フリーターで就活の進め方がわからない人に！基本の就活ステップを紹介

フリーターから正社員を目指す！基本の就活ステップ

フリーターから正社員を目指して就活するために、必要なステップをご紹介します。各フェーズのポイントもまとめているので、どのように就活すべきかわからないフリーターの人は、ぜひ参考にしてみてください。

自己分析で自己理解を深める

フリーターの就活における自己分析とは、自分自身を深く掘り下げ、強み、弱み、価値観、興味関心などを明確にすることです。過去の経験と向き合って自分の特徴や傾向・資質を理解することで、「どんな仕事が向いているのか」「どんな働き方が合っているのか」などを把握しやすくなります。

また自己分析を通して自分自身を深く理解できれば、長所・短所・アピールポイントを挙げるのも難しくありません。就活では、高確率で長所・短所・アピールポイントなどを尋ねられます。質問を想定して準備を整えておくことは、内定を勝ち取る上で必須です。

フリーターの就活における自己分析の手順

フリーターの就活における自己分析の手順は、以下を参考にしてみてください。

• 幼少期から現在に至るまでの、印象的な出来事を時系列で書き出してみる
• 印象的な出来事の中から、特に印象深いもの・転機になったものなどをピックアップする
• ピックアップした出来事についてテーマを決めて問いかけを行い、経験や体験を深堀りする
• 深堀りした内容を整理して、自分の傾向・資質を書き出す
• 5年後・10年後にどうなっていたいかを具体的にイメージする
• 他の人に、自分の印象を聞いてみる

自分への理解を深めるなら、テーマを決めて経験を棚卸しするのがおすすめです。「努力したこと」「悔しかったこと」「うれしかったこと」など、自由なテーマで自分を深堀してみましょう。自分がどのようなことに喜び・やりがいを感じるのかを知ることで、仕事の適性を判断しやすくなるはずです。

ただし自分視点のみで自己分析を行うと、独りよがりになるかもしれません。他の人に「自分はどんなタイプに見える？」「どんなところが長所・短所だと思う？」などと聞くことで、自己分析の客観性を担保できます。

業界・職種研究で自分に合う仕事を見つける

業界・職種研究を徹底すれば、自分の能力・経験を生かせそうな仕事を探しやすくなります。選択肢を増やせるよう、なるべくたくさんの業界・職種を研究しましょう。「その業界で働いたら……」「その職種に就いたら……」を具体的に想像することで、就職のミスマッチを減らせます。

また業界・職種研究を行えば、その業界や職種では「どのような人が評価されるか」「どのようなスキルや資質が求められるか」を把握するのが容易です。採用選考での志望動機や自己アピールの質が高くなり、採用担当者に好印象を与えやすくなります。

求人探し・応募

自己分析や業界・職種研究が終わったら、求人情報をチェックしましょう。フリーターから正社員転職を目指すなら、現在働いている業界・職種に関連する仕事を探すのがおすすめです。フリーターのキャリアをアピールできるので、スムーズに仕事が決まるかもしれません。

一方、新しい業界・職種にチャレンジしたい人は、未経験可の求人を探しましょう。

経験者を対象とする求人はスキルやキャリアが求められる分、フリーターには不利です。未経験可としている求人なら教育体制や研修サポートが整っているケースが多く、入社後に知識やスキルを学べます。

採用試験を受ける

求人に応募すると、書類審査・面接が実施されます。

求人企業に提出する履歴書や職務経歴書は、書き漏れや誤字・脱字がないよう丁寧に記載しましょう。自己分析や業界研究で得た知識や分析結果を元に、自分の適性や自分が貢献できることを具体的に伝えることが必要です。

また面接では、自己アピールや志望動機を口頭でわかりやすく伝えなければなりません。面接を受けるときの態度や様子もチェックされる恐れがあるため、面接を受ける前に印象のよい受け答えの方法や、社会人に求められるビジネスマナーについて確認しておくのがおすすめです。

内定・入社

内定が決まると、求人企業から内定のお知らせと労働条件の通知書が送付されます。労働条件に一通り目を通し、問題がなければ内定を承諾する旨を伝えましょう。雇用契約を締結すれば、正社員として働くことが可能です。

内定獲得時点でまだフリーターとして働いている場合は、現職の担当者と退職日の相談をしなければなりません。フリーターは有期雇用契約ですが、一般労働者と同様に最低でも1カ月から2週間前までに退職の意思を歌えるのが望ましいといわれています。

具体的な退社日が決まったら、それに併せて入社日を決定してください。

フリーターの就活で必要な準備

フリーターの就活がわからない人は、事前準備もおろそかになりがち。本格的な就活に入る前に、スケジュール立てや書類・身だしなみの準備をしっかりと行いましょう。

フリーターの人が、就活前にやっておきたい準備をご紹介します。

就活スケジュールを立てる

就活スケジュールを立てることは、就活の効率化や進捗状況のスムーズな把握に有益です。就活のスタートから内定までのスケジュールを立て、ゴールを目指して就活を始めましょう。

就活スケジュールを立てるときのポイントは、取るべきアクションを具体的に書くことです。「3社応募する」「3つの求人媒体で探す」などとしておけば、就活がわからない人も次にすべきことを迷わずに済みます。

次に取るべき行動がわかっていれば、スケジュール管理が容易です。スケジュールに遅れが生じたときも対応しやすく、状況に合わせた受難な就活を実現できます。

書類や写真を用意する

フリーターから正社員への就活では、履歴書・職務経歴書の準備が必要です。自己分析や業界研究の成果を生かしながら、アピール力のある書類を作成しましょう。

また書類には、求職者の写真が必要です。履歴書に添付する写真は、3カ月以内に撮影したものを選ばなければなりません。書類審査でよい印象を持ってもらえるよう、スーツを着用し身だしなみを整えた状態の証明写真を用意してください。

フリーターの就活の進め方がわからない人におすすめのサービス

フリーターから正社員を目指す場合は、フリーター向け就職支援サービスを利用するのがおすすめです。どのように就活を進めればよいかわからないフリーターの人におすすめの、就職支援サービスをご紹介します。
関連記事：フリーター向け就職エージェントおすすめ！【最新転職】

就活エージェント

就活エージェントは、就職先を探す求職者を支援する民間のサービスです。サービスを利用する求職者には担当のキャリアアドバイザーが付き、就職活動を支援します。求職者はキャリアの棚卸しから求人紹介・採用試験対策まで支援を受けられるため、就活のやり方がわからないフリーターも心配はいりません。

求職者は希望の働き方や業界を伝えるだけで、自分に合った求人の紹介を受けることが可能です。

わかものハローワーク

わかものハローワークは、正社員を目指す若者（おおむね35歳未満）の就職を支援する厚生労働省の機関です。仕事を探す若者は、担当者による個別サポートを受けながら、仕事探し・自己理解・能力開発・応募準備などについてフルサポートを受けられます。

ジョブカフェ

ジョブカフェは、​各自治体が運営する若者向けの就職支援機関​です。ジョブカフェに足を運ぶと、以下のような就職支援を受けられます。

• 専門スタッフによる個別の就職相談
• 適職診断
• 求人情報の提供
• 職場体験やセミナーの提供

ジョブカフェは全国46の都道府県に設置されており、フリーターから正社員になるためのあらゆる支援を受けられます。カフェに立ち寄る感覚で、気軽に利用しましょう。

まとめ

フリーター歴が長く就活の進め方がわからない人は、自己分析や業界研究から始めるのがおすすめです。自分にとっての適職ややりがいを持って働けそうな仕事を見つけやすく、正社員になれる可能性が高まります。

「1人で就活をするのは不安」というフリーターは、行政や民間の就職支援サービスを利用するのがおすすめです。プロの就職支援を受けることにより、フリーターからの正社員就職をスムーズに実現できます。