プログラミング教育がわかる、プログラミング・ロボット教室がみつかる

ヒューマンアカデミーの「プログラミング教室」カリキュラムの詳細に迫る

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ヒューマンアカデミー こどもプログラミング教室 開発担当・三浦正浩氏

 

"自分の「作りたい」を実現するのが「楽しい」のポイント!子供が作った「プログラム」に感動!親子で「学ぶ」を楽しめるヒューマンアカデミーの「プログラミング教室」カリキュラムの詳細に迫る"


文部科学省は「プログラミング的思考」を身につけることを目的として、2020年度より「小学校におけるプログラミング教育必修化」を発表しました。


大学入試においても、センター試験に替わって導入される「大学入学共通テスト」で、従来の学力である「知識」「技能」を評価するマークシート方式に加えて、思考力、判断力を評価する記述式問題が取り入れられるなどプログラミング教育への関心が高まっています。

 

教育事業を行うヒューマンアカデミー株式会社では、2009年からロボット作りを通してプログラミング思考が学べる「ヒューマンアカデミー ロボット教室」を運営しています。


2017年6月からは「ヒューマンアカデミー こどもプログラミング教室」を開講しました。プログラミング授業の狙いや、カリキュラムの特徴について、ヒューマンアカデミー株式会社 全日制教育事業部 HAK営業本部 教務課 マネージャーの三浦正浩さんに話を伺いました。

 

保護者や生徒の声から生まれた「プログラミング教室」

 

―「ヒューマンアカデミー こどもプログラミング教室」を開講された経緯を教えてください


三浦さん : ヒューマンアカデミーでは2009年6月から、5歳児~中学生までを対象とし在籍生徒数16,000名、開講教室1,100教室を超える日本最大級のロボット教室「ヒューマンアカデミー ロボット教室」を運営しております。


そのロボット教室に通う生徒さんや保護者の方から、「ロボット制作と合わせてプログラミングも教えてもらえないか?」 という問い合わせが2015年頃より増えてきました。

文科省が2020年度よりプログラミング教育必須化を行うことを発表すると、さらにその問い合わせが増え、そういった要望に応える形で2016年ごろからプログラミング教室の開講へと動き出しました。


今年の6月に開講したばかりですが、現在全国約70教室で「ヒューマンアカデミー こどもプログラミング教室」を実施しています。


◆こどもたちの「考える力」を育むカリキュラム、反復学習で知識を定着

 

―「ヒューマンアカデミー こどもプログラミング教室」のカリキュラムについて、他社にはない独自の特徴や、こだわりを教えていただけますか?

 

三浦さん : 文科省が発表したプログラミング教育は、小学校でプログラミングを教えることだけではなく「プログラミング的思考」を学習することが目的となっています。


そのため、「ヒューマンアカデミー こどもプログラミング教室」では、単にプログラミングを教えるのではなく、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体的に学習に取り組む姿勢」など「考え方(プログラミング的思考)」を育むことに注力したカリキュラム作りを行いました。

 

カリキュラムの学習期間は3年間を予定しており、1年目は3ヵ月の期間の中で「パソコンの操作」「プログラムの作成」「プログラムの改造」「発表」という4つのステップを学習します。


「プログラムの改造」の段階では設計書を作成し、「発表」では他の生徒の発表を聞くことで多様な考え方に触れ、自分自身の発想を広げるきっかけを作っています。そうすることで、ITスキルだけでなく思考力や判断力、表現力や主体性も身につけることができます。


また、1年間でこのセットを4サイクル繰り返すことで、スキルや知識の定着を図っており、実際に受講している生徒たちはスピーディーで着実な成長を遂げています。


このように1年目はプログラミングの基礎固めをメインに、プログラミングで必要な「順次」「条件分岐」「反復」という3つの考え方があることを認知してもらいます。


2年目はそれらの組み合わせをどうするかを自分たちで考えるようなカリキュラムに、3年目はPCの機能を活かしたプログラミングを学び、全体を通してプログラミングの基礎を身につけられるようなカリキュラムとする予定です。


オリジナル教材 ◆謎解きやゲームなど楽しく学べるオリジナル教材

 

―他にカリキュラムや教材で工夫されていることはありますか?

 

三浦さん : 生徒の中にはパソコン操作が初めての方もいます。そのため、初心者でも楽しくパソコン操作が学べるように、カリキュラムの最初に謎解きをしながらパソコン操作を学べるプログラムを実施しています。謎を解くためにPCを使用することで、無理なく自然にPC操作を覚えることができるんです。


コースでは、プログラミングを学習するためのソフトとして「Scratch(スクラッチ)」を使用しています。


生徒がスクラッチを使用して作成するものは「アニメーション」や「ゲーム」といった画面で動きなどを確認するもの。ツールではいくつかのキャラクターを登場させており、例えばキャラクターを飛びまわせる操作を行うことで自然とプログラミングを学べるようにするなど、楽しみながら学習できるよう工夫しています。


 


プログラミング例


◆スクラッチを用いたプログラミング例



指導ノウハウ

◆少人数で、実践メイン!生徒たちが飽きない工夫とは?「ロボット教室」「理科実験教室」の運営で培った指導ノウハウ

 

―ヒューマンアカデミーさんが運営しているからこその、プログラミング教室の強みはありますか?

 

三浦さん : やはり「ロボット教室」「理科実験教室」の運営で培った指導ノウハウは強みでしょうか。


例えば授業は1クラス8名以内という少人数制。生徒たちが飽きないように講義は短めで、実践がメイン。実際に手を動かしながら先生が一人一人にアドバイスをして、プログラミングを積極的に学んでもらえるようにしています。


また、テキストの各所には振り返りの設問を用意しています。それをきっかけに生徒と先生がコミュニケーションを取って、集中力を保ちながら生徒自身の知的好奇心や思考力を伸ばせるような仕掛けを取りいれています。他にも発表の段階では生徒間の交流も図り、他の生徒から良い刺激を受けてもらえる機会を設けています。


「ロボット教室」でも生徒たちが作ったロボットの競争や合体等、生徒が一緒に何かをすることを入れていますが、今回のプログラミングコースでも各々の作ったキャラクターを動かして競わせるようなものを取り入れていきたいと考えています。

 

PC初心者の生徒もたくさん

 

―現在「ヒューマンアカデミー こどもプログラミング教室」に通っている生徒さんや保護者の方はどのような方たちですか?

 

三浦さん : 文科省のプログラミング教育導入が小学3年生からということもあり、「ヒューマンアカデミー こどもプログラミング教室」のメインターゲットも小学3~4年生としています。ということから生徒さんは小学3~4年生が中心ですが、小学1年生~6年生まで幅広い年齢の生徒さんが受講しています。


テキストを読みながら授業を進めていくため、ある程度の読み書きができることが必要になってくるとは思いますが、PCの操作も覚えられるような工夫をしているので、初心者でも全く問題ありません。


最初はマウスのダブルクリックができない生徒さんもいましたが、半年間で先生の指示通りソフトを立ち上げ、いくつかのアクションができるまでに成長されています。


保護者の方についても、ITやプログラミングの知識が全くないという方がほとんどですので、どなたでも安心して受講いただけます。

 

―実際にプログラミング教室に通われている、生徒さんや保護者の方の感想を教えてください。

 

三浦さん : 生徒さんからは「すごく楽しい」というお声をいただきますね。楽しいと思うポイントは生徒さんによって違うのですが、自分の思い描いた通りのキャラクターや音を自分で作ることができるというのは、成果が目に見えて分かるので楽しいようです。


保護者の方は生徒さんの作られた制作物に感動されることが多いですね。教室で採用しているスクラッチはオンラインツールになっており、家で操作することもできるため、制作したものを家に帰って親子一緒にご覧いただくこともあります。そこで、生徒さんの成長ぶりに感動され、一緒に学んでいるような保護者の方もいらっしゃいますね。

 

こどもの可能性を広げるきっかけ◆プログラミング教育はこどもたちの可能性を広げるきっかけ


―ヒューマンアカデミーさんは、こどもプログラミング教育の意義をどう考えていらっしゃいますか?

 

三浦さん : プログラミング教育は、こどもたちの可能性を広げることにつながっていると考えています。


スクラッチというツールに出会うことで、こどもたちは「こんなものを作ってみたい」「こんなことをしてみたい」という欲求に気づけたと思います。自分の作りたいキャラクターを実際に作ることができるということで、発想の基点になり、今後生きていく上での可能性を広げることにもなるはずです。


逆に大人だと余計な知識や経験が邪魔をしてしまう場合もあるので、やりたいと思ったことに一直線で取り組むことができるこどものうちに、自分の作りたいものをイメージ・発想できる環境に身を置くことは、価値のあることだと思います。


自分の手で作り上げるという小さな成功体験を積むことで、こどもたちの自信にもつながっていくのではないでしょうか。

 

コンピュータやロボットが当たり前の世界だからこそ、テクノロジーを使いこなし、仕組みを作る発想ができる人になってほしい

 

―ヒューマンアカデミーさんは、最終的にこのカリキュラムを終えて、こどもたちにどのような人物になって欲しいと考えていらっしゃいますか?

 

三浦さん : いろいろな意味で「スマートな人」になってほしいですね。今でもAIIoTなどのテクノロジーの話題が頻繁に上がるようになってきましたが、これからどんどんコンピュータやロボットに囲まれた世界が当たり前になっていきます。


そんな中で、人としての役割を認識して、ロボットやテクノロジーを使いこなす側になって、仕組みを作る発想ができる「スマートな人」になってほしいと考えています。

 

―最後に、通塾を考えている方へメッセージをお願いします。

 

三浦さん : 「ヒューマンアカデミー こどもプログラミング教室」は初心者に優しい教室です。マウス操作から指導させていただいておりますので、PCスキルに不安がある方もぜひ一度体験に来ていただければと思います。


また、プログラミング教室ではありますが、反復することで知識を定着させていくカリキュラムになっていますので、単純な勉強では得られない「考える力」「行動力」も身につけることができると思います。

 


三浦正浩氏

―本日はお時間をいただき、ありがとうございました。

 

プログラミングのスキルだけでなく、こどもたちの「考える力」を育むことに重点を置いたヒューマンアカデミーのこどもプログラミング教室。そのカリキュラムは「ロボット教室」で培った指導ノウハウが活き、こどもたちが楽しみながら無理なく学べる内容になっています。小さいころから自分の手でモノづくりを行うこと、考えて行動する経験を積むことで、よりこどもたちの未来の可能性が広がりそうです。


詳しくはこちら

 


(取材・文/中森りほ  編集・撮影/コエテコ編集部)

 

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この記事を書いた人


コエテコ編集部

2020年から始まる小学校での「プログラミング教育の必修化」に向けて、小学生を対象としたプログラミング教室、ロボットプログラミング教室の市場はどんどん拡大しています。社会・教育・産業構造が大きく変革していく中で、未来の日本を担う子どもたちはグローバル化・情報化社会を生き抜く力を身につけなければなりません。 コエテコ編集部では、習い事やプログラミング教育に関わるテーマをわかりやすく、面白く伝える記事を作成し、皆さんにお届けしていきます。

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