生後6カ月の赤ちゃんがするようになること
厚生労働省の「乳幼児身体発育調査」によると、生後6カ月では約9割の赤ちゃんが寝返りができるようになります。ユニ・チャームが運営するウェブサイト「ムーニー」に掲載されている、細部小児科クリニックの細部千晴院長監修の解説情報では、仰向けからうつ伏せになったり、うつ伏せから仰向けになったりと赤ちゃんによっては右にも左にもコロコロ寝返りができるようになり、それを楽しむ様子が見られるといわれています。なかには、ハイハイやその一歩手前のずりばい、少しの間お座りをできる赤ちゃんやつかまり立ちをする子も出てくるため、体幹がしっかりしてきたことを感じられるとも。
生後6カ月ごろからは記憶力が発達し、人見知りが始まる子もおり、以前より大きくなった泣き声にママやパパもつらく感じるかもしれませんが、一方で声をあげて笑ってくれる機会も増えて癒される機会も増えてくるといわれています。
このころから離乳食を始める子や、早い場合は2回食に移行する子もいます。育児サイトや本などに載っている量や進め方はあくまで目安となり、赤ちゃんによってペースは違うため、焦らずに見守りましょう。
生後6カ月の赤ちゃんが喜ぶおもちゃの例
生後6カ月は、家庭によってはハーフバーズデーを祝うこともある、赤ちゃんにとって一つの節目の時期。腹ばいやおすわりで過ごす時間が少しずつ増え、両手を使っておもちゃで遊ぶ時間も長くなってくるため、お祝いに新しいおもちゃを買ってあげることもあります。積み木やブロックなどシンプルなおもちゃのほか、たくさんの遊び機能がついた知育ボックスなども長く遊べるため人気。また、つかまり立ちをし始める子もいるため、掴んで歩ける手押し車などもおすすめとしてよく紹介されます。
生後6カ月の赤ちゃんが喜ぶ「遊び」アイデア3選
ここでは、生後6カ月の赤ちゃんにおすすめの遊びをまとめました。子育て情報サイト「kosodate LIFE(子育てライフ)」に掲載されている医師監修の記事によれば、生後6カ月頃は体力や筋力がつき3〜4時間ほど遊べるようになるほか、一人遊びもできるようになりますが、転びやすい時期でもあるため、安全に注意しながら見守ることが大切。床にそのまま座らせるのはまだ危ないといわれていますので、布団やマットレスなど、やわらかい場所で遊ぶようにしましょう。①どうぞ&ちょうだい遊び
「どうぞ」と言いながらおもちゃを手渡す遊びです。同じことを繰り返すうちに赤ちゃんがだんだんとまねするようになってくるといわれています。「ちょうだい」と言いながら、お返しをしてくれるのを待ち、お返しをしてくれたときに「ありがとう」と伝えて喜ぶ姿を見せてあげると、「どうぞ」で保護者が喜ぶことをわかってくれるようにもなるとか。おもちゃの扱いにはまだ慣れないため、柔らかくて安全なものを使いましょう。②ベビーカーでのお散歩&ピクニック
生後6カ月の時点では、一人座りは安定しないものの徐々に腰がすわってくるといわれ、ベビーカーの背もたれを高く起こして座るようになってきます。視点を上げると、今まで以上に広く見える外の景色に、好奇心が刺激されるため、屋外で過ごしやすい季節には積極的に散歩をしたり、芝生に触れる遊びもおすすめ。周辺に落ちているゴミや虫などを口にしてしまわないよう注意しましょう。③歯がため
生後3・4カ月ごろから、ものを舐めたりしゃぶったりして遊ぶようになり、だんだん歯がためを使う時期に差し掛かります。生後6カ月頃になると歯が生え始める子も少なくないため、ものを噛む練習になるほか、生える前後の歯茎のムズムズの解消にも役立ちます。離乳食を噛む時のトレーニングにもなるため、オーボールや布などの柔らかいタイプだけでなく、シリコンや天然ゴム、木製など少し硬めの素材も選択肢に入ってきます。生後6カ月から始められる幼児教育
生後6カ月頃になると、外の世界に強い興味を持つようになってきます。様々な遊びのほか、「習い事」の選択肢も増えてくるため、親子参加型の絵本の読み聞かせや知育、リトミック、スイミングなどを試してみるのも良いでしょう。プロに子育て相談をすることもでき、気持ちのリフレッシュにも繋がります。参考:幼児教育おすすめ
こどもちゃれんじ(通信教育)
「こどもちゃれんじ」は、子どもの「やってみたい!」という意欲と「できた!」という達成感を大切にし、小学校以降の成長力を育むためのカリキュラムが組まれている通信教材です。教材は主に教材動画で、スマホやタブレット、PC、スマートテレビでも視聴可能な「しまじろうクラブアプリ」や「こどもちゃれんじTV」で配信されます。忙しい家庭の声を反映し、パパ・ママ社員の意見や時代のニーズを取り入れた教材開発が特徴。実際、「すきま時間にサクっと遊べる」「家事中に子どもが自分から取り組む」といった声も多く寄せられています。ご家庭の環境に合わせて利用できるため、共働き家庭にも適した設計と言えるでしょう。
35年以上の知見に基づき、専門家監修のもと作られた教材は年齢に合わせた多彩なテーマで提供され、1ヵ月あたり2,460円(税込)からと手頃な価格で続けやすいのも魅力です。
ベビーパーク(知育教室)
「ベビーパーク」は、知能や心が大きく発達すると言われる3歳までの子どもを対象に、遊びながら学び、子どもの知能を育む知育系幼児教室です。北海道から沖縄まで全国で200近い教室を展開しており、2020年ベビカムアワードでは幼児教室総合ランキングNO.1にも選ばれています。0歳2カ月から通うことができ、親子が一緒に参加する親子教室スタイル。子どもとママ・パパとの関わり、絆を特に大切にしており、レッスン内には親が月齢に合わせた育児を学ぶ「マザーリング」の時間が設けられています。そこで習った日々の声かけや遊びのノウハウを、自宅でも実践できる仕組みになっているため、保護者にとっても新たな発見や学びがあります。
生後2カ月〜8カ月のクラスでは、ベビーマッサージや家でもできる手遊びを学んだり、生後9カ月からのクラスでは、指先の器用さを向上させるレッスンなど、発達月齢に合わせてクラス分けされ、最適なプログラムが組まれています。
ラボ・パーティ(英語・英会話)
0歳から習い事を始める理由の一つは、脳が驚くべきスピードで成長する時期に適切な刺激を与えることにあります。数あるジャンルの中でも、言語分野はとくに早期教育の効果に対する期待が高いといわれています。そんな0〜3歳の幼児期に特化したプログラムが用意されているコミュニケーション型英語教室のおすすめは「ラボ・パーティ」です。「プレイルーム」と呼ばれる0〜3歳クラスは、親子一緒に「音と絵」で英語に親しむことから始められるため安心感があります。マザーグースなどの世界の名作絵本や物語CD、オリジナル絵本の読み聞かせなどと一緒に、音楽と併せて英語を楽しむプログラムがあり、感受性の豊かな乳幼児期の子どもたちが夢中になります。
絵本が教材のベースのため、同じ教材を使えば家庭でも教室でのレッスンを復習できます。日々の親子のコミュニケーションに英語を取り入れたい人におすすめです。
・ラボ・パーティ
所在地:全国各地
対象:0歳〜中学生(教室により異なるため、事前にご確認ください)
料金:プレイルーム会員(満3歳の3月まで)5830円/月、ほか入会金、教材購入費など
※詳しくは教室にお問い合わせください
知育ラボ(アート・読み聞かせ)
子どもの精神状態を落ち着かせたり、好奇心や感受性を高めたり、親子関係を深めたりと、子どもへの良い影響がたくさんあると言われている「絵本の読み聞かせ」。より積極的に取り入れたいなら、講師による読み聞かせイベントや習い事・教室に参加するのもおすすめです。おすすめの教室には、港区・麻布十番にある知育ラボなどがあります。アート、絵本、スポーツを中心に、五感で子どもの「大好き」と個性を育む教室です。
なかでも人気のプログラムが「フラッシュ読み」。絵本を通常の倍以上の速さで読み聞かせます。1日で100冊を読み切ることもあるほどの速読ですが、子どもの集中力はグンと増し、読み終わったあとも「もっともっと!」とリクエストが止まりません。
0歳では親子で一緒に参加できる単回イベント形式を取っているので、まず一度参加してみて、反応が良ければ家でもまねして実践することも可能です。ほかにも「0歳からの知育コンサート」、部屋中に白いボードを貼り、全身を思いっきり使って描くボディペインティングなど、家庭ではなかなかできないプログラムが多くあります。
・知育ラボ
所在地:東京都港区麻布十番1−3−7ベルレイン麻布801
対象:0歳〜小学生(プログラムによって異なる)
コース&料金:100冊絵本フラッシュ読み 1回5000円・入会金不要)、全身でペイント!FREELY 1回5500円~・入会金不要)、ほか
※詳しくは教室にお問い合わせください
東急スイミングスクール(スイミング)
ママスタまなびが2020年に行った未就学児(0〜6歳まで)対象の実態調査で、1番人気の習い事はスイミングでした。水の中で身体を動かすことで、体力づくりや、バランスのよい身体の成長、心肺機能の向上など、筋力・体力がつく、など、様々な効果を期待できることが人気の理由です。生後6カ月から通えるおすすめの教室には「東急スイミングスクール」があります。ベビークラスでは、保護者が赤ちゃんを抱っこしながら、水慣れ・水遊びをするプログラムが用意されています。
水の中で身体を動かすことはリラックスやストレッチ効果があり、水のほどよい刺激は風邪などに負けない元気な体を作るといわれています。子どもはもちろん、授乳やだっこで負担がかかっているママやパパの身体のリフレッシュ効果も。
・東急スイミングスクール
所在地:たまがわ(大田区西嶺町)、たまプラーザ(横浜市青葉区新石川)、あざみ野(横浜市青葉区あざみ野南)
対象:0歳6カ月〜
コース&料金:ベビーコース(0歳6カ月〜2歳11カ月※保護者1名が一緒に入水)など、週1回9350円から
※詳しくは教室にお問い合わせください
ピアノ教室「Andante(アンダンテ)」
リトミックは、基本的な音楽能力のほかに、あらゆる教育を身体的、感覚的、知的に吸収できるよう、子どもたちが個々に持っている「潜在的な基礎能力」の発達を促す教育と言われています。0歳からオンラインでリトミックを習えるコースがある教室では、神奈川県藤沢市にあるピアノ教室「Andante(アンダンテ)」がおすすめです。
0歳から保護者と一緒に学べる「プレ・ミュージックコース」は、本格的に楽器を習う前に、音への反応力や違いが分かる耳をつくり、歌やリズムを体を通して表現していきます。
「やってみよう!と思う投げかけ」「何をどうすればいいのかわかる具体的な指導」「どんな年齢の子でも本人が納得する指導」が教室のポリシー。子どもが安心して学べる工夫に力を入れています。
参考:おすすめのリトミック教室
・ピアノ教室「Andante(アンダンテ)」
所在地:神奈川県藤沢市亀井野
対象:0歳~3歳(0〜1歳はオンラインのみ可)
コース&料金:プレ・ミュージックコース(月2回・30分)月謝3300円 完全個人制
※詳しくは教室にお問い合わせください
1歳からなら全国に教室がある「カワイ音楽教室 リトミックコース」もおすすめ
カワイ音楽教室のリトミックコースは、子ども一人ひとりの発達や癖、性格などはすべて、その子の大切な「個性」として尊重し、「個」を伸ばすことを重視するレッスンを行なっています。1、2歳児は保護者とレッスンに参加し、音楽を通じて親子の触れ合うことが中心です。これは幼少期の健やかな心を育む効果があるとか。
「3歳や4歳からピアノを始める予定で 、その前に音楽感覚を養いたい 」「子どものうちから豊かな表現力を身につけさせたい」と、1歳からのリトミックに通わせる家庭も多いそうです。
・カワイ音楽教室 リトミックコース
所在地:全国各地
対象:1〜4歳
コース&料金:1歳児「クーちゃんランド」(グループレッスン・保護者同伴)、授業料 ・運営管理費は教室ごとに異なる
※詳しくは教室にお問い合わせください