4歳から始めるプログラミング&STEAM教材「マタタラボ」とは|くもん出版に魅力を聞く

4歳から始めるプログラミング&STEAM教材「マタタラボ」とは|くもん出版に魅力を聞く
「マタタラボ」は4歳から遊びながら学べるプログラミング教材です。

マタタラボ プログラミング

今回コエテコでは販売元である“くもん出版”を取材し、実際にマタタラボに触れ、動かしてみました。すると、想像以上にたくさんのことができ、説明書を見ているだけではわからない楽しさを次々と発見!KUMONグループの一員であるくもん出版が選びぬいたプログラミング教材の良さを、たくさんの写真と共にリアルな声でお届けします。

マタタラボ プログラミング

くもん出版 営業部 部長 上田憲親さん 企画開発部 玩具開発チームリーダー星野由香さん


お子さまに「手軽にできるプログラミング教材」を探している方、夢中になる知育玩具をプレゼントしたいと考えている方、「どこでも使えて、小さい子から小学校高学年でも利活用できる新しいプログラミング教材」を求めているスクールや教育機関の方もぜひご覧くださいね。

マタタラボプロセットとは

今回、ご紹介する「マタタラボ」の特徴は、以下の4つです。
  • 4歳から利用できるプログラミング教材
  • ネット環境やパソコン不要
  • コマンド(指示)ブロックのピースを並べるだけでプログラムが作れる
  • てのひらサイズのロボットが実際にプログラムによって動いたり音を出したり絵を描いたりする
*中国Matatalab社開発
マタタラボ プロセット

マタタラボの使い方はとてもシンプルで、指示、数字、音などのブロック・ピースをボードにのせていくだけ。あとはスイッチをいれれば、コマンドタワーからピースの指示がかわいいロボット「マタタボット」に届き、そのとおりに動き出します。

まるでパズルを並べるように、遊びながら「プログラミング的思考」が自然と身につくようになっています。シンプルな設計で、しかし奥深いのがマタタラボの特徴です。

マタタラボ くもん

今回、コエテコでは、くもん出版の星野さんにマタタラボについて詳しくお話を伺いました。途中、星野さんが実際にマタタラボのプログラムを実践して下さったのですが、これがとってもエキサイティング!写真と共にご紹介します。

フレンドリーな「4歳からのプログラミング教材」

プログラミング教材 4歳から

くもん出版 企画開発部 玩具開発チームリーダー星野さん


―マタタラボは、とてもカラフルでかわいいですね。特に、このドームの中にちょこんと座っているロボットがキュートです!

ありがとうございます!この子はマタタボットと言い、コマンドタワーから指令を受けてそのとおりに動きます。マタタボットの上部にはヘッドホンをしているキャラクターがいるのも、指令をキャッチすることをイメージするためです。

くもん プログラミング 教材

マタタボットの中のキャラクターに注目!指令をうけるヘッドホンをつけています♪


―マタタラボプロセットにはさまざまなピースが入っていますが、これがいわゆるプログラミングのコマンド(指示)になるわけですか?

はい、そうです。すべてのピースはアイコンでデザインされているので、まだ文字が読めないお子さまでも利用できるようになっています。前へ進むのか、後へ進むのか、ピースに描かれた矢印を見ればすぐにわかるのが特徴です。もちろん、スタートボタンも大きく、わかりやすくなっています。
くもん プログラミング

オレンジ色のスタートボタン。パーツはすべて大きめでわかりやすい設計になっています


ピースを並べてスタートボタンを押すと、タワーからマタタボットに指示が伝わり、マタタボットが動き出します。マタタラボプロセットにはチャレンジブックがついており、初めのうちは、まねをするだけで簡単にプログラムができるようになっています。その後は、少しずつステップアップしていきながら、バリエーション豊かな課題にチャレンジ。クリアする方法を楽しく試行錯誤できるので、お子さまの思考力を育てるのにぴったりです。

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チャレンジブックはカラフルでわかりやすい。これなら親子ですぐにスタートできそうです!


―確かに、これなら4歳のお子さまでも楽しくプログラミングを学べそうです。

マタタラボを見るとお子さまはまず「かわいい!」「なにこれ?」と興味や関心を示します。そしてすぐにプログラムを始めます。なぜなら、ご覧の通り見ればすぐにわかるので、説明が必要ないんですね。お子さま自ら、こうするのかなと動かしてみることからスタートします。

―使い方がシンプルなぶん、どんどん自分たちでプログラムを考えられますね。

おっしゃるとおりです。私自身、幼稚園の授業などを拝見させて頂き、驚きました。お子さまは、次はここに障害物をおいてみよう、そうするとぶつかって動けないからどうしたらいいのかな、と、次々と自分たちで挑戦したい課題を見つけて、それをクリアしていくんです。

―ちなみに、マタタラボは保育園や幼稚園でもすでに活用されているそうですね。

はい、保育園や幼稚園では主に4人1組のワークショップを行っています。グループで役割分担をしたり、相談したりしながらミッションをクリアしていきます。

グループで取り組むと、競争して盛り上がるだけでなく、ほかの考え方を知るきっかけにもなります。同じ課題でもグループによって異なる考え方、プロセス、プログラムになることがあり、それを発表しあうことで、お互いへの理解が深まるんです。

たとえば、付属のマップにマタタボットをのせて野原のマスに行くにはどうしたらいいかな?と問いかけると、子どもたちは一斉に「まっすぐだよ」「いや、こっちのほうがいいよ」と話し合います。

そのうちに、「野原まで行くには、前に何回進めばいいんだろう」と問いかける子が出てきて、ある子はピースをはめる係になったり、ある子はスタートを押す係になったりと、役割分担をし始めるんです。

―マタタラボを中心にして、子どもたちが自ら考え、学ぶんですね。

ええ、そこがとても重要なポイントです。

マタタラボに限らず、くもんでは、自学自習を大切にしています。自分のために自分の力で学ぶ、教えてもらうのではなく、自分で発見することを重視しています。

新学習指導要領が全面実施となり、プログラミング教育の必修化も小学校からスタートしています。またSTEM/STEAM教育の潮流もようやく日本でも広がり始めていて、今まさに教育界においても次の時代への転換期がきているところです。

私たちの教材は、これから訪れるSociety5.0の社会を生きていく子ども達のために、公文式がこれまで実践してきた「自ら学ぶ態度と方法を育てる教育」をベースに、新しい力を育成していきたいという思いで製作・販売しています。

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マタタラボに関して言えば、私がもっとも驚いたのは、お子さまの持つ発想力です。このマップの範囲で考えるだけでなく、マップをとびだして戻ってくるルートまで考えるんです。

―えっ!マタタボットは、マップの上でしか動かないのだと思い込んでいました。子どもって柔軟ですね!

そうなんです。たとえば自分でマップを作成して、プログラムを考え、マタタボットを動かすこともできますし、マタタボット自体も、自由にデコレーションできます。中には、アフロヘアにしたお子さまもいました(笑)。工作と組み合わせて、マタタボットの家や街をつくって、プログラミングで動かす楽しみ方もおすすめです。

私たち大人はマップを見ると、つい「マップの中でどう動かすか」と考えてしまいますよね。子どもたちの柔軟な発想には、いつも多くのことを気づかされます。

マタタラボ 内容

マタタボットのための街づくりも!いろいろな楽しみ方ができそうです

そんなことまでできるんだ!?驚きのマタタラボセット

くもん マタタラボ

―そういえば、マタタラボではお絵描きもできるそうですね。具体的には、どのようにして描くのでしょう?

マタタボットは2つのパーツに分かれており、上の部分をはずすと、白いボディにペンをさせるようになっています。これを紙にのせて、どう動くかをプログラムすれば、そのとおりに絵を描きます。

また、角度のピースを使えば、さまざまな多角形が書けます。実際にやってみましょう。

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―とてもスムーズな動きですね!これはお子さまが夢中になるのもわかります!

そうなんです。せっかくですから、クイズを出しますね。「まっすぐいって、120度曲がるを3回繰り返す」を指示すると、どのような図形になるでしょうか?

―えーと、ですね……(ライターは算数が不得意です……。しばらく考えて、)すみません、教えていただけますか?

正解は、正三角形です(笑)!次は、144度にして5回繰り返すと、どんな図形になるでしょうか?

―144度。何が描けるのか全く想像がつきませんが……?

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—あ!星ですね!

そうです!ちなみに、前進ピース(前向きの矢印のピース)の下に数字ブロックの「2」を加えると、2倍の大きさの星が描けます。角度のピースを上手に利用して、お子さまはさまざまな図形を描いてくれますね。たとえば、扇風機みたいな羽を描くとか。

―「4歳から簡単にできるプログラミング教材」と伺っていましたが、簡単でありながら、応用次第で複雑なこともできるのですね。

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簡単に曲がプログラムできるようなわかりやすいカードもついています


ええ、そうなんです。他にも、曲作りもできますよ。音のピースをいれてプログラムをするんです。ダイヤルを回して、ドレミの音階を決めて、ピースでプログラムをすれば曲ができます。お子さまは「楽しい曲」「さみしい曲」なんて言いながら、ピースをはずしたりダイヤルを変えたりしては音を聞いて、テーマにあわせた曲作りをしています。

ピースにはループ(繰り返し処理)やファンクション(関数)もあります。ループを利用してプログラムをシンプルにしたり、ファンクションでひとまとまりにしたりすれば、かなり高度なプログラムも作れるようになっています。

―一般的な知育玩具のレベルを想定していましたが、もはや本格的なプログラミング教材ですね。それでいて見た目はおもちゃのようで、とっつきやすいところがいいですね。

マタタラボ セット 内容

マタタラボプロセットの中身。テーブルにずらりと並びました!


ありがとうございます。マタタラボは、小学校の授業にリンクした使い方もできますし、プログラミングスクールであれば、小学校入学前のお子さまが最初に触れるプログラミング教材としてご活用いただけます。

もちろんご家庭でも、おうちの方と一緒に遊びながらプログラムに触れることができます。プログラミング教材と聞くと難しそうですが、マタタラボはとてもフレンドリーな教材なんですよ。

より高度なプログラミング教材としての活用

マタタラボ セット内容

左:マタタレッスンセット①(スクール・教育機関用) 中央:マタタラボプロセット 手前:マタタラボ・センサー・アドオン 右:マタタレッスンセット②(スクール・教育機関用)


―それから、プロセットの他にも、センサー・アドオンというセットもありますね。こちらはどういったものでしょうか?

マタタラボ センサー・アドオンは、プロセットの内容からステップアップしたプログラミングができる拡張パーツのセットです。10個のセンサーをつかって、より直感的にプログラムを考えられます。

―センサーというと、音などに反応するセンサーですか?

はい、そうです。センサー・アドオンにはコントローラーが付属しており、光や音、障害物、色や振動などを検出して、それに反応して動きます。

実は、小学校でも、高学年でセンサーについて学びます。マタタラボを通して早いうちからセンサーについて学んでいただくことで、学校の授業に出てきたときにも、「なるほどこういうことか」とより深く理解できるのではないかと考えています。

マタタラボ 内容

青いセンサーの光が見えます。このセンサーが色などを察知してプログラムした動きをします


―この、青い光がセンサーなのですね。

そうです。光・音・色・明るさを察知しますので、「赤い色を見たら前に進む」とか、「大きな音を聞いたら後ろに下がる」「障害物がなくなったら前に進む」などもプログラムできます。たとえば、マップとして街を再現して、赤い家の前で曲がる、車庫が開いたら出てくるなど、「工作とプログラム両方を楽しむ」という、より高度なSTEAM教育が実践できるようになっています。

プログラミングスクール教材として優秀な理由とは

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―マタタラボは教材セットも販売されているそうですね。詳しく教えてください。

教育機関や法人向けのマタタレッスンセットですね。マタタレッスンセットは、工作や絵本など、お子さまに親しみのある遊びを通じてプログラミングを学べるのが魅力です。インターネット環境やパソコンが必要ないので、どこでも手軽に取り入れられるのも強みですね。

―プログラミングスクールや学校での指導案などは提供されていますか?

マタタレッスンセットでは、くわしいカリキュラムの説明を無料でお渡ししています(導入法人限定)。ここには指導方法から時間配分まで細かく記載されていますので、こちらをベースに授業を行っていただければ、複雑な準備は必要なく、すぐにカリキュラムをスタートできます。

他にも、ピースのアイコンが描かれた大きなカードといった補助教材もありますので、ホワイトボード等に貼ってお子さまに見せていただければと思います。

―「プログラミング教育は授業計画を立てるのが大変」と耳にします。指導案があるのは、先生方にとっても嬉しいですね。具体的な中身はどのようになっているのでしょうか?

教材セットに含まれる生徒用のシールワーク


マタタレッスンセットは全2巻で、それぞれ20回分、合計40回分のレッスンカリキュラムで構成されています。このように封筒のセット(レッスンバッグ)になっていて、シールワークで課題を進めていきます。

一番最初のカリキュラムでは、導入として25分ほど時間を取り、生徒さん自身に、体を動かして指示を再現してもらいます。

たとえば、「前に進み、90度曲がる」という指示があったとして、いざ自分がそのとおりに動けるかやってみると、くるっと回ってしまったり、どちらに向くか迷ってしまったり……。「きちんとした指示を順番通りに出さないと、そのとおりに動けない」ことを実感してもらうんです。

プログラミングは、正しい指示を正しい順序で出すことが何よりの基本。トライアンドエラーを繰り返し、「正しい順番で、正しい指示を出す」スキルを身につけてもらうんです。

スクール 教材 おすすめ

自由な発想で楽しめる「マタタラボ」でプログラミング教育に触れてみよう

―取材を通して、マタタラボの魅力にたくさん触れることができました。では最後に、保護者の方へメッセージをお願いします。

くもん マタタラボ

プログラミング教育の必修化を機に、ご家庭でもプログラミングに触れさせることができたら、と思っていらっしゃる保護者さまには、ぜひマタタラボをおすすめしたいです。マタタラボにはお子さまの理解度に応じた使用方法が数多くあり、小学校での学習内容と密接にリンクした学びにもつながります。もちろん、創造性の面でも、ロボットをデコレーションしたり、 ダンスや音楽で表現するなどバリエーションに富んでいて、自由な発想でアレンジして使えるセットである点がおすすめポイントです。

マタタラボは世界50か国以上、4,000以上の教育機関で導入されています。日本では今回が初導入となりますが、くもん出版が責任を持って独占販売していますので、安心感を持って触れていただけるのではないかと考えています。

プログラミングは、我々保護者世代が触れてこなかった新しい分野。「教材を買っても、教えられるか自信がない……」とご不安になられるかもしれませんが、あまり気負わず、親も一緒に学ぶ・楽しむ・やってみるといった感覚で、お子さまと一緒に考えることからスタートしてみるのがおすすめです。親しみやすいマタタラボで、新しい世界を体験し、広げていきましょう!

—ありがとうございました!

ライターコメント

今回はマタタラボについて詳しくご紹介してきましたが、何よりも、実際に見て動かしてみていただければと思います。知育玩具のような見た目でいて、非常に完成されたプログラミング教材なのです。わたし自身、取材をして驚きの連続でした。

ご家庭で親子で楽しむのはもちろん、スクールなら幼児向けのプログラミングツールとしてスタートにふさわしい教材となるのではないでしょうか。詳細はぜひ、以下の公式サイトにてチェックしてみてくださいね!

マタタプロセット(Matata Pro Set)

幼児からのSTEAM&プログラミング学習教材 「Matata」製品についての詳細はこちら ダウンロード 取扱説...

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