プログラミング教育がわかる、プログラミング・ロボット教室がみつかる

ITロボット塾 総合IT力育成教育教室授業をのぞいて見ました|静岡県浜松市

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ITロボット塾 プログラミング講座 塾長・福地三則氏


“早期教育で世界に通用するIT能力を!子どもたちのやる気を後押しする「ITロボット塾プログラミング講座」カリキュラムの詳細に迫る”



現在、文部科学省は小学校におけるプログラミング教育の必修化を推進しており、
日本国内はもちろん先進諸国でも「プログラミング教育」というキーワードに注目が高まっています。

官民学一体となったプログラミング講座はもちろん、企業が独自に展開する講座も全国的に増えてきました。

株式会社CAIメディア(本社:静岡県浜松市中区)ではロボット作りを通してプログラミングを学ぶ「ITロボット塾プログラミング講座」を運営サポートしています。

小学校2年生から高校生を対象としたプログラミング講座の開発経緯やカリキュラムの特徴について、株式会社CAIメディアの代表取締役社長であり株式会社ITロボット塾の塾長、福地三則氏にお話を伺いました。



ー 2014年からスタートした「ITロボット塾プログラミング講座」の開発経緯を教えてください。

私が代表を務める株式会社CAIメディア(ITロボット塾の運営をサポート)は、スマホなどで利用する教育用のアプリケーションを企画・制作するプログラミングの会社です。

常々、日本のプログラミング技術力の低さやプログラマーの数が足りないことを危惧しており、プログラミングを大学生から学ぶのではなく早期教育が重要だと考えていました。

2011年浜松市からNPO法人浜松ソフト産業協会に、小学校低学年を対象にしたプログラミングのトップガンプロジェクト、課外教育を作って欲しいと依頼がありました。

NPO法人浜松ソフト産業協会とは、ICT(Information Communication Technology)産業の高度化の重要性に対応するために創立された団体です。浜松地区に散在するソフト産業に関わる企業が地域のソフト産業の協力を推進し、その技術の向上や各社の協力による新事業の創設、対外宣伝活動等を業界一体となって推進をすることを目的としています。

株式会社CAIメディアもこのNPOに所属しており、小学校低学年にどんなプログラムができるか?と話し合いをしました。
子どもにパソコン上でプログラミングを教えても、たいてい1~2回で嫌になって飽きてしまいます。

そこで、プログラミングを楽しく学ぶときに必要なことは何か?と考えたときに「ものを作りながら学ぶこと」が良いのではないかと思い付きました。

そして、2012年から静岡大学の教室を借りてスタートしたのが「浜松ITキッズプロジェクト(以下ITキッズ)」です。



ITロボット塾の教材で使用する LEGO マインドストーム

教材はLEGO社の教育版LEGO「マインドストーム」


― 浜松市からプログラミングの早期教育の要請がありITキッズを開設。現在のITロボット塾プログラミング講座に至るまではどのようなエピソードがあったのでしょうか?

ITキッズは、対象を小学校3年生に限定して毎年募集します(現在は小学校3年生(6期生)から中学校1年生(2期生)の5学年、5クラスが学んでいる)。毎年1回の募集に対して150人程の希望者があり、その中から定員24名に絞られます。

選考に落ちた子ども達も学ぶ意欲があります。それなら受け皿になる学習塾を作ろうとはじめたのが弊社の「ITロボット塾プログラミング講座」です。


ー ITロボット塾プログラミング講座ではLEGO社の教育版LEGO「マインドストーム」を教材に使用されています。マインドストームに決めた理由を教えてください。

ものを作って動かす、動く喜びを味わうことで子ども達に楽しく学んでもらえるんじゃないかと「作って楽しい教材」を探しました。

浜松市内の会社で教材になるようなロボット工具を作っている会社がないか聞きに行ったところ、組み込みプログラミングの会社の社長さんに

「日本のプログラミング技術が世界に通用しないのはなぜだか分かりますか?」と聞かれました。私が何故でしょうか?と質問したところ「日本は世界標準のプログラミングを学んでいないからです。」と言われました。

世界の人たちと共同作業ができるプログラマーの育成には世界標準の教材を使用した方が良いとアドバイスをいただき、LEGO社のマインドストームに決めました。

現在、世界中の子どもたちがLEGO社のマインドストームでプログラミングを学ぶことが一般的になっているのです。


<ITロボット塾プログラミング講座>

TEL:053-413-2300 FAX:053-413-2288

http://itrobot.jp/


プログラミングだけではなく、
理数・英語、作文がある総合的な授業 

ITロボット塾 授業風景 アシスタントの指導

講師1名とアシスタント2名できめ細やかな指導を行う


― ITロボット塾プログラミング講座のカリキュラムの特徴について教えてください。

講座は毎週1回(80分/月4回)、1コマずつ学びます。内容はロボット組み立てとプログラミング、PCゲーム作成、数学・理科・英語、それと作文です。講座の最後10分は作文を書く時間になっています。

低学年の子どもには優しく分かりやすく教えますが、高学年の子どもはそちらに合わせると内容が面白くありません。両方の子ども達が満足する授業は大変な作業ですが、講師やアシスタントがそれぞれサポートしています。

ロボット塾の一番の目的は、必ずしもプログラマーを目指す者を育てることではありません。ITを使いこなす、IT的にモノを考えられる全般的な力「IT脳」を育むことです。


学年はバラバラ、
学ぶ内容はほぼ同じでも理解が深まる学習内容

ITロボット塾 授業風景 チームでのディスカッション

チーム内で担当を決め、みんなの力でミッションを成功させる


ー ITロボット塾プログラミング講座では幅広い年齢の生徒が同時に受講しています。 ITロボット塾ならではの独自のポイントはありますか?

プログラミング講座に通う子どもたちの学年は様々ですが、講座で学ぶ内容はほぼ同じです。プログラミングには総合的な数学力が必要です。

例えば「ロボットを50㎝前進させる」というとき、プログラミングでは「何㎝移動させる」というコードの書き方はしません。タイヤの円周を計算したり、何秒走らせたら何センチ進む等、円周か時間で計算して距離を導き出します。



― 円周や時間の計算は小学校高学年で習う内容です。小学校低学年の生徒も理解することができるのでしょうか?

試行錯誤している内に感覚的に分かっていくようです。自分のプログラミングが合っているのか間違っているのかは、ロボットの動きで分かりますからね。

例えば、50㎝前進させる予定が5㎝しか進まなかったり、右に動くようにプログラムを組んだはずなのに左に動いてしまったら何が問題だったのか?を考え、プログラムミスがあればすぐ直して試すの繰り返しです。

目の前で結果が見て分かるので、子ども達も理解が深まります。


実は、プログラミング講座で
作文が上手になる生徒が続出(!)

ITロボット塾 授業風景 作文を書く生徒

授業の終わりに作文を書く生徒


ー 今、現在通っている子どもの印象や保護者の感想などを教えてください。

保護者の方からよく言われるのは、作文がすごく上手くなったということです。学校で作文の賞を取る子どもが増えました。

今、学校で作文を教えることが減っているようで、ここで授業をやって作文を書いてもらうと初めて来たときは1文字も書けない子が何人もいます。



― プログラミング講座で作文が上手くなるなんて意外ですね。作文が上手く書けない子どもにはどのような指導をするのですか?

文章は上手くなくていいから何でも書いてごらんと伝えます。今日、学んだこと、楽しかったこと、難しかったこと等、自分の気持ちを素直に書いてもらうようにしています。

そうすると1文、2文と少しずつ書けるようになり、半年後には200文字は楽に書けるようになります。

ただし、講師が作文を添削することはありません。授業の最後にその日に学んだことを思い出し、書き出すことで脳に定着することができます。

そして、子ども達が自らメモをとる習慣がついていくのです。


プログラミングの早期教育は
自ら問題意識を持って解決できる力を養う

ITロボット塾 WRO Japanでの表彰状が並ぶ

毎年、WRO Japanで入賞を果たしている


― 子どものプログラミング教育を学ぶ意義について教えてください。

プログラミングを通して自分たちで問題点を見付け出して解決する能力、自ら問題意識を持ってどう解決するかという力を養っていけると考えています。

弊社のプログラミング講座に通う子ども達は学年も能力も様々。プログラミングを通して論理的な思考能力と創造性、問題解決能力などを身に着けて行ってます。

毎年開催されるWRO(ロボットコンテスト世界大会)では日本国内で優勝するなど優秀な成績をおさめる子どもたちを輩出しています。


目指すのは世界標準で通用する人材育成

インタビューにこたえる 株式会社ITロボット塾の塾長、福地三則氏


ー カリキュラムを通して子どもたちにどのようになって欲しいとお考えでしょうか?

ITロボット塾プログラミング講座はプログラマーを育てる塾ではありません。私たちはこの講座を通して「IT脳」を作る総合IT教育を目指しています。

世界で通用する人材になるには一人でもくもくとオタク的にプログラミングをするのではなく、相手を理解するための言語として英語を使いこなせることも重要です。

そして、分からないことが出てきたときに世界の最新英文情報を自ら掴みに行って見つけ出して、理解する力をつけてもらいたいですね。



― プログラミングの早期教育には優秀なプログラマーの存在が必要不可欠ではないでしょうか。

子ども達の早期教育は、もちろん講師として教えることのできるプログラマーも重要です。現在、ITロボット塾では大人の方を対象としたロボットプログラミング講座も開催しています。

こちらもLEGO社のマインドストームを利用したロボットの組み立てとプログラミング学習、スクラッチを使用したPCプログラミング作成を学びます。

この講座を受講して実力と自信がついたら、ITロボット塾のアシスタントや講師になることができます。
子ども達の早期教育はもちろん、大人のITロボット塾にも力を入れて全国展開をし、日本のプログラミング技術力の発展に寄与したいと考えています。



編集部コメント

国内のプログラミング技術力に課題意識を持ち、早期教育に力を入れているITロボット塾プログラミング講座。カリキュラムを通して子どもたちに論理的な思考能力や創造性、問題解決能力など総合的なIT能力が育まれ、その活動が全国的に広がっていくことに期待が高まります。

<ITロボット塾プログラミング講座>

TEL:053-413-2300 FAX:053-413-2288

http://itrobot.jp/



(取材・文・撮影/小澤志穂、編集/コエテコ編集部)

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この記事を書いた人


コエテコ編集部

2020年から始まる小学校での「プログラミング教育の必修化」に向けて、小学生を対象としたプログラミング教室、ロボットプログラミング教室の市場はどんどん拡大しています。社会・教育・産業構造が大きく変革していく中で、未来の日本を担う子どもたちはグローバル化・情報化社会を生き抜く力を身につけなければなりません。 コエテコ編集部では、習い事やプログラミング教育に関わるテーマをわかりやすく、面白く伝える記事を作成し、皆さんにお届けしていきます。

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