そこでこの記事では「ニートからでもプログラマーになれるの?」という疑問を解消しつつ、ニートからの就職にプログラマーがおすすめな理由や、ぜひ活用したいプログラミングスクールについてまで、徹底解説していきます。
ニートからでもプログラマーになることはできる?
結論から言うと、ニートからプログラマーを目指すことは決して不可能ではありません。むしろ未経験からでも挑戦しやすい職種として注目されており、他の仕事と比較してもプログラマーへの転身を実現している人は多い印象です。学研ホールディングスのグループサービス「スキルアップ研究所」が実施した、プログラマーの転職に関する調査においても、プログラミングの経験がない状態から転職を成功させた人が全体の3割以上を占めていることが分かっています。
IT職種というと高度な専門性が求められるイメージが強く「ニート・未経験からなんて絶対無理…」と思い込んでしまいがち。しかし、ことプログラマーに関しては未経験者に対しても門戸が大きく開かれているのです。現状で何も経験のないニートだったとしても、努力次第ではそのキャリアを実現することは十分可能でしょう。
ニートにプログラマがーおすすめできる理由
ニートでもプログラマーを目指せることは先述した通りですが、数ある職種の中でもプログラマーはかなりおすすめの部類に属します。なぜニートからの転職にプログラマーは相性がいいのか、その理由を見ていきましょう。- IT人材不足で未経験採用が活発化しているから
- 難しい資格を取る必要がないから
- パソコンがあればすぐに始められるから
IT人材不足で未経験採用が活発化しているから
ニートにプログラマーをおすすめできる特に大きな理由が「昨今の日本におけるIT人材の不足」です。急速に技術革新が進んでいるのに対して、それに対応できる開発者の数が間に合っていないとの理由から、プログラマーをはじめとするIT人材の需要が急増しているのです。これにより多くの企業では、未経験プログラマーの採用にも積極的に動き出しています。カカクコムが運営する求人検索エンジン「求人ボックス」で掲載数を調査してみたところ、プログラマー向け全求人のうち半数近くが未経験可となっていました。
求人数 | |
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検索条件:プログラマー | 176,756件 |
検索条件:プログラマー×未経験OK | 80,109件 |
今後もIT需要は益々高まっていくことが予想されますので、今プログラミングスキルを身につけておけば長く活躍していける人材になれることでしょう。
難しい資格を取る必要がないから
プログラマーは市場価値の高いIT人材でありながら、学習コストが比較的低いのも大きな魅力。難しい国家資格等を取得する必要なく、開発に用いるプログラミング言語さえ最低限習得出来ていれば、業務に参画することが可能です。ニートから少しでも早く脱却したいのに、資格勉強だけで数か月~数年もかかってしまうような仕事では、思うようなキャリアを実現することはできませんよね。プログラミングなら言語によっては1〜3か月程度で身につけられますし、書籍やオンライン教材を活用すれば自宅にいながらでも無理なく学習することが可能です。
スピーディに就職を実現しやすいうえに需要も高いプログラマーは、まさにニートに理想的な職業と言えます。
パソコンがあればすぐに始められるから
プログラマーとして仕事をこなしていくのに、最低限必要となるのはパソコンのみ。後はネットワーク環境さえあれば、誰でもプログラミングに取り掛かることができます。仕事を始めるにあたって準備するものが少なく、参入ハードルが低いのは嬉しいポイントです。映像編集やデザイン業務などと違い、プログラミングは重い処理が比較的少ない仕事。そのため、画像処理等に用いられる「GPU」等の高価なパーツを搭載する必要性も低く、出費は最小限です。少しでも出費を抑えたいニートにとって、低予算で始められるのはありがたいところ。自宅にパソコンがある人であれば、初期投資なしで始めることもできますよ。
プログラマーを目指すニートにおすすめのプログラミングスクール
ニートにプログラマーは相性がいいとは言っても「独学で身につけられる自信がない…」という人はきっと多いはず。遠回りせず最短で社会復帰を果たしたいのであれば、プログラミングスクールを活用してプロから指導を受けるのもいいでしょう。WorX ENGINEER CLASS
「WorX ENGINEER CLASS」は、転職成功まで受講料がかからないという、後払い制を採用したプログラミングスクールです。汎用性が高く市場でも需要の高い言語「JavaScript」に特化したカリキュラムを、最大12週間かけてみっちりと学習していくことができます。
スキル習得後は、複数回にわたるキャリアコーチングや面接対策で、転職活動も最大限サポート。書類選考通過率90%、一次面接突破率61%を誇る、高精度な支援がWorXの魅力です。転職成功後には「月給額面の10%×24か月分」の受講料を支払う必要がありますが、最大70%OFFで済む国からの補助金も使えます。ニート・未経験からエンジニアを目指したいのであれば、検討して損はないサービスと言えるでしょう。
DMM WEBCAMP
「DMM WEBCAMP」は、全くの未経験からエンジニア転職を目指すプログラミングスクールです。
スキル習得から転職支援まで一貫したサポートを受けられる点が魅力であり、メンタリング担当・キャリアアドバイザー・メンターの3方向からエンジニア転職の成功を支援します。
スキル習得のフェーズでは、通過率10%の難関を突破した高いスキルを持つメンター陣の学習サポートにより、現場に必要なスキルを身につけていきます。最新技術のAIを用いて学習できる「AI質問アプリ」も用意されているため、24時間いつでも疑問点を解消できます。
また、転職活動のフェーズにおいては、自己分析から応募書類の添削、面接対策まで多角的に活動を支援。DMM WEBCAMP経由で転職した人の早期離職率は脅威の2.3%と、多くの受講生が自分の強みを活かせる企業に就職している様子がうかがえます。
DMM WEBCAMPであれば、ニートでも手厚い学習支援・転職サポートのもと、エンジニア転職を実現できるでしょう。
LINEヤフーテックアカデミー
「LINEヤフーテックアカデミー」は、内定獲得率100%を誇るプログラミングスクールです。
LINEヤフー監修のわかりやすいカリキュラムと徹底したサポートが魅力であり、未経験からでもエンジニア転職の実現を約束してくれるとのこと。
実際にエンジニア転職を成功させた受講生は未経験者も多く、多くの受講生が新たなキャリアを切り拓いているようです。
未経験からでもエンジニア転職を実現できる理由は、メンターが学習のアドバイスだけではく、スケジュールや進捗の相談、現場の話など多様な相談やサポートに応じてくれるから。さらにいつでも質問し放題、回数無制限の課題レビューなど、効率的かつ段階的にスキルを身につけられる環境があるため、最後まで躓くことなく学び進めていくことができるでしょう。
また転職支援では、1,000社以上の未経験者向け求人から最適な転職先を紹介してくれるとのこと。dodaとも連携しているため、豊富な選択肢の中から希望や強みにマッチする求人を選ぶことができるでしょう。
プログラマカレッジ
完全無料かつ最短60日間というスピードでエンジニア就職を目指せるスクールが「プログラマカレッジ」です。企業から受け取る協賛金/採用紹介料で運営しているため、受講中も受講後も費用は一切かからない点がポイント。その分就職先は限られてしまうものの、4,000社以上の企業との取引があることから、自分に合う職場はきっと見つかるでしょう。プログラマカレッジでは、Webアプリ開発等に幅広く活用されているプログラミング言語「Java」を習得することができます。Javaの技術レベルを認定する資格として、世界的なソフトウェアメーカー「Oracle社」が実施している「Oracle Certified Java Programmer Silver SE11」を受講中に取得できるのも魅力。確かな実績を獲得しつつ、就職活動に望んでいくことができますよ。
まとめ
当記事では、プログラマーになってニートを脱却したいと考えている人に向けて「そもそもニートからプログラマーは現実的なの?」「ニートにプログラマーがおすすめとされている理由は?」といった気になる情報について、詳細に解説してきました。IT需要の高まりに人材の供給が追いついていない今の時代は、ニートをはじめとする未経験者にとっては追い風。やる気のある人であれば未経験でも積極的に採用する流れにあるので、まずは行動に移すことが大切でしょう。
完全未経験からの就職も不可能ではないものの、やはり最低限のビジネススキルやプログラミングスキルは身につけておいた方が、有利に働くことは間違いないでしょう。本記事で紹介したようなスクールやニート・無職向け転職エージェントなどを利用し、賢くスキル習得に励んでみてください。