生後1カ月の赤ちゃんは「何ができる」?
ムーニー公式サイトに掲載されている昭和大学藤が丘病院小児科診療科長池田裕一先生監修の情報によると、生後1カ月を過ぎた赤ちゃんは、新生児に比べると、起きている時間が2〜3時間増えるといわれています。ふっくらした身体つきになり、運動機能も発達してきます。手足をバタバタと動かして自分の気持ちを伝えようとする赤ちゃんもいます。
なかには、クーイングを始める赤ちゃんもいます。クーイングとは、赤ちゃんが、機嫌の良いときに発する「あー」「うー」といった声のことです。0歳児はことばを話す準備期間であり、そこからいくつかの段階を経て、言葉を話すようになっていきます。
一般的にクーイングが始まるのは生後1カ月〜3カ月ぐらいといわれますが、その時期はお子さんごとに異なります。おおらかな気持ちで見守りましょう。
生後1カ月の赤ちゃんが喜ぶおもちゃの例
生後1カ月前後の赤ちゃんは、音や光に敏感です。なかなか泣きやまない赤ちゃんが、おもちゃの音に聞き耳をたてたり、光が出るほうへ注意を向けたりすることでご機嫌が良くなることがあります。ですので、生後1カ月の赤ちゃんには、音が鳴ったり、光を放ったりするおもちゃを選びましょう。なかでも、音が出るおもちゃはバリエーションが豊富です。赤ちゃんの好きな音(たとえば、波の音や鈴の音、胎内の音など)が聞こえるぬいぐるみやお人形が数多く販売されており、寝かしつけるときには大活躍します。
音で遊ぶおもちゃで人気があるものには、メリーなどがあります。赤ちゃんの頭の上で、やさしい音を奏でながら五感を刺激し、赤ちゃんを喜ばせながら知育の成長も促します。
生後1カ月の赤ちゃんが喜ぶ「遊び」アイデア4選
生後1カ月を過ぎた赤ちゃんは、クーイングをはじめ、さまざまな方法でコミュニケーションをとるようになります。声の器官の発達やコミュニケーション能力の成長は、パパやママと触れ合うことで、より加速していきます。ここからは、この時期の赤ちゃんが喜ぶパパやママと一緒に行う「遊び」のアイデアをご紹介します。①クーイングごっこ
赤ちゃんが機嫌のよい時に「あー」「うー」といったクーイングを始めたときは、パパやママは、その声に応えます。ベネッセ教育情報サイトに掲載された、医師監修の記事によると、クーイングは言葉の発達の始まりだとされ、声が出せることをおもしろがっているともいわれています。赤ちゃんのマネをして「あー」と答えたり、赤ちゃんの名前を読んであげたり、会話するのも良いでしょう。このやりとりを通して、赤ちゃんは、コミュニケーション能力を育んでいきます。
普段よりやや高めのピッチで、ゆっくり、大きく抑揚をつけて語りかけることは、「マザリーズ」とも呼ばれ、赤ちゃんの同期的な反応を促すといわれており、親子の共感力を高め、信頼関係構築につながるともいわれています。
②歌を歌いながらふれあい遊び
赤ちゃんと触れ合いながら、歌を歌います。「大きな栗の木の下で」のような童謠や唱歌を歌いながら赤ちゃんとスキンシップをとることで、おむずかりが止まった、泣き止んだという先輩ママの声が多く寄せられています。歌にかぎらず、赤ちゃんに向けて語りかけるときは「ゆっくり」、「はっきり」、「抑揚」をつけた「高めの声」が喜ばれます。
③目の前で「ぱっ」!
生後1カ月前後の赤ちゃんの前で、手をパッと広げる仕草をすると、赤ちゃんは一瞬びっくりしてから笑ったり、喜んだりします。いないいないばあの簡易版といった動作です。「赤ちゃん教育――頭のいい子は歩くまでに決まる」(2015年、ダイヤモンド社)の著者、久保田競さんによると、いないいないばあのような刺激は、赤ちゃんの脳の発達を促すすといいます。
④授乳やおむつ替えも、遊びの時間に
授乳やおむつ交換は、毎日のことですから、つい無言だったり、スマホを見ながら対応したくなりがちですが、実は赤ちゃんにとっては楽しい遊びの時間でもあります。大好きなパパやママとコミュニケーションをとることができるからです。赤ちゃんは、言葉がわからなくてもパパやママの声を聞いて成長します。授乳やおむつ替えのときは、ぜひ、赤ちゃんと向き合ってください。「おなかがすいたかな?」「おむつを替えましょうね?」など、赤ちゃんの状況を実況するかのように話しかけるのがおすすめです。
生後1カ月頃から始められる知育や習い事の例は?
遊びの幅を広げたいときには、習い事もおすすめの選択肢です。0歳から始められる習い事にもさまざまな種類があり、英語などの語学のほか、知育の発育を促すものや、リトミックやスイミングなど身体にアプローチするものなどもあります。親子で取り組むレッスンが多く、保護者にとってもメリットのあるカリキュラムが充実しています。①英語|ラボ・パーティ(0歳~)
赤ちゃんが喜ぶ歌や絵本を通して、0歳から英語に触れることができるのが「ラボ・パーティ」。半世紀以上の歴史がある老舗の英語スクールです。
ラボ・パーティでは、0歳から英語に親しむことを推奨しています。赤ちゃんは、英語を外国語としてではなく、先入観なく「音」のひとつとして聞くことができます。ベビー期から英語の歌や、英語の名作絵本の読み聞かせを通して英語に触れることで英語脳や英語耳の発達を促すという考え方です。
とくに満3歳までを対象にしたラボ・プレイルームは、親子で教室に通い、一緒に英語の歌やゲーム、絵本を楽しむグループ活動です。
講師は、専門の訓練と経験を積んだ地域の先輩ママたち。子育てについての思わぬアドバイスをもらえることも。無料体験レッスンあり。
・ラボ・パーティ
住所:全国に562教室
対象:0歳~ ラボ・プレイルーム=ベビー(満3歳の3月まで)
コース&料金:会費5830円~/月、ほか入会金など
※詳しくは教室にお問い合わせください
②絵本読み聞かせ|知育ラボ(「フラッシュ読みで100冊絵本読みます会」は0歳~)
知育ラボは、アートからスポーツまで幅広いジャンルで、お子さんの興味に合わせて本物志向のプライベートレッスンを開催するスクールです。なかでも「フラッシュ読みで100冊絵本読みます会」は、多い日で1日に約100回、絵本の読み聞かせを行います。親子で参加するプライベートレッスンでは、「フラッシュ読み」というテンポをあげて読み上げる独自のメソッドで絵本の読み聞かせを行い、お子さんが本好きになるお手伝いをします。
絵本の読み聞かせは、想像力、読解力、記憶力の発達を助けるというのは、すでに多くの人たちが語るところ。そもそも本を読む習慣そのものが、一生ものの資産になります。
・知育ラボ(「フラッシュ読みで100冊絵本読みます会」)
住所:東京都港区麻布十番1-3-7 ベルレイン麻布801
対象:0~2歳
コース&料金:5000円/1レッスン
※詳しくは教室にお問い合わせください
③知育|ベビーパーク(生後2カ月~)
生後2カ月の赤ちゃんなら「ベビーパーク」がおすすめです。5~6組の親子と講師1人で行なうグループレッスンにより、子どもの知能や、挑戦する前向きな心、自己肯定感を育ててくれる教室となっています。子どもだけを対象とした幼児教室とは違い、親が育児を学ぶことができる親子教室となっているのが大きな特徴。子どもの能力を引き出すのには、母親父親をはじめとする家族の関わり不可欠と考え、毎回レッスン時に育児を学ぶ時間「マザーリング」を設けています。子どもの月齢に合わせた育児ノウハウが提供されるので、日々の子育てをより楽しめるコツを知ることができます。
生後9カ月からを対象としたBクラスでは、子どものまねっこ本能を活かした躾の方法や、言葉の発達・手指の巧緻性を促す方法などバラエティに富んだレッスンを実施。他の子どもの発達と比較することなく、自分の子どもの変化にのみ注目して、その発達に合わせた適切な子育て方法を学ぶことができます。
・ベビーパーク
所在地:北海道から沖縄まで32都道府県
対象:生後2カ月~
コース&料金:1万5400円~/月、ほか入会金、教材費、管理費など
※詳しくは教室にお問い合わせください
④リトミック|世田谷ピアノ・リトミック成城教室
世田谷区成城学園前駅、経堂駅から徒歩1分の通いやすい場所にある「世田谷ピアノ・リトミック成城教室 リトミック教室」。ピアノレッスンは3歳から、リトミックは0歳から受けることができます。
リトミックとは、音楽を通じて表現力や感性を養う教育方法のひとつ。スイスの作曲家であり、音楽教育家でもあったエミール・ジャック=ダルクローズにより創案された音楽教育法で、「世田谷ピアノ・リトミック成城教室 リトミック教室」でもこのエミール・ジャック=ダルクローズの理論に基づいて、本格的に音楽的要素を濃く取り入れたリトミックレッスンを実施しています。講師陣のレベルが高く、演奏力の高さに加え、一人ひとりに合わせたきめ細やかな対応をしてくれるのが魅力。グランドピアノによる生演奏で進行するため、聴く力が発達し、豊かな感性が養われることも期待できます。
0歳のリトミッククラスは、親子間のコミュニケーションと愛情が深まるしかけがたくさん。1~5歳までは年齢別にクラスが設定され、リトミック研究センターの認定教室として教材など充実したカリキュラムで行なわれています。2020年からはオンライン対応しており、自宅でのレッスンも可能です。
・世田谷ピアノ・リトミック成城教室 リトミック教室
所在地:東京都世田谷区
対象:0歳~
コース&料金:プレ0歳児リトミッククラス 7700円/月、1歳児~5歳児クラス 7700円/月、ほか入会金、教材費など
※詳しくは教室にお問い合わせください