(取材)ワオ・コーポレーショングループの新しい学び!中高生対象「本格派プログラミング塾」BeEngineerと小学生に「哲学授業」ワオ未来塾とは!?

(取材)ワオ・コーポレーショングループの新しい学び!中高生対象「本格派プログラミング塾」BeEngineerと小学生に「哲学授業」ワオ未来塾とは!?
「教育を変える」ワオ・コーポレーションが東京・飯田橋に新たな拠点を構えたのは2023年11月。2024年春に向けて、続々とイベントを開催しています。

今回は、2024年2月23日に行われたBeEngineer(中高生対象)によるプログラミング体験授業の様子、そしてワオ未来塾(小中高生が対象)で開催された小学生向け哲学の授業をお届けします。

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プログラミングスクール 小学生 中学生 飯田橋

1976年設立の能開センター、個別指導Axis(アクシス)など教育分野では全国に広く知られるワオ・コーポレーションの新たな試みです。特色あるスクールで、お子さまのさまざまな才能を大きく伸ばしたいと考えている保護者の方にとって大変興味深いレポートとなっています。ぜひご覧ください。

ワオ・コーポレーションとは

ワオ プログラミング

ワオ・コーポレーションは1976年に大阪に能力開発センターを設立。その後はさまざまな教育分野での事業を拡大し、2021年には「学校法人ワオ未来学園 ワオ高等学校」を開校しました。

同社は、「教育を変える」を企業ミッションとし、受験教育だけではない、さらに一歩進んだ、社会に出てから役立つ学びを提供しています。

今回はBeEngineer(ワオテック)によるプログラミング体験授業ワオ未来塾の特別授業イベントの様子をレポートします。

ワオ未来塾・ワオテック・ワオ高等学校「東京飯田橋校」


今回お邪魔したのは、ワオ・コーポレーション「ワオ未来塾・ワオ高等学校・ワオテック(BeEngineer)」の東京拠点である飯田橋校です。窓が多く、明るいビルのフロアでは、中高生対象のプログラミング塾体験や小学生向けのワークショップを開催中です。

では、さっそく体験会を見ていきましょう。

中高生対象「本格派プログラミング塾」BeEngineer体験会

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こちらが、「社会に通用する実践的なプログラミング教育を中高生に提供する」BeEngineerの体験授業です。

教室に足を踏み入れてびっくりしたのは、テキストコーディングを行っていること。

とはいっても、今回はあくまで体験授業。ある程度できあがっているコードをもとに、参加した生徒さん達は先生のお手本を見ながら、1行ずつプログラムを書いていきます。未完成のシューティングゲームを完成させていくイメージです。


先に進める子は、さらに独自のミサイルやロケットを作ることもできます。担当の黒田先生はニコニコ笑顔を崩さず、難しい言葉を羅列することもありません。しっかりと必要なポイントを落とし込んだ、非常にわかりやすい授業内容となっています。

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本格的なプログラミング言語を用いてゲームを製作


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欧州から参加?の学生も!プログラミングに国境なし。大学生が英語でサポート


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そもそも英語を解読できるのか?と不安になるが、参加者たちは先生の指導のもと、案外とサクサク行っている


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先生が説明を始めるとみんなの手が止まり、視線が集まる。中高生が夢中になるカリキュラムだ


「Pythonのようにテキストを使ったプログラミングは難しいものと思いがちです。確かに簡単ではありませんが、体験授業ではまず“プログラミングを楽しんでもらう”ことを第一に考えています」と黒田先生。

体験授業の内容はあくまでも入口ということで、シューティングゲームという中高生が楽しめるゲーム製作を題材にして、プログラミングの基本につながる部分をピックアップしながらコードを埋めるようにして製作できるようになっているそう。


一見とても難しそうですし、首をかしげている子や、天井を見上げるようにして考え込んでいる子もいます。でも、安心してください。教室には黒田先生の他に大学生のチューターもいるので、気兼ねなく質問もできます。

テキストコーディング 中学生向け スクール 文京区

時間がたつにつれ、黒田先生の的確なアドバイスと指導を受けるうちに、だんだんと慣れてきたようです。なにしろ自分で本格的なゲームを作れるのですから、生徒さん達の集中ぶりには声をかけるのもためらうほど!


そうこうするうちになんとシューティングゲームが完成した子も!昭和世代には何やら見覚えのある、ちょっと懐かしいシューティングゲームですね。

とはいえ、ここまでご覧になった保護者の方、あるいは中高生の皆さんは、「でも、やっぱり難しそう」と少しためらいも感じているかもしれません。そこで、黒田先生に少しお話を伺いました。

間違っていい!失敗してもいい!一緒にやってみよう


——本日の体験会をのぞいていると、パッと見、むずかしそうにも見えたのですが……。

黒田先生:そうですよね(笑)。モニターにずらっと並んだ英文を見ると、「うわっ」と不安に思うかもしれません。でも、初めてのお子さまでもPythonを楽しめる、プログラミングを楽しめるようなカリキュラムにしていますから、まったく心配いりません!

普段の授業でもそうですが、プログラミングは間違ってもいいし、失敗してもいいのです。と言うよりも、プログラミングは間違って失敗して、何度もやり直しながら完成させていくものです。試行錯誤、トライアンドエラーはプログラミングをする上で、あるいは学ぶ上で基本中の基本です。

楽しく学習すれば、どんどん成長します。「難しそう」とためらわずにまずは体験していただきたいですね!

保護者説明会にも参加!BeEngineerで学べる「実践的なプログラミングスキル」

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中高生の皆さんがシューティングゲームのプログラミングに奮闘している間、別室で行われていたのが保護者向け説明会です。

といっても、堅苦しい雰囲気ではなく、ワオ・コーポレーション取締役 池森さんがさまざまな事例を提示しながら、保護者ひとりひとりの質問に答えていくスタイル。中学生や高校生ともなると、それぞれレベルも違えば、部活などもあってスケジュールも違います。プログラミングを学びたい目的や目標もそれぞれです。

そのため、池森さんは個別対応に近い形で、保護者の疑問を解消していきます。また、どんな質問にもストレートに答えていたのが印象的でした。


たとえば「毎回、同じ先生が指導してくれるのか」という問いには、「基本的に1クールは同じ先生が授業を行います。もちろん、状況に応じて変わるケースもないわけではありません」と率直に答えていました。

「学校で行われている『情報』の授業は、今ひとつよくわからない。高度なプログラミングを学んでいるようにも思えない」「これからはITスキルは必須と言われているのに不安」といった声に、池森さんも大きくうなずきました。

プログラミングスクール 中学生向け 文京区 説明会

「中高の6年間で学校でしっかりプログラミングが学べればいいのですが、なかなかそれだけの環境と指導者が揃っている学校はありません」と池森さん。

しかし、大学受験にも情報が取り入れられる今、いわゆる文系の学部であってもプログラミングや情報は必須科目。不安を感じる保護者に、池森さんは「中高では、数学と英語をしっかり勉強するようにしてください。なぜなら、プログラミングに必要な力だからです」とアドバイスします。

「世界を見たら、本当に若い人がどんどんエンジニアとして活躍しています。BeEngineerでは、コードを書く技術だけでなく、実践に必要なツールの使い方やWebアプリケーションを実装できるスキルをステップアップしながら習得していきます。1年の通塾でWebアプリ(Python・Django)開発ができるようになるカリキュラムで、実際にエンジニアとして通用するところまでレベルアップするのが目標です」と、池森さんの力強い言葉に、皆さん大きくうなずいていました。

ITベンチャーDeMiA×教育のWAOが提供するプログラミング塾BeEngineer


BeEngineerには2種類のコースがあり、年間を通した基本の授業(36コマのゼミ)と夏休みや祝日を利用した特別講習を組み合わせることができるそう。たとえば、DjangoでのWebアプリ開発では、ゼミでHTML/CSSやPythonの基礎を学び、実際に投票アプリを作成しながらCSSの応用スキルを習得。さらにはLINEのようなチャットアプリ開発を通して、要件定義などを学びます。

BeEngineerは、ワオ・コーポレーションと京大発のITベンチャーDeMiAによる「社会に通用する実践的なプログラミング教育」を提供し、日本を世界をリードするエンジニアを輩出するミッションを掲げています。

でも、入口のハードルは決して高くはありません。ゼロからのスタートでも大丈夫!と体験授業の黒田先生も断言していました。伸び盛りの10代だからこそ、将来を見据えてぐんぐんレベルアップする、新しい「中高生に特化した専門的・本格的なプログラミングスクール」を検討してみませんか?

小学生が哲学を学ぶ!ワオ未来塾とは

ワオ・コーポレーションは高卒資格が取得できるオンラインハイスクール「学校法人ワオ未来学園 ワオ高等学校」を運営しています。同校の特徴は、経済や哲学などの教養探求を中心とした独自のカリキュラム。この新しい学びを小学生や中学生にもオンラインで届けたいという思いから、ワオ未来塾がスタートしました。

ワオ未来塾では次の5教科を学びます。

  • 哲学思考
  • 科学リテラシー
  • グローバル英語
  • 経済(お金)
  • クリエイティブ・プログラミング

とても興味深い内容ですね。これまでの「学校」とはかなり違うイメージですが、社会人になってから欠かせない学びをすべて網羅しているとも言えます。中でも注目したいのが「哲学思考」。今回は、小学生を対象に哲学思考の体験授業が行われるということで、こちらもぜひ!とのぞかせていただきました。

小学生が哲学の授業!?…でも教室は大盛りあがり!


「哲学ってなじみがないよね。でもさ、フランスだと普通に哲学の授業があるんだよ。なぜかというと、答えがわからない問題についてとことん考えるのは、とても大切なことだから」

そう話し始めた川本 潤先生。川本先生はとてもフランクで、よく通る声で最初からグッと子どもたちの関心を引き寄せます。ここは仮想の「ワオ未来国」、国は重大な問題を抱えていると話します。


「ワオ未来国では、未来をつなぐ子どもたちが夢もなく無気力になっています」と続けた川本先生。

このままでは国が滅びてしまう。無気力なおとなを作らないためにも、無気力な子どもをどうにかしなくてはならない。そこで川本先生は…

  • 「勉強を禁止」し、元気で夢があり、気力マンマンの子どもを増やす
  • 「遊びを禁止」し、意欲のある子を増やす

という2つの法案を紹介し、「どちらが良いと思う?」と子どもたちに問いかけました。


なんとも難しい問題ですが……。子どもたちはそれぞれ、どちらかを選んで席につきました。

さて、この体験会には保護者も参加しています。ここは仮想法廷で保護者は陪審員です。

川本先生に促されて、子どもたちはワークシートに、なぜ「遊び禁止」なのか、あるいは「勉強禁止」なのかを記入し始めました。

小学生 哲学 教室 東京

「では、みんなの意見を聞いてみましょう」という声に、うつむいて様子をうかがう参加者。すると女の子のひとりが、「遊び禁止」を支持した理由として、「勉強しないと、いろいろなことがわからなくなり、不安な気持ちになる。そしたら結局、夢もなくなってしまいそうだから」と発言しました。

そのほかのみんなも、とても真剣に考えています。考えて考えて、一生懸命にシートを埋めているのですが、いざ発言となるとためらってしまう子もいるようです。


そんな子どもたちの様子を見た川本先生は、「あのね、今日は大阪から『おばちゃん』が来てくれているんだ。おばちゃんにお願いして、大阪弁で読み上げてもらおうか?」と言いました。

教室に小さな笑いがさざなみのように広がります。すると、勉強禁止の席についていた男の子が遠慮がちに手をあげつつ、「えーと、大阪のおばちゃんに読んでほしいです」と言うではありませんか。

たっぷりとした豊かな笑顔をたたえた“大阪のおばちゃん”こと、ワオ未来塾のスタッフさんは、とてもうれしそうな表情で男の子のそばに駆け寄りました(駆け寄っていく姿が、とても元気でとても優しくて素敵でした!)。そしてワークシートを手に取ると、標準語で書かれたシートを見事に大阪弁で披露。

「子どもが遊ばんくなったら、楽しみがなくなる。そしたら勉強しなくなるから、やっぱり遊びはあったほうがええ」

教室が和やかな雰囲気に包まれると、ひとり、ふたりとそれぞれの持論を披露し始め、にわかに教室は活発に動き出しました。そして川本先生はドイツの哲学者・ヘーゲルの「ヘーゲルの弁証法」について語り始めました。

小学生 特色ある塾 東京

先生によると弁証法とは、「我々は矛盾や対立を経て、より高い次元の考えにたどりつく。」という考えだそうです。

「なんだろうね、わかりづらいよね。というわけで、こう考えてみよう。夕飯を何にしようかと聞いたら、ひとりはハンバーグがいい、もうひとりはパンが食べたいと言う。まったくふたつの異なる意見だけど、よーく考えると、ハンバーガーにすれば、ふたりの希望が叶うでしょ? これがヘーゲルの哲学思考のひとつ」

おお!わかりやすい!思わずコエテコ取材班もうなずいてしまいました。

哲学 小学生向け

川本先生は、弁証法を活用して、議題となっている問題を改めて子どもたちに考えてみようと提案しました。すると、今度はこんな意見が次々と飛び出してきました。

  • どちらもほどほどにすればいい
  • 遊びのように楽しく勉強したらいいのでは
  • 勉強は未来につながるからがんばる。そして遊びで休む
  • 午前中は勉強して、午後は遊ぶ

「いいね、すごいな!まさにその通り。それぞれの良いところ悪いところを考え、バランスよく組み合わせることで、最適の解決策が出てきたね」と川本先生の言葉に、保護者から拍手がおきました。

哲学はとても専門的な領域で、たとえば大学生が学ぶものだと思っています。でも川本先生は、子どもたちとおしゃべりを楽しみながら、すんなりと「哲学のとびら」を開き、子どもたちを招き入れてしまったのです。

自分で考えること。正解を見つけるのではなく、正解がない問いに考えて考えて、いろいろなことを解明していくプロセス。哲学をまさに、小学生の子どもたちはこの授業でリアルに体験したのです。

参加した小学生の子どもたちは、哲学とは?の解説はいっさい受けていません。でも、遊び禁止・勉強禁止という、白か黒かの問いに対する答えを考え抜くうちに、哲学の空気感に触れることができました。

こんな授業を小学生のうちから受けられる。これがワオ・コーポレーションのワオ未来塾です。

体験授業後に感想を聞いてみると「哲学を学ぶことで、より良い社会になると思う」としっかり答えてくれました!


川本先生はAIなどの新しい技術を柔軟に受け入れながら、物事を自分で考えることができる「若き哲学者」の育成に力を注ぎたいのだそう。そのために、種をまき、小さな芽がでるよう、小学生が楽しく自然に「哲学」の思考に触れられる機会をワオ未来塾からスタートします。

ライターコメント

ワオ・コーポレーションによる新たな学びの東京拠点として飯田橋校が2023年11月にオープンしました。

プログラミングスクールについても、ワオ未来塾に関しても、非常にはっきりと特色のあるカリキュラムを展開しています。誰でも楽しく始められるけど、実践的でハイレベルなプログラミングスクール、哲学や科学リテラシーを小学生から学べるワオ未来塾。

目が離せない注目のスクールです。ぜひ一度、興味深い体験会に参加してみませんか?
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