この記事では、フリーター脱却に向けて行動しようと意気込んでいる人に向けて、おすすめの就職支援サービスとその特徴を徹底解説していきます。「どのサービスを使うのがいいんだろう?」と悩んでいる人も、ぜひ参考にしてみてください。
フリーターの就職支援をしてくれる公共サービス
どの企業も人手不足を訴えている今、働き手を増やすことは非常に重要。そのため、フリーターに対して国もさまざまな支援を提供しています。ここでは、フリーターの就職支援サービスの中でも信頼性の高い、公的なものを紹介します。- ハローワーク
- 地域若者サポートステーション(サポステ)
- ジョブカフェ
ハローワーク
就職支援サービスの代表的存在ともいえるのが、厚生労働省が運営する「ハローワーク(公共職業安定所)」です。就職活動に悩む全ての人をサポートするため、全国500か所以上に展開しています。当然、フリーターの人も職業相談や求人情報の提供を受けることができますし、職業訓練を活用すれば就職前にスキルアップを図ることも可能です。ハローワークというと施設に直接訪問するイメージが強いかと思いますが、昨今はオンラインサービスも充実しています。初回の求職登録から求人検索、相談員からの紹介に求人への応募まで、全て自宅で完結。なかなかハローワークに行く時間が取れない人も、オンラインから気軽に利用してみるといいでしょう。
関連サイト:厚生労働省|ハローワーク
地域若者サポートステーション(サポステ)
「地域若者サポートステーション(通称サポステ)」は、15歳から49歳の働いていない人を対象とした、厚生労働省委託の就労支援機関です。抱えている悩みについてキャリアカウンセリングのように相談に乗ってくれたり、不足を感じているスキルの習得に向けた講座を提供してくれたりと、「働き出す力」を引き出すことに重きを置いたサポートが魅力。もちろん、ハローワークのような就職に向けた情報提供も行なってもらえます。実際に、サポステを利用した人の7割以上が就職をはじめとする進路を決めているとのこと。働く一歩を踏み出す勇気がなかなかでない人に、サポステはぜひ利用していただきたいサービスです。求人紹介を重視するか、スキルを習得して自分に自信をつけることに注力するかで、うまくハローワークと使い分けたいところ。
関連サイト:地域若者サポートステーション(サポステ)
ジョブカフェ
各都道府県が設置・運営をしている、若年者向け就職支援施設が「ジョブカフェ」です。自分に合った仕事を見つけるためのサービスを1か所で全て受けられる、ワンストップ型の支援が特徴。カウンセリングや職業相談を通じて適職を見極め、就職セミナー・職場見学で企業研究し、書類添削や面接対策サポートを受けて応募する…といった一連の流れがここ一つで完結します。都道府県主体ということもあり、各地域の特色を活かした支援が用意されているのもポイント。同じジョブカフェでも、設置地域によって提供してもらえるサービスは異なるので、気になる方は一度訪れてみるといいでしょう。地元で働きたい場合にも良い選択肢となるはずです。
関連記事:厚生労働省|ジョブカフェ
サポートを重視するならフリーター向け就職支援エージェントも活用しよう
先述した公的な就職支援サービスは、信頼性・利便性ともに高い一方で、その分利用者が多く、混雑してしまうこともしばしば。一人ひとりにきめ細やかなサポートを提供するという面では、やや弱いのが実情です。サポート品質やスピード感を重視したいのであれば、民間の就職支援エージェントを活用するのがおすすめ。基本的にオンラインで対応が完結するため窓口で待ったりする必要がないほか、ほとんどの場合アドバイザーがマンツーマンで対応してくれるためサポートの手厚さも文句なしです。利用料もかからないので、公的支援と併用するのもいいですね。
関連記事:フリーター向けおすすめ就職エージェント
フリーターが就職支援サービスを活用すべき理由
フリーターが就活をするのであれば、特別な理由がない限り何らかの就職支援サービスは利用すべきでしょう。その具体的な理由をご紹介します。- 書類作成や面接対策までサポートしてもらえるから
- 就職後のミスマッチを防ぎやすいから
- 無料で気軽に使えるから
書類作成や面接対策までサポートしてもらえるから
当然ながら、就活は求人を探して応募するだけで簡単に終わるものではありません。履歴書・職務経歴書といった書類の選考を通過し、数回にわたることもある面接を乗り越えて、やっと採用をつかみ取ることができます。就職支援サービスを利用すれば、諸々の書類の作成方法から、面接に関するアドバイスまで、総合的なサポートを受けられるのが魅力です。求人検索は一人でできたとしても、面接対策等を一人でこなすことは難しいでしょう。アドバイザーと一緒に練習を重ねておけば、本番でも自信をもって受け答えできるようになるはずです。採用率のUPにも寄与することが期待できます。
就職後のミスマッチを防ぎやすいから
就職支援サービスでは、カウンセリング等を通して自分の適性を見極めたり、応募前に求人情報の詳しい解説を受けたりすることができます。このことから、就職後に「この仕事は自分に合っていないかも…」といったミスマッチが生じにくいのも特徴です。フリーターから就職するとなると、少なからず社会を離れていたこともあり「自分にはどんな仕事が向いているんだろう」と分からなくなってしまいがち。そんな中一人で就活をするのは難しく、同時に不安でもあるはずですので、就職支援サービスでアドバイザーの支援を受けるのは合理的と言えるでしょう。
無料で気軽に使えるから
アドバイザーやコンサルタントにサポートしてもらえるというと「それなりにお金がかかるんでしょ…?」と不安になる人もいるかと思います。しかし、基本的にどの就職支援サービスも無料で利用できるのが大きな魅力。これは公的サービスはもちろん、民間の就職エージェントも同様です。フリーターの方は収入が不安定なこともあり、経済的な負担を低減できるのは嬉しいポイント。当然無料だからといって質が低いこともなく、就職に向けたあらゆるサポートを手厚く提供してもらえます。「就職したい」と思い立ったら、まずはいずれかの就職支援サービスに問い合わせてみましょう。
フリーターにおすすめの就職支援エージェントおすすめ3選
ここでは、フリーターにおすすめの就職エージェントをご紹介します。Re就活エージェント
Re就活エージェントは、第二新卒・既卒・フリーター・ニートの方々の転職・就職に特化したサービスを提供しているエージェントです。担当アドバイザーの80%が第二新卒転職・既卒就職経験者なことから、利用者と同じ目線に立って寄り添ったサポートを実施。実体験に基づいたアドバイスも受けられます。
紹介可能な求人の80%以上が20代未経験OK&研修教育体制が充実している企業のため、未経験でも心配無用です。選考前には1社ごとに面接対策が行われており、面接に関する不安も解消できます。各企業の面接官に刺さる伝え方を伝授してもらえるため、転職・就職が未経験の方でも準備を万全にして本番に挑めるでしょう。
ハタラクティブ
20代のフリーターの方におすすめしたいのは、ハタラクティブです。学歴・経歴問わず「ここで働きたい」と思える仕事探しを、就活のプロがトータルサポートしています。これまでに18万人以上も支援してきたノウハウを活かし、お仕事紹介はもちろん、面接対策や履歴書添削もマンツーマンで実施。書類通過率は96%、内定率は80%以上という実績を誇ります。
未経験歓迎の求人は全体の全体の80%を占めているため、経験がなくても問題ありません。利用者の80%は大企業に就職しており、未経験者でも優良企業に就職できる可能性は大です。
公式サイトでは無料で適職診断を受けられるため、「自分にどんな仕事が合うのかわからない」とお悩みの方は、試しに受けてみてはいかがでしょうか。
就職カレッジ
フリーターから正社員を目指すのであれば、就職カレッジがおすすめ。フリーターや未経験・中退者の方に特化した就職支援サービスを提供しており、利用者の84%が正社員経験なしの状態から正社員就職を成功させています。
強みは、手厚いサポート体制。実践的な面接対策からビジネスマナーの基礎講座まで無料で受けられるため、就職成功に必要なスキルが自然と身につきます。不安や悩みがあっても、専任のアドバイザーに相談して解消しながら就職活動を進められるでしょう。
フリーターにおすすめの就職エージェントまとめ
当記事では「フリーターにおすすめの就職支援サービス」というテーマで、どの支援を利用すべきか、なぜ利用した方がいいのかといった気になる疑問を詳細に解説してきました。フリーターからの就職はいわゆる転職とは違い、キャリアにブランクがあることもあり一筋縄ではいきません。一人で悩んでいても解決策を見出すことは難しいので、ぜひ用意されている就職支援サービスをフル活用していただきたいと思います。
信頼性を重視するならハローワーク等の公的なものを、スピーディかつサポートの手厚さを求めるなら就職エージェントといったように、希望に応じて使い分けるといいでしょう。利用料はかかりませんから、困ったらぜひすぐ相談してみてください。