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この記事では「そもそもSIerとは?」といった概要に触れつつ、未経験からSIerへの就職・転職を目指す実現性や、よく比較に上げられる「SES」とはどちらがいいのか、といった内容について徹底解説していきます。
SIer(システムインテグレータ)とは
まず前提として「SIerとは?」という概要部分から解説していきましょう。SIerは「エスアイヤー」と読み、システムインテグレータ(System Integrator)の略称です。クライアントの業務を分析してコンサルティングをしたり、課題解決に向けたシステム自体を企画・開発・運用・保守したりする企業のことを指しています。IT化が進む現代において、エンジニアの必要性はどんどん高まっている最中。一方で、まだまだシステム開発を対応できる人材が揃っていない、育成しきれていないというケースも少なくありません。SIerは、そんな困りごとを抱えている企業の代わりに開発業務を代行する役割を務めており、需要の高い仕事として知られています。
未経験でもSIerとして就職・転職することはできる?
結論として、未経験からでもSIerになることは十分に可能でしょう。仮にもIT職ということもあり「相応のITスキルがなければ出来ないんでしょ…?」と思ってしまいがちですが、SIerの仕事は何もシステム開発がすべてではありません。クライアントへのコンサルやプロジェクトの進捗管理等、営業や事務系の業務も多分に含まれているため、未経験にも比較的門戸が開かれているのです。参考:未経験からプログラマーになるには?
参考として、独立行政法人情報処理推進機構社会基盤センターが公表している「IT人材白書」によれば、SIerを含む現役IT人材のうち3割程度は文系出身とのデータも明らかになっています。必ずしも高度なITスキルがなければ参入できない業界ではないということです。
各種求人サイト等を見ても「未経験OK」とするSIer求人は多数見受けられます。仮に業種・職種未経験の状態からのスタートだとしても、挑戦したいという意欲があるのであれば一度行動してみて損はないでしょう。
参考:エンジニアにおすすめ転職エージェント
未経験から目指すならSIerとSESのどっちがいい?
SIerは、字面が似ているという理由もあり、度々「SES」と比較されることがあります。SESは「システムエンジニアリングサービス」の略称で、クライアントのシステム開発をサポートするという役割はSIerと同じなものの、「企業としてではなくエンジニア個人の力を提供する」という点で異なっています。違いをより詳しくまとめると以下の通り。SIer | SES | |
---|---|---|
役割 | システム開発や運用を受託する企業 | 技術者を提供するサービス |
契約形態 | 請負契約 | 準委任契約 |
報酬 | 納品されたシステムや運用・保守を担うことに対して発生 | 技術者の業務遂行に対して発生 |
活用される目的 | 情報システムの全体的な構築が必要な場合 | ・特定のITスキルが必要な場合 ・一時的な人手不足を補うために |
SIerはプロジェクト全体を通して関わっていくのに対して、SESの場合は特定のスキルを駆使してスポット的にサポートしていくイメージ。もしIT業界未経験で「まずは知識習得に努めたい」と思っているのであれば、業界全体を見通せるSIerになった方が勉強になることでしょう。
ただし、SIerは要件定義や設計業務など、上流工程の対応ができる人が求められる傾向も強め。対してSESは必要なスキルが絞られる分、比較的未経験者に対しても門戸が開かれているため、SIerが厳しければまずはSESとして開発をこなし、実績を積んでいくのもおすすめです。
参考:SESはやめとけ?
未経験からSler転職におすすめのエージェント
ここでは、未経験からSler転職におすすめのIT転職エージェントを紹介します。MyVision
MyVisionは、ITエンジニア転職を専門に支援する転職エージェントです。
年収アップにコミットしている点が特徴であり、利用者の年収アップ率は脅威の95%を誇ります。
取引企業は大手事業会社をはじめ、メガベンチャーやITコンサル、プライムSIerなど、多岐にわたります。
多様な業界や規模の企業の求人を取り扱うため、これまで培ってきた経験やスキルを発揮できる求人との出会いが期待できるでしょう。
なお、内定獲得においては、書類選考対策や面接対策など、応募先企業に合わせて徹底的に分析の上ポイントをレクチャー。質・量ともに業界トップレベルを誇る練習を重ね、面接本番に臨みます。熱意あるキャリアコンサルタントに追随するには、ハードに感じられる側面もありますが、やり遂げた暁には、当初の期待値を上回る転職を実現できるでしょう。
年代:20代男性 職業:会社員(正社員) 業界:IT・メディア 職種:エンジニア・プログラマー 実務経験:1~3年
サービス利用証明済み- 未経験におすすめ
- 経験者(実務経験あり)におすすめ
- 新卒におすすめ
- 第二新卒におすすめ
- ハイクラスにおすすめ
- 女性におすすめ
今回の転職で、マイビジョンさんは3社目でしたが、何においても手厚いサポートだったためです。 ...続きを読む
投稿日:2024/05/15(水) 18:17
年代:30代女性 職業:会社員(正社員) 業界:金融 職種:事務 実務経験:5~10年
サービス利用証明済み- 未経験におすすめ
- 第二新卒におすすめ
連絡が取りにくい時期があったり、不透明な対応をされる場合もあったが、転職希望者に寄り添って柔軟に動いてくれる姿勢がありがたかった。 ...続きを読む
1人では対応しづらい面接対策や希望企業に特化した対策を知れるのが良いと思う。
投稿日:2024/05/15(水) 18:17
社内SE転職ナビ
社内SE転職ナビは、その名の通り社内SEへの転職を支援する転職エージェントです。
「1つの企業に腰を据えて働きたい」「客先駐在に疲れた」など、ITエンジニアによく聞かれる悩みに対して、社内SEへの転職実現に向けて伴走型の支援を提供してくれます。
社内SE専門ではあるものの、保有求人数は10,000件以上。
最適なマッチングを実現できるよう、企業・求職者双方の要望やニーズ、希望を丁寧にヒアリングした上で求人紹介を紹介しています。そのため、定着率は96.5%を誇っており、多くの人が社内SE転職ナビが提供する支援に満足している様子がうかがえます。
年代:20代女性 職業:会社員(正社員) 業界:IT・メディア 職種:エンジニア・プログラマー 実務経験:3~5年
サービス利用証明済み- 未経験におすすめ
- 経験者(実務経験あり)におすすめ
アドバイザーさんの手厚いフォローがあったため、比較的スムーズに転職活動することができた。初めてで不安だったが、思い切ってエージェント登録して良かった。 ...続きを読む
投稿日:2024/04/01(月) 12:17
年代:20代男性 職業:会社員(正社員) 業界:IT・メディア 職種:エンジニア・プログラマー 実務経験:5~10年
サービス利用証明済み- 経験者(実務経験あり)におすすめ
サービス名のとおりIT系の求人に強いサービスでITエンジニアとしてステップアップを目指して転職する際に非常に有用と感じた。エージェントさんも業界知識を豊富に持っており、お互い目線を揃えて転職活動することができた。 ...続きを読む
自身のスキルや経験を第三者の目線から客観的に評価してもらうことで、身の丈に合った求人を探すことができたと感じた。
投稿日:2024/04/01(月) 12:17
マイナビIT AGENT
マイナビIT AGENTは、マイナビグループが提供する転職エージェントです。
業界大手マイナビが運営しているサービスだけあり、豊富な求人数が魅力。
SIer案件に関しては、特集が組まれており、IT業界に興味がある人やスキル磨きたい人向けの求人はもちろん、SIer未経験者に向けた求人も公開されています。他にもリモート案件や第二新卒を歓迎する求人もあるため、未経験からでも十分にSIer転職を目指せるでしょう。
なお、転職活動中は、業界やIT職を熟知したキャリアアドバイザーがマンツーマンでサポート。
求職者視点の支援には定評があり、SIerに転職するにあたって生じる不安や懸念に対しても丁寧に対応してくれたり、適切なアドバイスを提供してくれたりするでしょう。
参考:マイナビITエージェントの評判・口コミ
SIerに向いている人の特徴
ここでは「SIerはどんな人に向いている仕事なの?」という疑問に答えていきます。未経験からSIerを目指すにあたって「自分にできるかな…」と不安に感じている方は、ぜひこの項を確認してみてください。もちろん、ここに記載した特徴に当てはまらない方といって適性がないというわけではありませんので、あくまで参考としてご活用いただければと思います。参考:Sler転職エージェント
プログラミングやネットワークといったIT分野に関心がある人
まず何よりも大切になるのは、やはり「IT関連の分野に興味・関心があるかどうか」といった点でしょう。SIerは営業・事務的な業務も多い一方で、設計・開発等を担うIT職種であることは間違いありません。プログラミングが得意だったり、ネットワークやセキュリティに関する知見が豊富だったりする人は、SIerとしての活躍が期待できるでしょう。もちろん、現時点であまり突出したスキルを持っていない場合でも、興味・関心が合って自分から情報を取りに行く姿勢がある人であれば、十分チャンスがあります。SIerに限らずですが、継続的な勉強が苦にならない人は就・転職に強いですね。
コミュニケーション能力に長けている人
SIerは「情報サービス業」や「ITサービス業」に分類される、いわゆる接客業。「顧客企業からの要望に対してITサービスで貢献する」というのが主な役割であるため、必然的に多くの人との関わりが発生します。クライアントとの打合せ・コンサルティング・客先常駐といった外部とのつながりはもとより、チームメンバーとの連携も必要不可欠。数あるIT職種の中でもコミュニケーション能力が強く求められる職種と言えます。自分の意見をはっきりと伝えられる「発信力」、周りの意見をしっかりと聞き入れる「傾聴力」に優れている人ほど、SIerとしてより良いパフォーマンスを発揮できるでしょう。
細々とした作業にもコツコツと取り組める人
IT職種というと「プログラミング言語を駆使してバリバリと開発作業に勤しむ」といったイメージがあるかもしれませんが、システム開発を総合的にサポートするSIerは、地道な作業もたくさんあります。企画段階では提案書や設計書といったドキュメント作成、開発後には仕様書を作成しつつテスト作業、結果が出たら報告書にまとめる等…事務的な業務も重要な工程です。コードを書く以外の細々とした作業に対しても丁寧にコツコツ取り組めるかどうかは、SIerに適性があるかを判断する一つの指標と言えます。
未経験からSler転職を目指す人におすすめのスクール3選
本章では、未経験からSler転職を目指す人におすすめのスクールを3つ紹介します。COACHTECH
COACHTECHは、未経験からフリーランスエンジニアを目指せるプログラミングスクール。
カリキュラムはフリーランスとして独立することを視野に入れた内容になっており、フリーランスエンジニアが監修しています。学習目安時間は約1000時間と、じっくり時間を掛けて体系的にWebアプリ開発に関するスキルを身に付けていくことができます。
全体の学習の流れは、前半に基礎を固め、後半では実践的なスキルを学び深めます。最後は、「COACHTECH Pro」と呼ばれる開発案件に取り組めるタームが用意されており、追加受講料なしで、プロのエンジニアと実案件に挑戦できます。在学中から開発実績を形成できるため、卒業後のフリーランス活動もよりスムーズに軌道に乗せられるでしょう。
SAMURAI ENGINEER
SAMURAI ENGINEERは、転職・副業・フリーランス活動など、受講生1人ひとりの目的に合わせてオリジナルカリキュラムを提案してくれるプログラミングスクールです。そのため、未経験からSIerを目指す人でも自分の目的に合った学び方を選択できるでしょう。また、SIer転職を目指す人に向けては「転職保証コース」が用意されており、転職活動をした結果、万が一内定が出なかった場合には受講料を全額返金を受けられます。さらに受講期間中は、現役の専属エンジニアインストラクターからマンツーマンで指導を受けられるため、未経験からの受講であっても最後までしっかり学び通すことができるでしょう。
受講前の無料カウンセリングでは、プロのコンサルタントに悩みやキャリアなど直接相談できます。
SIerへのキャリアチェンジを考えている人は、まず無料カウンセリングを受けるところから始めてみてはいかがでしょうか。
DMM 生成AI CAMP「生成AIエンジニアコース」
DMM 生成AI CAMPが提供する「生成AIエンジニアコース」は、未経験から1ヶ月で生成AIエンジニアを目指すコースです。
今後もさらに需要が伸びると予想される生成AIアプリケーション開発に携わりたいと考えている人にピッタリ。
現にITエンジニアの「生成AI関連」の報酬は 「非生成AI関連」と比較して3.5倍。本コースを受講し生成AIエンジニアに転身することで、今よりも高年収を目指せる可能性が期待できます。
なお、受講にあたっては、生成AIアプリケーション開発を熟知したメンターが目標に向けて徹底伴走。無制限のチャットサポートや週1回のオンライン面談など、学習の過程で発生する疑問・悩みに即座に対応できる環境が用意されているため、挫折することなく学習完了を目指せるでしょう。
まとめ
当記事では、未経験からSlerを目指している方に向けて「そもそもSIerとは?」「実際、未経験からの就転職は可能?」「SESとどっちがいい?」といった気になる情報を一挙解説してきました。業務を効率化するIT関連のシステムを導入したい企業は増えているのに対し、人材の数は不足の一途をたどっているという昨今において、SIerには確かな需要があります。このことから、IT人材を一から育成しようと考えている企業も少なくない状況です。現時点で全くの未経験だったとしても、やる気や熱意をもって就・転職活動に臨めば、SIerになることも決して不可能ではないでしょう。
とはいえ、未経験から自分に合った職場を探したり、一人で転職活動を進めたりするのはなかなか難しく、心細いかと思います。そんな時には、無料でアドバイザーから支援を受けられる「転職エージェント」等を活用するのもおすすめです。闇雲に行動するよりも圧倒的に効率良く進められるはずですよ。
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