プログラミング教育がわかる、プログラミング・ロボット教室がみつかる

小・中学生向けプログラミングスクール 「Gakken Tech Program」レポート

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2018年2月某日、渋谷にある「セルリアンタワー」で、子供のためのプログラミングスクール「Gakken Tech Program(学研テックプログラム)」が行われました。

このイベントは、学研グループで出版事業を手がける「学研プラス」と、GMOメディアが運営する、プログラミング教育メディア「コエテコby GMO」がコラボして開催したもの。なんとプログラミングを無料で体験できちゃうんです!

イベント当日にお邪魔してきたので、その模様をレポートします。

会場は渋谷にある「セルリアンタワー」


渋谷駅西口から南改札を抜け、外に出ると左手方向に佇むセルリアンタワーが見えてきました。そこから長い歩道橋を渡り、道路に下りてしばらく歩くと、セルリアンタワーの根元に出ます。中に入り、ロビーで休憩していると、まだ開始まで30分もあるというのに、続々と親子連れがやってきて受付を済ませていきます。

私も会場に入ろうと、受付でもらったセキュリティーカードをゲートにかざし、ゲートの中に入ります。そして、エレベーターに乗り、会場の11Fへと向かいました。

会場の「GMO Yours」に到着

イベントは、セルリアンタワーの11階にあるGMOインターネットグループ シナジーカフェ 「GMO Yours」が会場となっており、外が一望できる窓があり、自然の光がさんさんと差しています。

会場に来た子供たちが受付で名前を言うと、係のお兄さんが名前を書いたシールを胸に貼ってくれ、ます。子どもたちは5~6人ずつ、4つの島に分かれて着席します。すでに着席を済ませた子どもたちは、一人一台あてがわれた薄型タブレットPCの「Surface」(サーフェス)に興味津々。

急速に広がるIT関連ビジネス

開始時間となり、いよいよ体験会が始まりました。
まず、担当者から開会の挨拶。  


今回のプログラミング体験イベントが開催されることになった背景から始まりました。それによると、昨今のIT関連ビジネスの広がりはめざましいものがあり、スマートフォンやタブレットなどの日常生活に欠かせないハードウエア産業から、その中に入っているソフトウエア、ネットワークやコンテンツ関連の開発、製造、販売、サービスとIT関連ビジネスはどんどん広がりを見せています。

さらに最近、呼びかけると音楽を流してくれたり、メールを送ってくれる「Google Home」やLINEの「Clova wave」などのスマートスピーカーといった未来的なツールが登場し、「IoT (Internet of Things)」という言葉に代表されるように、すべてのものがインターネットで繋がり、生活やビジネスが根底から変わることがそう遠い未来ではないことを感じることも。

子どもの頃からプログラミングの楽しさをわかってもらいたい


しかし、インターネット関連産業がこのところ目覚ましい発展を遂げているのに対して、人材不足は深刻となっており、経済産業省によると2030年には不足数は78.9万人に上るとの予想もあります IT関連産業の人材育成はまさに「急務」となっているのです。

まだ頭の柔らかい子どものうちから、プログラミングの基礎を楽しんで覚えてもらい、プログラミングの楽しさをわかってもらいたいのだそう。「このワークショップを受けた子どもたちが将来プログラマーになってくれたら嬉しい、だけどプログラマーにならなくても、必ず将来力になる」と会場にいたスタッフの方が力説していました。

まずはプログラミングツールの原理を体験


続いては、今回講師をしてくれるグリーンのTシャツを着た、学研プラスのお兄さんが登場。このワークショップは、小学生に大人気のゲーム「Minecraft(マインクラフト)」を教材にしており、夢中になって手を動かしているうちに、プログラミングが自然とできるように設計されています。「プログラミング」というと、一般の大人だと「なんだか難しそう」と後ずさりする人も多いですが、実際にプログラムを打ちこむのではなく、裏にプログラムが仕込まれたアイコンをドラッグすることで、プログラムを書いたのと同じ動作ができるのです。

次に、何人かの子どもたちに前に出てきてもらい、ワークショップの画面を模して床に描いたマスの中に入ってもらって、前に動いたり横に動いたり。「プログラムするとできること」を身体で体験。


「この調子でみなさんのタブレットで早速作業をやってみましょう。」と課題が出されました。なんでもタブレットの中に課題が1から14まであり、それに従ってひとつひとつミッションをクリアしていくのだそう。課題が始まると、子どもたちはタブレットにかぶりつきでミッションに取り掛かっている様子で一人もぼーっとしている子はいません。時々、疑問点があるのか、講師積極的に質問する子供も見られました。

子どもたちに人気のゲーム「Minecraft」をもとにわかりやすくプログラミングを学べる

この「Minecraft」というゲームは、ブロックを設置・破壊することで、ビルや教会など、自由な形の建造物を作っていくゲームです。プログラミングの学習ツールである「Minecraft  Hour of Code(※)」を使い、本来なら難しいコードを書くところをドラッグするだけのアイコンに置き換え、ポインターで引っ張ってくるだけで、プログラムがかけてしまうというツールなのです。知らず知らずのうちに、自分でプログラムを書いたと同じ動作をしています。画面上で見ると主人公を前後左右に動かしたり、建物を建てたりできてしまうのですからすごいですね。

「Minecraft」というゲーム自体は、2009年にスウェーデンにある会社で開発されたゲームで、いまでも根強い人気が続いているのだそう。ゲームの販売数は、全世界で1億本を突破しているのだとか。

※「Code.org」(コードオルグ)」が提供する学習教材


会場には、Minecraft内での建物の作り方が書かれた「マインクラフト建築ガイド」が置いてありました。ただ講師の方に説明を聞くだけではなく、こうした参考書もおいてあると心強いですね。

休憩も取らず、ワークショップに没頭する子どもたち

開始からすでに1時間が経過、そろそろ休憩の時間です。教室の後ろには、お水とお菓子がも用意されているのですが、誰もそれを取りに行こうとしません。休憩時間も惜しんで課題に取り組んでいる様子に、見ている親御さんが心配して子供さんの席にお水とお菓子を届けてあげる一幕もありました。


集中して作業しているところですが、何人かのお子さんに、タブレットの使用経験や、マインクラフトで遊んだ経験などを尋ねてみました。


タブレットは家のものを、日常的に借りて触っているようです。スマートフォンも持っている子が多いし、「Minecraft」で遊んだことがある子もたくさんいました。子供に絶大な人気の「Minecraft」を教材にしているとあれば、これは夢中になるはずだと感じました。

お父さん・お母さんに、今日のワークショップの成果を披露




ワークショップも終盤に近づいてきて、ほとんどの子どもたちがミッションである14の項目をクリアしていたよう。一緒に来ているいるお父さんやお母さんに、今日のワークショップの成果を見せる時間がやってきました。

お父さん、お母さんも「Minecraft」にはなじみがあるようで、親子で話が弾んでいました。中には一緒に手を動かしている姿も!そして、お父さん、お母さんに自分の成果を披露したら、こんどは参加者の前に出てプレゼンをする時間です。ワークショップでは、プログラミングのスキルに加えて、自分で考えて組み立て、どう考えたか、何を作ったかといったことを人前でプレゼンする能力も養われるのです。

終了証書に得意げな子どもたち


ワークショップの最後には、生徒一人ひとりに「終了証書」が手渡されました。一人ひとり立派な証書を受取り、得意げな子どもたちの顔がとても印象的でした。


最後に、学研プラスの講師の方から今後の取組みについてお話がありました。それによると、2016年から始まった小・中学生向けプログラミングスクール「Gakken Tech Program」は既に3000名を超える子どもたちが無料体験を行っていて、今後もこうした体験プログラムは行っていくようです。

また無料体験でなくても、「1DAYキャンプ」と称した1日体験のプログラミングも開催しています。料金は15,000円となっており、、実際にコードを書いたりと、さらに本格的で充実した内容になります。

まとめ:IoT時代の人材育成のために


こうして2時間のプログラミング体験ワークショップは、あっとういう間に終了しました。

今回のプログラミングワークショップのように、子供にプログラミングを学んでもらう取り組みは民間でも動き出していますが、2020年からは、公教育である小学校でプログラミング教育が必修化となります。

さらに、すべてのものがインターネットに繋がる「IoT (Internet of Things)」の時代がすぐそこまで来ています。今日参加した子どもたちのように、手取り足取り教えてもらうのではなく自発的にタブレットに向かい、必死で手を動かす子供たちを見ていると、なんだか頼もしく見えてきました。
今日のような体験を通じて、子供たちがこれからの時代を生き抜くための知識や体験を支えていく、スクールはなくてはならない存在であると感じました。



「Gakken Tech Program」基本情報
70年の教育の歴史を持つ学研が独自に作成した教材を使い、物事を論理的に考える力や学校では学べないプレゼンテーション力、自分のアイデアを形にするまでの苦労と喜びを、たくさんの子どもたちと一緒に学んでいきます。

<コース>
プログラミング入門:スクラッチでゲームを作ろう
難易度:1
対象年齢:小学1年生~小学6年生
使用言語:スクラッチ

プログラミング基礎:マインクラフトコースVOL.01
難易度:2
対象年齢:小学1年生~中学3年生
使用言語:LUA

プログラミング基礎:マインクラフトコースVOL.02
難易度:2
対象年齢:小学1年生~中学3年生
使用言語:LUA

プログラミング実践:ホームページとWebアプリを作ろう
難易度:3
対象年齢:小学3年生~中学3年生
使用言語:HTML / JavaScript

※開催日によっては「マインクラフトコース VOL.01」「マインクラフトコース VOL.02」だけのコースになることがあります。
※1日コースの他に、GWや夏休みには3日間のコースもあります。

<参加費>
15,000円(税別)
※パソコンは各自で持ち込み、もしくはレンタル(別途料金)になります。

<ホームページ>
http://gakken-tech.jp/camp/

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この記事を書いた人


コエテコ編集部

2020年から始まる小学校での「プログラミング教育の必修化」に向けて、小学生を対象としたプログラミング教室、ロボットプログラミング教室の市場はどんどん拡大しています。社会・教育・産業構造が大きく変革していく中で、未来の日本を担う子どもたちはグローバル化・情報化社会を生き抜く力を身につけなければなりません。 コエテコ編集部では、習い事やプログラミング教育に関わるテーマをわかりやすく、面白く伝える記事を作成し、皆さんにお届けしていきます。

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