介護士におすすめの転職エージェント11選【2025年最新】特徴や口コミを徹底比較

介護士におすすめの転職エージェント比較表

転職にあたっては、幅広い介護転職サービスの中から自身の適性に合ったキャリアを選択することが大切です。
関連記事：おすすめの介護転職サイト

介護士転職エージェントおすすめ11選

介護士の転職活動に有益な、おすすめの転職エージェントを紹介します。

以下のポイントを比較して、希望のキャリア・働き方を実現できる転職エージェントを見つけましょう。

• 転職エージェントのおすすめポイント
• 基本情報
• 口コミ・評判

レバウェル介護

レバウェル介護は、転職のあらゆる不安をサポートしている転職エージェントです。

実際の施設で働く方の声や事例を多数蓄積しており、リアルな情報をもとにアドバイスやサポートを行っています。

求人紹介だけでなく面接練習も行われており、1人では難しい面接対策をしたうえで求人応募に挑めるのも特徴です。

給与交渉も無料で代行してもらえるため、希望を叶えやすい環境だと考えられます。


さまざまな条件で求人を絞り込めるため、自分に合う求人がきっと見つかるでしょう。

今すぐ転職を考えている方はもちろん、情報収集目的の方の登録もOKです。

公式サイトでは無料かつ1分ほどで行える職場診断も試せるため、転職を考えている介護士の方はぜひチェックしてみてください。

参考：レバウェル介護の評判

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、業界トップクラスの非公開求人を保有する転職エージェントです。

業界大手だからこその手厚い支援と豊富な求人数が強みであり、介護職関連の案件は約8万件にも上ります。


またリクルートエージェントは、介護業界の動向や転職のノウハウを学べるセミナー、自身の適職を診断してくれるイベントなどといったオンラインイベントが豊富です。

介護職への適職に不安を抱く人・初めて介護転職に臨む人も、セミナーやイベントを活用することで転職への不安や悩みを解消できます。

リクルートエージェントの基本情報

リクルートエージェントの口コミ・評判まとめ

かいごGarden

かいごGardenは、介護と医療分野に特化した就職・転職エージェントです。

運営会社である「株式会社ツクイ」は、全国でデイサービス、訪問介護、有料老人ホームなどを展開する介護畑のエキスパート。

介護分野のコネクション・知見は豊富にあり、質の高い転職サポートを受けられます。
 
気になる職場についてはリアルな労働環境や雰囲気などの情報も共有されるため、不安のない転職を実現できます。
 
キャリアアドバイザーのサポートは入職後も続くため、万が一職場で困ったこと・トラブルが発生した際も安心です。

かいごガーデンの基本情報

かいごGardenの口コミ・評判まとめ

介護JJ

介護JJ（ジャストジョブ）は、介護・福祉系の求人を網羅した就職・転職支援サービスです。

サイトには全国各地の介護求人および医療機関・施設からのダイレクト求人も掲載されており、求職者の条件・ニーズにマッチした求人を検索できます。
 
スムーズな転職を目指すなら、キャリアアドバイザーにサポートを依頼しましょう。

キャリアや実績がある人は好条件・高年収の求人の紹介を受けられます。

一方キャリアに自信がない人・面接ややり取りに不安がある人も、プロのサポートを受けることで理想の介護転職を実現しやすくなるはずです。

介護JJの基本情報

介護JJの口コミ・評判まとめ

キャリオス介護（ベネッセMCM介護士）

キャリオス介護は、医療・介護分野の人材派遣や転職支援を行う転職エージェントです。

介護士求人についても専門的に扱っており、主に関東・東海・関西エリア・岡山・北海道・福岡の介護施設・医療機関の紹介を受けられます。
 
まずはサイトで登録を行って「お仕事相談会」に参加しましょう。キャリアコンサルタントとの顔合わせ・面談が行われ、求人紹介が行われる流れとなります。
 
なおベネッセは、自社で「介護職員初任者研修講座」を開講しています。キャリオス介護の登録者には特別割引が適用されるので、ぜひ利用してみてください。

キャリオス介護の基本情報

キャリオス介護の口コミ・評判まとめ

参考：介護職員初任者研修を受けるならどこがいい？

e介護転職

e介護転職は、介護・福祉業界の求人を網羅した転職サイトです。

サイトには全国各地の介護施設や医療機関の求人が掲載されており、地域や条件を絞ってめぼしい介護求人を検索できます。
 
e介護転職は、スカウト機能を利用できるのが大きな魅力です。


求職者は条件を比較しながら応募先を選べるため、スムーズな転職活動が可能です。
 
気になる介護求人はサイト経由のほか、電話で直接応募できるものもあります。閲覧履歴はサイト上に残るので、1度見た求人を比較するのも簡単です。 

e介護転職の基本情報

e介護転職の口コミ・評判まとめ

マイナビ介護職

マイナビ介護職は、介護職に特化した転職エージェントです。

介護転職を希望する人は、サイト上で閲覧できる「公開求人」のほか、一般に公開されない「非公開求人」について紹介を受けられます。


キャリアアドバイザーには豊富な転職支援経験があり、質の高い書類審査対策・面接対策を受けられます。

「夜勤専従」「日勤のみ」などの細かい希望にも対応してくれるため、大きくキャリアアップをしたい経験者から介護業界未経験者まで、スキルや希望にマッチした求人と出会えるでしょう。

マイナビ介護職の基本情報

マイナビ介護職の口コミ・評判まとめ

参考：マイナビ介護職の評判

介護ワーカー

介護ワーカーは、株式会社トライトキャリアが運営する介護職専門の転職エージェントです。全国各地の介護施設や事業所の求人情報を取り扱っており、介護職でIターンやUターンを希望する人にもおすすめできます。


求職者はトライトワーカーダイレクトへ登録しプロフィールや希望条件を記入すると、気になる施設と直接メッセージのやりとりができるようになったり、施設からスカウトを受け取れるようになったりします。

気になる求人があれば、自分のタイミングで応募して面接に進むことも可能です。

介護ワーカーの基本情報

介護ワーカーの口コミ・評判まとめ

参考：介護ワーカーの評判

かいご畑

かいご畑は、株式会社ニッソーネットが運営する介護職専門の転職エージェントです。

求職者は介護職員初任者研修や実務者研修などの資格取得について無料サポートを受けられる「キャリアアップ応援制度」を利用できます。


転職活動では専門のコーディネーターによるサポートがあり、異業種からのキャリアチェンジもスムーズ。

介護業界に特化した履歴書の添削や面接対策など、きめ細やかな支援を受けられるのが魅力です。

かいご畑の基本情報

かいご畑の口コミ・評判まとめ

ケアジョブ

ケアジョブは、LDT株式会社が運営する介護職専門の転職エージェントです。

正社員・パート・派遣など多様な雇用形態に対応しており、さまざまな働き方に対応できます。


転職サポートは求人の紹介から採用選考対策・条件交渉までとさまざま。

求人施設の有給休暇取得率や残業、離職率などといった聞きづらい情報についても共有を受けられるため、ミスマッチの少ない介護転職が可能です。

ケアジョブの基本情報

ケアジョブの口コミ・評判まとめ

ジョブメドレー

ジョブメドレーは、日本最大級の介護・看護・保育求人サイトです。

求人は施設から出された正規求人のみで構成されており、安心して働ける優良な求人・信頼性の高い求人がそろっています。


応募後は採用担当者とサイト上で直接行うこととなり、間に人が入るわずらわしさがありません。

お互いの条件がマッチすれば、審査から内定までが短期間で終わることもあります。
 
施設の担当者からアプローチを受けられるスカウト機能も充実しており、スピーディーな介護転職を目指す人におすすめです。

ジョブメドレーの基本情報

ジョブメドレーの口コミ・評判まとめ

【目的別】介護士におすすめの転職エージェントを比較

ここからは、介護士におすすめの転職サイトを、以下の目的別にご紹介します。

• 【年収アップ】
• 【夜勤なし】
• 【未経験者】

「転職によってどのようなことを実現したいか」を明確にして、最適な転職エージェントを見つけましょう。

下記記事では、理学療法士におすすめの転職サイトを紹介しています。

医療・介護系業界に興味がある方は、下記記事にも目を通しておきましょう。

理学療法士(PT)転職サイトおすすめ【最新版】

【年収アップ】介護士におすすめの転職エージェント比較

転職によって年収アップを実現したい人は、「年収」「給与」で細かく検索できる転職エージェントがおすすめです。


年収アップを狙うなら、非公開求人を豊富に持つ転職エージェントのチェックは必須です。

【夜勤なし】介護士におすすめの転職エージェント比較

転職においてワークライフバランスを重視する人は、多彩な働き方で検索できる転職エージェントがおすすめです。


一方「しっかり稼ぎたい」「夜勤の方が気楽」という人は、「夜勤専従」の求人が充実している転職エージェントがおすすめです。

【未経験者】介護士におすすめの転職エージェント比較

介護業界は人手不足が常態化しており、未経験可・経験不問の求人は比較的豊富です。


ただしトータルでの求人数が多くても、居住エリアの求人が少ないことも多々あります。

求人を検索するときは、働きたいエリアで絞ってください。
参考：介護士資格の取り方

介護事務を目指す方はおすすめ介護事務通信講座の受講も検討してみてもいいでしょう。

【資格・職種別】介護士におすすめの転職エージェントを比較

一口に介護職といっても、保有している資格によって就業できる職種は異なります。

ここからは、資格や職種別におすすめの介護士向け転職エージェントをご紹介します。

• 資格なしの人におすすめの転職エージェント
• 初任者研修・実務者研修修了済みの人におすすめの転職エージェント
• ケアマネジャーにおすすめの転職エージェント
• 介護福祉士におすすめの転職エージェント

資格なしの人におすすめの転職エージェント

無資格であっても、「施設内の身体介護（介護福祉士の指示に従う）」「生活援助」「送迎」「事務作業」に従事することは可能です。

求人数が多いのは、人材サービス大手として幅広いネットワークを持つマイナビ介護職。全国のさまざまな介護施設・福祉施設の求人が網羅されています。非公開求人も豊富にあるので、無資格でも希望に合った働き方を実現することが可能です。

レバウェル介護は求人数はさほど多くないものの、月収200,000円以上だったり福利厚生が充実していたりする求人が豊富にあります。労働条件にこだわりたい人は、チェックしてみるのがおすすめです。

またかいご畑は、入職後に無料の資格取得サポートを受けられるのが魅力。入職後に介護資格を取得すれば、年収アップ・キャリアアップが期待できます。

なお2024年4月から、介護職で働く人には「認知症介護基礎研修」の受講が義務付けられています。受講はeラーニングの上1日で終わるため、事前に受講しておきましょう。

参考：認知症介護基礎研修eラーニングについて　東京都福祉局

初任者研修・実務者研修修了済みの人におすすめの転職エージェント

一方実務者研修を修了している人はたん吸引や経管栄養などの業務も行なえるため、より専門性の高い業務に就くことが可能です。

求人の選択肢が増えるのはもちろん、高給・好待遇の求人を見つけやすいメリットがあります。

初任者研修修了済みの人向けの求人が多いのは、介護ワーカーです。地方求人も豊富なので、初任者研修を修了している人はひとまず登録しておきましょう。

一方、実務者研修修了済みの人向けの求人が多いのは、マイナビ介護職やかいごgarden。

運営母体の規模が大きいため、介護士としてスキルや経験を積んだ人も満足できる好条件の求人が見つかります。

ケアマネジャーにおすすめの転職エージェント

要介護者のケアプラン作成や専門機関との調整を行うケアマネジャーは、介護保険のプロ。

求人はさまざまあり、希望の働き方や求める待遇を実現できる求人が見つかるケアマネジャーにおすすめの転職エージェントです。


それぞれのサイトで検索をかけ、希望勤務地の求人を比較してみてください。

下記記事では、ケアマネにおすすめの転職サイトを紹介しています。

ケアマネジャーが転職でキャリアアップするためのポイントも解説しているため、参考にしてみてください。

ケアマネジャーにおすすめの転職サイト徹底比較

介護福祉士におすすめの転職エージェント

施設によっては資格手当が付くこともあり、有利な条件で転職できるでしょう。

「たくさんの求人を見たい」という人は、求人母数の多いマイナビ介護職がおすすめ。大小さまざまな施設があるので、思わぬ良案件とマッチできる可能性があります。

一方介護転職について専門的なサポートを受けたい・親身な提案を受けたいという場合は、グループ施設への入職が可能なベネッセMCM介護士や、介護資格を持つコーディネーターから転職支援を受けられるかいご畑がおすすめです。

介護士におすすめの転職エージェントの選び方

介護業界に特化した転職エージェントはさまざまあります。

転職エージェントを選ぶときは、以下のポイントをチェックしましょう。

• 求人の数・質を比較する
• 転職サポートの手厚さをチェックする
• 保有資格を活かせる求人が多いかを確認する

理想の転職を実現する上で重要なポイントとなる、転職エージェントの選び方をご紹介します。

求人の数・質を比較する

求人数が少ないと、条件に合う求人にリーチするのが難しくなります。

ブラックな施設に当たる確率も高くなるため、求人の数を担保している転職エージェントがおすすめです。
 
ただし求人数が多くても、自分の経験やスキル・条件にマッチしない求人では意味がありません。


 また転職エージェントは「キャリアコンサルタントのサポートを受ける」という転職サービスであることから、キャリアコンサルタントの質も非常に重要となります。

担当者についても「信頼できるか」「親身になってサポートしてくれるか」などを細かく比較してみましょう。 

転職サポートの手厚さをチェックする

転職エージェントによって、受けられるサポートは異なります。

介護士転職で転職エージェントに登録するときは、どのような項目についてサポートを受けられるのかを確認してください。
 

希望の介護転職を実現するためには、書類審査・面接をクリアしなければなりません。書類添削の手厚さや、模擬面接の実施・面接同行の有無などをチェックしてください。
 
また交渉ごとが苦手な人は、条件交渉や入社日調整などで苦労する可能性があります。転職エージェントは、交渉ごとを全て代行してくれるところが安心です。

保有資格を活かせる求人が多いかを確認する

介護職向けの転職エージェントの中には、未経験者の求人比重が大きいところもあります。

経験者にとってはめぼしい求人がなく、登録しても理想とはほど遠い求人を紹介されるかもしれません。
 
ほとんどの介護職向け転職エージェントでは「介護福祉士」「ホームヘルパー2級」などの検索項目を設けています。

登録前に保有資格の求人数をチェックして、使い勝手を検討してください。 

介護士転職エージェントを利用するときの流れ

転職エージェントを利用すると、「転職活動がスムーズになる」といわれます。

転職サイトを利用した場合と、どのような違いがあるのでしょうか？介護士が転職エージェントで転職するときの、詳しい流れについてご紹介します。

• 登録・面談日の設定
• キャリア面談
• 求人紹介
• 書類準備・選考対策
• 面接内定・退職・入社

登録・面談日の設定 

転職エージェントには登録フォームが設置されているので、必要な項目を埋めてください。


会員登録が終わると、転職エージェント指定の方法でキャリアアドバイザーから連絡が入ります。このときのお知らせは、「キャリア面談の日を決めましょう」という内容です。

都合のよい日をいくつかピックアップして、キャリアアドバイザーと面談日をすり合わせてください。

面談の方法は、対面・オンライン・電話のいずれか。近年は、オンラインで行う転職エージェントが多いようです。 

キャリア面談

キャリア面談とは、介護士としてどう働いていきたいかを伝える面談です。


キャリア面談が重要なのは、求人紹介が面談の内容に基づいて実施されるためです。

「日勤のみ」「残業なし」などと希望を伝えておくことで、求人紹介のミスマッチが少なくなります。
 
なおキャリア相談を受けたからといって、絶対に転職しなければならないわけではありません。

登録者の中には、自分の市場価値を把握するために転職エージェントを利用する人もいます。

介護転職に迷っている場合は、相談するだけでもOKです。 

求人紹介

キャリア面談が終ると、キャリアアドバイザーが条件に合いそうな求人を紹介してくれます。

条件や業務内容を熟読して、応募するかどうかを決めましょう。

応募してみたい求人を紹介された場合は、キャリアアドバイザーに応募したい旨を伝えてください。


なおキャリアアドバイザーから紹介された求人であっても、書類審査や面接が行われるのが一般的です。

条件がマッチする求人でも、書類審査を通過できない可能性はあります。

書類準備・選考対策

書類審査に通過したら、面接日が伝えられます。


書面でのアピール方法・志望動機の書き方については、キャリアアドバイザーのアドバイスを受けられます。

また面接に不安があるときは、キャリアアドバイザーによる模擬面接や想定質問の練習といったサポートを受けることも可能です。

転職エージェントによっては、キャリアアドバイザーが面接に同行・同席するケースもあります。

「面接がとにかく苦手……」という人は、面接対策が充実している転職エージェントを選びましょう。

面接

面接日になったら、指定の場所で面接を受けます。

当日になって慌てないよう、現地までのルートや利用する公共交通機関については必ず確認しておいてください。
 
面接でどのようなことを聞かれるか・どのようなことが重視されるかは、施設次第としかいえません。


どのような施設の面接を受けるにせよ、志望動機と今後のキャリアプラン、さらには希望の働き方についてはスムーズに答えられるようにしておくのがおすすめです。 

内定・退職・入社

面接を通過した場合は、キャリアアドバイザーを通じて内定を知らされます。


 まず、勤務中の施設に対しては、希望退職日の1カ月前までに退職の意思を伝えるのがマナーです。

引継ぎが必要な場合は分かりやすい引継書を作っておくと、次の担当者も安心できます。
 
万が一退職がスムーズにいかないときは、キャリアアドバイザーに相談してください。

転職支援実績が豊富なキャリアドバイザーなら、円満退職の方法についても適切なアドバイスをくれるはずです。
 
無事に退職できたら、雇用契約の定めにしたがって新しい施設で勤務を始めましょう。 

介護士向けの転職エージェントを利用するメリット・デメリット

介護士向けの転職エージェントには、メリット・デメリットがあります。

良いところ・注意したいところをきちんと理解した上で、介護士転職に役立てましょう。

介護士向けの転職エージェントを利用するメリット・デメリットを詳しくご紹介します。

介護士向けの転職エージェントを利用するメリット

介護士向けの転職エージェントを利用する主なメリットは以下の通りです。


介護士の転職活動では「条件のよい職場に出会えない」「書類審査や面接の受け方が分からない」「忙しくて採用担当者とやり取りできない」などに悩む人が少なくありません。

転職エージェントに登録すれば、転職活動中の問題のほとんどはキャリアアドバイザーが対応してくれます。転職未経験者でも、スムーズな転職が可能です。

転職エージェントを利用するデメリット

介護士向けの転職エージェントを利用するデメリットとしては以下のものがあります。


介護職に特化した転職エージェントであっても、全ての介護施設と提携しているわけではありません。

保有しているコネクションは転職エージェントによって異なるため、紹介される求人の地域や施設に偏りが生じることがあります。

またキャリアアドバイザーの質も、均一とはいえないのが実情です。

経験の浅いキャリアアドバイザーや交渉力のないキャリアアドバイザーにあたってしまうと、転職エージェントを利用しても転職活動が難航する可能性があります。

介護士向けの転職エージェントを上手に活用する方法

転職活動は、転職エージェントを活用したからといって必ず受かるものではありません。実際に転職を成功させるには、求人内容をしっかり確認したり、面接対策を行ったりすることが大切です。

• 求人の内容を見極める
• 転職サポートを積極的に活用する
• 担当者と合わない場合は変更を申し出る
• 施設情報や職場環境について詳しい情報を共有してもらう

求人の内容を見極める

年収が相場より高すぎる求人は、給与を高く設定せざるを得ない理由があるのかもしれません。

求人を見るときは年収や条件だけではなく、以下の項目も確認しましょう。


細かい条件をしっかりチェックすることが、後悔のない転職につながります。

自分で見極めきれないと感じたら、キャリアアドバイザーに相談してください。

転職サポートを積極的に活用する

転職エージェントが提供している転職サポートを積極的に活用していきましょう。

転職エージェントでは、以下のようなサポートを受けられます。



キャリアアドバイザーのサポートをフル活用することが、採用選考率の向上につながります。

担当者と合わない場合は変更を申し出る

「担当のキャリアアドバイザーと合わない」と感じたときは、担当者の変更を申し出ましょう。

たとえば、以下のようなケースが考えられます。


転職エージェントで介護転職を成功させるためには、キャリアアドバイザーのサポートが必須です。

ストレスのたまる相手が担当になってしまうと、連絡や情報の共有がおざなりになるかもしれません。

自分に合ったキャリアアドバイザーを見つけることも、転職エージェントを上手に活用する上で必須です。

施設情報や職場環境について詳しい情報を共有してもらう

介護士の転職に強い転職エージェントの多くは、施設の情報・現場の環境について求人票にはない情報を保有しています。

応募先を探すときは、以下の項目について詳細な情報を共有してもらいましょう。


施設の雰囲気や運営状況を把握することで、働きやすさや働く環境をより具体的に把握できます。

転職後の後悔やミスマッチが発生しにくく、満足度の高い転職を実現することが可能です。

 厚生労働省が発表した「令和6年度「介護労働実態調査」結果の概要について」によると、「前職の介護関係の仕事をやめた理由」のトップは「職場の人間関係に問題があったため」でした。

特に上司との関係に悩んで離職した人が多く、指導の方法や言い方に耐えられなかった人が多く見られます。

長く安定して働きたいなら、人間関係が良好かどうかは特に重要なポイントです。
 
参考：令和6年度「介護労働実態調査｜厚生労働省

介護転職で働きやすい施設を見極めるコツ

転職で働きやすい介護施設を見極めるには、以下のポイントをチェックすることが大切です。

• 人間関係・職場の雰囲気がよいか
• 給与・福利厚生に満足できるか
• 処遇改善加算があるか・配分は適切か
• シフトに柔軟性があるか
• 教育・研修制度が充実しているか
• 離職率が低いか

それぞれ詳しくご紹介します。

人間関係・職場の雰囲気がよいか

介護の仕事は、基本的にチームで連携して取り組まなければなりません。

職場内の人間関係が業務効率や安全に直結するケースが多く、「人間関係がよいか」「職場の雰囲気がよいか」は非常に重要なポイントです。


働く上でのストレスを感じにくく、長く働けるでしょう。

給与・福利厚生に満足できるか

給与は生活の基盤であり、適切な報酬があることで精神的に安定して仕事に集中できます。


また福利厚生は、施設が職員を大切にしているかどうかを示す指標の一つともいえます。

例えば、以下のような福利厚生がある職場は、長く働きたいと思えるはずです。


給与が相場より極端に低い・福利厚生が整っていない施設は、ブラックな施設なのかもしれません。

長く働きたいなら、給与や待遇に不満がある施設は避けた方が無難です。

処遇改善加算があるか・配分は適切か

処遇改善加算は、介護職員の賃金向上や職場環境の改善を目的とした介護報酬の加算制度です。

この加算を適切に取得している施設は、職員の労働環境や待遇を積極的に改善しようとする意思が感じられます。


処遇改善加算には複数の区分があり、それぞれ取得要件が細かく定められています。

複雑な手続きや要件を満たして高い区分を取得していることは、施設の経営に余裕があり、職員への還元意識が高いということ。

より高い区分の加算を取得している施設ほど、職員の給与水準も高い傾向があります。


参考：介護職員の処遇改善：TOP・制度概要 | 厚生労働省

シフトに柔軟性があるか

シフトが柔軟な施設なら、夜勤中心、早番・遅番の組み合わせ、週数日の短時間勤務など、個々の希望に応じた多様な働き方が可能です。

有給や希望休も通りやすく、精神的な負担を感じずに働きやすい傾向があります。

介護職はワークライフバランスが崩れやすい仕事です。

長く働きたいと考えるなら、施設選びではプライベートの時間を確保できること・仕事中心にならない働き方ができることを重視しましょう。

教育・研修制度が充実しているか

介護の仕事は、専門知識や技術を常にアップデートする必要があります。


また研修が行われている施設は、職員にスキル差が生じにくい傾向があります。

全ての職員が一定以上の専門性を持って働くことができていれば、業務の負担が一部に偏ることもありません。

チーム全体で質の高いケアを提供する基盤ができており、職場の雰囲気も良好です。
離職率が低いか
離職率は、施設の給与や福利厚生、人間関係、業務内容など、さまざまな要素が総合的に評価された結果です。

離職率が高いということは、職場環境に何らかの問題があると考えられます。一見働きやすそうに見える施設でも、避けた方が無難です。

施設の離職率をチェックする方法には、以下のものがあります。


厚生労働省の介護サービス情報公表システムを利用すれば、施設ごとの離職した人数や総従業員数が分かります。

「離職した人数÷総従業員数×100」に当てはめて、離職率を算出してください。

参考：介護事業所・生活関連情報検索「介護サービス情報公表システム」厚生労働省

理想の介護転職を実現するために取り組みたいこと

理想の介護転職を実現するためには、以下のことに取り組むのがおすすめです。

• 介護系の資格を取得する
• 気になる求人は事前に実際の口コミを確認しておく
• キャリアパスを考えて転職先を選ぶ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

介護系の資格を取得する

介護資格を取得することで、介護に関する専門的な知識や技術を持っていることを証明できます。

責任のある役職や専門的な業務に就くチャンスが増え、キャリアの幅を広げることが可能です。

介護士転職で評価が高い資格には、以下のものがあります。


キャリアプランやキャリアの目標に合わせて、必要な資格を取得しましょう。

気になる求人は事前に実際の口コミを確認しておく

求人票に書かれている情報は、施設側が提供したものです。

基本的には良い面が強調されており、求人票だけでリアルな現場の様子を知ることはできません。


ただし口コミは個人の意見であり、必ずしも正しいとは限りません。

施設の口コミをチェックするときは、以下のポイントを踏まえておきましょう。


職場の温度感や雰囲気を知っておくことは、転職のミスマッチを防ぐ上で有益です。

キャリアパスを考えて転職先を選ぶ

キャリアパスを明確にすることで、将来の目標に向かって計画的にスキルアップやキャリア形成を進めることができます。

介護職のキャリアパスは、大きく分けて専門職としてキャリアを積む道と、管理職としてマネジメントを行う道の2つがあります。


自分の希望するキャリアに合う職場を選ぶことは、後悔のない介護転職を実現する上で必須です。

介護職転職エージェント利用で役立つ選考対策のポイント

介護転職で内定を勝ち取るには、採用選考を通過しなければなりません。

• ポジティブな志望動機を準備する
• 整合性のある転職理由を伝える

上記のポイントを押さえて、他のライバルに差を付けましょう。

ポジティブな志望動機を準備する

介護士転職での志望動機は 「前向きで、職場で活かせるスキルや意欲が伝わる内容」 が大切です。

「給料が高いから」「人間関係が楽そうだから」などの理由は、本音だとしても控えましょう。

ポジティブな志望動機のポイントは、以下の通りです。




志望動機は、応募先企業の特徴や自分の経験・強み・将来の目標をしっかり絡めましょう。

ポジティブな動機を示すことで、面接官に転職への熱意が伝わりやすくなります。

整合性のある転職理由を伝える

志望動機と転職理由が一貫していない場合、面接官に「なぜ前職を辞めたのか」「すぐ辞めるのでは？」と不安を与えてしまいます。

「誠実で信頼できる人材」と印象付けるためにも、整合性のある転職理由は必須です。




志望動機と転職理由に一貫したストーリーがあれば、面接官は「入職後に活躍しそう」と好印象を与えることができます。

介護士や介護職転職の現状

「介護業界は未経験からでも転職しやすい」「離職率が高い」などといわれますが、実際のところはどうなのでしょうか？介護業界への転職を考えている人が知っておくべき、介護士の転職の現状をご紹介します。 

介護士の有効求人倍率

厚生労働省の「一般職業紹介状況」によると、2024年3月の介護サービス職業従事者（パートのぞく）の有効求人倍率は3.32倍でした。


 都道府県の推計によると、介護職員の必要数は2025年度には約243万人（＋約32万人（5.3万人/年））、2040年度には約280万人（＋約69万人（3.3万人/年））になる見込みです。
 
介護業界の人材不足は常態化しており、未経験者を積極的に受け入れている施設も増加しています。
 
参考：一般職業紹介状況｜厚生労働省 
参考：第８期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について｜厚生労働省

介護士の採用率・離職率

公益社団法人介護労働安定センター の発表によると、2023年度の介護事業所全体の平均採用率は 16.9%、離職率は13.1％です。


 厚生労働省の「雇用動向調査」によると、同年の労働者全体の離職率は15.4%。比較してみれば、介護職の離職率が突出して高いわけではないことが分かるでしょう。

公益社団法人介護労働安定センターの調査によると、介護職の離職率が低下している理由として最も多かったのは「職場の人間関係がよくなったため」でした。

次いで「残業削減、有給休暇の取得促進、シフトの見直し等を進めたため」となっています。


未経験からでもスムーズになじめる職場は増えており、長く働くことも可能です。

参考：－令和５年雇用動向調査結果の概況－｜厚生労働省
参考：令和５年度「介護労働実態調査」結果の概要について｜公益社団法人介護労働安定センター 

介護士向け転職エージェントの利用についてよくある質問

ここでは、介護士転職エージェントの利用について、以下のよくある質問を紹介します。

• 無資格でも求人紹介を受けられますか？
• 相談だけでも大丈夫ですか？
• 紹介された求人を断ることはできますか？
• 給与アップを希望する場合、どんな介護施設を希望するといいですか？
• 介護士転職でよくある失敗とは？

介護士への転職に際して、転職エージェントの活用を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

無資格でも求人紹介を受けられますか？

介護業界は慢性的な人手不足が課題視されていることもあり、介護の経験がなくても採用に至るケースは多々あります。

ただし、2024年4月1日からは介護無資格者に対する「認知症介護基礎研修」が義務化されており、介護の資格を持たない場合は、認知症介護基礎研修の受講が必須となります。

認知症介護基礎研修を受けるには、指定事業者である認知症介護研究もしくは研修仙台センターに直接申し込み、eラーニングで受講します。

受講時間は150分程度であり、講義の視聴の後、確認テストや自己ワークを受け修了となります。

転職エージェントは相談だけでも大丈夫ですか？

「介護士としてのキャリアの方向性に悩んでいる」「介護士としての市場価値を知りたい」など漠然と考えている人は、キャリアアドバイザーに相談することでキャリアパスの選択肢や現状の立ち位置が見えてくるでしょう。

紹介された求人を断ることはできますか？

また、選考に進んだ場合でも、途中で気持ちが変わったり他に応募したい企業が見つかったりした場合は、選考を辞退することもできます。

紹介求人と希望がマッチしない場合は、希望とミスマッチが生じている項目を伝え、新たに求人を選定してもらいましょう。

給与アップを希望する場合、どんな介護施設を希望するといいですか？

給与アップを希望する場合、一般的に介護職員の給与水準が高い傾向にある施設を選ぶのがおすすめです。
 
施設形態別の平均給与や特徴は以下のようになります。


介護士として給与アップを目指す人におすすめなのは、夜勤手当が期待できる「特別養護老人ホーム（特養）」や「特定施設入居者生活介護事業所」などです。

また大規模施設は給与引き上げの余力が大きい傾向があるため、規模が大きい施設の方が給与アップを狙いやすくなります。
 
このほかスキルを活かして収入アップを目指したい人は、手当や歩合がつく訪問介護などもおすすめです。

介護士転職でよくある失敗とは？

介護業界は慢性的な人手不足と言われており、未経験からでも入職しやすいといわれています。しかし業界研究が甘かったり転職先の見極めに失敗したりした場合、転職を後悔するケースも少なくありません。

例えば以下は、介護転職で後悔した人の事例です。


介護士が転職失敗を回避するためには、情報収集を徹底することが必須です。

転職エージェントなどの専門家を上手に活用し、転職のミスマッチが起こらないようにしましょう。

介護職向け転職エージェントに登録して転職活動をスムーズに進めよう

介護職の転職は、介護業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍している転職エージェントを利用するとスムーズです。

施設ごとに最適化された転職支援を受けることで、理想の介護士転職を実現しやすくなります。


気になるサービスはぜひ積極的に登録して、優良求人と出会うチャンスを広げましょう。