小学4年生の子どもに「習い事」は必要?塾を優先すべき?
メーリングリストサービス「らくらく連絡網」を提供するイオレが、サービス利用者のうち「習い事をしている0歳~12歳の子どもを持つ親」を対象に行なった習い事に関するアンケートによると、小学校入学前までに半数以上の子どもが習い事を始めており、小学4年生から習い事を始める子どもは多くありません。ただし、学研教育総合研究所が2019年8月に調査した「小学生白書」によると、小学4年生で習い事をしている子どもは86%もおり、6学年の中で最も高い割合となっています。多くの子どもが習い事をしていることがわかります。
新たに習い事を始めようとする場合は、中学受験を見据えた塾との兼ね合いや、英語などの学習系の習い事の比重を高めることも考える必要があるでしょう。同時に、子どもが本当にやりたがっているかどうかにも注意を払い、無理のない範囲で習い事を選ぶことが大切です。
小学4年生の子どもが習い事をするメリット・デメリット
習い事をする大きなメリットは「子どもの得意なことが増える」こと。ピアノなどの楽器を習っていれば音楽の授業や発表会で、水泳や体操などのスポーツを習っていれば体育の授業や運動会で活躍できます。英語やプログラミングで習ったことを授業で生かすこともできるでしょう。小学4年生になると、「小4の壁」「9歳の壁」「10歳の壁」などと言われるように、個人の能力や体力、学習面での差などが見えてくることで、子どもがつまずいてしまうことがあります。習い事によって得意なことが増えたり、苦手なことを克服したりすることが、壁を乗り越える手助けになるかもしれません。
デメリットは、スケジュールを詰めすぎて子どもが疲弊してしまうことなどがあるでしょう。小学4年生になると、学習塾や進学塾に通うことも増えます。
子どもにとっては遊びの時間が減り、精神的にも肉体的にも負担がかかりやすくなります。やる気がなくなったり、生活リズムが崩れてしまう心配もあります。無理をせず、子どもの意見も聞きながら、習い事を選びましょう。
小学4年生の子どもの習い事の「月謝の目安」
ベネッセ教育総合研究所が実施した調査「学校外教育活動に関する調査 2017」によると、小学4年生が習い事や塾などの学校外教育活動にかける費用は、小学3年生よりも1700円増えて月1万6500円。内訳としては、「スポーツ活動」が4900円、「芸術活動」が2200円、「家庭学習活動」が2800円、「教室学習活動」が6600円となっています。スポーツ活動にかかる費用が小学3年生よりも減少している一方、家庭学習活動や教室学習活動=塾での学習にかかる費用が増加しています。中学受験を考えた場合、小学4年生から本格的に受験対策が始まることが理由として考えられます。
「たまひよ」に掲載された、ファイナンシャルプランナー・鈴木さや子先生のお話では、子どもの習い事の費用は、世帯の手取り月収の5%以内が目安といわれています。塾などにかかる費用も踏まえながら、家計を圧迫しない範囲での習い事を検討しましょう。
小学4年生の子どもの習い事の「選定基準」
学研教育総合研究所の「小学生白書」で紹介されている、小学4年生が行なっている習い事のランキングを紹介します。1.水泳
2.学習塾・進学塾
3.通信教育
4.英語・英会話教室
5.音楽教室(歌や楽器など)
6.そろばん
7.サッカー・フットサル
8.書道
9.野球・ソフトボール
10.その他のスポーツ
小学3年生までと比べて、塾や学習系の習い事が上位となっている特徴があります。
小学4年生になると、算数の問題が抽象的になったり、国語も単語力や読解力が試されるようになるなど、難易度が上がってきます。学校の授業についていけない場合は、学習塾や補習塾に通うのも方法の1つです。中学受験を考えるのであれば、進学塾も選択肢に入ってきます。
外国語学習やプログラミングが授業に取り入れられる学年でもあるため、授業を先取りしたり、より高いレベルのスキルを目指すなら、英語・英会話教室やプログラミング教室を利用するのも手です。
運動能力が著しく発達する「ゴールデンエイジ期」(10~12歳)といわれるこの時期は、スポーツ系の習い事も大きく上達するといわれています。好奇心や発見力、想像力などさまざまな力が育まれていき、社会性の発達も目覚ましいため、演劇やダンスなど集団でコミュニケーション力を磨ける習い事もおすすめです。
【学習系】小学4年生の子どもにおすすめの習い事6選
小学4年生になると学習の難易度が上がり、小学校低学年までの基礎学習がきちんとできていないと、学校の勉強についていくのが難しくなっていきます。また、小学4年生から本格的に受験対策のカリキュラムがスタートする塾が多いため、中学受験を考えるなら塾も視野に入れる必要があります。子どもの学力や目的に応じて、最適な学習系の習い事を選びましょう。東進オンライン学校 小学部
出典:東進オンライン学校 小学部学習塾は、より「より高度な学びを得たい」あるいは「授業の内容についていけなくなってきた」という子どもにおすすめの習い事です。
「東進オンライン学校 小学部」は、日本一の現役東大進学実績を誇る「東進」が運営するオンライン学習塾。小学部は中学受験のサポートに定評のある「四谷大塚」の実力派講師が担当します。分かりやすさや楽しさを重視した授業は、子どもの自主的な学習につながる・楽しく学べるとして好評です。
オンライン授業は、子どもが自分で動画を見て学びを進めていく学習スタイル。視聴のタイミングは各家庭で自由に決められるため、「週末まとめて」「配信日にすぐ」など、都合に合わせて選べます。授業後は習った内容について「確認テスト」を受ける決まりとなっており、「分かったつもり」を作りません。月に1度の総復習テストもあり、学んだ内容が確実に身に付くのが魅力です。
また子どもの学習状況については、保護者用のサポートページから確認できる仕組み。子どもが規定どおり授業を受けているか・テストを受けたかをチェックできる上、デバイスから成績内容も見られます。
保護者がしっかり学びに関わることで、子どものモチベーションや自ら取り組むもうとする気持ちをサポートすることが可能です。
対象 | 年長~小学6年生 |
コース |
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受講料(12カ月一括払い) |
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授業回数 | 15回/月 |
無料お試し | あり(10日間) |
スマイルゼミ小学生
出典:スマイルゼミ小学生スマイルゼミは、株式会社ジャストシステムが運営するタブレット学習サービスです。受講者は主要5教科に加え、計算ドリルや漢字ドリル・プログラミングをタブレット1つで学べます。
スマイルゼミの特徴は、無学年学習「コアトレ」を追加料金なしで利用できる点です。無学年式とは、学年にとらわれない学びを実践すること。子どもの得意な科目は「5年・6年まで先取り」したり、苦手な科目は「2年生まで振り返り」したりが可能です。学年にとらわれない学習により、苦手科目の克服や得意科目のさらなる強化が容易になります。
またスマイゼミは、子どもに最適な学習リズムを提案する「コーチング」機能がある点も見逃せません。コーチングは、子どもの性格や学習状況を全国の小学生データと照らし合わせた上で最適な学習プランを提案するシステム。子どもが学習を始めたいときは、タブレットを開くだけでその日に必要な学習が提示されます。
1講座の設定時間は、子どもの集中力が続く15分。学習には反復トレーニングやまとめが取り入れられており、子どもが自分で「分かった」「分からない」を判断しやすいのが魅力です。
対象 | 小1〜小6 |
コース | 小4 |
受講料 | 4,400円〜/月 (学年や支払い方法による、タブレット代別途) |
授業回数 | 相談の上決定 |
無料お試し | 体験会あり |
小学ポピー
出典:小学ポピー
小学ポピーは全日本家庭教育研究会(全家研)の家庭学習教材です。顧客満足度の高さで評価される「イード・アワード2021」・「通信教育部門」小学生の部では、最優秀賞を受賞しました。
教材として使用するのは、学校の教科書に準拠した紙ベースのワークブックです。編集・発行は全国の小・中学校用のドリルや問題集を制作する株式会社新学社が手掛けており、質の高さは折り紙付き。教材の信頼性にこだわりたいご家庭も、満足できるに違いありません。教材には余計な付録もなく、「ゴミが増えるのでは」といった心配も不要です。
なお2024年度からは、子どもの学習をサポートする「デジ・サポ」を利用できるようになりました。デジ・サポとは、子どもの学習進捗を管理するデジタルアプリ。勉強した子供にはデジタルポイントがたまるご褒美機能もあり、モチベーション管理にも有益です。
アナログ×デジタルを効果的に組み合わせたポピーで学べば、子どものモチベーション維持・学習管理がよりスムーズになります。
対象 | 幼児から中学3年生 |
コース | 小学4年生 |
受講料 | 小学4年生:46,800円(税込)/年 |
教材配布 | 月1回 |
無料おためし | あり |
未来こども教室 そろばん教室
スマホのアプリなどでも簡単に計算できる現代ですが、そろばんを学ぶメリットは、計算の過程を理解し、計算力を向上させられること。それだけでなく、右脳を活発にさせることで記憶力や直感力が磨かれたり、集中力や記憶力も伸びるなど、多くのメリットがあるといわれています。比較的月謝が安いのも魅力です。「未来こども教室」は、子どもたちにとって「将来本当に役立つ能力」を身につけさせることを目的に、そろばん・書道教室・プログラミング教室など、幅広い種類の教室を展開しています。そろばん教室は現在、東京都内に約50教室あります。
対象は年中から小学6年生まで。14級の子から1級を目指す子まで、さまざまなレベルの生徒が一緒に受講します。そろばんを楽しく学べるよう、ゲーム感覚で解ける工夫や丁寧な指導を徹底しており、上達すればするほど、より難しい問題を解きたくなるチャレンジ精神が育っていくのが特徴です。
また、あいさつや返事といった礼儀作法も大切にしており、けじめのある動作ができるよう「心の教育」も同時に指導しています。
・未来こども教室 そろばん教室
所在地:東京・兵庫
対象:年中~小学6年生
コース&料金:小学生コース(4070円/月)、キッズコース(2420円)。他に入会金や維持費などがかかります
※詳しくは教室にお問い合わせください
ピグマキッズセレクト ウィズダムアカデミー
学習面での壁にぶつかる小学4年生にとって、楽しく学習することができ、やり抜く力や論理的思考力などが身につけられる学習教室はおすすめの習い事。学校とは違った環境で、子どもたちの学習意欲を高められるのが魅力です。自主的に学習する習慣をつけることで、中学受験の土台づくりにも役立ちます。30種類以上の習い事が選べる民間学童「ウィズダムアカデミー」。そのラインナップにある「ピグマキッズセレクト」は、遊びの要素を取り入れて楽しく勉強できます。中学受験で圧倒的な合格実績を誇る大手学習塾「サピックス(SAPIX)」が開発した小学1年生~4年生向けの教材を使用し、思考力・記述力の育成を重視した通信教材「ピグマキッズくらぶ」からプリントやドリルを抜粋。子どもが自主学習していけるように専門指導員がサポートしてくれます。
「論理的思考力」「記述力」が段階的に身につけられ、子どもが楽しみながら自発的に考えられる問題が多くそろっており、自主自習の習慣づけができるのも魅力。
学校とはまた違った学習環境で、子どもたちの学習意欲を刺激できます。
・ピグマキッズセレクト ウィズダムアカデミー
所在地:東京・千葉
対象:小学1年生~4年生
コース&料金:1万1000円/月
※詳しくは教室にお問い合わせください
チャイルド・アイズ オンライン
中学受験を成功させるためには、子どもに合った塾を選ぶことが大切。集団指導と個別指導のどちらの指導形式にするか、夏期講習や冬期講習はどうするかなど、選択肢がいろいろとあります。ほとんどの進学塾の中学受験カリキュラムは小学4年生から本格的に始まりますので、まずはしっかりと情報収集し、費用や合格実績なども踏まえて、子どもに合った塾を選びましょう。「やる気スイッチグループ」が2001年に開校した、知能育成(知育)と受験対策を専門とする幼児教室「チャイルド・アイズ」。関東地方を中心に全国で135教室を展開しているほか、オンラインでも受講することができます。
中学受験対策としては、小学1年生~6年生向けの「中学受験準備コース」があり、柔軟性が高い低学年のうちに、中学校受験に必要な思考力・ひらめきを養うカリキュラムが組まれているのが特徴。
講師はチャイルド・アイズ専門の研修を受けた幼児教育のプロで、子ども一人ひとりに合わせて丁寧な指導してくれるだけでなく、志望校選びや家庭での過ごし方など、細やかな指導体制で子どもの能力を引き出してくれます。
・チャイルド・アイズ オンライン 中学校受験対策コース
対象:小学1年生~6年生
コース&料金:学齢と目的により異なります
※詳しくは教室にお問い合わせください
【STEAM編】小学4年生の子どもにおすすめの習い事2選
プログラミングをはじめとするSTEAM教育は、子どもの将来に役立つ感性やスキルを身につけられる習い事として注目されています。STEAM教育を学べる環境は急速に整ってきており、オンラインで学ぶこともできるため、手軽さも魅力。小学4年生は授業でプログラミングを実践する機会もあり、積極的に取り組みやすいため、伸ばしたいスキルや子どもの興味に応じて、楽しく続けられるスクールを選びましょう。みらいミッテ
「STEAM教育」とは、「Science(科学)」「Technology(技術)」「Engineering(工学)」「Art(芸術・教養)」「Mathematics(数学)」の5つの分野の学習を重視した教育法。21世紀型スキルを身につけるための教育として注目されており、問題解決力や論理的思考のほか、クリエイティブな発想やスキルなど、子どもが将来的に社会で求められる感性やスキルの基礎となる部分を学ぶことができるのが特徴です。「みらいミッテ」は、「対話式進学塾1対1ネッツ」が運営する小学生のための体験型スクール。「調べる」「つくる」「伝える」「解決する」の4つの学びで、好奇心や探究心、課題発見力、論理的思考力など12の能力を育みます。
子どもたちの課題をもとに構成されたカリキュラムは、学習塾のノウハウを活かした完全オリジナルで、アウトプットや知識を活用する力を重視した内容。さまざまなアイディアや視点を与えることからスタートし、ゲームや実験などさまざまな体験を通じて、楽しみながら自然と必要な力が身につくように導いてくれます。
また、学年の区別なく1クラス4人までの少人数レッスンなので、年齢の垣根を越えてお互いの力や個性を尊重し合える「人間力」が育まれるのも魅力です。
・「つくる・解決する」を楽しく学ぶ みらいミッテ
所在地:東京、岡山、福岡、長崎の各所
対象:小学生
コース&料金:1万1000円/月。他に入会金や管理費、教材費などがかかる
※詳しくは教室にお問い合わせください
ロボット科学教育Crefus
2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化され、小学4年生の授業でも実践する機会がある「プログラミング」。大きなメリットは、プログラミング学習を通して論理的思考や発想力が育まれること。また、プログラムを完成させるために物事を順序立てて考える力や、忍耐力が身につくことも期待できます。2003年に設立され、ロボットプログラミング教室の草分け的存在の「ロボット科学教育Crefus」。ロボット作りを通して理数系の知識や問題解決能力など、21世紀に必要とされるスキルを楽しく学ぶことができます。
小学4年生を対象とした「Crefusシルバーコース」では、「ロボット」を題材としたものづくりを通してメカニズムの基礎学習、プログラミングの基本、ものづくりに必要な算数、物理、電気の基礎について学習します。
様々なセンサーを使用して、ロボットが平面上を自由自在に動くことが目標。その過程でロボット製作に必要なメカニズム、センサーやモーターの制御方法、初級プログラミングなどを学ぶことができます。
また、プログラミング活動を通じて論理的に考える力を養い、発表会を通じてプレゼンテーション手法を学ぶこともできます。
・ロボット科学教育Crefus
所在地:北海道から沖縄まで全国各地
対象:未就学児~中学生
コース&料金:Crefusシルバーコース(小学4年生)1万5400円/月、ほか入会金や維持費、教材費など
※詳しくは教室にお問い合わせください
【語学編】小学4年生の子どもにおすすめの習い事2選
上で紹介した学研教育総合研究所「小学生白書」の小学4年生が行なっている習い事のランキングでも英語・英会話教室が4位に入るなど、小学生の習い事として人気のある語学。最近ではオンラインで学習できる環境も整ってきており、参加のしやすさも魅力です。早期に言語に触れることで、発音が良くなったりリスニング力が鍛えられるなどのメリットがあるといわれており、学校の授業対策にも将来に役立つスキルを身につけるうえでもおすすめです。
ラボ・パーティ
小学校での英語教育が必修化され、2020年から小学校4年生は年間35単位時間、週に1時間程度英語の授業が導入。英語教育への関心は年々高まっています。英語・英会話教室は、日本人講師がレッスンを担当する場合や、ネイティブ講師が英語のみのレッスンを行なう場合など、教え方・方針・クラス環境にそれぞれ特徴があり、レッスンを通して子どもたちが得られる体験も多様なので、子どもとの相性や目的に応じて選びましょう。「ラボ・パーティ」は、いわゆる英会話教室ではなく、世界の物語を英語でじっくり味わう活動を通して、英語で自己表現できるようになることを重視したスクール。
「はらぺこあおむし」「かいじゅうたちのいるところ」など名作絵本の英語版が教材として使われており、付属のCDはプロのナレーターや俳優陣による英語・日本語両方での朗読、豪華なBGM入りとなっています。
「たくさん英語を聞き、耳から自然に言葉をつかみとっていく」ことを大切にしており、言葉の響きを聞いているうちに子どもたちが英語を自然と口ずさむようになるのが特徴です。
絵本の世界を劇にして発表する「テーマ活動」も行なわれており、英語で表現する力に加え、子どもどうしでいろいろなアイデアを出し合いながらひとつの作品を作り上げるクリエイティブな力、チームワークが育まれることも期待できます。
・ラボ・パーティ
所在地:北海道から沖縄まで全国各地
対象:0歳~小学生
コース&料金:8800円/月(小学生)、ほか入会金など
※詳しくは教室にお問い合わせください
KEEʼSこどもスピーチスクール
「小4の壁」にぶつかることで、学習や生活、友人関係などさまざまな場面で苦手意識をもったり、自信を失うことで、人前で話したり、授業で発表することが苦手になる子どもも。日本語スピーチ教室では、正しい日本語を学び、発声や腹式呼吸などの基本スキルを身につけることで、人前で話すのが苦手だった子が聞き取りやすい声で話せるようになったり、自信を持っておしゃべりできるようになったり、さまざまな場面でのコミュニケーション力を向上させることができます。現役アナウンサーの指導により、発声や腹式呼吸などの基礎をしっかり学ぶことができる「KEE’S こどもスピーチスクール」。
小学校4年生からは「小学校高学年クラス」があり、1回60分、月2回隔週で開催。話すことをしっかり身につけられるよう、授業と宿題で構成したカリキュラムになっています。
基本的なスキルを身につけると、人前で話すのが苦手だった子が聞き取りやすい声で話せるようになったり、自信を持っておしゃべりできるようになったり、さまざまな場面を想定したコミュニケーション力が向上できます。
また、ロジックツリーを使って、わかりやすい話し方や思考法を身につけることもできます。オンライン校もあるので、全国どこからでも参加可能です。
・KEEʼSこどもスピーチスクール
所在地:東京に2校(丸の内、恵比寿)+オンライン
対象:未就学児~小学生
コース&料金:小学生高学年クラス(小学4~6年生)1万3200円/月。他に入会金や教材費、システム使用料(希望者のみ)などがかかる
※詳しくは教室にお問い合わせください
【スポーツ編】小学4年生の子どもにおすすめの習い事6選
体を思い切り動かしたり、基礎体力を養ったりする運動系の習い事は、子どもが楽しく参加できるため、とても人気です。12歳までは子どもの運動能力が伸びやすい「ゴールデンエイジ期」で、運動経験を積むと早くその動きを吸収することができるため、子どもの発達発育の段階に合わせて様々な運動をすることがおすすめ。社会性やコミュニケーション力を育むのにも役立ちます。テリオス アスレチックスクール
さまざまなスポーツを総合的に体験できるスポーツスクールは、走る、跳ぶ、投げるなど、いろいろな体の動かし方を学び、多面的なスポーツの基礎作りをすることができます。運動面だけでなく、教室を通して出会う仲間と接することにより、やり抜く力やコミュニケーション力などの「非認知能力」の育成なども期待できる点も魅力です。「テリオス アスレチックスクール」は、「認めて、褒めて、励まし、勇気づける」の指導方針のもと、「走る」「跳ぶ」「投げる」といった、あらゆるスポーツの基礎となる運動能力を楽しみながら伸ばす陸上スクール。
基礎となる動作を継続的に行なうことで、走力、跳躍力、敏捷性などの力を総合的に高めていくことができます。陸上競技は、努力や練習の成果が数字として可視化されるため、がんばっただけ記録が伸びる喜びは、さらなるチャレンジへの意欲に繋がります。
また、リレー走など団体競技もあるため、どうやったら早く走れるのか、自分の意見を主張したり相手の提案を受け入れたりといったコミュニケーションを学ぶこともできます。
・テリオス アスレチックスクール
所在地:北海道、宮城、東京、長野、愛知、大阪、兵庫、広島、福岡
対象:3~12歳
コース&料金:7580円/月 ※そのほか入会登録費、運営管理費、更新費などがかかる
※詳しくは教室にお問い合わせください
運動神経を鍛えるなら【野球、サッカー、テニス、ダンス、乗馬など】
スポーツの習い事には、野球やサッカー、テニス、乗馬など、さまざまなものがあり、魅力的な教室も多様です。たとえば「ベースボールスクール ポルテ」では、野球の技術だけでなく、野球という団体スポーツを通して子どもたちの「非認知能力」を育てることを大切にしており、野球を楽しみながら礼儀や協調性、自立心、リーダーシップなどを身につけていくことができます。
また、「リベルタサッカースクール」では、サッカーを通じて礼儀、協調性、社会性を養い、子どもたちの「心」を成長させることを目標にしており、運動能力だけではない力を育むことができます。
そのほか、「テニススクール プリマステラ」でも、テニスの技術力アップだけでなく人間性を伸ばすことに焦点を当てた指導を実施。
「ETC DANCE SCHOOL」では、「上達を実感できる楽しさ」「披露する楽しさ」といった、「楽しい」の連鎖を体感しながらダンスを練習。
「乗馬クラブ クレイン」では、乗馬を通じて優しさやいたわりの心を育むなど、それぞれに特徴があります。体も心も鍛えたい小学4年生におすすめの習い事といえます。
【親向け】子どもの習い事選びに迷ったときの考え方
上記で小学4年生におすすめの習い事を紹介しましたが、どの習い事を選べばいいのか、複数の習い事を掛け持ちすることはできるのか、塾との兼ね合いはどうすればいいかなど、迷っている保護者向けに、参考にできる考え方を紹介します。学習塾と習い事、どちらを優先すべき?
中学受験を考えている場合、これまで通っていた習い事と塾との兼ね合いは、頭を悩ませるところ。小学4年生から受験対策を本格的にスタートさせる塾が多いため、中学受験がマストであれば塾を優先させることになりますが、続けたい習い事は子どもの意思も尊重し、塾とのバランスをとりながら続けていける方法を検討してみましょう。
受験がマストでない場合は、子どもがやりたい習い事を優先しますが、時間や予算に限りがあるほか、学校での学習状況によっては補習塾や学習塾などを考える必要も出てくる可能性があります。
習い事の掛け持ちはいくつまで行うべきか
「ケイコとマナブ.net」が2017年に実施した「子どもの習い事」についてのアンケートによると、子ども1人あたりの習い事平均数は1.92となっており、多くの家庭が習い事を2つ掛け持ちしていることがわかります。また、子供のお出かけ情報「いこーよ」が2020年に実施したアンケートでは、7~9歳で習い事を2つ以上している子どもの割合は60%、10~12歳になると65%の子どもが2つ以上の習い事を掛け持ちしているという結果に。
習い事は子どもの知識や経験、スキルを伸ばすのにとても役立ちますが、小学4年生になると塾での学習の必要性も出てくるほか、習い事が増えると費用や時間的な負担も増加します。
3つ以上の習い事を掛け持ちする場合は、本当に子どもがやりたがっているかなど、慎重に検討してから始めることをおすすめします。
小学校高学年から「教室を乗り換える」のはあり?
肉体面でも精神面でも大きく成長する小学4年生。今まで通っていた習い事が物足りなく感じてきたら、より高度な内容のレッスンを行なっている教室に乗り換えるのも手です。小学校低学年に比べて行動範囲も広がるので、近所の教室だけでなく、電車でアクセスしやすい近隣エリアの教室も含めれば、選択の幅はぐっと広がります。
それでも目的や好みに合う教室がなければ、オンライン対応しているスクールを利用するという方法も。
ただし、子どもが慣れ親しんだ教室に通い続けることを強く希望する場合もあるので、親子できちんと相談して決めるようにしましょう。
まとめ
「小4の壁」「9歳の壁」「10歳の壁」と言われるように、学習面や精神面で壁にぶつかることのある小学4年生ですが、習い事はそれを乗り越える助けにもなってくれます。塾などで忙しくなってくる時期でもありますが、この時期にいろいろな経験をしておくことは将来にも役立ちますので、子どもがバランスよく習い事を続けていけるよう、できるだけサポートしていきましょう。