「ITは特性を強みに変える」新潟市の放課後デイ・ミラプロフィットが開く、プログラミング学習の新しい可能性
-
今回お話を伺った方
-
放課後等デイサービス ミラプロフィット 施設長
東條 英明氏IT・プログラミング教室や小中高での講師経験を持つ。ADHDや自閉スペクトラムのある子どもがIT・ものづくり分野で力を発揮できる可能性に着目。放課後等デイサービス「ミラプロフィット」で、仲間と学び将来像を描く支援に取り組む。
-
発達特性のある子どもとIT教育の相性は近年注目されており、プログラミングをはじめとするデジタル分野で高い集中力や問題解決力を発揮するケースも多く見られます。
そこで今回は、ミラプロフィットを立ち上げた東條英明施設長に詳しくお話を伺いました。

プログラミング教室・小学校・高校での指導経験を持つ東條英明施設長
本記事では、IT×特性支援施設の特徴や魅力、子どもたちに見られた変化、そして施設長が描く未来像を深掘りします。
新潟初!プログラミング・IT特化型放課後等デイサービス開所のきっかけ

――まずは、デイサービス開所の背景を教えてください。
東條さん:もともとは異なる業界の営業マンをやっていました。
2012年に自分の子どもが生まれ、「人を育てる仕事」がしたいと思い始めたのがきっかけです。
プログラミング教室を立ち上げて間もない頃、小学校でプログラミング授業を行いました。
小学校でプログラミング授業を行っていた際、校長先生から「プログラミングに強く夢中になる子ほど、発達に特性のあるケースが多いのではないか」という話を聞いたことがありました。
当時は深く意識していなかったのですが、その言葉をきっかけに、あらためて自分の教室を振り返ってみると、興味のあることに没頭する力や、試行錯誤を楽しめる子どもたちが自然と集まってきていることに気づいたんです。
そこで初めて、「プログラミングは、発達特性のある子どもたちにとって力を発揮しやすい学びなのかもしれない」と実感するようになりました。
また、デイサービスの存在を知ったのは、子どもたちがきっかけです。
プログラミング教室の授業が終わったあと、子どもたちと何気ない会話をする中で、「このあと、どこに行くの?」と聞くことがありました。
すると、「デイサービスに行く予定だけど、あまり気が進まない」といった声が返ってくることが何度かありました。
当時は放課後等デイサービスについて詳しく知らなかったため、どのような役割や目的があるのかを改めて調べてみました。
そこでは、放課後等デイサービスが発達に特性のある子どもたちを対象に児童福祉法に基づいて、日常生活の自立支援や集団生活への適応を目的とした療育を行う福祉サービスであることを知りました。
その中で、認知・言語・社会性・身体・情緒といった5つの領域をひとつの枠組みとして、学習や運動、音楽など、さまざまなプログラムが組み立てられていることも理解しました。
放課後等デイサービスについて理解を深める中で、制度としての目的や役割はとても大切なものだと感じる一方で、発達特性のある子どもたちの中には、その日の気分や特性によって、集団で同じ活動に取り組むことを負担に感じてしまう場面もあるのかもしれない、と考えるようになりました。
実際に、放課後等デイサービスへの通所に気が進まない様子を見せていた子どもたちが、プログラミング教室には、開始前から楽しみにして来てくれたり、終了時間になっても「まだやりたい」と言ってくれたりする姿を日常の中で何度も目にしてきました。
この違いは、「何をするか」以上に、「どんなアプローチや環境で行われているか」が大きく影響しているのではないか──そう感じたことが、プログラミング教室をベースとした放課後等デイサービスという発想につながっていきました。
発達特性のある子どもたちや、ギフテッドと呼ばれる子どもたちが、「心地よく過ごしながら、自然に療育に参加できる」そんな場をつくりたい。
その想いが、IT・プログラミング特化型放課後等デイサービス「ミラプロフィット」開所のきっかけです。

仲間とプログラミングを楽しむ様子
※写真は、プログラミング教室「ミラプロ」での授業の様子です。
デイサービスを嫌がるということは、それだけ楽しくない・心地よくない場所ということです。
この経験から、プログラミング教室をベースとした放課後等デイサービスの着想を得ました。
特性のある子どもたちやギフテッドの子どもたちが「心地よく療育に参加できる」場をつくりたいと思ったのが、ミラプロフィット開校のきっかけです。
なぜ「特性 × IT教育」は相性がよいのか
プログラミングに取り組む子どもたちの様子
※写真は、ミラプロフィットのイメージとして、プログラミング教室で撮影されたものです。
発達の特性がある子どもたちとIT・プログラミング教育が相性が良いと感じる理由があります。
- 興味のあることには、驚くほど集中できる力があること
- 言葉や文字の表現が苦手でも、ITの力を借りると様々な表現ができること
- 学び方や答えが一つに決まっておらず、その子に合わせて進められること
興味のあることには、驚くほど集中できる力がある
発達特性のある子どもたちの中には、自分の「好き」や「気になること」に対して、驚くほど集中できる力を持っている子が多くいます。プログラミングは、「何をつくるのか」「どう動かすのか」といった目的が分かりやすく自分の手を動かした結果がパソコンを通じてすぐに目に見える学びです。そのため、子どもたちが「やってみたい」と思った瞬間に、自然と集中モードに入っていく姿をよく目にします。
一度興味を持つと、周りの音や視線を気にせず、長い時間でも黙々と作業を続けられる子も少なくありません。「プログラミングでゲームを作りたい!」「アニメーションを作りたい!」というとき、この集中モードは”強み”になります。
ミラプロフィットでは、子ども一人ひとりの興味やペースに合わせて内容を選べるため「集中できる時間」を大切にしながら、安心して取り組める環境を整えています。
言葉や文字の表現が苦手でも、ITの力を借りると様々な表現ができる
発達特性のある子どもたちの中には、「どうしてそう考えたのか」「どんな工夫をしたのか」を言葉で説明するのが苦手な子も少なくありません。ただ、ITやプログラミングの学びでは、その頑張りが「動くプログラム」「完成した画面」といった形で、目に見える成果として残ります。たくさん考え、試行錯誤を重ねた過程を、無理に言葉で説明できなくても、作品そのものが「ここまでできた」という成長をしっかり伝えてくれます。
毎日の積み重ねが、プログラミングの検定合格という分かりやすい成果につながり、子どもたちは「やればできる」という自信を少しずつ身につけていきます。
ミラプロフィットでは、好きなテーマや興味のある内容をきっかけに、まずは作品づくりを楽しむことを大切にしています。
すると、これまで言葉にするのが苦手だった子どもたちも、「これを見て」「ここが工夫したところ」と、自分から話してくれる場面が増えていきます。
実際に、仲間と好きなことを語り合う中で、少しずつ自分の考えを言葉にできるようになり、人前で発表できるまで成長した子どもたちもいます。
プログラミング発表会で堂々とプレゼンを行うプログラミング教室の生徒
学び方や答えが一つに決まっておらず、その子に合わせて進められる
IT・プログラミングの学びが、発達特性のある子どもたちと相性が良い理由の一つに、学び方の選択肢が多いことがあります。プログラミングでは、使うツールや進め方、つくるものも、子ども自身が興味や理解のしやすさに合わせて選ぶことができます。分からないところがあれば、何度でも立ち止まり、試しながら進められるのも特徴です。
講師と一緒にプログラミングを楽しむ様子
※写真は、プログラミング教室「ミラプロ」での授業の様子です。
また、プログラミングには「このやり方でなければいけない」というたった一つの正解がありません。同じ動きをつくるにも、子どもの数だけ考え方や工夫の仕方があります。
そのため、周りと同じであることや、「普通」「平均」に合わせることが苦手な子どもたちにとっても、自分の考え方やペースが尊重されやすく、安心して取り組める学びになっています。
ミラプロフィットの特徴 ― IT・プログラミングに特化した放課後等デイ
――ミラプロフィットについて詳しく教えてください。東條さん:ミラプロフィットは、新潟市内で初のIT特化型の放課後等デイサービスです。
パソコンスキルからプログラミング、3Dデザインまで、楽しみながら学べます。
ミラプロフィットは、新潟市内で初のIT・プログラミング特化型の放課後等デイサービスです。パソコンスキルからプログラミング、3Dデザインまで、楽しみながら学べます。

3Dプリンターを使用した制作物たち
東條さん:2022年2月に開校し、開所2ヵ月で定員に達しました。
ありがたいことに、その後3年間空きがない状態が続いています。
| 正式名称 | 放課後等デイサービスミラプロフィット |
| 対象年齢 | 小学生~高校生 |
| 開所日・時間 | 平日14:30~18:30 土曜日9:30~17:30 ※木曜日と日曜日は定休日 ※長期休みについては要相談 |
| 教材 | 自由に選択可能 |
| 一日の流れ | 【平日】 宿題→おやつ→プログラミング→後片付け→帰宅 【土曜日】※例 勉強→プログラミング→おやつ→帰宅 ※利用者様ごとにスケジュール設定が可能 |
| 所在地 | 新潟県新潟市西区平島3-7-5中山ビル201 |
| 電話番号 | 025-211-4652 |
東條さん:発達に特性のある子どもたちが、自分らしく心地よく過ごせる環境を求めていることに加え、将来につながるスキルを身につけさせたいという保護者の方の想いが重なり、結果として多くのご家庭に選んでいただいているのだと感じています。
発達障がいの診断を受けている子どもだけでなく、医師の意見書等にもとづき、必要性が認められた場合には、診断が確定していない子どもが利用するケースもあります。
――利用者の特徴についても教えてください。

一般的なデイサービスとミラプロフィットの年齢層比較
東條さん:ミラプロフィットには、結果的に小学校高学年以降の子どもたちが多く在籍しています。
これは年齢で利用を制限しているわけではなく、プログラミングを中心とした活動が、ある程度落ち着いて取り組める子どもたちに合いやすい環境であるためだと感じています。
また発達特性のある子どもたちの中には、年齢が上がるにつれて、一般的な習い事や学習塾の環境になじみにくさを感じるようになる子もいます。
また、放課後等デイサービスを利用してきた子どもたちが、成長とともに次の居場所を考えるタイミングで、「自分が安心して通える場所が見つかりにくい」と感じるケースもあると聞いてきました。
ミラプロフィットは、そうした高学年や中学生の子どもたちが、興味のあるIT・プログラミングを通して、楽しみながら療育に取り組み、同時に将来につながるスキルを身につけられる場として選ばれているのだと感じています。
療育×プログラミング
――ミラプロフィットが一般的なデイサービスやプログラミング教室と異なる点を教えてください。東條さん:放課後等デイサービスは、児童福祉法にもとづき、子どもたちの日常生活の自立や、集団生活への適応を支えることを目的とした療育を行う福祉サービスです。
その中で、認知・言語・社会性・身体・情緒といった5つの領域に配慮した支援を行うことは、すべての放課後等デイサービスに共通する基本的な考え方になっています。
ミラプロフィットも、こうした5領域への対応は前提としたうえで、子どもたちが興味を持ちやすいIT・プログラミングを活動の軸に据えながら、日々の取り組みを組み立てています。
発達特性のある子どもたちの中には、その日の状態や特性によって、集団で同じ活動に取り組むことや、決められた内容に沿って進めることを負担に感じてしまう場合もあります。
ミラプロフィットでは、子ども自身が「やってみたい」と思えるプログラミングをきっかけに、楽しみながら活動に参加できる環境を大切にしています。その結果として、無理なく療育に取り組みながら、将来につながるITスキルも身につけていける、という点が特徴だと感じています。
また、一般的なプログラミング教室では、スキル習得そのものが目的になることが多い一方で、ミラプロフィットでは、子どもが安心して過ごし、自分らしく成長できることも同じくらい大切にしています。
療育とプログラミング、それぞれの良さを掛け合わせることで、子どもたちにとって「心地よく通い続けられる居場所」と「将来につながる学び」の両方を提供したい。それが、ミラプロフィットの目指している姿です。
自分のデザインを形にしている様子
※写真は、プログラミング教室「ミラプロ」で、3Dプリンターを使った制作の様子です。

ミラプロフィットにおけるプログラミングの5領域
子どもの特性に合わせたプログラム設計
――子どもたちは、それぞれ違ったこだわりや特性を持っていると思いますが、どのように対応されていますか?東條さん:ミラプロフィットでは、Scratchや3Dデザイン、Pythonなど、子ども一人ひとりの興味や関心に合わせた学びを用意しています。「これがやりたい」という気持ちを大切にしながら、その子に合った内容や進め方を一緒に考えています。
また、教室には3Dプリンターも設置しており、自分でデザインしたものを実際に形にすることができます。

3Dプリンターで出力した作品を組み立てる様子
※プログラミング教室「ミラプロ」での制作風景です。
中には、画面の中だけで完結する活動よりも、手に取れる形として成果が見えるほうが達成感を感じやすい子どももいます。
そうした子どもたちにとって、3Dプリンターは大きなモチベーションになっています。
プログラミング教室(ミラプロ)では、子どもたちが「やりたい」と思って取り組んでいることもあり、気持ちが大きく乱れてしまうような場面は、これまでほとんどありませんでした。
一方で、放課後等デイサービス(ミラプロフィット)では、その日の体調や気分、環境の変化などによって、気持ちの切り替えが難しくなる子どももいます。
そうした場面では、有資格のスタッフが一人ひとりの状態に合わせて関わり、安心して落ち着けるような支援を行っています。
好きな領域が似た仲間と出会えるコミュニティ
東條さん:ミラプロフィットには、プログラミングやものづくりが好きな子どもたちが集まっており、共通の興味をきっかけに、自然なやり取りが生まれています。もともと人と話すことが得意ではない子どももいますが、「これをつくってみた」「ここがうまくいかなかった」といった好きなことの話題になると、自分から言葉を交わす姿が見られるようになります。
教室の仲間と一緒に3Dプリンターで制作する様子
※プログラミング教室「ミラプロ」での授業風景です。
試行錯誤しながら一緒に考えたり、仲間の作品を見て刺激を受けたりする中で、無理に会話を促さなくても、少しずつやり取りの幅が広がっていく。そうした関係性が、自然と育まれていると感じています。
Instagramアカウントをチェックしてみると、デイサービスや子どもたちのより詳細な様子がわかるかもしれません。
気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
子どもたちに見られる具体的な変化と成長
――ミラプロフィットを通じて、子どもたちにはどのような変化や成長が見られましたか?東條さん:全体を通して、特に大きな変化を感じているのは、気持ちの面、いわゆる情緒面での成長です。
これまでさまざまな教育や支援の現場を見せていただく中で、思いどおりにいかない状況に直面したとき、気持ちの切り替えが難しくなってしまう子どもたちの姿を目にすることがありました。
ミラプロフィットでも、最初は同じような場面が起きるのではないかと想像していましたが、プログラミングの活動を続ける中で、少しずつ子どもたちの受け止め方に変化が見られるようになりました。

Unityを使ったプログラミングに挑戦する様子
※プログラミング教室「ミラプロ」での授業風景です。
プログラミングでは、エラーが出ることや思った通りに動かないことが日常的に起こります。
その中で、「うまくいかないのは特別なことではない」「試しながら直していけばいい」という感覚が、自然と身についていくように感じています。
そうした経験の積み重ねが、気持ちを落ち着けて次に向かう力につながり、結果として、感情の揺れが以前よりも穏やかになっていく子どもが増えていると感じています。
――具体的な成功事例がありましたら教えてください。
東條さん:これまでに、プログラミングやものづくりの取り組みを通して、さまざまなチャレンジを経験してきた子どもたちがいます。
その一つとして、ロボットプログラミング大会に挑戦し、入賞を果たした子どもたちもいました。参加した子どもの中には、発達に特性のある子もおり、試行錯誤を重ねながら課題に向き合う姿が印象に残っています。
保護者の方から「うちの子でも、ここまでできるとは思わなかった」と涙ながらに話していただいたこともありましたが、私自身は、「その子だからこそ、最後までやり抜けたのだ」と感じています。
興味のあることに深く向き合い、納得いくまで考え続けられる力や、失敗を重ねながらも諦めずに取り組む姿勢は、プログラミングの学びの中で大きな強みになります。特性があるからこそ、難しいエラーや課題にも粘り強く向き合い、結果として入賞という形につながったのだと、自信を持って言えます。
ロボット大会での経験は、特性のある子どもたちにはもちろん、保護者の方にとってもうれしい瞬間だったのでしょうね。
そうした経験から、自信を持ちづらくなっているケースも少なくありません。
一方で、IT・プログラミングの分野では、興味のあることに深く取り組む力や、粘り強く試行錯誤を続ける姿勢といった、それぞれの特性が強みとして発揮される場面があります。
実際に、小学6年生で国家試験である「ITパスポート試験」 に合格した子どももいました。
また、ギフテッドと呼ばれる特性を持つ子どもを含め、さまざまな背景を持つ子どもたちが在籍し、それぞれのペースで楽しみながらスキルを磨いています。
ミラプロフィットをきっかけに、系列の学習塾に通い始め、その後、公立高校や高等専門学校、大学へと進学していった子どももいます。
プログラミング検定への挑戦などを通して、努力が結果として形になり、その結果が次の自信へとつながっていく。
そうした循環が生まれやすい環境が、ミラプロフィットの特徴の一つだと感じています。

検定の合格証を手に満面の笑み
今後の課題と展望|眠っている人材にもっと光を当てたい
――課題や今後の展望についても教えてください。東條さん:プログラミング教室という民間の教育事業から、福祉の分野へと挑戦してきたことについては、正直なところ、手探りで進めてきた部分も多くありました。
それでも、子どもたちの姿や保護者の方の声を通して、一定の成果を感じられる場面も増えてきており、この取り組みには意味があったと感じています。
一方で、ITやプログラミングの学びであれば、何でもそのまま療育につながるわけではありません。子ども一人ひとりの発達段階や特性に合わせて、何が本当に支援につながるのかを、常に見極め続ける必要があると感じています。
また、民間のプログラミング教室と、放課後等デイサービスをはじめとする福祉サービスとでは、制度や責任の重さがまったく異なります。福祉の現場は、子どもたちの安全や日々の生活に直結する場であり、いわば「子どもの命を預かっている」くらいの覚悟が必要な分野だと思っています。
有資格者の配置や、制度にもとづいた運営ができていなければ、報酬返還や指定の取り消しといった大きなリスクにつながる可能性もあります。
制度も毎年のように見直されていくため、常に最新の情報を学び続けながら、安定した運営を行っていくことが、結果的に子どもたちの居場所を守ることにつながると考えています。

今後も、子どもたちの発達特性や気持ちに寄り添いながら、能力を伸ばしていきたいと考えています。
たしかに、上から何かアドバイスをしてくる先生よりも、一緒に楽しんでくれる先生の方が人気ですよね。
東條さん:ミラプロフィットを運営する中で、新潟には、まだ表に出ていない才能や可能性を持った子どもたちが本当にたくさんいるのだと実感するようになりました。
これまで光が当たりにくかった力が、環境や関わり方次第で大きく伸びていく。その姿を間近で見られることは、この取り組みの大きなやりがいの一つです。
発達の特性のある子ども=埋もれている才能だと気付いていない方が多くいらっしゃいますよね。
また、2026年からはフランチャイズ事業としての展開もスタートしました。すでに全国のプログラミング教室の方々から多くのお問い合わせをいただき、「地域にこうした場をつくりたい」という想いを共有しながら、具体的な相談を進めている段階です。
ただし、先ほどでも触れたとおりプログラミング教室と福祉サービスでは、制度や責任の重さが大きく異なります。すでに教室運営のノウハウや設備をお持ちの方であっても、そのままの延長線で簡単に始められるものではありません。だからこそ、私たちとしても、制度面や運営体制、リスクをしっかり共有したうえで、一つひとつ丁寧に伴走する形でご相談に乗っています。
発達特性のある子どもや、ギフテッドと呼ばれる子どもたちが秘めている可能性に、まだ気づききれていない教室や地域は、全国にたくさんあると感じています。
そうした子どもたちが、自分の強みを活かして輝ける場所を、少しずつでも増やしていくこと。それが結果的に、未来の人材を育て、地域の力を底上げすることにつながると信じています。
まとめ ― ミラプロフィットが示す新しい放課後デイの形

ミラプロフィットは、発達特性を持つ子どもたちやギフテッドの子どもたちが、IT・プログラミングを軸に、「好き」と「得意」を伸ばす場です。
特性とITの相性のよさや子どもたちに見られる前向きな変化・成長などを感じられるなど、唯一無二の価値があります。
ITを通じて自分の強みに気づき、自信を持ち、未来へ進んでいく――。
ミラプロフィットは、そのきっかけとなる場所として、これからますます注目される存在となるでしょう。
グループ事業のプログラミング教室や学習塾を検討中の方には、プログラミング教室の「ミラプロ」や、学習塾の「満点塾」もおすすめです。
どちらも障がい福祉施設ではありませんが、障がいを持った子どもが多く通っています。
Amazonギフトカードプレゼント中!
あわせて読みたいガイド
RECOMMENDこの記事を読んだ方へおすすめ
-
ウィズ・ユー世田谷駒沢「発達障害・自閉スペクトラム症・グレーゾーンの子どもたち」と保護者を支える福祉サービス
今回は、さまざまな問題を抱えている子どもたちを従来の支援のみならず、自立し社会の一員として活躍できる未来までを見据えたサポートを行っている、ウィズ・ユー世田谷駒沢の代表社員 高橋南央也...
2025.09.10|大橋礼
-
小学生におすすめデジタルイラストの習い事!アタムアカデミーに取材!
絵を描くのが大好き!というお子さまにピッタリなのが、オンラインで本格的にデジタルイラストを学べるATAMACADEMY(アタムアカデミー)です。この記事では子どもたちの大好きな「お絵か...
2025.11.17|大橋礼
-
(インタビュー)デジタル改革担当大臣 平井卓也|デジタル改革は「Beyond Limits」精神で
コロナ禍により、多くの企業がテレワークを導入するなど、社会のあり方が急速に変化してきました。学校教育においても、GIGAスクール構想が前倒しされるなど、ICT関連のニュースが絶えない2...
2025.06.24|夏野かおる
-
(イベントレポート)教材開発のトップランナー3人が語る、プログラミング教育に必要なものとは?
2022年9月28日、プログラミング教育に携わる企業のトップランナー3人による、現在と未来のプログラミング学習のあり方について語り合うオンライントークイベント「教材開発者の視点から見た...
2025.09.10|佐藤 真希
-
小学生が夢中になる!コードオブジーニアスジュニア・オンライン校の魅力に迫る
「コードオブジーニアスジュニア・オンライン校」は、オンライン環境で質の高い指導を提供するプログラミングスクール。今回、同校の運営責任者・中村さんと講師の三木先生にインタビューを実施し、...
2025.09.05|大橋礼
苦手なことを楽しみながら自分の意志で克服できるというのは、とても理想的な姿ですね。