この記事では「フリーターからの就職は難しいの?」というそもそもの内容を解説したうえで、フリーターから正社員就職を目指す具体的な方法やおすすめの職種を徹底解説していきます。精神的にも経済的にも落ち着いた生活を取り戻すためにも、ぜひこの記事を参考にフリーター脱却に向けて動き出してみてください。
フリーターから正社員就職は難しい?
インターネット等を見てみると、フリーターからの正社員就職は「厳しい」「難しい」といった否定的な意見が多いことがわかります。「実際、現実的なの?」と不安を感じてしまいますし、社会復帰を目指す人にとっては懸念材料です。結論、フリーターからの正社員就職を成功させている人は少なからず存在します。独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査を見てみると、20代後半~30代前半の6・7割程度はフリーターを脱却しているのだとか。
実際、大手求人検索エンジン「求人ボックス」で検索条件に「フリーター歓迎 正社員」と入れて調査してみたところ、400万件近い求人がヒットしました。日々大量の新着求人が追加されていることもわかります。
もちろん年齢や経歴、その他保有スキル等重要視される部分は多々ありますが「フリーターからの正社員就職は無理」と諦める必要は全くないでしょう。求人は豊富に用意されているので、後は行動次第です。
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フリーターからの正社員就職を実現するための方法
ここでは、効率よくフリーターからの正社員就職を実現するための方法をいくつかご紹介していきます。よく分からない中一人で悩むより、あらゆる支援サービスや窓口を活用する方が圧倒的におすすめ。ぜひプロに協力を仰いでみましょう。- ハローワーク(公共職業安定所)を利用する
- 就職エージェントに登録する
- アルバイトからの正社員登用を目指す
ハローワーク(公共職業安定所)を利用する
まず第一に頼りたいのが、国の手掛ける支援サービス。中でも「ハローワーク」は、全国に500以上の拠点を構える公的施設の代表です。誰にでも無料で開放されており、職業紹介や面接対策といったキャリアに関する内容であれば何でも相談することができます。長らく就業しておらず、復帰が心配な人も大丈夫。ハローワークでは、ビジネスマナーのような就活に欠かせない知識を身につけられる、各種セミナーまで受講可能です。職業訓練を活用すれば、即戦力として働けるような専門性の高い技術を習得することも。就活に悩むフリーターなら、何はともあれハローワークへ訪問し、登録手続きを済ませておくといいでしょう。
関連サイト:厚生労働省|ハローワーク
就職エージェントに登録する
民間の就職支援サービスの中では「就職エージェント」が特におすすめです。求人探しや書類作成、面接対策といった就活に欠かせない各種作業を、専任のアドバイザーと二人三脚で進めていけるという非常にありがたいサービスとなっています。基本的に利用料無料なのも嬉しいところ。なお、就職エージェントにも数え切れないほどの種類が存在するため、自分に合ったものを選ぶだけでも苦労すること請け合い。フリーターからの就職なら「フリーター・既卒・第二新卒特化」といった強みを持つサービスを選定するようにしてみてください。
関連記事:フリーター向けおすすめ就職エージェント
アルバイトからの正社員登用を目指す
フリーター期間中、正社員登用制度のあるアルバイト先で働くのも選択肢の一つ。正社員登用制度とは、アルバイトやパートといった非正規社員を正社員に切り替えて採用する制度のこと。大変な就職活動を経ることなく、条件さえ満たせばアルバイトからそのまま正社員として就職することができます。フリーターになったタイミングで、アルバイト先・パート先を探し始める人も多いはず。「まずはとにかく正社員になって生活を安定させたい」という人は、バイト先を選ぶ際に正社員登用制度の有無をよく確認しておくといいでしょう。ただし、制度はあっても採用実績がない企業も少なからず存在するため、事前のチェックは徹底してください。
フリーターからでもなれる就職しやすい職業の例
経歴にやや難のあるフリーターは、就職したくても門前払いされてしまうケースが少なくありません。フリーターからの就職では、職種選びにも工夫が必要です。フリーターでも比較的就職しやすい職業をいくつかピックアップしましたので、ぜひ参考にしてみてください。- 営業職
- 事務職
- ITエンジニア
営業職
自社サービス・商品を提案し販売する「営業職」は、フリーターからでも就職しやすい職業の一つ。各社それぞれ独自の営業方法を確立していることもあり、基本的に営業担当としての実務経験を求められることが少なく、数ある職種の中でも未経験歓迎の求人が豊富だからです。お客さんと信頼関係を築く必要があることから、一定以上のコミュニケーション能力が必要なことは確か。しかし、それ以外の実務的なスキルは入社してからでも十分習得していけるため、フリーターからの就職にはうってつけの職種と言えるでしょう。人と接することが好きな人はぜひチャレンジしてみてください。
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事務職
専門性の高いスキルをあまり必要としない「事務職」も、フリーターからの就職におすすめです。パソコンの基本操作やOfficeソフトの取扱い、その他電話対応といった事務作業の経験があるのなら、積極的に応募してみる価値があるでしょう。もちろん、未経験から挑戦できるような求人も少なからず存在します。ただし、昨今はAIをはじめとする各種自動化ツールの普及もあり有効求人倍率はやや低め。全体的に求人数が減少傾向にある点には注意してください。
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ITエンジニア
技術革新の著しい今「ITエンジニア」も注目されている職業で、フリーターからの転職先としても人気があります。というのも、ITを活用する動きが進んでいる一方で、実際に扱える人材の数はまだまだ足りていないからです。経済産業省によれば、2030年までに約80万人のIT人材が不足しかねないのだとか。このことから、フリーターであろうとエンジニア志望者の需要は非常に高い状況です。今はオンラインスクール等のスキル習得の場も充実しているので、フリーターとして働きながらでも準備をすることはできます。将来性の高い仕事に就きたいのであれば、ITエンジニアを目指してみるのもいいでしょう。
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まとめ
当記事では「何とかしてフリーターを脱却したい…」と考えている人に向けて「そもそもフリーターから正社員就職は難しい?」「実現するためには具体的にどうすればいいの?」といった内容について、詳細に解説してきました。フリーターは企業から悪い印象を抱かれがちなため「正社員就職は厳しい」との声をよく耳にします。しかし、どこも働き手が不足している今、就労意欲があるのであればフリーターでも採用を勝ち取ることは十分可能です。実際にフリーターから正社員になっている人も多数存在します。
もちろん、何の努力もなしに就職できるわけではありません。採用されやすい職種を選んだり、必要なスキルの習得に努めたりと、自分でできることはしっかりとしたうえで就活に動き出すといいでしょう。