ライフイズテックのキャンプには、楽しいアクティビティも盛り沢山!たった4日間で、どれくらい成長できるのでしょうか? 取材陣とともに、メンバー(参加者)の成長を追いかけましょう。
また、このキャンプには、ITへの関心・実力を高め、大学入試(総合型選抜)の学びへと結びつける一面もあるのだとか。楽しくて、しっかり学びにつながるキャンプの様子に迫ります。
ライフイズテックのサマーキャンプ2024|緊張の初日と思ったら…?
Life is Tech!(ライフイズテック)サマーキャンプ2024は、「大学を体感して欲しい」という思いから、多くが大学構内で開催されました。今回取材したのは、新宿にある工学院大学キャンパス内で行われた4daysキャンプです。
工学院大学キャンパスで開催された9つのコース
- iPhoneアプリプログラミング
- Unity®ゲーム プログラミングコース(2D・3D)
- Minecraftプログラミングコース
- 映像制作コース
- アニメーションコース
- デザイナーコース(Photoshop/Illustrator)
- Webデザインコース(HTML/CSS)
- デジタルミュージックコース
- 初音ミクコース
工学院大学キャンパスには、時間に合わせて続々と中高生たちが集結。
「元気ハツラツ」なメンター(ライフイズテックでは、生徒をメンバー、講師をメンターと呼びます!)が出迎えてくれます。
まずは受付をすませ、色違いでお揃いのTシャツをもらいます。Tシャツを身に着けたら、もうライフイズテックのメンバーです。
とはいえ、なにしろ初日。ちょっぴり戸惑い気味のメンバーもちらほら……。メンバー同士はほとんどが初対面ですから、緊張して当然です。
そんな中で、ライフイズテックのキャンプではおなじみ、脳内シートへの記入が始まりました。
頭の中にある「好きなものや興味のあるもの」を書き出します。カリカリとペンを動かず無言のメンバーに、メンターはあちこちめぐりながら「かっこいい水筒持ってるな〜」「これスタバの?」なんて声をかけます。
「もう8月も終わりだもんね、宿題終わった人〜?」
「うわ、終わってるわけ?」
「えらいなー、オレはかつて、この時期に宿題が終わってたことがない!(笑)」
メンター同士の掛け合いは、はずむようなビート。ピーンとした空気を払いのけ、あっという間に教室をにぎやかで楽しい雰囲気へと変えていきます。
ライフイズテックのキャンプでは、冒頭でキャンプの説明や注意についての動画が流れます。コエテコは春のキャンプにもお邪魔しましたが、毎回、この動画がとても工夫されていて面白いんです!
(取材)ライフイズテック スプリングキャンプ2024|春休みに東大でプログラミング体験!イベントレポート
「Life is Tech!(ライフイズテック)」のキャンプは、春休みや夏休みを利用し、短期集中で学ぶプログラム。初心者も参加OKです。今回は2024年の春休みに開催したスプリングキャンプのイベントレポートを、たくさんの写真と共にご紹介します。
この記事をcoeteco.jp で読む >動画では、屋外を走るカメラとAR空間を同期させたCMが流れていました。ゲームに入り込んだような感覚で、メンバーは食い入るように見つめています。
こうしてITで作れるワクワクした世界観を感じたところで、自己紹介タイム。メンターの紹介のあと、各グループに分かれてメンバー同士の自己紹介タイムになります。
この時、活躍してくれるのが最初に記入した脳内シート。といっても、テーブルに座ったままではありません。
テーブルから離れて、いろいろな場所で小さな輪ができました。これから4日間をともにする、大切な輪です。
おお、なんだか少しずつ、メンバーもリラックスしてきましたよ!
さぁ、ここからは開発タイムに突入です。
Life is Tech!(ライフイズテック)の開発タイム
初日はまず、ネットワーク接続などのセッティングから始まります。そしてすぐに、各コースのテキストを見ながら、自習形式でカリキュラムを進めていきます。たとえば、こちらはアニメーションのテキストの一部です。
Minecraftコースなら、こんな感じです。
もちろん、テキストを見て取り組むだけではありません。
ライフイズテックでは「作りたいものを作る」ことを大事にしています。アイデアを形にしていく、ゼロからイチへと進めるプロセスをメンターが全力応援!
1日目の開発タイムは、それぞれが課題に集中し、静かな熱気に包まれていました。そして初日の午後には、お楽しみのアクティビティがあります。
せっかくなので、大盛りあがりのアクティビティの様子も、ちょっとだけのぞいてみましょう!
どんなアクティビティだったのかは、内緒。キャンプに参加したメンバーのみのお楽しみですから!
たった数枚の写真からも伝わるように、とにかくみんなで思いっきり楽しんでいました。こんな時間をはさみながら、メンバーたちは絆を深めつつ、開発タイムでは驚くほどの集中力を見せるのです。
ライフイズテックのキャンプ2〜3日目|開発に集中しアクティビティで仲間と楽しむ!
2日目、3日目ともに、午前中はみっちり開発の時間。午後には楽しいアクティビティがあって、また夕方までひたすら開発……という1日が続きます。
朝10時から17時まで、みっちり詰まったプログラムを終えると、遠方からの参加者はみんなでホテルへ。自宅へ戻る人は、帰途につきます。長い1日のようですが、彼らにとっては「あっという間」だったことでしょう。
ライフイズテックのサマーキャンプ2024|最終日は発表会と体験会で盛り上がる!
では、最終日の発表会の様子も少しご紹介しましょう。みんなががんばった、4daysキャンプの成果です。
発表会は各グループごとに行われます。冒頭ではメンター自作の「グループとメンバー紹介」の動画が流れ、その後、ひとりずつ今回の成果物を発表。
Unityのグループでは、「コードを書いてもエラーばかりで嫌になった」なんて正直な告白も。それでもメンターや周りの仲間と励まし合いながら完成させ、「時間がたつのが早かった」「Unityって面白いと思った!」とも語り、成長のステップを感じることができました。
鬼ごっこアプリを作った子は、if文(プログラムの処理の流れを制御する構文)の難しさにも触れていましたね。
それぞれが自分で作りたいモノを作り上げていくプロセスを通じて、また仲間やメンターとのつながりの中で、多くの学びを得たことでしょう。
保護者も見学できる発表会の後には、全員でみんなが作成したアプリやゲーム、音楽やアニメーションを楽しむ体験会があり、認定式が行われて、サマーキャンプは幕を閉じました。
ライフイズテックで実感できる成長とは
ライフイズテックのメンターは、絶対にメンバーを置いてけぼりにし、立ち止まらせません。
手がとまる、首をかしげる、額に手をあてて考え込む。メンバーの小さな仕草も表情も見逃さず、「どうした?」と声をかけるのです。
初日、メンターにこのキャンプでどんな成長を期待しているか聞いたところ、「頭の中にあるアイデアをカタチにする経験をしてほしい。そこから気づきや学びを得てほしい」と答えてくれました。
改めて最終日に感想を問うと、「モノづくりは楽しいと感じてくれたら嬉しい。自分の力でつくる喜び、そして成功体験がメンバーみんなを大きく成長させてくれました」とのこと。ロールモデルとなるメンターの姿やことばに、影響を受けたメンバーも少なくなかったことでしょう。
ITスキルは、本来、短期間にマスターできるものではありません。たった4日間という短い時間で、誰もが知るプログラマーになるのは難しいかもしれません。
しかし、ライフイズテックの4日間には、「作りたいモノが作れた!」という成功体験と、「自分のチカラでできるんだ!」という自己肯定体験がぎゅーっと詰め込まれています。仲間と一緒に取り組むうちに、「もっと先へ!」と進む力が湧いてくるのが、ライフイズテックの強みなのです。
大学受験|増える総合型選抜にITスキルとライフイズテックの体験が活きる!
キャンプをきっかけにITに触れた子どもたちの中には、「今度は◯◯に挑戦したい」「何を学べばいいんだろう」と考えるようになる子も珍しくないそうです。大学受験という進路選択を控えた中学生や高校生にとって、このキャンプが重要な分岐点になる可能性も高いのです。昨今、大学入試は変化し続けています。共通テストには情報科目が導入され、また入試プロセスとしては一般入試よりも、学校推薦型や総合型選抜による志願者が増え続けています。
文部科学省の令和5年度国公私立大学入学者選抜実施状況によれば、総合型選抜の志願者数・合格者数はここ数年、増加しています。
引用:大学入学者選抜における総合型選抜の導入効果成果報告書/文部科学省
上記の調査では、総合型選抜について次のようにまとめています。
各大学が企図する総合型選抜の狙いとして、「学ぶ人材の多様性を担保」するため、このような動きを受けて、ライフイズテックのスクールでは、総合型選抜入試のサポートも行っているそうです。また、メンターが作品制作やプレゼンテーションについての相談にも乗ってくれます。
・尖った人材
・伸びしろ(本質を捉える能力)を感じられる人材
・共に学ぶ学生をリードして、より一層の高みをめざすリーダーシップ力、コミュニケーション力を有する人材
等に着目した選抜が展開されている。
出典:大学入学者選抜における総合型選抜の導入効果成果報告書/文部科学省
実際にライフイズテックでのIT開発体験・プロダクトなどをアピールし、総合型選抜での入試を突破した高校生メンバーも多数いると言います。
私立大学においては総合選抜や学校推薦型での合格者が4割を超えるとも言われている現状や、その先にある就職を視野に入れると、ライフイズテックで得られる経験・スキルはきっと大きな力となるでしょう。
ライフイズテックのキャンプに参加してみない?
ライフイズテックでは、春夏冬休みにAIやプログラミング、デジタルアートを学ぶ短期集中プログラム(キャンプ)を開催しています。
いきなりプログラミングスクールに通うのは不安がある人、アプリ制作や映像制作に興味はあるけど何から始めたらいいのかわからない人、「ITスキルは必要だよなぁ〜、大学入試の強みにもなりそうかもなぁ」なんて思っている人!
ライフイズテックのキャンプは3日間や4日間が中心で、参加しやすくなっています。中高生に特化したキャンプとして人気が高く、満席になることも多いので、ぜひ早めにチェックしてみてくださいね!