ブランクがある人・正社員として働くのが不安な人は、紹介予定派遣からスタートして様子を見ることが可能です。
 
保有求人数が多いぶん、保育士求人の選択肢は非常に豊富。ブランクがある人や未経験者も、希望にマッチした働き方・運営規模の保育園が見つかります。

ミラクス保育｜人材コンサルタントによるサポート

ミラクス保育は、株式会社ミラクスが運営する保育士転職サイトです。対応エリアは全国ですが、関東・近畿エリアの求人が中心となっています。公開求人数は37,681件、非公開求人数は29,805件（2024年8月時点）です。
 
保育士求人は正社員・派遣・パート・アルバイトなど、さまざまな雇用形態があります。期間限定求人もあり、求職者の状況に合わせた働き方を実現できるでしょう。
 
求人は、元保育士や幼稚園教諭のキャリアを持つ人材コンサルタントによって紹介されるシステム。サイトを利用したい場合は、登録＆面談が必須です。

転職活動では人材コンサルタントがあらゆるフェーズをサポートしてくれるため、書類の書き方が分からない人・面接対策が必要な人・条件交渉を代行してほしい人も不安のない転職を実現できます。 

レバウェル保育士｜リアルな職場状況が共有される

レバウェル保育士は、レバレジーズメディカルケア株式会社が運営する保育士転職サイトです。同社は看護師や介護士などの人材派遣業も手掛けており、人材紹介や人材マッチングのノウハウが豊富。保育士転職についても、転職支援や求人紹介の質の高さに定評があります。
 
レバウェル保育士を活用するメリットは、職場からのリアルな声を入手できること。求職者にはキャリアアドバイザーが取材訪問やアンケートで取得した、リアルな現場の様子が共有されます。実際に入職した後の姿をイメージしやすく、ミスマッチの少ない転職が可能です。
 
また自分のペースで転職活動を進めたい人は、自分で求人に応募したりスカウトを受け取ったりできます。応募はサイト上から1クリックで行なえるため、面倒な手間もありません。
 
メッセージの書き方が分からない・面接の受け方が分からないなどの不安が発生した場合は、いつでもキャリアアドバイザーに相談できます。

キララサポート保育｜関東圏の保育求人に特化

キララサポート保育は、保育業界の求人に特化した転職サイトです。東京、埼玉、千葉、神奈川など、関東圏の保育施設等の求人が数多く掲載されています。サービスは転職サポート付きのため、現職が忙しく転職活動に時間が取れない人もスムーズな転職が可能です。

転職を望む求職者には、専属のコンサルタントによる求人紹介や書類・面接対策、面接日の調整などが行われます。求人を出している施設のリアルな情報も共有されるため、施設に関する情報収集もスムーズ。事前に施設を見学したい人には、施設見学の調整フォローもあります。

キララサポート保育の運営会社は、全国に保育施設を展開する株式会社モード・プランニング・ジャパンです。保育業界の転職について深い知見があり、満足度の高い転職サポートを受けられます。

保育士ワーカー｜オーダーメイド型の転職支援

「保育士ワーカー」は、年間30,000人を転職成功に導いている転職サイトです。
求職者との出張面談や面接同行、採用後の条件交渉など、きめ細かく手厚いサポートが魅力。転職活動が初めての人やブランクがある人は、特に心強さを感じるでしょう。

また実際に現場で働いている保育士の口コミが公開されていたり、職場の雰囲気など求人情報では分からない職場情報なども共有してくれるため、安心して応募できます。

ジョブメドレー｜スカウト機能で転職活動を効率化できる

ジョブメドレーは、日本最大級の介護・看護・保育求人サイトです。キャリアアドバイザーやコンサルタントが介在しない「直接応募型」であるため、自分のペースで転職活動を進められます。

ジョブメドレーを利用するメリットは、豊富な求人にアクセスできること。サイトが保有する保育求人数は非常に多く、細かく条件を絞って検索できます。年収や働き方・希望する施設形態などを設定することで、本当に働きたいと思える施設が見つかるはずです。

またマイページ内のプロフィールを適切に埋めておけば、施設の採用担当者から直接スカウトメールが来ることもあります。転職を急いでいない人は、内容を精査しながら自分に合う施設を探すのも方法の1つです。

ジョブメドレーで利用できる機能は、履歴書・職務経歴書のテンプレートや応募機能などとさまざま。条件の合う求人が出た場合はメールやLINEで通知されるので、理想の求人を逃がしてしまうリスクを低減できます。

保育のお仕事｜希望施設のリアルな情報を共有してもらえる

保育のお仕事は、保育士・幼稚園教諭の転職に特化した転職サイトです。キャリアアドバイザー在籍型のサービスであるため、求人紹介や転職サポートを受けられます。応募時や面接時には書類作成支援や面接対策・日程調整などのフォローも受けられるため、転職活動経験のない人も安心です。

保育のお仕事を利用するメリットは、非公開求人にリーチできるチャンスがあること。非公開求人とは、一般サイトには掲載されていない求人です。人気施設の優良求人・好条件・高年収の求人が多く、紹介を受けられれば満足感の高い保育転職を実現できます。

サイト内には保育士の転職活動の進め方や求人の探し方など、転職に役立つコンテンツがたくさん。面接を受けるときのポイントや自己アピールの方法などもあり、初めて転職に臨む人にとっては特に有益なサイトです。

保育求人ラボ｜より細かい対応が期待できる「担当エリア制」

保育求人ラボは、キャリアアドバイザー在籍型の保育転職支援サイトです。サービスに登録すると、保育業界に精通したキャリアアドバイザーによる転職サポートを受けられます。

求職者が求人を探す方法は、「自分で探す」「キャリアアドバイザーに紹介してもらう」のいずれかを選択することが可能。すぐに転職したい人から今すぐの転職は考えていない人まで、ニーズに合わせて利用できます。

キャリアアドバイザーの転職支援を受けたい人は、対面または電話でのキャリア相談が必須です。キャリアアドバイザーによるヒアリングが終了すると、求人の提案を受けられます。好条件の非公開求人もさまざまあるので、転職を考えているのであればひとまず登録しておきましょう。

【条件別】おすすめの保育士転職サイト

一口に「保育士転職」といっても、転職の希望や理想は人によって異なります。

ここからは、下記希望希望条件に注目して、おすすめの保育士転職サイトを見ていきましょう。 

• ブランクあり
• 年収アップ希望
• 残業少なめを希望
• 「未経験可」を探している
• 早く転職したい
• パートや派遣で働きたい
• 地方で働きたい

ブランクがあっても働きやすい保育士転職サイト

ブランクありの状態で保育士転職を希望する人は、「保育士人材バンク」の利用がおすすめです。
 
ほいく畑は、検索条件に「ブランク復帰歓迎」が設けられています。これに該当する求人は2,998件あり（※）、ブランクからの復職を希望する保育士さんも条件に合う求人を探せます。
 
一方保育士人材バンクも、「ブランクOK」という条件での求人検索が可能です。該当する求人は9,836件（※）と多く、地域や園の規模・働き方に合った求人に応募できます。
  
※2024年12月時点

年収アップを実現したい人向きの保育士転職サイト

年収アップを実現したい人におすすめなのは、「保育士人材バンク」「保育士ワーカー」です。
 
保育士人材バンクは、月給30万円以上の求人が747件（※）、ボーナス3カ月以上の求人が4,946件（※）。給与について細かい条件で検索できる上求人を給料の高い順に表示させることも可能です。転職によって高年収を目指す人も、納得のいく園や施設を探しやすいといえるでしょう。
 
一方保育士ワーカーは、年収や月給で求人を検索できます。全求人数は22,409件（※）と豊富にあることから、今よりも高い給与の求人と出会うのも難しくはないでしょう。
 
※2024年12月時点

残業少なめを希望する人向きの保育士転職サイト

残業少なめで働きたい人におすすめの保育士転職サイトは、「レバウェル保育士」「保育士人材バンク」です。
 
レバウェル保育士は、専任のキャリアアドバイザーが転職をサポートしてくれるエージェント型の転職サイトです。残業の有無やリアルな働き方については、キャリアアドバイザーがリアルな情報を提供してくれます。気になる園や施設が見つかったときは、職場の雰囲気について質問してみるとよいでしょう。
 
また保育士人材バンクは、「残業なし」「残業少なめ」という検索項目があります。残業の少ない園・残業がない園だけをピックアップできるので、職場探しがスムーズです。 

「未経験可」を探している人向きの保育士転職サイト

未経験から保育士転職を目指す人におすすめなのは「保育のお仕事」「ヒトシア保育」です。
 
保育のお仕事は、保育業界の転職のプロが求人探しをサポートしてくれるのが魅力。求人には「未経験OK」のタグが付いたものも多く、新しい業界に挑戦したい人もやりがいのある仕事が見つかります。
 
ヒトシア保育は、キャリアアドバイザーによる細かな転職サポートが大きな魅力。転職活動では、書類作成から面接対策までキャリアアドバイザーが伴走支援してくれます。「未経験者歓迎」のタグが付いた求人は5,000件以上あるので、保育士転職が不安な人もポテンシャル重視の優良求人と出会えるでしょう。 
未経験に強い転職エージェントも参考にしてみてください。

早く転職したい人向きの保育士転職サイト

早く転職したい人におすすめなのは「保育求人ガイド」「ジョブメドレー」です。

保育求人ガイドは、担当者と直接LINEでやり取りしながら転職活動を進められます。転職活動にスピードがあって、テンポのよく転職活動を進めたい人に最適です。
 
ジョブメドレーは、求人応募とスカウトを併用できるのが魅力。スカウト経由の内定獲得率は、通常の約1.7倍です。スキルやキャリアのある人なら、短期間で希望の働き方を実現できる可能性があります。 

パートや派遣で働きたい人向きの保育士転職サイト

パートや派遣で働きたい人におすすめの保育士転職サイトは、「ヒトシア保育」「保育Fine!」です。
 
ヒトシア保育は、全求人の約半数がパート勤務可（求人数：5,591件、パート求人数：2,568件）（※）です。紹介予定派遣を選択できる求人もあり、柔軟に働きたい人のニーズに合う求人がそろっています。
 
一方保育Fine!は、全求人5,594件のうち、パート・派遣が2,570件（※）。パート・派遣の求人が多く、時短や少ない出勤日で働ける職場を探せます。 

※2024年12月時点

地方で働きたい保育士向きの転職サイト

地方で働きたい人におすすめの保育士転職サイトは、「保育求人ラボ」「保育士バンク！」です。
 
保育求人ラボは、全国対応可能な保育士転職サイト。サイトに登録した求職者は、プロのキャリアアドバイザーによる支援を受けながら条件に合う求人を探せます。求人検索は「沿線」でも可能なため、自宅から通勤しやすい園や施設を探すのも簡単です。
 
また保育士バンク！は、保育士転職サイトとしては最大規模の転職サイト。地方の求人も多く、サイト上では「注目のエリア特集」なども組まれています。エリア別の求人検索も充実しており、他のサイトでは出会えない求人とマッチングできる可能性大です。 

保育士転職におすすめの転職サイト 選び方5選

本章では、保育士転職を検討している人が意識すべき、次の5つの選び方を紹介します。

• 保育士関連の求人が豊富か
• 保育士転職に必要な検索機能が充実しているか
• 保育士転職に必要なサポートが充実しているか
• 保育士業界や業種を熟知したキャリアアドバイザーが在籍しているか
• 利用者の口コミや評判は良いか

【選び方1】保育士関連の求人が豊富か

保育士転職サイトを選ぶ際は、まず保育士関連の求人が専門的かつ豊富に掲載されているかを確認しましょう。

特に保育士転職に特化したサイトは、基本的に保育士向けの求人しか掲載されていないため、総合型サイトのように的外れな求人が引っ掛かることがなく、ストレスなく効率的に利用できます。

また、保育士特化型のサイトは、業界の情報や転職ノウハウに関するコンテンツが豊富に揃っている場合があり、転職活動の進め方や流れ、業界特有のポイントなどをサイトの情報からチェックできます。

そのため、ノウハウのない方でもスムーズに活動を始められるでしょう。

【選び方2】保育士転職に必要な検索機能が充実しているか

保育士転職に必要な検索機能が充実しているかもチェックしておきたいポイント。

転職の際、検索機能の充実度が、希望の求人を見つけ出す効率を大きく左右します。

その点、検索機能が充実しているサイトは、勤務地、給与、勤務時間、施設の種類といった基本的な条件に加え、保育士特有の専門的な条件で細かく絞り込み検索できます。

これにより、求人探しの効率が大幅にアップし、わずかな時間で条件に合うたくさんの求人をチェックできるようになるでしょう。

特に保育士転職の際にニーズが高い、以下のような検索機能が備わっているかを確認しておくことを推奨します。

【選び方3】保育士転職に必要なサポートが充実しているか

保育士転職を成功させるためには、プロのキャリアアドバイザーによるサポートが手厚く充実しているサイトを選ぶのも一つの方法です。

転職サイトや保育士におすすめの派遣会社を比較するときは「どのような転職サポートを受けられるか」も比較してみましょう。

関連記事：保育士転職エージェントおすすめ14選
 
保育士転職を実現するには、書類審査と面接という2つの壁を突破しなければなりません。

転職ノウハウのない人が自己流の対策だけで臨むと、業界特有のポイントを押さえられずに不採用となるケースも少なくなく、プロのサポートは必須と言えます。

そのため、応募書類（履歴書・職務経歴書）の作成支援や、具体的な面接対策を受けられるかどうかはチェックしておきましょう。

このほか、入職後の満足度を高めるために、以下のようなサポート項目についても確認しておきましょう。

【選び方4】保育士業界や業種を熟知したキャリアアドバイザーが在籍しているか

転職サイトを選ぶ上で、保育士業界の現場事情や特定の施設形態に深い知識を持つキャリアアドバイザーが在籍しているかは、重要な選定基準の一つとなります。

保育士の仕事は、配置基準や監査基準、人間関係の複雑さ、給与水準など、一般の事務職とは大きく異なる業界特有の構造と課題を抱えています。

業界を熟知していないアドバイザーに相談しても、「残業が少ない」「給与が高い」といった表面的な情報しか得られず、実際に働き始めてから「園の方針が合わない」「人間関係で悩む」といったミスマッチに陥る可能性もあるでしょう。

その点、専門知識を持つアドバイザーであれば、求人票だけでは読み取れない園の雰囲気や離職率の傾向、園長先生の考え方、具体的な業務負荷の実態など、求職者が本当に知りたい「現場のリアル」を深く掘り下げて伝えてくれます。

さらに、職務経歴書を作成する際も、保育士としての専門的なスキルや実績を適切に言語化するサポートに徹してくれる可能性が期待できるでしょう。

【選び方5】 利用者の口コミや評判は良いか

転職サイトを選定する際、実際にサービスを利用した求職者の口コミや評判が良いかどうかも確認しておきたいポイント。

公式サイトの情報や広告だけでは、転職サイトの強みやアピールポイントしか分かりませんが、口コミには、担当者の対応のスピード感、提案される求人の質、面接対策の具体的な効果、そして最も重要な「担当者との相性」といった、利用者が肌で感じた生の声が反映されています。

特に、「強引な勧誘がないか」「希望条件を無視した求人を紹介されないか」「担当者が業界知識に長けていたか」といった点に関するネガティブな意見が少ない転職サイトは、利用者満足度が高いと判断できるでしょう。

また、「特定の施設形態への転職に強い」といったニッチな評価が見られる場合、それが自分の希望と合致していれば、その転職サイトを選ぶ決め手になる場合もあります。

保育士転職サイトを利用する3つのメリット

本章では、保育士として転職活動をするにあたって、転職サイトの活用をおすすめする次の3つのメリットについて解説します。

• 豊富な保育士求人にリーチできる
• 転職活動に必要なツールや機能を利用できる
• 保育士転職に必要な情報を収集できる

【メリット1】豊富な保育士求人にリーチできる

保育士転職サイトを利用する最大のメリットは、自力での検索では見つけにくい、専門的で豊富な求人情報に効率良くアクセスできる点です。 

自分でハローワークや各施設の公式サイトを巡って希望条件に合致する保育士求人を探そうとすると、膨大な時間と手間がかかってしまうでしょう。

その点、転職サイトに登録すれば、勤務地、施設形態、給与、勤務時間などの詳細な条件で絞り込み、サイト内の豊富な求人情報から自分に合った選択肢を効率的に選ぶことができます。

特に、一般には公開されない「非公開求人」を多数保有している場合も多く、好条件の求人やキャリアアップにつながる求人に出会える可能性が高まります。

できるだけ多くの選択肢の中から自分にぴったりの転職先を見つけたいと考える人にとって、転職サイトの利用は必須と言えるでしょう。

【メリット2】転職活動に必要なツールや機能を利用できる

保育士転職サイトは、求人情報の閲覧に加えて、転職活動を円滑に進めるための様々なツールや機能が提供されている点もメリットの一つ。

応募フォームのテンプレート、自己分析シート、適性診断ツールなど、転職活動に欠かせない機能がサイト内に用意されていることが多く、これらを活用することで書類作成の手間を大幅に削減できます。

さらに、エージェント型のサービスであれば、キャリアアドバイザーによる専門的なカウンセリング、応募書類の添削、面接練習など、プロの視点からの具体的な支援を受けることも可能です。

転職サイトが提供するこれらの機能や支援を存分に活用することで、初めての転職やブランクのある方でも、転職活動をよりスムーズかつ効果的に進めることができるでしょう。

【メリット3】保育士転職に必要な情報を収集できる

特に初めての転職活動の場合、何から始めれば良いのか、どう動けば良いのか分からないという人も多いのではないでしょうか。

転職サイトには転職活動を始めるあたって役立つ情報を集約したコラムが公開されていることもあり、転職に向けた心構えから準備、転職先企業への入社までの一連の流れなどを学べます。

また、キャリアアドバイザーとのカウンセリングで有益な情報やアドバイスを聞くこともできるでしょう。

保育士転職サイトを利用する際の3つの注意点

ここでは、 保育士転職サイトを利用する際に知っておきたい、次の3つの注意点について解説します。

• 必ずしも転職できるわけではないことを理解しておく
• サービスによっては転職支援がない
• 記載情報と実情が異なる場合がある

【注意点1】必ずしも転職できるわけではないことを理解しておく

保育士転職サイトへの登録は、転職活動を始める際の後押しとなります。

しかし、サイトを利用したからといって、誰もが希望通りの転職ができるわけではありません。

転職サイトはあくまで、情報提供やエージェントによる支援を提供する「ツール」であり、最終的に採用を決定するのは求人側の施設です。

特に、給与や待遇が非常に良い人気の求人や、大手の社会福祉法人が運営する施設の求人には応募が集中するため、競争率は高くなるでしょう。

キャリアアドバイザーのサポートを受けたとしても、自身の保育士としての経験年数、スキル、保有資格、そして面接でのアピール力が不足していれば、内定を勝ち取ることは困難です。

したがって、サイトの利用は「サポートを受ける手段」と捉え、結果は自身の努力にかかっていることを忘れないようにしましょう。

【注意点2】サービスによっては転職支援がない

保育士転職サイトと一口に言っても、そのサービス形態は様々です。

登録したサービスによっては、個別のキャリアカウンセリングや転職支援が一切提供されない場合があるため注意が必要です。

特に「求人情報サイト型」は、あくまで求人情報を閲覧・検索する場を提供するに留まり、応募やその後の手続きはすべて求職者自身が行う必要があります。

経験が豊富で、自分のペースで効率的に活動を進めたい方には有効なサービスですが、初めての転職やブランクが長く、業界の最新情報や面接ノウハウに不安がある方は、手厚い支援を受けられるエージェント型を選びましょう。

【注意点3】記載情報と実情が異なる場合がある

転職サイトや求人票に記載されている情報と、実際に働き始めた後の職場の実情との間にギャップが生じるケースも少なくありません。

求人票は基本的に採用企業が作成するため、施設の良い面が強調されがちで、ネガティブな情報が具体的に記載されていないこともあります。

例えば、「残業少なめ」という記載があっても、実際にはサービス残業や持ち帰り仕事が発生していたり、「チームワークが良い」という情報があっても、特定の職員間に確執があったりする場合があります。

記載情報と実情が異なるリスクを避けるには、単に記載された情報を鵜呑みにするのではなく、自分でも「離職率」「具体的な残業時間の実態」「職員の年齢構成」「園の雰囲気」など、踏み込んだ情報を収集しましょう。

また、可能であれば面接時などに実際に職場見学を行い、自分の目で雰囲気を確かめる機会を持つのも有効です。

保育士転職サイトを利用するときの流れ

保育士転職サイトを利用するにあたっては、「転職活動がどのような流れで進んでいくのか」を理解しておくことが必要です。

本章では、保育士転職サイトを利用するときの流れを次の6つのステップごとに解説します。

• 会員登録
• 転職条件の確認
• 保育士求人を検索する
• 気になる保育士求人に応募する
• 面接を受ける
• 内定・退職・入社準備

会員登録

 保育士転職サイトで求人紹介を受けるには、会員登録が必要です。

転職サイトのフォームを確認し、必要事項を入力しましょう。

登録内容は転職サイトによって異なりますが、主に以下項目の入力が求められるでしょう。
 
なお、スカウト機能を持つ転職サイトの場合、詳細なプロフィールの入力や履歴書の登録を求められるケースも少なくありません。

入力内容が転職活動に大きく影響するため、時間を作って内容を充実させておきましょう。 
参考：電話なしで利用できる保育士転職サイト

転職条件の確認

保育士転職サイトで求人検索をする前に、自分の中の転職の軸を明確化しておきましょう。絶対に譲れない転職条件をピックアップし、優先順位を付けてください。
 
転職条件があいまいだと、求人を見ても応募すべきかどうか判断できません。よい求人を取りこぼしてしまうリスクもあり、転職活動の精度が下がります。無駄な求人チェックが転職活動を長引かせることも多く、転職のゴールをはっきりさせておくことは必須です。
 
保育士転職であれば、特に以下のポイントについて希望をはっきりさせておきましょう。
 

• 勤務形態：正社員のみか、派遣・短時間もありか
• 園の規模：大規模園か、小規模園か
• 保育方針：ノビノビ系・勉強系など
• 立地：駅近、駐車場ありかなど
• 給与の最低ライン　など

 
このほか福利厚生・残業の決まりなどで譲れないことがある場合は、適宜リストに追加してください。 
参考：保育士の転職相談

保育士求人を検索する

転職の軸が決まったら、実際に求人を探してみましょう。検索機能が充実している保育士転職サイトなら、複数のパターンで細かく求人を検索できます。
 
ただし、保有求人数の少ない転職サイトで検索条件を絞りすぎると、ヒットする件数が少なくなります。求人数の少ないサイトでは、妥協できる部分については検索条件を緩めることも大切です。
 
なおどれほど検索しても自分に合う求人を見つけられないときは、そのサイトと相性が悪いのかもしれません。他の保育士転職サイトで、求人検索してみましょう。 

気になる保育士求人に応募する

条件の合う求人が見つかったら、求人内容を精査した上で応募します。保育士転職サイトによっては、サイト上からワンクリックで応募することも可能です。
 
保育士転職サイトがキャリアアドバイザー在籍型の場合は、キャリアアドバイザーに求人紹介を依頼しましょう。

多くの転職サイトでは、求人紹介ページにキャリアアドバイザーへの相談ボタンが設置されています。

求人紹介を依頼するとキャリアアドバイザーから連絡が入り、詳細な情報を教えてもらえる仕組みです。
 
キャリアアドバイザー在籍型の転職サイトは、書類作成の支援から採用担当者とのやり取りまで全てキャリアアドバイザーの支援を受けられるのが魅力。現職が忙しく時間が取れない人も、すき間時間で充実した転職活度を行なえます。 

面接を受ける

書類審査に通過したら、採用面接へと進むのが一般的です。面接に備え、志望動機や自己アピールをしっかりとまとめておきましょう。
 
面接に自信がない人は、はじめからキャリアアドバイザー在籍型の転職サイトを利用するのがおすすめです。キャリアアドバイザーが自己アピールのコツを教えてくれる上、応募企業が求める人物象・評価のポイントなどを解説してくれます。
 
サービスによってはキャリアアドバイザーが面接に同行してくれるため、保育士転職エージェントの利用もおすすめです。

内定・退職・入社準備

面接にも通過したら、応募先から内定の知らせが入ります。正社員として入職する場合は、労働条件通知書の提示を受けたり、雇用契約書を締結したりすることとなるでしょう。

雇用契約締結時に入社日なども決定されるため、退職準備に取り掛かることが必要です。
 
労働条件や年収などについて交渉したい場合は、雇用契約書を締結する前に相談してください。雇用契約にサインをした後での変更に手間がかかる上、印象がよくありません。
 
「条件交渉は苦手」「入社日には余裕を持たせたい」などがある場合は、やはりキャリアアドバイザー在籍型の転職サイトが有益です。キャリアアドバイザーが交渉ごとまで代行してくれるため、自分からは言いにくいこともしっかり主張できます。 

保育士転職サイトで働きやすい保育施設を見つける4つのコツ

保育士転職サイトで理想の転職を実現するためには、条件の整理や保育施設の精査が必要です。

保育士転職サイトで、働きやすい保育施設を見つける次の4つのコツについて解説します。 

• 希望条件に優先順位をつける
• サイトの情報を鵜呑みにしない
• 複数の保育施設で採用審査を受ける
• 実際に施設に足を運んでみる

【コツ1】希望条件に優先順位をつける

保育士転職サイトで求人を探すときは、希望条件を欲張りすぎないことが大切です。
 
理想の保育士転職を実現したい……と考える人は、つい求人検索条件にあれもこれもと追加したくなるかもしれません。しかしあまりにも多くの条件を設定してしまうと、ヒットする求人が少なくなります。
 
ふるい落とされた求人に、思わぬ優良求人が紛れていることは少なくありません。はじめから条件を厳しく設定するのは控え、本当に譲れない条件で検索をかけるのがおすすめです。
 
まずは保育士転職に求める条件・希望を全て書き出してみましょう。

その上で1つひとつを精査して「妥協できない」と思えるものだけを残してください。残った条件を優先順位の高い順に並べれば、転職サイトでの検索に活用できます。

【コツ2】サイトの情報を鵜呑みにしない

転職サイトに掲載されている求人情報は、施設視点で書かれているものがほとんど。都合の悪い情報が隠されている・よい面が誇張されているなどのケースは比較的多く、情報を鵜呑みにするのは危険です。
 
気になる保育施設が見つかった場合は、自分自身で施設情報を収集しましょう。よい意見・悪い意見をきちんと把握することで、自分に合う保育施設かどうかを見極めやすくなります。
 
保育施設の情報を集める方法としては、口コミサイトを利用する・実際に見学に行くなどの方法があります。またキャリアアドバイザー在籍型の転職サイトなら、キャリアアドバイザーに依頼するとリアルな情報を教えてもらえることもあるようです。

保育士資格を持つコエテコライターは、以下のように語ります。

――求人情報を確認する際は、求人票だけでなく園の採用HPやSNS、口コミサイトなども活用し、職場の雰囲気や実際の働きやすさをチェックすることが大切！

引用：ゼロから始める保育士への道：理想の職場を見つける！保育士就職のための求人探し＆園見学のコツ

【コツ3】複数の保育施設で採用審査を受ける

転職サイトで転職活動をするときは、1社のみに絞るのはおすすめできません。複数の保育施設を並行して採用審査を受けましょう。1社のみで転職先を決めてしまうと、条件や待遇面で損をするリスクが高まります。
 
現在保育士の転職市場は売り手市場であるため、保育資格を持つ人の選択肢は豊富です。複数の保育施設を比較・検討し、自分のスキルやキャリアを最大限評価してくれる保育施設を選びましょう。

【コツ4】実際に施設に足を運んでみる

保育士転職サイトの求人情報やキャリアアドバイザーからの説明は、あくまで施設の「情報」であり、実際にその職場の「雰囲気」や「文化」を完全に伝えることはできません。

本当に働きやすい保育施設を見極めるためには、可能な限り施設に足を運んで職場見学をさせてもらいましょう。

なお、見学時には、単に設備を見るだけでなく、保育室や園庭での職員の様子、子どもたちへの接し方、職員同士の挨拶やコミュニケーションの頻度・雰囲気など、求人票からは読み取れない「生きた情報」を五感で感じ取ることが重要です。

例えば、職員が笑顔で生き生きと働いているか、休憩時間などに余裕がありそうか、園長先生や主任の先生が職員に対してどのような態度で接しているかといった点は、職場の人間関係や風通しの良さを測る重要なヒントになるでしょう。

さらに、以下記事では次の通りに語ります。

――労働環境や給与にはばらつきがあるため、職場選びの際は事前にしっかり確認することが大切です。

園見学を行い、実際の雰囲気を確認するのもおすすめです！

引用：ゼロから始める保育士への道：第2回 就職先選びで迷わない！自分に合う働き方とは

【参考】保育士資格保持者による保育士ステップアップガイド

下記は、保育士資格保持者でキャリアアドバイザー経験のあるコエテコライター高山志帆が、保育士の1日の仕事の流れや収入・待遇の現実、多様なキャリアパスを徹底解説した「保育士ステップガイド」シリーズです。

保育士転職に興味がある方は、ぜひ参考にしみてください。

 【Q&A】保育士転職サイトでよくある質問

保育士転職を希望する人は、どのようなことに疑問を抱きやすいのでしょうか？

保育士転職サイトで、よくある質問をご紹介します。 

ブランクがあっても現場に復帰できますか？

保育士の求人は多く、保育園同士が人手を奪い合っている状態です。

保育士のブランクは不利になるどころか、「保育士経験がある」として大歓迎される可能性があります。 

こども家庭庁の発表によると、2024年1月時点における保育士の有効求人倍率は3.54倍でした。

全職種の平均である1.35倍と比較すると、非常に高い水準といえます。特に都市部では保育士が不足する傾向が強く、ブランクで採用が不利になることはほぼありません。
 
なお「保育士のブランクが長すぎて不安……」という方は、国や自治体が主催する保育士の復職支援を利用してみてはいかがでしょうか。

保育士人材の確保に苦慮している国や自治体は、保育士資格はあるけれど就業していない「潜在保育士」の再就職を強く支援しています。復職支援セミナーやスキルアップ研修は各所で実施されているので、ぜひ利用してみてください。
 
参考：保育士の有効求人倍率の推移（全国）｜こども家庭庁
参考：保育士の復職支援について｜こども家庭庁 

職場の雰囲気を見てから応募できますか？

保育士同士の人間関係や労働環境が気になる方は、担当のキャリアアドバイザーに相談しましょう。

ほとんどの保育士転職のキャリアアドバイザーは、求職者に対し求人施設の情報を可能な限りオープンにしてくれます。求人に応募する前に、園の雰囲気や保育士の年齢層・人数・休日の取得率など、気になることは全てクリアにできるはずです。
 
また保育園を実際に見たい方は、施設見学を申し出るのがおすすめ。

全ての転職サイトで対応してくれるとは限りませんが、キャリアアドバイザーが保育園と交渉して段取りを付けてくれることもあります。
 

無資格・未経験でも保育園で働けますか？

無資格・未経験の方は、「子育て支援員」「保育補助」として保育園で働く方法があります。
 
子育て支援員は国が認定する資格です。都道府県または市町村が実施する研修を修了すると、保育士資格がなくても保育や子育て支援分野で働けます。研修時間は選択するコースによって異なりますが、20～40時間程度。修了試験などはなく、研修が終われば子育て支援員として就業できます。
 
また子育て支援員を取得しない場合でも、「保育補助」として働くことは可能です。保育士と同じ仕事というわけではありませんが、子どもたちと楽しく触れ合いながら働けます。
 
注意したいのは、子育て支援員や保育補助の求人はパートタイムや非常勤がほとんどであるということ。常勤として働きたいのであれば、実務経験を積んだ後、保育士試験を受けるのがおすすめです。

参考：「子育て支援員」研修について｜厚生労働省

保育士資格を活かせる転職先は？

保育士資格は、一般的な保育園以外にも、幅広い施設やサービスでその専門性を発揮できます。
関連記事：保育士から異業種や違う仕事への転職は可能！資格を活かせる高収入な仕事を解説

保育士資格を活かせる主な施設は、次の通りです。

各施設ごとに特徴や働き方、接する子ども達が異なるため、自分に合った施設を探してみましょう。

幼稚園教諭の資格があれば保育園に転職できる？

幼稚園教諭の資格だけでは、原則として保育園の保育士として働くことはできません。

 保育園の保育士として働くためには、国の定める「保育士資格」が必須となります。

幼稚園教諭は、文部科学省管轄の「学校の先生」という位置づけであるのに対し、保育士は厚生労働省管轄の「福祉の専門職」という位置づけにあたり、それぞれの資格は独立して異なります。

ただし、「認定こども園」の場合は、施設の種類や配置基準により、幼稚園教諭免許と保育士資格の両方または片方を持っていれば働ける求人が存在します。

また、近年は特例制度を利用することで、幼稚園教諭免許を持っている人が特定の課程を履修したり、実務経験を積んだりすることで保育士資格を取得しやすくなる道も用意されています。

そのため、幼稚園教諭資格を活かして保育園で働きたい場合は、まずは特例制度の利用を検討するか、両方の資格を必要とする認定こども園の求人を探すのが現実的といえるでしょう。

30代・40代でも保育士に転職できる？

30代・40代からでも保育士への転職は十分に可能です。 

保育士業界は全体的に人手不足の傾向が続いており、年齢よりも「経験」「意欲」「スキル」が重視される傾向があります。

特に30代・40代の方は、子育て経験がある、社会人としての一般常識やチームでの協調性がある、あるいは他業種でのマネジメント経験があるなど、若手にはない人生経験や社会経験を高く評価されるケースがあります。

もし実務経験がない未経験からの転職であっても、30代・40代であれば、落ち着いて子どもに対応できる点や、保護者とのコミュニケーションを円滑に行える点をアピールできます。

重要なポイントは、年齢を気に病むのではなく、これまでの人生で培ってきた「強み」を明確にし、なぜ今保育士になりたいのかという「熱意」を具体的に伝えることです。

保育士転職サイトを利用すれば、年齢に理解があり、中途採用やブランクのある方を積極的に採用している施設の求人を見つけられることもあるでしょう。

転職サイトを上手に活用し、理想の保育士転職を実現しよう！

転職サイトを利用することで、自分では探しきれなかった魅力的な求人に出会える可能性が高まったり、より効率的に転職活動を進められたりするでしょう。

保育士転職を検討している人は、ぜひ転職サイトをうまく活用しながら、理想の転職先を見つけましょう。

保育士から異業種へ転職する方は特に求人サイトやエージェントの利用もおすすめです。