インターナショナルスクールとは?レッスン内容や注意点も解説
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インターナショナルスクールとはどのようなところでしょうか。スクールの選び方はどうしたら良いのでしょうか。入学時の注意点などについてウェブメディア「インターナショナルスクールタイムズ」の編集長を務め、インターナショナルスクールの経営経験がある国際教育評論家・まなぼん(本名:村田学)に解説してもらいました。首都圏の主なインターナショナルスクール10選も紹介します。
<今日のポイント>
1.インターナショナルスクールとは、外国人の子どもらを母国語で指導する教育施設
2.インターナショナルスクールに通うと、親は就学義務違反になる可能性も
3.インターナショナルスクールでは母国または世界基準の教育プログラムを採用
4.スクール選びは、家庭の教育理念と共通する指導方針かどうかを確認
5.スクールに入学するときは面談対策が必要、学費の相場は200~250万円
インターナショナルスクールとは?

インターナショナルスクールの小学校と日本の学校の違いについて紹介します。
インターナショナルスクールの小学校とはどんなところ?
A. 日本に暮らす外国人の子どもを対象にした学校のことです。年度始まりが秋で、終わりが6月ごろです。授業は母国語で教えます。英語で学ぶスクールが圧倒的に多いのですが、フランス語、ドイツ語など多様な言語を扱うところもあります。第二次世界大戦後、米軍基地が増え、それに伴い全国にインターナショナルスクールが増えました。基地の撤退とともに、高度経済成長に入った日本には、海外からの外国人が増え、その子どもが通う学校として進化してきました。2000年以降、ITやグローバル化などの影響から、外国人の子どもだけではなく、帰国生や外国籍の親を持つ子どもが通うようになっています。
日本人の子どもたちもスクールに通っているの?
A. 外国籍の子どもたちだけではなく、保護者が将来海外赴任する予定があり、海外での学びに遅れが生じないよう予防的に通っている日本国籍の子どもたちいます。また、近年は「子どもをバイリンガルに育てたい」という思いから子どもを通わせる日本の家庭が増えています。また、少子高齢化する日本に見切りをつけて、「脱日本」を試みる家族もいます。子どもを日本のインターナショナルスクールに数年通わせた後に、タイやマレーシアなどに定住するケースが最近目立ちます。これらの国々は、物価とインターナショナルスクールの教育費が比較的に安く、子育てがしやすいというのが魅力のようです。
インターナショナルスクールでは、国際バカロレアなどのプログラムで教育

外国人の子どもが母国に帰国後や別の国に引っ越す場合も学びやすい教育プログラムが採用されています。具体的に紹介します。
インターナショナルスクールでは何を学ぶの?
A. 世界基準の教育プログラムもしくは各国の教育カリキュラムにそって、英語、算数、理科、社会、探究学習などを学びます。世界基準の代表例は、ケンブリッジ大学国際教育機構(イギリス本部)と国際バカロレア機構(スイス本部)が定める教育プログラムです。ケンブリッジ国際のプログラムは、世界の1万校以上で採用されており、インドや香港など旧英領を中心に学ばれています。平和な世界を築くことに貢献する若者の育成を目的にはじまった国際バカロレアのプログラムは、世界の6000校以上で採用されています。小学校で国際バカロレア、中学校でケンブリッジ国際、高校で国独自のカリキュラムなど、各課程で教育内容を組み合わせるスクールが主流です。
世界基準と各国の教育プログラムのメリットとは?
A. 世界基準の教育プログラムの魅力は、子どもが新しい国に引っ越しても、継続してインターナショナルスクールで教育を受け、国際的な大学入学資格を得られること。各国のカリキュラムで学ぶメリットは、帰国したときにその国の学校で継続して学びやすいことです。「お子さんが20歳になった時にどこの国で学んでいるのか?」をまず想像してください。「アメリカ」「イギリス」など国のイメージが決まっていれば、その国のカリキュラムを採用しているインターナショナルスクールに通いましょう。迷っている場合は、世界基準の教育プログラムを採用しているスクールを選びましょう。
日本語学習はどうなっているの?

A. 日本語教育を「第二言語」として重視しており、公立小学校と同じ検定教科書を使って毎日国語の時間を設けているスクールが増えています。書道の授業があるほか、七夕など日本文化への理解を深める行事などもあります。
日本語の授業については、子どもの日本語力に応じてレベル分けしています。日本語力はちゃんとつくので安心してください。ただ、子どもによっては「ことわざ」の知識が足りなかったり、謙譲語・尊敬語・丁寧語の使い分けが苦手だったりします。なので、保護者は、自宅で子どもとかるたや百人一首などで遊んであげてください。
インターナショナルスクールの注意点

インターナショナルスクールと日本の学校は何がちがうの?
A. 日本の小学校や中学校などは学校教育法第一条で定める「一条校」ですが、インターナショナルスクールの多くは「一条校」に該当しません。都道府県から認可を受けた「各種学校」や無認可の「私塾」として扱われています。都道府県から認可を受けた各種学校には、自治体などから財政支援を受けているところもあります。また、施設設備や資金などの要件が壁になり、多くの学校は無認可になっており、財政支援を受けることや通学定期を発行できずにいます。小中高の2つ以上の教育課程を持つ各種学校・無認可の学校は全国で約60校あると思われます。地域別では東京が最多で、横浜や神戸など外国人居留地の歴史がある港町にも多くあります。
学校教育法1条では「学校とは、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校とする」と規定されています。
小中学校を卒業したと認められないの?
A. 日本の法律で、いわゆる小学校卒業、中学校卒業が修了したと認められるのは、学校教育法の「一条校」に該当する学校です。一条校ではないインターナショナルスクールに通うと就学義務違反になります。ただし、例外もあります。一条校以外のスクールに通うと、高校への受験資格が認めらないケースがでてくるので注意しましょう(※受入れの判断は各校によります)。将来の計画をしたうえで、覚悟を持って入学してくださいね。また、「一条校」のスクールに通えば、就学義務違反にはなりません。
一条校のインターナショナルスクールは何校あるの?
A. 全国で少なくとも4校はあると把握しています。- 幕張インターナショナルスクール(千葉県幕張市・小学校)
- ぐんま国際アカデミー(群馬県太田市・幼小中高)
- 沖縄アミークスインターナショナル(沖縄県うるま市・幼小中)
- UWC ISAK. JAPAN(長野県軽井沢市)
首都圏の主なインターナショナルスクール10選
1.アメリカンスクール・イン・ジャパン…最大規模のスクール2.セントメリーズ・インターナショナルスクール…唯一の男子校
3.聖心インターナショナルスクール…聖心女子学院のスクール
4.清泉インターナショナル学園…清泉女子大学のスクール
5. 西町インターナショナルスクール…日本人が初めて開校したスクール
6.東京インターナショナルスクール…国際バカロレアのモデル校
7. K.インターナショナルスクール東京…国際バカロレアを採用
8.アオバジャパンインターナショナルスクール…国際バカロレアを採用
9.サンモール インターナショナルスクール…日本最古のインターナショナルスクール
10. 横浜インターナショナルスクール…国際バカロレアを採用
インターナショナルスクールの選び方

A. ご家庭の教育理念と共通する指導方針のスクールを選ぶと良いでしょう。
そのためには、まずは①スクール設立理念や②ミッション、③子どもの構成、④子どもが学べるカリキュラムを理解することが大事です(上図参考)。様々な組織から認定を取得しているスクールもありますが、認定の中身を確認しましょう。
インターナショナルスクールの学費
学費の相場はどのくらい?
A インターナショナルスクールは、初年度の入学金、施設費など約100万円かかります。年間授業料は、約200〜250万円です。スクールでは、郷土料理をみんなで食べる「フードフェスティバル」やパジャマを着て学校で寝泊まりする「パジャマパーティー」など行事が満載です。これらの行事は、親のボランティアや寄付などによって成り立っているので、学費以外に協力をお願いされることがあります。スクールの多くは、6~ 8月は授業がありません。その間、補習や課外活動など「サマープログラム」が用意されており、参加する場合は別途50万円以上かかります。
インターナショナルスクールの小学校に入学するときの注意点は?
A 志願時に親子面談があるので、事前対策をしましょう。また、低学年の子どもは、絵本を読んで、ストーリーの内容や登場人物の気持ちに関する質問などを受けることがあります。高学年からは英語の作文や算数の問題が出されることがあります。保護者はスクールの理念を共に作り上げるパートナーです。面談では理念をどれほど理解しているか、子どもの生活に日ごろどのように関わっているかが見られます。英語などで学ぶため、授業についていける言語力が必要です。保護者も学校関係者と連絡するため、英語などでコミュニケーションがとれる必要性があります。
まなぼんからのメッセージ
日本国籍の子どもの保護者には、就学義務があり、インターナショナルスクールの理念を理解した上で入学を検討する必要があります。多様な文化に触れられることなど、インターナショナルスクールならではの良さもあり、スクールに通う子どもたちには自分らしいコミュニケーション能力を身につけて社会に飛び立って欲しいと思います。イラスト:カワチハルナ
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