そろばんの検定試験の種類・レベル・申し込み方法まとめ 何歳から受験できる?

そろばんの検定試験の種類・レベル・申し込み方法まとめ 何歳から受験できる?
そろばん学習の実力を測る検定試験は、子どものやる気アップにも役立ちます。この記事では、そろばんの検定試験の種類、レベル、内容などを紹介します。

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そろばんの検定試験は主に2種類

そろばんには、検定試験を実施している団体が複数あり、難易度や検定の種目数は団体によってさまざまです。代表的なのは「日珠連(日本珠算連盟)」と「全珠連(全国珠算教育連盟)」が実施している検定試験です。

どちらも検定試験には珠算(そろばん)と暗算の2種類があり、それぞれに級と段位が設定されています。2つの団体の違いを紹介します。

●日珠連(日本珠算連盟)
そろばんと暗算の普及促進に力を注いでおり、日本商工会議所と協力して日商珠算能力検定試験(1~6級)、日珠連珠算能力検定試験(7~10級)を実施。そのほか、段位認定試験や暗算能力検定試験なども行なっています。日商珠算能力検定は、みとり算、かけ算、わり算の3種目ですが、計算する量が多く、難易度が高いのが特徴です。

●全珠連(全国珠算教育連盟)
研修や検定などの珠算教育普及活動を通して「地域の珠算教育力」の推進に努めており、日商珠算能力検定とは違った、独自の検定試験を実施しています。試験内容が多種目に渡るのが特徴で、かけ算、わり算、みとり算のほか、準3級以上になると伝票算、暗算、応用計算の中から2種目を選び、計5種目を受けることになります。

級(レベル)と段位の種類

日珠連と全珠連では、それぞれ以下のように級位と段位が設定されています。


日珠連 全珠連
級位 1~10級
(準1~準3級もあり)
1~15級
(準1~準6級もあり)
段位 準初段~十段 準初段~十段

日珠連は級の設定が1~10級で、準1~準3級も含めると13段階あります。

対して全珠連は、1~15級で、準1~準6級も含めると21段階あります。より細かく分かれており、低いレベルからスモールステップでの挑戦が可能です。

一番下の級からスタートする必要はなく、どの級からでも受けていくことができます 。また、順番ではなく「9級の次に7級を受ける」といった、いわゆる「飛び級」も可能ですが、そろばん教室によっては推奨していないところもあります 。先生と相談したうえで目標の級や段を決めましょう。

暗算の段位もある

日珠連と全珠連ではどちらも、そろばんだけでなく暗算の検定試験もあります。

日珠連の「暗算検定試験」では、そろばん検定と同じく1~10級(準1~準3級もあり)の級位+準初段~十段の段位があります。

一方、全珠連の「暗算検定試験」では1~10級までの級位+準初段~十段の段位が設定されています。

そろばんと暗算は相性が良く、そろばんが上達すると暗算も速くなるなどの相乗効果が期待できるといわれています。

また、パソコンを使った「フラッシュ暗算」の検定試験も、日珠連と全珠連それぞれで実施。フラッシュ暗算は、暗算力だけでなく、集中力や記憶力も鍛えられる訓練法として注目されています。

【日珠連・全珠連】そろばん検定試験の内容


日珠連と全珠連のそろばん検定試験の内容は、以下のようになっています。

日珠連 全珠連
みとり算
かけ算
わり算
みとり算
かけ算
わり算

・選択項目
伝票算
暗算
応用計算
開法
全珠連で準3級以上を受ける場合は、伝票算、暗算、応用計算の中から2種目を選び、計5種目に。準初段以上は、伝票算、暗算、応用計算、開法の中から3種目を選び、計6種目を受ける必要があります。

日珠連の検定試験は、種目数が少ない分、難易度が高くなっています。一方、全珠連の検定は、単純計算だけでなく、応用計算などで日常の生活に役立つ幅広い知識を試されるのが特徴といえます。

【日珠連・全珠連】そろばん検定試験の受験料

日珠連と全珠連のそろばん検定試験の受験料は、以下のようになっています。

日珠連 全珠連
1級 2340円 1級 2400円
準1級 2040円 準1級 2200円
2級 1730円 2級 1800円
準2級 1630円 準2級 1700円
3級 1530円 3級 1600円
準3級 1320円 準3級 1500円
4〜6級 1020円 4〜準6級 1100円
7~10級 910円 7~10級 1000円


11~15級 600円

日珠連、全珠連ともに級が下に行くほど受験料は安くなります。同じ級で比較すると、全体的に日珠連のほうがわずかに安い傾向にありますが、ほとんど変わりはありません。英検など他の検定と比べるとかなり安いので、受験しやすいのも魅力です。

段位認定を受ける場合

段位認定を受ける場合は、以下のような受験料となっています。


日珠連 全珠連
準初段~十段 珠算・暗算 2950円
珠算のみ 2550円
3000円

日珠連、全珠連ともに、級位とは異なり、どの段位の認定でも受験料は変わりません。

日珠連の場合、平成22年度より、珠算のみ、暗算のみでの受験も可能となっており、珠算・暗算の同時受験だと2950円、珠算のみだと2550円。ちなみに暗算段位のみだと1220円となっており、同時受験のほうが値段が割安です。

全珠連は珠算検定のみで3000円なので、日珠連のほうが少し安くなっています。

そろばん検定試験は何歳から受験可能?申し込み方法は?

日珠連、全珠連ともに、検定試験を受けるのに年齢や性別、学歴、国籍などの制限はなく、誰でも受験することができます。そろばんの上達には個人差があり、始めた時期や練習頻度などによっても変わってきますので、無理なくステップアップしていきましょう。

検定試験への申し込みは、日珠連の場合、試験日の約2カ月前に受験希望地にある商工会議所、または珠算連盟に確認が必要です。

全珠連の場合は、ホームページに書かれている最寄りの支部の連絡先に問い合わせて確認しましょう。そろばん教室に通っている場合は、教室の先生に検定スケジュールや申し込み方法を確認するとスムーズです。

そろばんが学べるおすすめの習い事教室5選

そろばん検定の合格は、自宅でのそろばん学習でも目指すことはできますが、より効率的に合格を目指すなら、そろばん教室がおすすめです。そろばん検定や大会に向けたレッスンを行なっているところもあり、モチベーションを高く持って学習することができます。目的に合わせて、子どもに最適なそろばん教室を選びましょう。

よみかきそろばんくらぶ

よみかきそろばんくらぶはオンラインでそろばん・算数・国語を習えるのが特徴です。少人数制もしくは個別指導で、担任の先生によるきめ細かな指導を受けられます。先生と双方向のやり取りで授業が進むため、教室にいるような雰囲気で学習に取り組めます。

授業は平日の7:00~21:00から選べるため、学校や習い事・塾などのスケジュールに合わせて選択可能です。送迎が不要なため、送り迎えをする時間の余裕がないという場合にも利用しやすいでしょう。

週1回の授業は振替も可能。体調の悪いときや用事が入ったときにはいつもと違う曜日や時間へ振替できるため、毎月の費用が無駄になりません。日本珠算協会の検定も扱っているため、合格を目標にやる気を持って授業に取り組めます。

・よみかきそろばんくらぶ
対象:3歳~中学生
コース&料金:グループ個別コース:4,400円、セミ個別コース:8,800円、完全個別コース:18,700円 ※別途月事務費1,100円
よみかきそろばんくらぶはこちら

未来こども教室 そろばん教室

子どもたちにとって「将来本当に役立つ能力」を身につけさせることを目的に幅広い種類の教室を展開している「未来こども教室」。そろばん教室は現在、東京都内に約50教室を展開。14級の子から1級を目指す子まで、さまざまなレベルの生徒が受講しています。

一人ひとりの進み具合に合わせて個別に指導するスタイルで、未来こども教室本部が指定した「商工会議所」「全珠連」の検定に準拠したテキストを珠算・暗算でそれぞれ使用。生徒の中には、小学1年生でそろばんを始め、わずか2年半で1級を取得し、現在段位に挑戦している子もいます。

また、そろばん検定を何度も受けたおかげで受験に強くなれた生徒もいるなど、そろばんで集中力を養い、「試験本番」に強くなるように導いてくれるのも特徴。あいさつや返事といった礼儀作法も大切にしており、けじめのある動作ができるよう「心の教育」も同時に指導しています。

・未来こども教室 そろばん教室
対象:年中~小学6年生
コース&料金:小学生コース(4070円/月)、キッズコース(2420円)ほか入会金や維持費など
※詳しくは教室にお問い合わせください

そろタッチ ウィズダムアカデミー

30種類以上の習い事が選べる民間学童「ウィズダムアカデミー」。そのラインナップにある「そろタッチ」は、iPadのアプリを使って「そろばん式暗算」を習得する最新の学習法として注目されています。

アプリには、歌やゲーム、ランキングなど子どもを夢中にする要素がいっぱい。自分のペースで楽しみながら、効率的にハイレベルな暗算力を身につけられるのが魅力です。1日1ミッションずつクリアすると、約2年間で暗算上級(暗算3級相当)に到達できるカリキュラムになっています。

「努力すれば成長できる」と実感でき、短期間で能力を習得した体験は、今後の「やり抜く力」につながるはず。また、目標を見つけ、チャレンジする習慣が身につくことも期待できます。

・そろタッチ ウィズダムアカデミー
対象:年長~小学生(教室によって異なります)
コース&料金:レギュラー会員(8800円/月)、レッスン会員(9900円/月)、ほか入会金など
※詳しくは教室にお問い合わせください

珠算教室 ウィズダムアカデミー

民間学童「ウィズダムアカデミー」に約30種類用意されている習い事のひとつの「珠算教室」。頭ではなく体を使って、スポーツ感覚でそろばんを学ぶことができます。

使用する教材は、15級から9級までは「基礎編あたらしいしゅざん(暁出版)」、8級以上は全国に普及している全国珠算教育連盟(全珠連)の検定用テキストです。

生徒はそれぞれのペースでテキストをこなしていき、「いつかは1級へ」と高みを目指します。積極的にそろばんを続け、検定試験を受ける生徒が増えてきているのも特徴です。

教室では、とにかくひたすら問題を解いていくことを重視しています。一斉授業ではなく、先生が個別にわからないところを教えてくれるので、一人で机に向かってコツコツやり抜く力も伸ばすことができます。

・珠算教室 ウィズダムアカデミー
対象:年長~小学生
コース&料金:レギュラー会員(6600円/月)、レッスン会員(7700円/月)、ほか入会金など
※詳しくは教室にお問い合わせください

かじつ(佳日)そろばん教室

本格的な指導に加え、練習結果のデータを活用した「最大効率の上達メソッド」を採り入れているのが特徴の「かじつ(佳日)そろばん教室」。

独自に開発した「そろばんデータポータル」のシステムを活用し、間違いやすい問題や個々に合わせた問題を提供することで、効率良く弱点を克服し力を伸ばすことができます。

教材は、全国珠算教育連盟(全珠連)準拠のテキストや、教室独自のプリントを使用。先生と生徒がコミュニケーションを取り、的確なアドバイスを受けながら、学びを深めていきます。

生徒たちは、奇数月に全珠連の珠算・暗算検定試験を受け、合格を目指します。なかには、3年ほどの学習で3段を獲得したケースも。珠算3級以上の生徒は、月1回開かれる上級クラスで学ぶことが可能となります。

稽古を続けることで計算力・暗算力だけでなく、映像記憶力や情報処理力、集中力なども養われます。

・かじつ(佳日)そろばん教室
対象:年齢での縛りはなく、条件を満たせば何歳でも受講可能
コース&料金:8800円/週1回、1万2100円/週2回、1万4300円/週3回、ほか入会費、オプション代など
※詳しくは教室にお問い合わせください

まとめ

そろばんを学習するうえで大きな目標となるそろばん検定。合格に向けて努力することで、やり抜く力やチャレンジ精神、合格した時の達成感など、暗算力や計算力以外にも得られるものがたくさんあります。

そろばん教室で、一緒に通う仲間と共に検定合格を目指すこともモチベーションアップに繋がるでしょう。まずは教室の先生と相談しながら、レベルに合った級の合格を目標に、そろばん検定にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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