小学3年生の子どもに「習い事」は必要?塾を優先すべき?
メーリングリストサービス「らくらく連絡網」を提供するイオレが、サービス利用者のうち「習い事をしている0歳~12歳の子どもを持つ親」を対象に行なったアンケートによると、習い事を始めた年齢で最も多かったのは5歳(18.6%)で、次いで4歳、3歳が多い結果となりました。小学校入学前までに半数以上の子どもが習い事を始めています。また、学研教育総合研究所が、2019年8月に調査した「小学生白書」によれば、小学3年生で習い事をしている子どもの割合は85%に登りました。
その一方で、習い事を始める子どもの数の増加傾向は小学校入学前にピークへと達し、以降は減少する傾向にありました。小学3年生(8~9歳)を軸に見ると、8歳では4.5%、9歳では2.3%と、習い事を始める割合が小さくなることがわかります。
小学3年生になるまでに、なんらかの習い事を始めている子どもは多いようですが、新たに習い事を始める割合は、中学受験を念頭においた学習塾を検討する場合もあり減少することが考えられます。
小学3年生の子どもが習い事をするメリット・デメリット
小学3年生は、友だちとのつながりを重視したり、集団での活動に関わり始めたりする時期です。習い事では学校外の友だちができる機会も増えるでしょう。幅広い交友関係から様々な刺激を得られ、社会性や協調性を身につけていく機会も増えます。また、小学3年生は「9歳の壁」といわれるように、つまずきや劣等感を抱いたり、自己肯定感を持ちづらくなる時期でもありますが、習い事を通して得意なことを見つけたり、課題をクリアして自分に自信を持てるようになることで、様々な壁を乗り越えるために必要な知識や経験を積むこともできるかもしれません。
ピアノなどの楽器やダンスなどを発表会で披露したり、スポーツの大会で活躍したり、絵画や工作をコンクールに出品するなど、目標を持って活動する習慣も身につきます。
デメリットには、スケジュールを詰めすぎることで子どもが疲れてしまうことなどが考えられるでしょう。小学3年生になると、学習塾や進学塾など、学習系の習い事が多くなりやすいものですが、子どもにとっては遊びの時間が減り、精神的にも肉体的にも負担が増え、やる気が落ち込み、生活リズムが崩れてしまう心配もあります。
無理をせず、子どもの意見も聞きながら、慎重に習い事を選びましょう。
小学3年生の子どもの習い事の「月謝の目安」
ベネッセ教育総合研究所が2017年に実施した「学校外教育活動に関する調査 2017」を見ると、小学3年生が習い事や塾などの学校外教育活動にかける1ヵ月あたりの費用は、1万4800円でした。小学2年生の数値と比べると、月額1万1900円から2900円増加しています。この費用は、中学3年生まで増加し続ける傾向にあり、中学3年生の時点で2万5900円になります。
小学3年生の子どもにかけている費用の内訳は、「スポーツ活動」が5100円、「芸術活動」が2100円、「家庭学習活動」が2500円、「教室学習活動」が5100円となっており、小学1年生、2年生と同様にスポーツ活動の習い事にかかる費用の割合が多い一方、塾や家庭での学習にかかる費用の負担も大きくなっています。
小学3年生から、徐々に受験対策が視野に入る割合が増えていることが理由として考えられます。子どもの習い事の費用は、「たまひよ」に掲載された、ファイナンシャルプランナー・鈴木さや子先生のお話では、子どもの習い事の費用は、世帯の手取り月収の3~5%以内が目安といわれています。
塾などにかかる費用も踏まえながら、家計を圧迫しない範囲での習い事を検討しましょう。
小学3年生の子どもの習い事の「選定基準」
前述した学研教育総合研究所の「小学生白書」によれば、小学3年生が行なっている習い事のランキングは以下のようになっています。1.水泳
2.音楽教室(歌や楽器など)
3.通信教育
4.学習塾・進学塾
5.英語・英会話教室
6.そろばん
7.武道(柔道、空手、剣道など)
8.書道
9.体操教室
10.サッカー・フットサル
小学3年生になると学習のレベルも上がるため、学校の授業についていけない場合は、学習塾や補習塾に、また中学受験を考えるのであれば進学塾に通うことも選択肢に入ってきます。
外国語学習やプログラミングが授業に取り入れられる学年でもあるため、授業を先取りしたり、より高いレベルのスキルを目指すなら、英語・英会話教室やプログラミング教室を利用するのも手でしょう。
子どもの心が大きく成長する時期であり、好奇心や発見力、想像力などさまざまな力が育まれていきますので、学習系の習い事だけでなく、演劇やダンスなど集団でコミュニケーション力が磨ける習い事もおすすめです。
小学3年生の子どもにおすすめの習い事15選
小学3年生になると、算数では分数や割り算が出てきたり、社会や理科、英語など教科も増えて、学校の授業の難易度も上がってきます。また、中学受験を考える場合、小学3年生の2月からカリキュラムがスタートする塾が多いようです。子どもの学力や目的に応じて、最適な学習系の習い事を選びましょう。参考:中学受験対策もできる小学生向けオンライン塾
スマイルゼミ
出典:スマイルゼミ子どもの学力に合わせて学べる、専用タブレット式のタブレット学習サービスです。一人ひとりに最適化した対策講座を受講することで、子家庭学習の質が高まります。学習では「書くこと」も重視されており、「タブレットだと手書きのスキルが落ちそう……」と不安を持つご家庭も安心です。
スマイルゼミの特徴は、子どもの学習進度に合わせて学べる「無学年式」であること。学習進度の速い子どもは、中学3年生レベルまでの先取りが可能です。一方でゆっくり学びたい子どもは、苦手な単元に戻ってじっくりと学べます。
学習内容が定着したかどうかは定期的な学力診断テストでチェックできるため、子どもの苦手を見逃しにくいのもうれしいポイントです。
またスマイルゼミのタブレットは、電源を入れるとその日におすすめの学習が提示される仕組み。子どもは学習に迷いにくい上、学習が偏る心配もありません。
小学3年生のカリキュラムは、苦手になりやすい小数・分数から英語までと盛りだくさんです。プログラミングや発展クラスの教材も受講でき、子どもの幅広い学習ニーズに対応できます。
対象 | 小学1~6年生 |
コース | 小学生向け通信講座 |
受講料(12カ月一括払い) | 小学3年生:49,500円(税込) |
タブレット代 | 10,978円(税込) |
授業回数 | - |
無料お試し | あり(2週間) |
進研ゼミ小学講座
出典:進研ゼミ小学講座「ベネッセコーポレーション(ベネッセ)」が運営する、小学生向けのオンライン学習サービス。専用タブレットを利用して、国・算・理・社・英の5教科を学べます。
進研ゼミ小学講座の特徴は、子どものレベルに合わせた学習が可能なこと。教科ごとに難易度を選択できるため、「難し過ぎる」「簡単過ぎる」という学習のアンマッチが起こりません。学習内容は小学校で使われる教科書に準拠しており、学校授業のサポートとして活用できます。
また子どもに出題される問題は、AIが子どもの学習データを分析し、最適と思われるものを提示する仕組みです。苦手な部分を集中的にフォローしやすく、学習レベルの全体的な底上げにつながります。学習は無学年式で進められるため、進捗の早い子どもは先取り学習も可能です。
記述問題は赤ペン先生が添削してくれる上、双方向のオンラインライブ授業も実施されます。講師が子どもの学習と伴走することで、学習の孤独が生じにくいのも魅力です。
なお学習ポイントをためるとプレゼントがもらえたり、1,000冊以上の電子書籍が読み放題になったりと学習以外の面でも楽しみがたくさん。子どもの学習状況は随時保護者にメールで連絡されるため、保護者も安心です。
対象 | 年長~小学6年生 |
コース | 新1年生・1年生・2年生・3年生・4年生・5年生・6年生コース |
受講料 | 12カ月分:56,700円(税込)・6カ月分:29,610円(税込) |
タブレット代 | 8,300円(税込)(6カ月以上受講した場合は無料) |
教材の更新 | 月1回 |
無料お試し | なし |
東進オンライン学校 小学部
出典:東進オンライン学校 小学部難関大学合格にノウハウを持つ「東進」と、中学受験の指導に定評のある「四谷大塚」がタッグを組んだオンライン学習塾。オンデマンド型で、家庭の都合や習い事との兼ね合いを付けやすいのが魅力です。
各教科の授業は、四谷大塚の実力派講師陣が担当します。情熱的で楽しい授業は、子どもの「もっと知りたい」「学びたい」といった気持ちを刺激すると好評です。オンラインでの学びでも、集中力やモチベーションが落ちる心配はありません。
受講後には確認テストがあるほか、月に1度のテストで1カ月の学習内容を総復習する仕組み。「学んだつもり」で終わらせず、着実に学んだ内容を定着させます。
小学3年生からは、応用力を身に付けられる「演習充実講座」の受講も可能です。よりレベルの高い算数・国語の問題にチャレンジすることで、中学・高校につながる応用力が身に付きます。
対象 | 年長~小学6年生 |
コース | 年長~小学1・2年生 小学3~6年生 |
受講料(12カ月一括払い) |
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授業回数 | 15回/月 |
無料お試し | あり(10日間) |
ロボット科学教育Crefus
2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化され、小学3年生の授業でも実践する機会が出てくる「プログラミング」。プログラミング学習のメリットは、将来役に立つスキルが身につけられるだけでなく、論理的思考や発想力も育まれること。プログラムを完成させることで、物事を順序立てて考える力や、忍耐力も身につきます。ロボット作りを通して理数系の知識や問題解決能力など、21世紀に必要とされるスキルを楽しく学ぶことができるのが「ロボット科学教室Crefus(クレファス)」。
小学3年生を対象とした「Crefusブロンズコース」では、「ロボット」を題材としたものづくりを通してメカニズムの基礎学習、プログラミングの基本、ものづくりに必要な算数、物理、電気の基礎について学習します。
ロボット競技会を通して学習成果の発表も行われます。授業はとにかく実践重視。ひたすら手と頭を動かしてロボット作りに励みます。
集中してひとつのものを作り上げることや、もの作りを通してアイディアを表現することが学べるのも特徴です。
・ロボット科学教育Crefus
所在地:北海道から沖縄まで全国各地
対象:未就学児~中学生
コース&料金:Crefusブロンズコース(小学3年生)1万4300円/月。ほか、入会金、維持費、教材費など
biima sports
ひとつの種目に絞るのではなく、さまざまなスポーツを総合的に習える総合・多種目スポーツ系の習い事は、走る、跳ぶ、投げるなど、いろいろな体の動かし方を学び、多面的なスポーツの基礎作りをすることができるのが魅力です。教室を通して出会う仲間と接することで、やり抜く力やコミュニケーション力などの「非認知能力」の育成なども期待できます。「biima sports(ビーマスポーツ)」は、早稲田大学の教授陣と共同開発したプログラムにより「基礎運動能力」「非認知能力」「自己肯定力」を科学的に高める21世紀型の総合キッズスポーツスクール。
3~9歳までの、まだ専門的にスポーツを始める前の子どもたちを対象に、1年を通じて特定のスポーツ競技に特化しないプログラムを組んでいます。
サッカー、野球、体操、テニス、バスケットボール、体の動きを素早くするトレーニングなどさまざまな動きの要素を、科学的なメソッドに基づいて総合的に練習します。運動神経が形成される最も重要な時期に、基礎運動能力を高めていきます。
また、「非認知能力」を高めるプログラムがあるのも特徴で、コミュニケーション能力や課題解決能力、自己肯定力を高めるプログラムも併せて実施しています。
・biima sports
所在地:岩手から長崎まで22都府県
対象:3~10歳
コース&料金:年少~小3コース(9400円/月)※吉祥寺店の場合。レッスン時間や回数、場所(エリア)の都合によって異なる
※詳しくは教室にお問い合わせください
未来こども教室 そろばん教室
電卓や計算ソフトが普及している現代ですが、そろばんを学ぶことで計算の過程を理解し、計算力を向上させることができます。右脳を活発にさせることで記憶力や直感力が磨かれたり、集中力や記憶力も伸びるなど、多くのメリットがあるといわれています。比較的月謝が安いのも、保護者としてはうれしいポイントです。子どもたちにとって「将来本当に役立つ能力」を身につけさせることを目的に、そろばん・書道教室・プログラミング教室など、幅広い種類の教室を展開している「未来こども教室」。
そろばん教室は現在、東京都内とに約50教室を展開しています。使用テキストは、未来こども教室本部が指定した「商工会議所」「全珠連」の検定に準拠したテキストを珠算・暗算でそれぞれ使用しています。
14級の子から1級を目指す子まで、さまざまなレベルの生徒が一緒に受講します。そろばんを楽しく学べるよう、ゲーム感覚で解ける工夫や丁寧な指導を徹底しており、上達すればするほど、より難しい問題を解きたくなるチャレンジ精神が育っていくのが特徴です。
・未来こども教室 そろばん教室
所在地:東京・兵庫
対象:年中~小学6年生
コース&料金:小学生コース(4070円/月)、キッズコース(2420円/月)。ほか、入会金、維持費など
※詳しくは教室にお問い合わせください
ピグマキッズセレクト ウィズダムアカデミー
自主的に学習する習慣を身につけるなら、楽しく学習することができ、やり抜く力や論理的思考力などが身につけられる、学習教室がおすすめです。学校とは違った環境で、子どもたちの学習意欲を高められるのが魅力。中学受験の土台づくりにも役立ちます。習い事つきの民間学童として注目される「ウィズダムアカデミー」の約30種類の習い事ラインナップにある「ピグマキッズセレクト」は、遊びの要素を取り入れて楽しく勉強するのが特徴です。
週1回90分、科目は国語・算数。小学1年生向け、小学2年生向け、小学3~4年生向け、と3つのレベルがあり、中学受験で圧倒的な合格実績を誇る大手学習塾「サピックス(SAPIX)」が開発した教材を使用して学習します。
小学校低学年から「勉強は楽しい」と感じてもらうのがピグマキッズの目的です。難しい内容でも、イラスト入りでわかりやすく説明し、勉強を楽しくしてくれます。
・ピグマキッズセレクト ウィズダムアカデミー
所在地:東京・千葉
対象:小学1年生~4年生
コース&料金:レギュラー会員 9900円/月、レッスン会員1万1000円/月、ほか入会金など
※詳しくは教室にお問い合わせください
チャイルド・アイズ 中学校受験準備コース
中学受験を成功させるためには、子どもに合った塾を選ぶことが大切。集団指導と個別指導のどちらの指導形式にするか、夏期講習や冬期講習はどうするかなど、選択肢が多くあります。ほとんどの進学塾の中学受験カリキュラムは小学3年生の2月から始まります。まずはしっかりと情報収集し、費用や合格実績なども踏まえて、子どもに合った塾を選びましょう。「チャイルド・アイズ」は、「やる気スイッチグループ」が2001年に開校した、知能育成(知育)と受験対策を専門とする幼児教室です。
関東地方を中心に全国で135教室を展開しており、1歳半から小学校6年生までを対象に、居心地がよく開放的な空間でのレッスンを提供しています。
中学受験対策としては、小学1年生~6年生向けの「中学受験準備コース」があり、柔軟性が高い低学年のうちに、中学校受験に必要な思考力・ひらめきを養うカリキュラムが組まれているのが特徴です。
経験豊富な先生が、子ども一人ひとりに合わせて丁寧な指導をするだけでなく、志望校選びや家庭での過ごし方など、細やかな指導体制で子どもの能力を引き出してくれます。オンラインで受講も可能です。
・チャイルド・アイズ
対象:小学1年生~6年生
コース&料金:学齢と目的により異なる
※詳しくは教室にお問い合わせください
みらいミッテ
21世紀型スキルを身につけるための教育として注目されている「STEAM教育」。「Science(科学)」「Technology(技術)」「Engineering(工学)」「Art(芸術・教養)」「Mathematics(数学)」の5つの分野の学習を重視した教育法で、問題解決力や論理的思考のほか、クリエイティブな発想やスキルなど、子どもが将来的に社会で求められる感性やスキルの基礎となる部分を学ぶことができます。小学校高学年以降は、受験やテストのための勉強が中心となります。そこで、小学4年生までになるべく多くのことを体験し、生きる力の土台を養うスクールをと「対話式進学塾1対1ネッツ」が立ち上げたのが、小学生のための体験型スクール「みらいミッテ」です。
「調べる」「つくる」「伝える」「解決する」の4つの学びで、好奇心や探究心、課題発見力、論理的思考力など12の能力を育みます。
子どもたちの課題をもとに構成されたカリキュラムは、アウトプットや知識を活用する力を重視した内容。ゲームや実験などさまざまな体験を通じて、楽しみながら自然と必要な力が身につきます。
子どもたちにとっては遊びの延長線のような感覚で、「生きる力」の基盤を固めることができるのが魅力です。
・「つくる・解決する」を楽しく学ぶ みらいミッテ
所在地:東京、岡山、福岡、長崎の各所
対象:小学生
コース&料金:1万1000円/月。ほか、入会金、管理費、教材費など
※詳しくは教室にお問い合わせください
ラボ・パーティ
小学校で必修化された英語教育。2020年からは、小学校3年生から、年間35単位時間、週に1時間程度、英語の授業が導入されています。習い事は教室ごとに個性があり、日本人講師がレッスンを担当する場合や、ネイティブ講師が英語のみのレッスンを行なうスクールもあります。子どもとの相性や目的に応じて選びましょう。創業50年以上の指導実績を持つ「ラボ・パーティ」は、いわゆる英会話教室ではなく、世界の物語を英語でじっくり味わう活動を通して、英語で自己表現できるようになることに主眼を置いたスクールです。
「はらぺこあおむし」など世界の名作絵本の英語版が教材として使われており、言葉の響きを聞いているうちに子どもたちが英語を自然と口ずさむようになるのが特徴です。
レッスンを実施するのは、全国に約800人いる「ラボ・テューター」。子どもに教えるのでなく、自ら考えて身につけるように促し、子どもの力を引き出しながら指導します。
絵本の世界を劇にして発表する「テーマ活動」も行なわれており、英語で表現する力に加え、子どもどうしでいろいろなアイデアを出し合いながらひとつの作品を作り上げるクリエイティブな力、チームワークが育まれるのも特徴です。
・ラボ・パーティ
所在地:北海道から沖縄まで全国各地
対象:0歳~小学生
コース&料金:8800円/月(小学生)、別途入会金など
※詳しくは教室にお問い合わせください
KEEʼSこどもスピーチスクール
小学3年生がぶつかる「9歳の壁」。学習や生活、友人関係などさまざまな場面で苦手意識をもったり、自信を失うことで、人前で話したり、授業で発表することが苦手になる子どももいるかもしれません。そこでおすすめなのは、日本語スピーチ教室です。正しい日本語を学び、発声や腹式呼吸などの基本スキルを身につけることで、人前で話すことに慣れ、周囲が聞き取りやすい声で話せるようになったり、自信を持っておしゃべりできるようになったり、さまざまな場面でのコミュニケーション力を向上させることができます。「KEE’S こどもスピーチスクール」は、企業のトップリーダーたちも学ぶKEE’Sの話し方メソッドを、子ども向けにアレンジしたスクール。その魅力は、講師が現役アナウンサーであること。発声や腹式呼吸などの基礎を、話し方のプロからしっかり学ぶことができます。
基本的なスキルを身につけると、人前で話すのが苦手だった子が聞き取りやすい声で話せるようになったり、自信を持っておしゃべりできるようになったり、さまざまな場面でのコミュニケーション力が向上します。
また、ロジックツリーを使って、わかりやすい話し方や、思考法をレクチャー。友だちの発表を聞いてよかったところを伝えたり、友だちや先生からアドバイスをもらったりすることで、協調性や仲間作りの意識も芽生えます。
オンライン校もあるので、全国どこからでも参加可能です。
・KEEʼSこどもスピーチスクール
所在地:東京に2校(丸の内、恵比寿)+オンライン
対象:未就学児~小学生
コース&料金:小学生低学年クラス(小学1~3年生)1万3200円/月。ほか、入会金、教材費、システム使用料(希望者のみ)など
※詳しくは教室にお問い合わせください
運動神経を鍛えるなら【野球、サッカー、テニス、ダンス、乗馬など】
そのほか、スポーツ系の習い事には野球やサッカー、テニス、乗馬など、さまざまなものがあります。それぞれに特徴があり、スポーツそのものの技術はもちろんのこと、社会性や非認知能力を高められるスクールもあります。おすすめの教室を5つまとめてそれぞれ紹介します。たとえば「ベースボールスクール ポルテ」では、野球の技術だけでなく、野球という団体スポーツを通して子どもたちの「非認知能力」を育てることを大切にしており、野球を楽しみながら礼儀や協調性、自立心、リーダーシップなどを身につけていくことができます。
また、サッカーを通じて礼儀、協調性、社会性を養い、子どもたちの「心」の成長を目標としている「リベルタサッカースクール」や、テニスの技術力アップだけでなく人間性を伸ばすことにも焦点を当てて指導をしている「テニススクール プリマステラ」、「上達を実感できる楽しさ」「披露する楽しさ」といった、「楽しい」の連鎖を体感しながらダンスを練習できる「ETC DANCE SCHOOL」、乗馬を通じて優しさやいたわりの心が育つ「乗馬クラブ クレイン」など、運動能力以外のことも視野に入れながら力を伸ばすことができる、さまざまな習い事教室があります。
体も心も鍛えたい小学3年生にもおすすめの習い事といえます。
【親向け】子どもにどの習い事をさせるか迷った際の考え方
小学3年生におすすめしたい習い事を紹介しました。ここでは、どの習い事を選べばいいのか、複数の習い事を掛け持ちすることはできるのか、塾との兼ね合いはどうすればいいかなど、迷っている保護者に向けて、考えるポイントをいくつか紹介します。学習塾と習い事、どちらを優先すべき?
中学受験を考えている場合、これまで通っていた習い事と塾との兼ね合いは悩ましいところです。中学受験がマストであれば、どうしても塾を優先することになりますが、続けたい習い事がある場合は、子どもの意思も尊重し、塾とのバランスをとりながら続けていける方法を検討してみましょう。受験がマストでない場合は、子どもがやりたい習い事があれば優先しましょう。時間や予算に限りはあるため、学校での学習状況によっては補習塾や学習塾などを考える必要も出てきます。必要なときだけ利用できるような、単発の授業がある教室なども含めて検討するとよいかもしれません。
参考:小学生の個別指導塾
習い事の掛け持ちはいくつまで行うべき?
「ケイコとマナブ.net」が2017年に実施した「子どもの習い事」についてのアンケートによると、子ども1人あたりの習い事平均数は1.92となっており、多くの家庭が習い事を2つ掛け持ちしていることがわかります。また、子どものお出かけ情報「いこーよ」が2020年に実施したアンケートでは、7~9歳で通っている習い事が2つあると答えた子どもの割合は、35%。3つ掛け持ちをしている子どもが16%、4つ以上が8%となっており、60%の子どもが習い事を掛け持ちしていました。
習い事は子どもの知識や経験、スキルを伸ばすのにとても役立ちますが、小学3年生になると学習塾や進学塾の選択肢も出てくるため、費用や時間的な負担も増加します。
3つ以上の習い事を掛け持ちする場合は、本当に子どもがやりたがっているかなどを、慎重に検討してから始めることをおすすめします。
東大生はどんな習い事を小さなときにしていた?
東大生は、子どもの頃に何か特別な習い事をしていたのでしょうか。株式会社インタースペースが運営する「ママスタまなび」が現役東大生に実施したアンケートによると、幼少期に習っていた習い事のトップ3は、1位「スイミング」、2位「ピアノ」、3位「英語・英会話」となっており、全体のランキングとほとんど変わりません。まとめ
小学3年生は、心身ともに大きく成長が見られる一方で、勉強の難易度が上がったり、塾通いが始まったりと、子どもにとって大変なことも多くなる時期でしょう。子どもにとって最適な学びの環境を整えるためには、保護者のサポートも必要不可欠です。習い事を検討する際にも、子どもの意思を尊重しながら、慎重に考えてみましょう。