ノマドワーカーとは？職種や何をしているのか解説

ノマドワーカーとは？

ノマドワーカーがどのような人を指すのか説明します。

フリーランスやテレワークなど、混同されやすい言葉との違いも解説します。

ノマドワーカーは好きな場所で仕事をする人

「ノマドワーカー」とは、特定のオフィスに縛られず、カフェやコワーキングスペース、自宅などを転々としながら仕事をする人を指します。

英語の「Nomad（遊牧民）」と「Worker（働く人）」を組み合わせた言葉で、遊牧民のように働く場所を移動するスタイルをイメージすると分かりやすいかもしれません。

フリーランスとの違い

ノマドワーカーと混同されやすい言葉にフリーランスがあります。

フリーランスは契約形態を指す言葉で、企業に属さず、個人として業務委託契約を結んで仕事を請け負う人を指します。

一方、ノマドワーカーは働き方のスタイルを指す言葉です。

そのため、会社員であっても会社が許可していればノマドワーカーになれますし、フリーランスでも自宅や特定の事務所でしか仕事をしない人はノマドワーカーとは言えません。

参考：フリーランス増えすぎ？

テレワークとの違い

テレワークもノマドワークと似ていますが、少し意味合いが異なります。

テレワークは「Tele（離れた場所）」と「Work（働く）」を組み合わせた言葉で、会社から離れた場所で働くことを指します。

多くの場合、働く場所は自宅などに指定されており、勤務時間も会社の規定に従う必要があります。

働く場所や時間を自由に選べるノマドワーカーとは、自由度の点で大きな違いがあるといえるでしょう。

ノマドワーカーの将来性｜人口は増加傾向

ノマドワーカーの働き方は、世界的に見ても広がりを見せています。

アメリカでは、デジタルノマドワーカーの人口が2018年の480万人から2020年には1,090万人へと、わずか2年で2倍以上に増加しました。

さらに、2035年には世界で10億人ものデジタルノマドが誕生するという予測もあり、今後もこの流れは加速していくと考えられます。

日本におけるノマドワーカーの正確な統計はありませんが、働き方が近いフリーランス人口は2015年の937万人から2021年には1,577万人へと増加しており、日本でも時間や場所に縛られない働き方を選ぶ人が増えていることがわかります。

インターネット環境とパソコンスキルさえあれば始められる手軽さから、今後もノマドワーカーは魅力的な選択肢として、ますます注目を集めるでしょう。

ノマドワーカーのメリット｜自由な働き方を実現

ノマドワーカーの働き方には、多くの魅力があります。

ここでは、代表的な3つのメリットをご紹介します。

メリット1. 好きな時間に働ける

ノマドワーカーの大きなメリットは、働く時間を自分でコントロールできることです。

決まった始業・終業時間がないため、例えば「朝の集中できる時間帯に一気に作業を進める」「日中は趣味の時間にあてて、夜に仕事をする」などの、自分のライフスタイルに合わせた働き方が可能になります。

子どもの急な体調不良や役所の手続きなど、平日の日中にしかできない用事にも柔軟に対応できるのは、大きな魅力といえるでしょう。

メリット2. 働く場所を自由に選べる

働く場所を気分や目的に合わせて自由に選べるのも、ノマドワーカーの特権です。

おしゃれなカフェで気分を上げたり、静かな図書館で集中して作業に取り組んだり、ときには旅行先のホテルで仕事をすることもできます。

毎日の通勤も不要になるため、ストレスの大きい満員電車から解放されるだけでなく、通勤に使っていた時間をスキルアップのための勉強や、趣味の時間にあてることも可能です。

メリット3. 人間関係のストレスを減らせる

ノマドワーカーは、対面でのコミュニケーションが比較的少ない働き方です。

クライアントとの打ち合わせは必要ですが、日々のやり取りはチャットツールなどが中心になります。

常に誰かと顔を合わせる環境ではないため、職場での人間関係に起因する悩みやストレスを大幅に減らせる可能性があります。

特にフリーランスのノマドワーカーの場合、もし相性の悪い相手がいても、契約が終了すれば関係も終わるため、精神的な負担が少ないといえるでしょう。

ノマドワーカーはやめとけ？知っておくべきデメリットと対策

自由で魅力的に見えるノマドワーカーですが、もちろんデメリットも存在します。

「やめとけ」と言われることもある理由を理解し、事前に対策を考えておきましょう。

デメリット1. 収入が不安定になりやすい

フリーランスとして働くノマドワーカーの場合、会社員のように毎月決まった給料が保証されているわけではありません。

自分で仕事を探し、契約を獲得し続けなければ収入は途絶えてしまいます。

特に実績の少ないうちは、安定して案件を獲得するのに苦労するかもしれません。

フリーランスエージェントを活用して案件を紹介してもらったり、複数のクライアントと契約して収入源を分散させたりすることが重要です。

デメリット2. あらゆることを自己管理する必要がある

ノマドワーカーは、スケジュール管理から体調管理、金銭管理まで、すべて自分で行う必要があります。

特に個人事業主として活動する場合、開業届の提出や確定申告、年金・健康保険の切り替え手続きなども自分でこなさなければなりません。

納期を守るためのタスク管理はもちろん、自分の力量を把握し、無理のない範囲で仕事量を調整するのも大切なスキルです。

税金関係の手続きが不安な場合は、会計ソフトの導入や、フリーランスエージェントが提供する福利厚生サービスなどを活用するのも一つの手です。

デメリット3. セキュリティ対策が必須

カフェやコワーキングスペースなどの公共の場で仕事をする機会が多いノマドワーカーは、常に情報漏洩のリスクに注意しなければなりません。

公共のWi-Fiはセキュリティが脆弱な場合があり、通信内容を傍受される危険性があります。

また、パソコンの画面を盗み見られたり、少し席を立った隙にパソコン自体が盗難に遭ったりする可能性もゼロではありません。

VPNを契約して通信を暗号化する、パソコンに覗き見防止フィルターを貼る、席を離れる際は必ずパソコンをロックするなど、基本的なセキュリティ対策を徹底しましょう。

デメリット4. 仕事とプライベートの区別が難しい

働く時間と場所が自由な反面、仕事とプライベートの境界線が曖昧になりがちなのもノマドワーカーの課題です。

「いつでも仕事ができる」状況は、集中力が続かずにダラダラと作業してしまったり、逆に休日も仕事のことが頭から離れず、心身が休まらなかったりする原因にもなります。

「午前中だけ集中して作業する」「この部屋では仕事をしない」など、自分なりのルールを決めてメリハリをつけることが、生産性を維持し、長く働き続けるためのコツです。

ノマドワーカーに向いているおすすめの職種8選

ノマドワーカーの働き方を実現するには職種選びが重要です。

ノートパソコンとインターネット環境があれば完結する仕事がノマドワークに向いています。

ここでは、未経験からでも目指せる、おすすめの職種を8つご紹介します。

プログラマー

プログラマーは、Webサイトやアプリケーションを開発する専門職で、ノマドワーカーと相性のよい職種の一つです。

パソコン一台で開発作業を行えるため、働く場所を選びません。

一方で、一人で問題を解決する能力や、クライアントの情報を守るための高いセキュリティ意識が求められます。

IT人材の需要はあらゆる業界で高まっており、確かなスキルを身につければ、高単価で安定的に案件の獲得が可能です。

未経験からプログラマーを目指すなら、まずはスクールで体系的に学習し、実践的なスキルの習得をおすすめします。

Webデザイナー

Webデザイナーも、パソコンを使ってWebサイトのデザインを作成するため、ノマドワークを実現しやすい職種です。

クライアントの要望をヒアリングし、Webサイトの見た目や使いやすさを設計するのが主な仕事です。

打ち合わせ以外は基本的に場所を選ばずに作業を進められます。

会社員として働く場合は、リモートワークが可能かどうかを事前に確認しておきましょう。

デザインスキルだけでなく、コーディングやマーケティングの知識もあると、より市場価値の高いWebデザイナーとして活躍できます。

Webライター

Webライターは、Webサイトに掲載される記事やコラムを執筆する仕事で、ノマドワーカーを目指す第一歩として人気があります。

パソコンとインターネット環境さえあれば始められる手軽さが魅力です。

ただし、取材が必要な記事や、クライアントとの綿密な打ち合わせが必要なセールスライティングは、場所が制約されることもあります。

場所の自由度を最優先するなら、Web上で完結しやすいSEOライティングやコピーライティングなどの分野がおすすめです。

ブロガー・アフィリエイター

ブロガー・アフィリエイターは、自身のブログやWebサイトを運営し、広告収入を得る働き方です。

完全に個人の裁量で仕事を進められるため、働き方の自由度は高いといえます。

ただし、安定した収益を得るまでには、SEOやライティングの知識を学び、継続的にコンテンツを発信し続ける努力と時間が必要です。

Webサイト運営を通じて、Webデザインやマーケティングのスキルを実践的に学べるメリットもあります。

収益化が成功すれば、時間や場所に縛られない理想のノマド生活を実現できるでしょう。

Webマーケター

Webマーケターは、WebサイトやSNSなどを活用して、商品やサービスが売れる仕組みを作る仕事です。

分析ツールや広告管理画面などを使い、オンラインで業務が完結することがほとんどです。

Webビジネスの重要性が高まる中、Webマーケターの需要は右肩上がりで、将来性も高い職種といえます。

企業に所属しながらリモートで働く道もありますが、フリーランスとして複数の企業のマーケティング支援を行うことで、より自由なノマドワークを実現しやすくなります。

動画クリエイター

動画クリエイターは、YouTubeやSNS、企業の広告などで使われる動画を制作する仕事です。

高性能なパソコンさえあれば、編集作業は場所を選ばずに行えます。

動画コンテンツ市場の拡大にともない、動画クリエイターの需要も急速に高まっています。

テロップ入れやカット編集など、業務の一部を切り出して依頼されることも多いため、未経験でも比較的案件を獲得しやすいのが特徴です。

副業としても始めやすく、実績を積んでノマドワーカーを目指すのに適した職種といえるでしょう。

コンサルタント

コンサルタントは、特定の分野の専門知識を活かし、企業が抱える課題の解決を支援する仕事です。

IT、経営、マーケティングなどさまざまな分野のコンサルタントがいます。

クライアントとの密なコミュニケーションは必須ですが、オンライン会議ツールやチャットを活用すれば、遠隔でも十分に業務を遂行できます。

これまでの会社員経験で培った専門性や実績があれば、独立してノマドワーカーとして活躍することも可能です。

報酬単価が比較的高く、一人でも仕事を進めやすいため、経験者にとっては魅力的な選択肢です。

参考：フリーランスコンサルタント

翻訳者

翻訳者は、外国語の文章や音声を日本語に訳す仕事です。

高い語学力はもちろんですが、ITや医療、金融などの特定の分野に関する専門知識も求められることがあります。

仕事のやり取りはメールやオンラインが中心で、完全に自分のペースで作業を進められるため、ノマドワークとの親和性が高いです。

グローバル化が進む現代において、ビジネス文書から映像作品まで、翻訳の需要は多岐にわたります。

語学スキルに自信がある方にとっては、有力な選択肢となるでしょう。

スキルなし・未経験からノマドワーカーになるための4ステップ

「特別なスキルがないとノマドワーカーにはなれない」と諦める必要はありません。

未経験からでも、着実にステップを踏んでいけば、理想の働き方の実現が可能です。

参考：スキルなし未経験からフリーランスになるには？

ステップ1. ノマドワーカーとして活動する職種を決める

まずは、自分がどの分野でノマドワーカーを目指すのか、方向性を決めましょう。

先ほど紹介した職種を参考に、以下の点を考慮してみてください。


すぐに一つに絞る必要はありません。

複数の候補を考え、次のステップに進みながら、自分に最も合う職種を見極めていきましょう。

ステップ2. スキルを習得する

目指す職種が決まったら、仕事で通用する専門スキルと知識の習得を始めます。

独学で学ぶことも可能ですが、何から手をつければよいか分からなかったり、途中で挫折してしまったりするケースも少なくありません。

未経験から確実にノマドワーカーを目指すなら、専門のスクールに通うのが最も効率的です。

体系的なカリキュラムで実践的なスキルが身につくだけでなく、学習中の疑問をすぐに解決できたり、同じ目標を持つ仲間と出会えたりするメリットがあります。

多くのスクールでは無料相談や体験会を実施しているので、まずは気軽に参加して、自分に合う学習環境か確かめてみるとよいでしょう。

ステップ3. 副業で実績を積む

スキルを身につけたら、いきなり独立するのではなく、まずは副業として小さな案件から挑戦してみましょう。

クラウドソーシングサイトなどを活用すれば、未経験者向けの案件を見つけることができます。

最初は単価が低くても、一つひとつの仕事に丁寧に取り組むことで、実績と信頼が積み重なっていきます。

この段階で「自分はどのくらいの時間で、どれだけの作業ができるのか」を把握しておくことが、将来フリーランスとして活動する際の価格設定やスケジュール管理に役立ちます。

ステップ4. 働き方を選択する（フリーランス or 転職）

副業で安定して収入を得られるようになり、自信がついてきたら、いよいよ本格的にノマドワーカーとしてのキャリアをスタートさせます。

主な選択肢は「フリーランスとして独立する」か「フルリモート勤務が可能な企業に転職する」の2つです。



どちらの働き方にもメリット・デメリットがあるため、自分の価値観やライフプランに合った選択をしましょう。

フリーランスとしての案件獲得や、リモート求人を探す際には、専門のエージェントに相談することで、スムーズに次のステップへ進める可能性が高まります。

参考：転職サイトおすすめ
参考：転職エージェントおすすめ
参考：フリーランスになるには

ノマドワーカーに向いている人の特徴

自由な働き方であるノマドワークですが、人によって向き不向きがあります。

以下のような特徴に当てはまる人は、ノマドワーカーとしての適性が高いかもしれません。


ノマドワーカーは、誰かに指示されなくても自分で仕事を見つけ、計画を立てて実行していく必要があります。

そのため、高い自己管理能力と、どのような環境でも集中して仕事に取り組める適応力が不可欠です。

また、孤独を感じやすい働き方でもあるため、一人の時間を楽しめる人の方が、ノマドワークのスタイルを満喫できるでしょう。

ノマドワーカーを目指せるスキルが身につくおすすめスクール6選

独学でのスキル習得に不安を感じる方や、効率的に実践力を身につけたい方は、専門のスクールを活用するのが近道です。

ここでは、ノマドワーカーに人気の職種を目指せる、おすすめのスクールをご紹介します。

無料相談や体験レッスンを通じて、自分にぴったりのスクールを見つけてみてください。

COACHTECH

未経験から現場レベルのスキルを身につけたエンジニアを目指せるのはCOACHTECHです。

基礎を学んだあとは模擬案件開発に取り組み、要件定義から納品までの一連の流れを経験できます。

より実践に近い形態で学ぶことで、卒業後は即戦力として活躍できるでしょう。

追加受講料なしで開発実績を積めるCOACHTECH Proが用意されているのも特徴です。

実際に企業から受注した案件で開発を行うことで、転職にも独立にも有利になります。

他にもポートフォリオやクラウドソーシングへ掲載する自己紹介の添削をはじめとするキャリアサポートが整っており、キャリアに関する相談もできる環境です。

Find me!

Find me!は、女性向けかつ未経験者のためのWebデザインスクールです。未経験者でも挫折しないよう、わかりやすいカリキュラムとマンツーマン指導体制が整っています。

24時間質問し放題なので、わからないことがあっても心配無用です。

月々4,237円～というリーズナブルで続けやすい料金設定も魅力の一つ。

月額制で学び放題のため、必要なスキルを納得のいくまで学ぶことができます。

収入を得るために必要な50以上ものスキルを学べるのは、Find me!だけ。

カリキュラムは、卒業後も永久的に見放題です。

WEBMARKS

WEBMARKSは、SEO対策に特化したWebマーケティングを学べるスクールです。

ベースとなる学習法は動画視聴になりますが、週1回のグループディスカッションやチャットを活用した質問サポートなど、受講生1人ひとりの学習を手厚くサポートしてくれます。

また転職・副業案件獲得の支援も充実しているため、Webマーケターとして就職・転職、独立を目指している人にピッタリのスクールと言えるでしょう。

さらに受講を迷っている人には、「Webマーケター適正診断」を実施しています。

事前に自身の適正を図った上でチャレンジできるため、自身がWebマーケターに適しているのか分からず迷っている人も、最初の一歩を踏み出すことができるでしょう。

RaiseTech

RaiseTechは徹底した現場主義と挫折しないサポートで、最速で「稼げる」エンジニアを目指すエンジニアリングスクールです。

講師を務めるのは、月単価80万以上の現役エンジニア。

現場の最前線で活躍するエンジニアからリアルな技術を学ぶため、現場で必要になるコミュニケーション・トラブル回避などの方法も見聞できるでしょう。

さらにRaiseTechの最大の特徴は、受講や就職・転職支援の手厚さ。

学習者同士が交流するコミュニティでスキルアップや人脈を広げられたり、就・転職に向けた支援では就職相談や面接対策などのサポートを受けられます。

MOVA

MOVAは、未経験からプロの動画クリエイターを目指す、動画制作スクールです。

完全オフライン型の指導を提供しており、東京・福岡に立地しているスクールで受講します。

なお、受講にあたっては少人数クラス制を設けており、学校のように仲間と切磋琢磨し合ながらスキルを伸ばせる環境があります。

なお、MOVAに在籍する講師は全員現役のクリエイター。

時には、講師クリエイターの現場に同伴させてもらえる機会もあるとか。

また、提供されているカリキュラムは、動画制作のみならず、企画や撮影、クライアントとの折衝など、クリエイターとして活動するにあたって必須となるスキルを網羅的に習得できるようになっています。

ノマドワーカーのようにフリーなスタイルで仕事をしたいと考えている人は、ぜひ受講を検討してみてはいかがでしょうか。

MOOCRES

動画制作のスキルを身につけるなら、MOOCRESがおすすめです。

動画編集はもちろん、ロゴやイラストのアニメーションを作成するスキルを中心に学ぶことで、高単価の仕事にチャレンジしやすい実力を養えます。

6人までの少人数制で、現役クリエイターの講師から実践的な内容を学べるスクールです。

また仕事を獲得するときに欠かせない、営業力や企画力を磨けるはMOOCRESならではといえます。

独学では身につけにくい、動画制作を仕事にするコツも知った上で、クリエイターを目指せるのもメリットです。

ノマドワーカーを目指す方向けおすすめフリーランスエージェント2選

フリーランスのノマドワーカーとして活動する上で、案件獲得や収入面の不安はつきものです。

そうした不安を解消し、安定してキャリアを築くためには、フリーランスエージェントの活用が有効です。

自分のスキルや希望に合った案件を紹介してくれるだけでなく、面倒な契約手続きや単価交渉も代行してくれます。

Midworks

最短1日で案件に参画できるのは、Midworksです。

エンジニア向けの案件を豊富に取り揃えており、条件がよい非公開案件も用意されています。

リモート案件は全体の87%となっているため、ノマドワーカーにとって求人を探しやすい点がメリットです。

プログラミング言語別では、JavaScript、Java、Pythonの順で案件が多いことが特徴です。

案件に参画するまで、スキルシートの添削や商談対策などを手厚くフォローします。

長期的に案件が途切れた際には、報酬を60%保障するなどのサービスも充実しています。

さらに、Midworksでは、経理支援クラウトシステムの利用料負担や福利厚生サービスなどを利用することも可能です。

利用料金は一切かからないため、気になる場合は会員登録しておきたいですね。

なお、週3～週5、フル稼働可能（1日8時間以上）な案件がメインとなっており、実務経験2年以上の方が主な対象となります。

副業案件はありません。

レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、IT系フリーランスエンジニアに特化したフリーランス向けのエージェントです。

4,000件以上の案件の中から、ITエンジニア専門のコーディネーターがスキル・経験・希望に基づき、ピッタリの求人を紹介してくれます。

「80万円以上の高単価」「週3日から勤務可能」「在宅」など多様な求人を取り扱っているため、希望に沿う仕事を見つけられるでしょう。

しかし一方である程度スキルや経験がないと、なかなか紹介にまで至らないというケースもあるようです。

そのためスキル面に不安がある人は、無料のオンライン相談会を利用してみましょう。

オンライン相談会では、自身の市場価値を図ったりフリーランスにまつわる不安や疑問にも答えてくれます。

「報酬を上げるために身に付けるべき技術を知りたい」「今の年齢・経験でフリーランスに転向できるかを知りたい」という人も不安や疑問を解消できるでしょう。

ノマドワーカーを目指す方向けおすすめ転職エージェント2選

フリーランスではなく、安定した収入を得ながらノマドワークをしたい方は、フルリモート勤務が可能な企業への転職がおすすめです。

転職エージェントを活用すれば、非公開の優良求人に出会える可能性が高まります。

マイナビAGENT

マイナビAGENTは、無料で求人紹介から内定までサポートしてもらえる転職エージェントサービスです。

各業界・企業情報に精通したプロのキャリアアドバイザーが在籍しているため、「ノマドワーカー」のような自由な働き方にも柔軟に対応してもらえるでしょう。

さまざまな業界の転職市場に詳しいので、他業界・業種へ転職したい人にもおすすめです。

企業への営業を行うリクルーティングアドバイザーも在籍しており、求人票にはないリアルな情報も共有してもらえます。

徹底したサポート体制も、同エージェントの魅力。職務経歴書のブラッシュアップや模擬面接の練習などのサービスを、回数・期間無制限で利用できます。

夜間や土曜（9:30〜17:30）も対応してもらえるため、仕事をしている方でも無理なく利用できるでしょう。

転職希望先とのスケジュール調整や条件交渉なども代行してもらうことができ、忙しい求職者にとって便利なサポートが盛りだくさんです。

Green

Greenは、IT業界を中心に15,000件以上の案件を掲載している転職エージェントサイトです。

自身で求人を探せるだけではなく、企業からスカウトを受け取ることも可能です。

また企業の担当者とメッセージを介して直接やりとりできるため、面接を組む前でも簡単な質疑を行うことができます。

『転職をカジュアルに。』というコンセプトを掲げているだけあり、登録している企業はベンチャーやスタートアップが中心。

しかし中にはメガベンチャーや新しい技術を積極的に取り入れる企業の案件もあります。

「新しいことに挑戦したい！」「裁量権を持ちながら仕事に取り組みたい」などの、アグレッシブな姿勢を持つ人にはピッタリのサービスでしょう。

ノマドワーカーに関するよくある質問

最後に、ノマドワーカーに関して多くの方が抱く疑問にお答えします。

ノマドワーカーの現実は厳しい？

理想のイメージが先行しがちなノマドワーカーですが、実際に経験した人からは、以下のような現実的な声も聞かれます。


在宅勤務では光熱費が、カフェやコワーキングスペースを利用すればその都度利用料がかかります。

また、クライアントによっては情報セキュリティの観点から、公共の場での作業を禁止している場合もあります。

常に一人で作業するため、人によっては孤独を感じたり、モチベーションの維持に苦労したりする場合もあるようです。

ノマドワーカーの年収は？

ノマドワーカーに限定した公的な年収データはありませんが、働き方が近いフリーランスのデータが参考になります。

リクルートワークス研究所の調査によると、フリーランス全体の平均年収は317万円です。

この数値には副業の方も含まれているため、本業のフリーランスに絞ると平均はもう少し高くなる可能性があります。

また、これはあくまで平均値です。

エンジニアやコンサルタントなど、高い専門性を持つフリーランスの中には、年収1,000万円以上を稼ぐ人も少なくありません。

年収は本人のスキルと営業力次第で大きく変わるのが、ノマドワーカーの現実といえるでしょう。

引用：リクルートワークス研究所『データで見る日本のフリーランス』

ノマドワーカーとは結局どういう人？

ノマドワーカーとは、Nomad（遊牧民）のように、特定の職場を持たずにさまざまな場所を移動しながら働く人のことです。

フリーランスだけでなく、会社の許可を得てリモートで働く会社員も含まれます。

ノートパソコン一つで、自宅、カフェ、旅行先など、好きな場所で仕事をする働き方の「スタイル」を指す言葉です。

ノマドワーカーを目指すなら、まずは一歩踏み出そう！

この記事では、ノマドワーカーの働き方について、その定義からメリット・デメリット、なり方まで詳しく解説しました。

ノマドワーカーは、時間や場所に縛られず、自分のライフスタイルに合わせて働ける魅力的な選択肢です。

しかし、その自由を手に入れるためには、スキルの習得や自己管理能力、そして行動力が不可欠です。

もしあなたが本気でノマドワーカーを目指すなら、まずは興味のある職種のスキルを学ぶことから始めてみましょう。

独学に不安がある方は、専門のスクールで無料相談を受けてみるのがおすすめです。

プロの力を借りて、理想の働き方への第一歩を踏み出してみてくださいね。